お天気フェアー

令和元年8月3日(土)奈良市防災センターにおいて、奈良地方気象台、奈良県砂防災害対策課、奈良市防災センター、日本気象予報士会、奈良県防災士会の共催に「夏休みお天気フェア」が行われ、親子166人が来場、天気と防災について学びました。
奈良県防災士会からは18名の会員が参加し、防災士会ブースに新聞スリッパとゴミ箱、ゴミ袋のポンチョとキッチンペーパーのマスク作りの体験コーナーを設置。特設コーナーでは防災紙芝居と簡易担架の寸劇を行いました。
防災紙芝居は「マナちゃんリナちゃんの防災日誌」と題した、奈良県防災士会のオリジナルです。今回はいつもより多く5回上映。聴覚障害者の団体が来場されて手話による紙芝居もできました。緊急地震速報が聞こえない方へのシェイクアウトなどの課題も考えながら、子ども達も楽しく学べる良い機会になったと思います。
<末田政一 防災士>

三郷町三室地区「災害対応訓練」

令和元年6月30日、三郷町三室地区において、イメージTEN形式で「自主防災組織の災害対応訓練」が行われました。参加者は自治会長をはじめ三室地区22名の組長さん、民生委員さん、地区内の介護施設スタッフさんおよび近隣自治会から自主防担当者さんを迎え合計55名の参加となりました。

大規模地震災害を想定し、倒壊家屋からの救出、火災への対応、住民の避難誘導、負傷者の応急手当、避難所対応など、時系列での課題についてテーブルごとに話合い、改めて災害時の自助・共助について認識を深めました。参加者は、難しいながらも自身の防災意識を改める良い機会になり、大変有意義な訓練となりました。

<北村厚司 防災士>

曽爾村防災訓練

令和元年6月29日(土)曽爾村役場振興センターにおいて曽爾村防災訓練が行われ、奈良県自主防災支援事業として奈良県防災士会から9名の防災士が訓練を実施しました。
第一部の避難訓練は曽爾村総代会主導で行われ、まず安全な一時(いっとき)避難場所に集合してから、地域の集会所へ避難する訓練で、曽爾村の人口約1400人のうち616名の方が参加されました。
第二部訓練として、曽爾村総代会の自主防災役員36名と役場職員を対象に、「シェイクアウト(地震から身を守る)」と「ブロック塀の寸劇」「避難所の講話」「身近な物を使った応急手当」「ロープワークの実技」を行いました。
継続することを目的として県と協力しながら進めてきた曽爾村防災訓練も、おかげさまで3年目を迎えました。今後、総代会と役場が協働して訓練を進めていける道筋が構築出来たと思います。
<末田政一 防災士>

2019年度奈良県防災士会総会

 

令和元年5月26日(日)奈良県防災士会2019年度総会が、奈良県文化会館において開かれ、97名の参加がありました。総会には、奈良地方気象台 石原台長、奈良県安全安心まちづくり推進課 奥野課長補佐、奈良県社会福祉協議会 石川主幹、日本防災士会関西支部連絡協議会 早稲田支部長、大阪府支部 田渕支部長、京都府支部 田中支部長のご臨席を賜りました。
総会は、杵島防災士の司会で始まり、理事長と来賓の挨拶をいただいた後、議案の審議に移りました。総会の議長は奥田副理事長が務め、予定していた議案はすべて原案通り承認されました。
奈良県防災士会は会員数も400名を超えました。昨年は多くの災害に見舞われた影響でたくさんの訓練や研修の要望がありましたが、すべてにお応えすることは出来ませんでした。今後皆様方のご協力を切にお願いいたします。

総会終了後に記念研修会を開催、日本防災士会本部参与の橋本茂氏に地区防災計画について講演をいただきました。私たちの目線に立ったわかりやすい講義で、参加者140名が熱心に耳を傾けました。

奈良県防災士会名物の懇親会へも69名参加頂きました。ざっくばらんな雰囲気の中で会員相互の情報交換が出来て、大変有意義な一日となりました。
<末田政一 防災士>

三宅町総合防災訓練

2月24日(日)に、三宅町総合防災訓練が行われました。八幡領防災士からの報告です。

磯城郡三宅町訓練2月24日(HP)

 

県社協の災害ボランティア養成研修

 

奈良県社会福祉協議会の主催で、平成31年2月9日(土)と16日(土)の2日間で、平成30年度「災害ボランティア養成研修 ~災害につよいまちづくりと、地域での支え合いをめざして~」が開催され、2日目の講師として、奈良県防災士会が協力しました。午前中は、八幡領防災士が「奈良県防災士会の災害ボランティア活動について」講演しました。午後からは、川口防災士が「わがまちでの災害対応を考える」を講演し、その後、植村理事長が水害対応のタイムラインを行いました。38名の受講者のみなさんは、災害ボランティアを目指すだけあり、熱心に(熱くなって)タイムライン実習を行っていました。研修終了後の修了式で、今回から参加要件の変更で参加の4名の高校生も無事、終了証書をもらっていました。がんばってください。

