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平群町社協職員研修

2022年6月24日

令和4年6月12日(日)、平群町社会協議会(以下「平群町社協」)の職員研修が「プリズムへぐり」で行われました。本研修は奈良県社会福祉協議会の出前講座で、講師として奈良県防災士会の植村副理事長が招かれました。

研修には22名の職員が参加され、第一部は「災害に備える」と題して植村副理事長から講話がありました。大規模災害発生時には「自分が無事でないと人を助けられない」こと。被災地や被災者が大混乱の中、社協職員は「出勤した少数のみで災害ボランティアセンターの開設・運営をスタートしなければならない」こと。大規模災害の対応は長期戦になるので、「心が折れない」ために、日頃から「家族の理解を得ておく」「社協職員が孤立しないために災害ボランティアを養成する」「役場職員や地域住民と繋がっておく」などの重要性が説かれました。

第二部のテーマは「災害ボランティアセンター」で、植村副理事長から「災害対応の基本的な考え方」や「災害ボランティアセンターの役割と機能」や「なぜ社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを設置するのか」などの説明がありました。また過去の被災地における事例も紹介され、災害ボランティアセンターが上手く機能したケースでは、多くの地元住民がボランティアとして運営を手助けした御陰で、社協職員は被災者のニーズ調査に注力できたことなどが述べられました。

平群町社協では本研修をキックオフとして、今後、ケアマネージャー向け研修や災害ボランティアセンターの立ち上げ訓練などに繋げていかれる予定です。

(報告:小山防災士)

 

耳成地域こども教室

2022年6月23日

6月4日(土)は耳成小学校、6月18(土)は耳成南小学校において、耳成子ども教室で防災教室をしました。今年度は「SDGsから災害を考える」をテーマに、耳成小学校では42人の児童と「SDGsってなに?」を一緒に考え、耳成南小学校では55人の児童と子供向けSDGs番組の動画を見ながら「安全な水 海の豊かさを守ろう」について学びました。

SDGsの17の目標は一つ一つはごく当たり前なことばかりですが、世界を見るとゴールまでは遠そうに見えます。未来を担う子どもたちとSDGsについて考えられてよかったです。

(報告:大北防災士)

「くらしに活かす防災講座」

2022年6月22日

令和4年6月4日(土)、平群町総合文化センターにおいて「くらしに活かす防災講座 第一回」が開催されました。本講座は全5回(6月~10月)の連続講座で、本年度で3年目を迎えます。コロナ禍のため、1年目と2年目は座学中心のスクール形式でしたが、今年度は「with コロナ」を意識して実技を多く取り入れる予定です。第一回は奈良県防災士会から2名が参加し、平群町防災士ネットワーク3名に運営のサポートを頂きながら、8名の受講生に講義が行われました。

テーマは「災害に備える」で、植村副理事長から「心がまえ」と「防災クイズ」と「非常持ち出し袋」について講義がなされました。災害時に最も重要なのは「死なない」ことであり、そのためには「災害を知る」、「なにから始めるか?」、「我がこと意識をもつ」などの必要性が説かれました。南海トラフ地震は過去の周期から必ず近い将来に起こりうるとのことで、南海トラフ地震の前後には活断層型の局地的地震が発生する可能性もあるそうです。大地震発生時には「死なない、大ケガをしない」ことが最も重要で、風水害時には「早めの避難が命を救う」とのことでした。後半の非常持ち出し袋の時間では、受講生が各自持参した物品を広げて、活発に意見交換が行われました。受講生からは「家で備えている非常持出袋のチェックをする機会になってよかった。」「忘れていた事や必要な物がわかり勉強になりました。」などの感想が寄せられました。

(報告:小山防災士)

220604 平群町防災講座(第1回)_活動報告書

三郷町福祉避難所「マイ・タイムライン」

2022年6月9日

令和4年6月5日午前、生駒郡三郷町の三郷中学校に併設された福祉避難所でもある「武道場」にて、三郷町役場総務課主催の「自主防災ワークショップ」が実施され、三郷町内の自主防災組織や自治会の防災担当者など、18地区から27名が参加しました。講師には奈良県防災士会 植村相談役が来られ「大型台風接近を想定したマイ・タイムライン」の実習を行いました。前半は時系列順に普段からの準備、天気予報などの情報収集、2日前、1日前の避難情報や警報に対してどう動くべきか、地域でどのように助け合えばよいかなどを各自がマイ・タイムラインに書き込んでいきました。後半は振り返りとして、情報の伝え方や地域としての避難の在り方など「地区防災計画」として防災士や防災担当者がどう対応すべきかを説いていただきました。

