実践的避難所運営訓練(桜井市)
平成29年9月3日(日)桜井市立図書館において、桜井市ボランティア連絡協議会による「災害・緊急時ボランティア体験講座」が開催され、桜井市民とボランティアの方々合わせて150名が参加されました。
これまでHUG(避難所運営ゲーム)を2回経験されていて、より実践的なものをという希望があり、今回奈良県の支援事業として奈良県防災士会から15名の防災士が参加。カードではなく、実際に人間を使った避難所運営訓練(人間HUG)を行いました。
住民の方を4つの班に分け、時間差でホールに避難。最初に避難されてきた比較的元気な方々が中心となり開設準備を行い、都度応援を募りながら、防災士が潜り込みで、HUGカードにあるような様々な要望を実際に行ったり、車椅子や簡易担架で運ばれたり、県や市からのイベント情報があって、実践さながらの臨場感がありました。
奈良県防災士会としても初めての試みで、準備段階から大変な作業でしたが、面白い試みになったと思います。
<末田 政一防災士>
夏休みお天気フェア開催
平成29年8月5日(土)奈良市防災センターにおいて、奈良地方気象台、奈良県、奈良市防災センター、日本気象予報士会関西支部、奈良県防災士会 共催による「夏休みお天気フェア」が行われ、親子211人が来場、天気と防災について学びました。
奈良県防災士会からは16名の会員が参加し、防災士会ブースに新聞スリッパとゴミ箱、ゴミ袋のポンチョとキッチンペーパーのマスク作りの体験コーナーを設置。特設コーナーでは防災紙芝居とサイ君人形を使った簡易担架の練習を行いました。
大好評の防災紙芝居は「マナちゃんリナちゃんの防災日誌」と題した、奈良県防災士会のオリジナルで、シェイクアウトをこどもたちがわかりやすく学べる良い機会になったと思います。
<末田政一 防災士>
ブロック別研修会・タイムライン
平成29年7月23日(日)、奈良県防災士会の定例研修会として「ブロック別研修会」が行われました。
午前中、大和郡山市民交流館で奈良市ブロック研修会
・28名参加(内スタッフ9名)
午後、同じく大和郡山市民交流館で北和ブロック研修会
・23名参加(内スタッフ10名)
夜、奈良県社会福祉総合センターで中和・南和ブロック研修会
・29名参加(内スタッフ10名)
研修内容は「タイムライン」
記録的短時間大雨情報が7回も出されて大災害になった、九州北部豪雨を始め、北海道や秋田でも水害が起き、台風や低気圧に、いつ、誰が、どのような備えをし、命を守ることになるか検討が行われました。
今後、地球温暖化で海面水温が上昇し、空気中の水蒸気が増え、台風も巨大化するなど気象災害が増加することが懸念され、各地域で、みんなで検討し備えをすることが必要だと確認しました。 <村山 央 防災士>
防災研修会「熊本地震」
平成29年7月2日(日)奈良文化会館において、日本防災士会及び日本防災士会関西連絡協議会主催の防災研修会が開かれ、約80名が参加されました。日本防災士会熊本県支部長 宮下 正一 氏から、「熊本地震!現地対策本部の立ち上げと支援活動」と題して、活動とご苦労を講義していただきました。
手話による自己紹介の後、奈良県ほか全国から約800名の防災士がボランティアとして支援に参加したこと、支援金等に対するお礼の言葉がありました。
地震の揺れが収まると同時に、ブレーカーを落とし、玄関の非常持ち出し袋と懐中電灯を持って庭に避難したこと。自宅や実家が全壊したにも関わらず、次の日には益城町役場に駆けつけ支援本部を立ち上げたこと。(テントに寝泊まりしながら)がれき処理や、家具の片づけ、他団体や自治体との連携状況、良い避難所、悪い避難所、避難所の掲示板の有効性、問題点、避難所でのストレスの例、留守になった家での盗難などなど沢山の貴重な体験や、毎日のように「ありがたかったバイ」という言葉が寄せられたことなどを講演していただき、自覚を新たにした有意義な研修になりました。
<防災士 村山 央>
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