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集団移転地(宮戸、大浜地区)

被災地復興支援報告 ~東松島市~

2014年10月14日

311から3年半、被災地の今

日本防災士会奈良県支部 岩野祥子

2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、宮城県東松島市に足を運び、被災からの復興の様子を見続けています。去る9月26-28日に訪れたときの様子を報告します。

集団移転地の造成工事

私見ですが、東松島市はわりと順調に復興が進んでいると感じます。311から1年間は月に1回から数回、それ以降はひと月から3か月に1度程度、東松島市を訪れていますが、行くたびに変化を感じられます。一方、福島原発の周辺地域へは、年に1~2回程度しか行かないにも関わらず、「前回から何も変わっていない」と感じることがあり、その違いを実感します。

集団移転地(宮戸、大浜地区)

宮城県東松島市内の集団移転地(宮戸の大浜地区)

今回、市内の数か所で目に留まったのが、集団移転地での建築工事が始まっていたことです。上の写真は、宮戸の大浜地区。6月に宅地造成が終了し、現在は住居の建築工事に移っています。

集団移転地(牛網地区)

宮城県東松島市内の集団移転地(牛網地区)

同じく、市中心部に近い、牛網地区の集団移転地です。

生活復興支援センターの活動

東松島へ行くたびに訪れるのが、「東松島市生活復興支援センター」です。ここは、震災発生から約5カ月の間は、「東松島市災害ボランティアセンター」として、泥出しや災害ゴミの撤去など、被災者と支援者のマッチングを行っていました。片付けがひと段落して以降は、仮設住宅で暮らす人たちのサポートや、失った仕事や家を今後どうしていくかなど、生活を立て直すために必要な、幅広い支援をするための「生活復興支援センター」へと活動の幅を広げました。

東松島市生活復興支援センターの渡邉さん

東松島市生活復興支援センターの渡邉さん

東松島市では、「生活復興支援センターは仮設避難者を見る」「東松島復興協議会(東松島市で活動する全国のボランティア団体やNPO・NGOが連携して活動を行うためのネットワーク)は在宅避難者を見る」というすみわけの元、復興に取り組んできました。わたしたちは在宅避難者から直接ニーズを聞きとりながら活動してきたため、仮設の人たちの様子や、行政の動きはほとんどわかりませんでした。そこで、東松島に来るたびに、生活復興支援センターを訪ねて、仮設避難者(現在は災害公営住宅への入居者も含む)の様子や、行政の取り組みについて、話を聞かせてもらっています。

話を聞く中で、震災から2年目となる去年あたりから、生活復興支援センターの役割のひとつに、災害を経験していない自治体への経験の共有と、災害への備えについての啓蒙活動が加わったように思います。今回訪れたときには、子ども向けのHUG(避難所運営ゲーム)の資料などを見せていただくことができました。

「被災者自身も、数年たてば経験を忘れてしまう。今後は、災害を経験していない子どもも増えていく。被災地域の中で、今回の教訓を生かせなければ意味がない」ということで、地域の人に対し、また、災害を経験していないよその地域の人に対し、東松島市が経験したことを伝えていく活動を、今後はさらに積極的に行っていくようです。

災害復興支援報告 〜気仙沼から〜

2014年5月25日

災害復興支援として気仙沼で支援活動を続ける伊藤東洋雄防災士(奈良県支部:王寺町)から便りが届きました。
以下、全文を掲載します。

被災地復興支援活動中間報告

〜気仙沼だより〜 

日本防災士会奈良県支部 伊藤東洋雄

気仙沼市におけるまちづくりの考え方

東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた宮城県気仙沼市の復興支援のため当地に来てはや1年が経過しました。本稿では、気仙沼市におけるまちづくりの考え方について報告します。
震災直後のがれき散乱の状況

震災直後のがれき散乱の状況

 

かさ上げされたマンホール

かさ上げされたマンホール

 

【地震・津波発生からまちづくり復興まで】

1 地震・津波発生(平成23年3月11日14時46分頃)

2 被災者(家屋倒壊など)は学校の体育館などの避難所(105カ所)へ避難

3 仮設住宅を建設し、避難所から仮設住宅へ移転(仮設住宅は学校職場などに建設)

4 恒久住宅を建設し、仮設住宅から移転(主として次の3つのパターンがある)
−1 安全な場所に自宅を購入し各自で移転

−2 災害公営住宅に移転(自力での住宅再建が困難な市民のた
めの公営住宅)

−3 防災集団移転事業(津波被害の恐れがない地区への集団移転)で造成された宅地を購入し各自が建築後移転

 