質疑応答でも「水害の心配のない地区はこのタイムラインをどう生かせばよいか」「民生児童委員などと要支援者の情報共有をしたいがなかなか同意してもらえないのでどうすれば良いか」「指定避難所まで遠いので近くに指定避難所を計画してもらえないか」など、非常に切実ともいえる質問があり植村相談役からアドバイスをいただきました。次に町内在住の北村防災士から地区防災計画についての説明と、防災とSDGsを結び付けた家庭でできるツールの紹介がありました。奈良県生駒郡三郷町は令和元年7月にSDGs未来都市に選定されSDGsに関する様々な取り組みを行っており、日常的なSDGsに関わる活動が、「地球環境保全」や「人と人とのより良き人間関係作り」に役立つことから家庭や地域防災にも繋がることになるとして三郷町の自主防災活動補助金の対象として承認されたという報告もありました。

最後に澤美穂防災士からご自身が参加されている「三郷町自主防災ネットワーク」について紹介がありました。コロナ禍でもグループLINEで気づきや情報を発信、共有し、意見交換を行い、植村相談役にアドバイザーとしてご協力いただき、zoomでオンライン勉強会も行って来たことをアピールし、有事の際は被害情報も共有し、公の救助を待つよりも先に災害の少なかった地区の自主防災チームが資機材を持参し、救援救助に向かう、お互いを助け合える関係性を築き、防災、減災につながる、命を守る活動を一緒にしていきましょうと呼びかけました。

終了後2つの自主防災の代表が賛同しグループにご加入いただきました。各地区の年間防災計画も共有し、訓練を見学し合いながら防災訓練のアイデアをもらい、お互いに切磋琢磨し自主防災のレベルをあげていければと思います。

<北村厚司 防災士>

総会記念研修会講演

2022年6月6日

 

令和4年5月29日(日)15:30から、奈良県バスターミナルレクチャーホールにおいて、記念研修会が開催されました。今回講演の様子は、会場とZOOMを使用したリアルタイム配信で行い、会場70名・オンラインで17名が参加。日本防災士機構事務総長 日本防災士会参与の橋本 茂様を講師にお迎えし、テーマ「自助+共助は無限大」~令和新時代の防災士の役割を考える~について講演頂きました。(橋本様は奈良県防災士会の設立からNPO法人化に至る経緯で、大変お世話になった方となります)主な内容として、①防災士の現況・・・全国で約23万人の防災士認証登録者数があり、その内18~20%が女性防災士である。②戦後の防災対策の変遷・・・昭和は毎年のように1000人を超える災害が発生していた。平成に入り行政依存から住民が主体となる「自助と共助」の考え方や、事前に対策する「減災」の考え方に地域防災はシフトチェンジした。令和は国難となる災害が目前に迫り、「国民防災力の底上げ」が必要。また行政がハッキリと物言う時代となり、熊本県球磨村の地域防災計画を例に、「役場は万能ではなく、避難する・しないは住人の判断である」として、行政だけでは住人の命は守れない事を明言している。③防災士に求められる役割・・・防災士の基本としては以下の3つである。「自分と家族、我が家を守る」「職場、事業を守る」「地域に貢献する」、そして現場主義に立ち地域の人々にわかりやすく防災・減災の具体的なノウハウを啓発する事を組織的に行えるのは、防災士だけだと言える。④その他として、各地で訓練・講演・被災地支援を行う防災士の活動状況や、高校の先生が防災士資格を取得して以降、その学校の防災活動が大きく前進した事例を説明頂きました。

スライド資料最後の言葉「理想は大きく、行動は小さなことの積み重ねで」は、今後防災士として活動する際には、心に刻んでおきたいと思いました。                        <八木沢 防災士>

高取町介護支援専門員連絡協議会家族介護教室

2022年5月23日

令和4年5月19日(木)高取町リベルテホール大研修室において、高取町介護支援専門員連絡協議会(たかとりケアマネ会)主催の家族介護教室が行われました。奈良県安心安全まちづくりアドバイザーとして奈良県防災士会から2名が派遣され、村山防災士が「災害時に役立つ小技」と「身近な物を使った応急処置」をテーマに講演と実技を指導しました。31名の参加者は「ハンカチと手による圧迫止血」や「レジ袋の腕吊り」、「新聞紙スリッパ」や「新聞紙とレジ袋のマイトイレ」の作成に熱心に取り組んでおられました。参加者アンケートでは「参考になりました。帰って孫等と実施してみます。」「災害(地震等)は確率が低くても来る可能性があるという認識でいる事を心に留めたいと思います。」「また機会がありましたら、参加させて頂きたいと思います。」などの声が寄せられました。日頃から身体を使って体験し、正しく恐れて生活する大切さを実感する講演会となりました。

