奈良県避難所運営に関する実務研修

平成30年2月9日(金)、奈良県総合庁舎において奈良県避難所運営に関する実務研修(主催:奈良県)が行われました。この研修は、奈良県防災統括室から委託事業として奈良県防災士会が受託し講師を派遣したもので、県下の市町村災害担当者や避難所運営担当職員29名が参加し熱心に研修を行いました。防災士会からは植村理事長、杉村防災士、板垣防災士が講師として参加しました。
午前の部では、11時~12時まで、講義「避難所運営について」を植村理事長が、午後の部では、13時~14時40分まで「避難所運営ゲーム(HUG)」を板垣防災士、杉村防災士が行い、続いて、14時50分~15時40分を「参加者事前アンケ―トの考察」として植村理事長が講義を行いました。
今回の研修は、昨年10月22日、台風接近に伴う災害対策で衆議院選挙投票日と重なったこともあり、自治体では災害対応に苦慮した経験なども踏まえての研修となりました。
参加者からは、避難所運営での対応に不慣れであることや、避難者を戦力とするには?などの課題が出され有意義な一日となりました。
また、自治体職員の避難所運営への熱意と不安、経験不足が伝わってくる研修となりましたが、私たち防災士会(防災士)も、大規模災害発生時に避難所運営でどれだけ中心になれるのかが問われた研修でもありました。

(報告:植村信吉防災士)

曽爾村防災訓練

 平成30年2月10日(土)曽爾村振興センターにおいて、曽爾村9地区自主防災会主催の防災訓練が行われ、曽爾村自主防災会役員70名が参加されました。
 奈良県自主防災支援事業として奈良県防災士会から7名の防災士が参加。非常食アルファー化米に水を入れて食べてもらうサポートを行い、避難所講話の後、2班に分かれ三角巾と簡易担架を練習してもらいました。
 当初は避難訓練後の第二部として行う予定でしたが、台風21号と22号の影響で延期となり短い時間の中でしたが、曽爾村として実質初めての訓練にもかかわらず、皆さん熱心に取り組まれ次に繋がる有意義な訓練となりました。
<末田政一 防災士>

DSC_0932

DSC_0935

台風21号に役立った「タイムライン」

三郷町の岡本防災士からの活動報告です。

タイムライン三郷

我が家の様子             大和川の様子

大和高田市菅原高齢者学級学習会

平成29年12月22日、大和高田市公民館主催で、大和高田市菅原高齢者学級学習会が開催され、「災害時の行動について」の講演会が行われました。奈良県防災士会から、講師として木本顧問が講演し、災害サバイバル体験訓練を柏田防災士が行い、助手として大北・板垣防災士が協力しました。40名の参加者は、ほとんど女性でしたが木本・柏田講師の話術のもと、実際の応急措置とか簡易担架対応を行いましたが、笑いの講演・体験会となりました。次回もよろしくとの事でした。

法隆寺防災訓練

12.15法隆寺防災訓練報告PDF

奈良市合同防災訓練

 平成29年12月3日(日)、奈良市立済美小学校において奈良市自主防災防犯協議会と奈良市の合同防災訓練が開催されました。
 ならまち周辺で地震による大規模火災が発生し、奈良市の49地区自主防災会から応援に来る想定で行われました。応援参加者は「開設、誘導、消火、救出、救護、情報、防犯」の7班に分かれて応援の姿勢で訓練をし、知識を地元に持ち帰って生かすことが目的です。
 他に「受入れ」として、応援者の受付と振り分けを行うボランティアセンターのようなものを設置して、ボランティアの受入れ体制や応援参加する側の心得などの体験もしてもらいました。
 奈良県防災士会はこの受入れ業務のサポートで4名の防災士が参加しました。
末田防災士は訓練主催の当初より携わり、植村理事長が来賓参加で応援者への説明も行い、柏田、二宮防災士がサポートをしました。他に応援者側として多くの防災士も参加しました。
 訓練終了後済美地区女性防災クラブの炊き出しを頂き、参加者全員で後片付けも行いました。
 各地の自主防災会、関係団体、来賓、奈良市職員の合計407名の参加で大盛況でした。昨年度は東部山間都祁地域で、本年度は奈良市中央部の済美小学校で行いましたので、来年度は奈良市西部地区の開催を予定しています。
<末田政一防災士>

DSC_0840

橿原市耳成地区HUG

平成29年11月18日(土)、リサイクル館橿原において耳成地区の皆さん118名が参加してHUGを体験されました。当会から奥田副理事長、村山央防災士が参加し進行しました。初めての人がほとんどで、質問があちこちで飛び出すなど熱心に取り組まれ、避難所運営の大変さを模擬体験されました。
〈村山 央 防災士〉

十津川村上野地地区防災訓練

平成29年11月12日(日)十津川村旧上野地中学校において、県の地域向上支援の一環として上野地地区防災訓練が行われ、地域の皆さん約60名が参加されました。当会から奥田副理事長、佐古金二郎、柏田勝幸、杉村正春、村山央 防災士が参加し、シェイクアウト、簡易タンカの指導を行いました。皆さん助け合いの精神が高く、熱心に訓練に取り組んでおられました。  〈村山 央 防災士〉

奈良市千代ヶ丘自治会 HUG訓練

 平成29年10月1日(日)奈良市富雄南公民館において、千代ヶ丘自治会主催のHUG(避難所運営ゲーム)が行われ、自治会役員30名が参加されました。
 自治会で事前のアンケートを取られていましたが、女性の回答率が62%と高く、HUG出席者も女性が多い地域で、避難所運営に関しても、じっくりと考えて確実に進める展開となりました。
 意見交換の後も質疑がたくさん出て、参加者の防災意識の高さが感じられました。また避難所で困らないように、家庭で準備しておく物が明確になりました。
<末田政一 防災士>

DSC_0768

DSC_0769

DSC_0770

DSC_0776

DSC_0771

奈良市右京地区HUG訓練

 平成29年9月25日(月)奈良市右京ふれあい会館において、右京地区自主防災防犯協議会主催のHUG(避難所運営ゲーム)が行われ、右京地区の役員40名が参加されました。
 PowerPointではなく口頭での説明でしたが、その分作戦会議とゲームに時間がとれて、初めての方も全員参加できるような環境で進めました。NHKのカメラも入っていたので、皆さん楽しみながらも緊張感を持って取り組まれていました。
 それぞれのグループで考え方が全く違っていて、面白い展開となりました。 
<末田政一 防災士>

DSC_0757

DSC_0756

DSC_0761

DSC_0765