【まちづくりの考え方 災害危険区域の指定と土地利用計画】

《総合的な津波防災対策》

■明治三陸・昭和三陸地震津波などの数十年から百数十年に一度発生する津波(L1津波)に対しては、海岸堤防により、確実に津波から街を防御する。

■1000年に一度といわれる今回のような津波(L2津波)が起こった場合浸水が想定

される地域には、居住しない。

今後の防災への取り組み

《災害危険区域の指定》

L1対応の防潮堤整備等を実施しても、東日本大震災と同様の津波で浸水被害が発生する可能性が高い区域を基本として指定している。

災害危険区域に指定(平成23年7月)された地区は居住の用には使えなく、水産加工施設など商業・工業などの非居住区域となる。

【復興の現状】

1 災害公営住宅 19地区、1,998戸のうち完了0戸

2 防災集団移転地38地区・970区画のうち、今年3月に初めて6区画が完成した。

3 防潮堤 87カ所のうち完了0カ所

4 震災廃棄物(瓦礫)処理 完了
下水道汚水枡の被害調査

 

【復興への課題】

5 これまで経験したことがない大規模災害に直面して、復興への強いリーダーシップが求められる。

6   復興計画に対する住民の合意がまとまりにくい。(防潮堤の高さの決定など)

7 復興事業に時間がかかる。

・防災集団移転事業などの実施に際し、相続手続きや抵当権解除など地権者の同意が必要。

・埋蔵文化財調査や開発行為の手続きなど法律に縛られる。

8 広範囲にかつ時期を同じくして復興に取り組むため、行政の職員、建設会社、建設資材が

逼迫し、事業がはかどらない。

9 復興事業に時間がかかるため、それぞれの事情を抱えた住民には待ちきれなく、他の自治体に転居し、人口が減少し復興計画の見直しが必要になる場合がある。

3.5mかさ上げされる

3.5mかさ上げされる

 

建物は流され基礎のみが残っている

建物は流され基礎のみが残っている
かさ上げされたマンホールと下水の仮設配管

かさ上げされたマンホールと下水の仮設配管

伊藤東洋雄防災士(支部監査)が復興支援で気仙沼へ

2013年1月26日

 来る2月1日、伊藤東洋雄防災士:支部監査(王寺町)が災害復興支援の臨時職員として宮城県へ赴任されることになりました。任期は2年で、赴任先は宮城県気仙沼市です。
 現地では、主に土木技術者として復興支援にあたられます。
ご高齢(72才)にも関わらず、被災地での復興支援に向かわれる伊藤防災士の心意気に敬意を表すとともに、万全の体調管理と、無事、責務を果たされんことを心から願いつつ、支部の皆様にご紹介します。
 以下、伊藤防災士からのメッセージを全文掲載します。
「宮城県へ復興支援に行くにあたって!」 
 この度、東日本大震災で壊滅的打撃を受けたインフラ復興のため宮城県に赴任することになりました。
 日本防災士会奈良県支部では、皆様と一緒に色々な活動や勉強をさせて頂き、ありがとうございました。厚くお礼申しあげます。
 宮城県では、やらなければならない復興事業が多いのに、それに携わる技術者が足りなくて困っているという現状を知り、土木技術者の一人として何かお役に立ちたい、との思いから職員募集に応募しました。宮城県から気仙沼市に派遣が決まり、主に下水道事業の復興(計画・設計・施工管理)に携わることになります。
 生れてから関西より北では生活した経験がなく、土地勘もなく、気候風土もわからない上、2年間という長期間を全うできるか不安もありますが、被災者の皆様と一体となって、できるだけ早く正常な生活を取り戻せるよう微力を尽くしたいと考えています。
 今後とも、ご指導・ご鞭撻よろしくお願いします。

 


                 防災士 伊藤東洋雄(王寺町)

野迫川村で天体観測会

2012年6月30日

さる6月29日、野迫川村中学校横の空き地で「天体観測会」が行われました。 この天体観測会は、長引く仮設住宅暮らしに少しでも役立てばと北股地区住民の皆さんを対象に、三郷町在住の西川防災士(支部役員)が企画し実現したものです。 この天体観測会には、北股仮設住宅に暮らす皆さんを始め多くの住民の方が訪れ、月のクレーターや土星の輪などの天体ショーを楽しみました。