<小山防災士>

三郷中学校2年生防災訓練

2022年5月18日

 

2022年5月16日(月)生駒郡三郷町の三郷中学校体育館において、教育委員会主催による「2年生の防災訓練」が行われ、2年生の生徒約190名が参加しました。講師陣として奈良県防災士会より植村相談役が参加。三郷町役場職員、消防団第2分団、西和消防署職員と三郷町自主防災ネットワークから9名の町内在住防災士が参加しました。

訓練は講演と実技訓練の2部構成で行われました。

冒頭、森宏範町長によるごあいさつの後、奈良県防災士会・植村相談役による「災害に備える」という題目で講演があり南海トラフ巨大地震に関する動画視聴の後、「災害へどう備えるか」「災害が起きたらどうすれば良いか」について語られ、中学2年生の生徒たちに「高齢者や小さな子供たちに手を差し伸べてほしい、避難する際や避難所でまわりの大人たちの手の届かない避難者への手助けなど出来ることで良いのでお手伝いをしてあげてください」といった内容のお話をされました。

講演の後は実技訓練となり、1.ダンボールによるブロック塀倒壊体験(植村相談役)、2.男子女子別の非常持ち出し袋(三郷町自主防災ネットワーク)、3.危険箇所クイズ(三郷町自主防災ネットワーク)、4.ダンボールベッドの組み立て(役場職員)、5.応急手当(消防団)、6.AED講習(西和消防)の六つのブースを用意し、6クラスの生徒が20分ごとに各訓練をローテーションするという形式で実技訓練を受けました。

どのブースでも生徒たちは熱心に取り組んでおり、これまで知らなかったことや初めて体験することもあり非常に有意義な防災訓練となったようでした。

最後に三郷町自主防災ネットワークの代表として奈良県防災士会から北村防災士が講評を述べ、生徒の代表からの感謝の言葉を受け取り閉幕となりました。  <北村厚司 防災士>

関西広域連合協議会

2022年5月3日

 

さる4月28日(金)、大阪府立国際会議場にて第22回関西広域連合協議会が開催されました。この関西広域連合には奈良県は「観光」「防災」の二つの分野のみの参加となっていますが、奈良県防災士会からは防災分野で植村信吉副理事長が委員に委嘱されています。会議では、「令和4年度当初予算」「意見交換」が行われ、それぞれの分野から選出された委員や公募委員15名の方から発言がありました。防災の分野からは市場委員(和歌山県)が「車を使った避難」を検討・協議すべきなどの発言があり、高齢者を抱える地域では車をつかってしか避難できない実態を提起されました。各委員からの意見に対しては、仁坂和歌山県知事や、三日月滋賀県知事を始め、近畿2府4県の副知事などから担当部門別に回答が行われ幕を閉じました。なお、偶然ではありますが、日本防災士会室崎理事長(防災分野から選出委員)と同席する機会となり、「今度、機会があれば奈良県支部へ伺います」とのお言葉を頂きました。      (報告:植村防災士)

王寺町防災士ネットワークHUG

2022年4月27日

 

2022年4月24日(日) 王寺町やわらぎ会館3階小会議室1において、王寺町防災士ネットワーク 訓練部会主催による「避難所図上訓練HUG研修」が行われ、奈良県防災士会より植村相談役・村山防災士・八木沢防災士の3名が参加。王寺町防災士ネットワーク及び関連自主防災会より14名及び王寺町役場 防災統括室 増田様・隈崎様2名を含め計19名が参加されました。