奈良県防災士会研修会

奈良県防災士会研修会と新年会

 

平成31年2月2日(土)かんぽの宿 大和平群において、「奈良県防災士会定例研修会」を開催し105人が参加しました。

第1部は「南海トラフ巨大地震への備え・奈良県編」と題して、当会会員で工学博士の川口均防災士に講演していただきました。応募者が想定外になり急遽大広間を借りることになりました。南海トラフの最新の被害想定や事前の災害リスク対応策、「正常性バイアス」に陥りやすい人間の心理など、減災するために備えることの大切さを熱意をこめて講演されました。

第2部は、当初予定の会場に移動し、植村理事長から、地区の住民らが作成する「実情に即した具体的な防災計画」である「地区防災計画」についての説明と、これから当会が計画作成に積極的にかかわる必要性の訴えがありました。

研修会の後、大広間において、新年会を行い55人が参加され、意見交換、親睦を図りました。

〈村山 央防災士〉

平成30年度地区防災計画推進会議「関西ブロック」レポート

日本防災士会による地区防災推進会議が1月12日(土)新大阪丸ビル別館会議室にて開催されました。出席は関西ブロックの各支部に加え、山口県支部、徳島県支部からも列席されました。

冒頭、日本防災士会松尾理事長からの挨拶があり、地区防災計画づくりには地域に根ざして活動している防災士が欠かせない。「命を守る」をコンセプトとした「地区防災計画」は防災士会が担うという気概を持って取り組んでいただきたい。という趣旨のメッセージがありました。

続いて大石副理事長、橋本参与より、地区防災計画推進指導員養成について各地の事例を交えての説明がありました。「地区防災計画は住民の話し合いによるボトムアップであり、紙1枚の計画書でもOKです。」「ハードルを上げずにアドバイザー、ファシリテーター、コーディネーターとしての役割を果たしてほしい。」「地域の皆さんとの良好な関係作りが重要です。防災士は知識や技術よりも人間力が必要。」「戦術だけではだめで、戦略がなければ結果が出ない。」「日本防災士会HPに地区防災計画特設サイトを設けています。ぜひ活用してほしい。」などなどです。
奈良県防災士会(奈良県支部)からは、植村理事長より、「次年度の取り組みは”地区防災計画づくり”に協力する活動へ舵をきっていきたい。」という意向が表明されました。(記:八幡領防災士)

20180112地区防災計画推進会議(一部修正)
避難所運営ゲームHUG

都祁中学校 全校生徒対象 避難所運営ゲームHUG

 

平成31年1月10日(木)、奈良市立都祁中学校において、全校生徒対象の防災学習として避難所運営ゲーム「HUG」が行われました。
1限目2限目は3年生、3限目4限目は2年生、5限目6限目は1年生で、1日に3回開催で10分の休憩時間に片付けて入れ替えるなどタイトなスケジュールでしたが、生徒や先生方の協力で無事に進行ができました。
通常のHUGより少ない時間で行うため説明の時間を短くしましたが、さすが中学生の適応力の高さで直ぐに対応し、全員が楽しみながら参加してくれました。特に2年生1年生は12月に神戸震災の現地視察へ行ったり、都祁地域の避難所開設訓練に参加してくれた生徒もいて避難所のイメージができていてスムーズな運営が見られました。
「掲示板には英語やイラストでも併記する。小さい子ども連れは防音でカーペット敷きの音楽室を利用する。うつ病患者は高層階に入れない」等の中学生ならではの発想がたくさんあって、こちらも勉強させてもらった一日でした。
山間部にあたる都祁地域では、平日昼間は高齢化がさらに進みます。中学生も頼りにされているという自覚があって、HUGの勉強も真剣に取り組んでくれました。    (報告者:末田防災士)

法隆寺での防災訓練

世界遺産「法隆寺」で防災訓練(2018年)

 

平成30年12月18日(火)、法隆寺において防災訓練が行われました。訓練は今年で5回目になり、奈良県防災士会から7名の防災士が参加しました。今年は、法隆寺境内で、120名の参加のもと、観光客の避難誘導訓練、シェイクアウト訓練、境内の「聖徳会館」での避難所開設訓練、その後、自主防災組織研修として植村理事長が、「地震タイムライン」を行いました。

タイムラインでは、自宅・駅・ショッピングセンター・法隆寺とグループ別に時間経過での対応を考えてもらいました。ただ、10分後・1時間経過後・半日後を、イメージできていない人が多かったようです。時間経過をより具体的に写真などを使いながら、体験者に理解してもらう等の今後につながる体験となりました。  (報告者:板垣防災士)