訓練部会 安川様による開会挨拶の後、植村相談役より避難所運営ゲームについて説明を頂きました。「原則避難所開設は市町村長が職員を派遣して開設するが、突発的な災害時は施設管理者もしくは自主防災組織代表者が開設できる」「感染症(新型コロナウイルス等)対策を前提にする」「避難所は避難し生活する所ですが、同時に到着した人から順にやるべき事を果たす所でもある」等の解説の後3班に分かれ、HUGを進める上での想定と条件の説明を受けた後実際にゲーム開始。避難者やイベントのカードが次々と読み上げられ、対応に苦慮しながらも班内で相談しながらゲームを進めました。ゲーム終了後の振り返りタイムでは受付の大切さ、特にコロナ禍での受付の設置方法は事前受付(体温測定・消毒)の後に本受付となる様工夫する事や、避難所内のレイアウト、避難者自身の備え、行政が準備しておく備品の件など詳細に説明頂きました。質問タイムでは、◎避難所に動物を連れてくる方への対応◎運営本部をどこに設置すべきかの質問に植村相談役が回答され、全員で内容を共有する事ができました。今回はHUGという疑似訓練ではありましたが、災害発生後に必ず起こる避難所の状況を垣間見る事ができました。

<報告:八木沢防災士>

都祁中学校ひとりHUG

2022年3月10日

令和4年3月3日(木)、奈良市立都祁中学校において1年生2年生全員を対象とした防災学習が行われ、都祁地区自主防災会長でもある末田防災士が「ひとりHUG」を行いました。都祁中学校では防災学習の一環として毎年HUG(避難所運営ゲーム)を実施してきましたが、コロナ禍でHUGが難しい中で新しい試みとして、密にならない「ひとりHUG」を考案しました。HUGは静岡県の著作物なので、新方式の使用許諾を得た上での実施です。

通常のHUGは、避難者に見立てたカードをグループ単位で模造紙サイズの学校平面図に並べていきますが、このやり方だとカードを共有したり顔を突き合わせたりして、どうしても密になってしまうためコロナ禍では実施困難な状況でした。そこでひとりHUGでは、A4サイズの平面図にタックラベルを貼っていく方式を採用、掲示板も個々に作成します。個人単位なのでカードの読み手は学校の先生にお願いして、カードは実物投影機で映しました。タックラベルは小さくて剥がせるシールを利用して、体育館・校舎・校庭のA4平面図に貼ったり書き入れたりしてもらいました。

学校での防災教育なので、1・2限目、3・4限目、5・6限目と3クラスに分けて3回実施しました。昨年度はコロナ禍で中止になったため、唯一HUG経験者の3年生は卒業間近で今回は出来なかったので、受講の生徒はみんなHUG未経験でしたが、さすが中学生は飲み込みが早く、短い説明でも直ぐ順応して楽しみながら進めてくれました。

カードの内容や進行、意見交換は通常のままで、平面図だけ都祁中学校のをシールのサイズを合わせて作成しました。都祁地区では指定避難所ごとに避難所運営マニュアルを作成していて、都祁中学校のマニュアルには使用する教室や立入禁止場所等の記載もあるのですが、ひとりHUGではあえてそれを伝えず生徒たちには自由に貼ってもらいました。学校のことをよく知っている生徒たちなので、我々が思いも寄らない発見もあったので、次回の避難所運営マニュアルに反映していきたいと思っています。

以下に感想文を少しだけ紹介します。

・コロナにも気を配りながら考えて貼っていくのが楽しかった。

・学校が避難所になるということを考えたことがなかったが、そうなったら手伝いたいと思った。

・掲示板とかに現状を書いておくと良いと思った。

・やってみてわからないことがあったのは普段の防災意識の低さかなと思ったので、今後は防災や避難について関心を深めたい。

・もし自分が避難所に行く立場になったら、運営している人に感謝するべきだと思いました。

・避難所は避難するだけなのでそんなに難しくないと思っていたが、いざやってみると大変だなと思いました。

・学校は広いけど個室はあまり多くないと思いました。

・焦っていたらいつまでも問題に向き合えないと気付きました。

・避難所はみんな適当に寝ていると思っていたけど、ちゃんと考えられていた。

・こんなことが実際に起こったら怖いと思いました。

・学校は安全な場所だと思っていたが違っていたことに気付いた。

ひとりHUGの課題として、中学生は問題なく対応してくれていましたが、避難者シールを貼るのも掲示板を書くのもひとりなので、イベントが発生する度に時間に追われてしまうことと、タックシールの印字が非常に小さく、高齢者が行う際には虫メガネ持参が必須になることです。それ以外は思った以上にいい感じで進行出来ました。コロナ禍でHUGをやりたくても出来ない方は多いので、この新方式は今後の選択肢のひとつになると思いますが、ひとりHUGを実施される際には使用許諾申請の提出や様々な制約がありますのでご注意下さい。

<末田政一 防災士>

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Tags: 自主防災, 避難所, 避難所運営, 防災学習, 防災教育
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