天体観測の準備をする西川防災士
天体観測の準備をする西川防災士


望遠鏡をのぞく野迫川の子供たち

望遠鏡をのぞこうと順番待ちをする子供たち 曇り空の夜7時から始まった天体観測は、しばらくすると雲も薄れ、月のクレーターや土星の輪がはっきりと見え、中でも”こと座の1等星ベガ”のダイヤモンドのように輝く姿に参加者はうっとり・・ また、非常に珍しいとされる人工衛星が3回も肉眼で確認できるなど野迫川の夜を堪能しました。 この天体観測に訪れた高齢者は、「長生きはするもんやの~、こんなん見せてもろて・・・」 と、感動された様子で、しばし仮設住宅での不自由な生活を忘れられた様子。 親子ずれ、家族ずれの方の姿も多くみられ、楽しい一夜のひと時となりました。 (取材:植村信吉)

野迫川村応援「温泉ツアー」報告

2012年5月23日

さる5月20日、防災士会奈良県支部磯城郡ブロック主催で野迫川村応援「温泉ツアー」を行いました。このツアーには、磯城郡在住の防災士の他、県内の防災士、主旨に賛同した方々17名が参加し野迫川村へ向かいました。

野迫川村では、まず仮設住宅を訪問し、地元の中本区長さんから仮設住宅の現状や皆さんの様子などを聞かせて頂きました。

この後、被災地(北股地区)へ向かいました。
偶然、農作業をされていた地元の方から、当時の様子や今の暮らしぶりなどを聞くことができました。
ただ、この北股地区は、今も避難指示が発令されたままで、住民の方は朝から夕方までは地区へ入れますが、夜は立ち入り禁止制限があるそうです。

この後、ホテル野迫川で昼食・入浴を済ませて、ホテルの支配人から少しお話を聞かせて頂きました。
支配人からは、「風評被害で観光客が激減しています。今日来ていただいた皆さんから、野迫川村は大丈夫!ぜひ野迫川へいきましょう・・」と、話して頂ければ嬉しいですとの言葉がありました。
ホテルでは、訪問記念として参加者がそれぞれの思いを寄せ書きに書き込み支配人に手渡しました。
支配人からは、「一番目立つ所に貼ります!」と大変喜んで頂きました。

この後、被災地の北股地区を一望できる場所があると聞いて、龍神スカイライン方面へハードな林道を上って土砂くずれの様子を視察しました。

右下の方が北股地区になります。
こうして見ると、いかに土砂くずれの規模が大きかったのかが良くわかります。

今回は、通常考えられるボランティアと違いますが、比較的高齢な方でも、家族でも気楽に復興・復旧支援行動ができるということを実感した一日となりました。

 

宮城県からサンマとワカメが野迫川村へ

2011年10月25日

さる10月13日(木)、宮城県女川からサンマ、宮城県石巻市十三ケ浜からワカメが届きました。
このサンマとワカメは、奈良県支部が台風12号による土砂ダムに伴い、今もなお避難所生活を余儀なくされている野迫川村北股地区での炊き出し支援行動において、被災地をつなぐ営みとして東日本大震災の被災地でがんばる方々の”思い”と”元気”を届けるべく企画したものです。
奈良県支部では、9月末に木本支部長と木村副支部長が義援金を持って宮城・岩手両県を訪問した経過もあり、宮城県支部へ今回の支援行動の趣旨を説明の上、協力を依頼したところ、宮城県支部の快諾を得て実現しました。その際、宮城県支部からは、宮城県女川では、壊滅的な被害を受けながらも被災した方々が懸命に立ち上がって頑張ってる!ことなどを聞き、当日の炊き出し支援行動では現地避難所の方々へ報告しました。
少しは、宮城の現状と頑張る”元気”を届けられたと思っております。
なお、今回、サンマとワカメを送っていただく際、お世話をいただいた宮城県支部の仲間から現状の報告や経過の説明が届いてますので、そのメールを一部抜粋して紹介します。

<宮城県支部からの報告>

・・・・・女川に「マリンパル女川」という町のシンボル的存在の観光施設がありました。・・・・県の報告では、再建は8年後になるとのこと。それでは、その間どうすればいいんだ、働く人も、買いに来てくれる人もいなくなってしまうと、立ち上がったのが、マリンパル女川にお店を出していた海産物店「山昭(やましょうさん)」です。・・・・1ケ月前、運よく土地が見つかったので、一気にマリンパルの仮店舗の計画を進め、10月8日に「マリンパル女川仮店舗、おさかな市場」をオープン!
亡くなった方も多いので、お店の数は前の半分になりましたが、オープン3日間は、女川への道が渋滞するほどの大盛況。
当初、無謀だといわれた計画、設備も整ってませんが、
やればできる!
今、なんだ!
の一念で頑張ったそうです。・・・・・

(宮城県支部黒田防災士のメールから一部抜粋)

 

 ・・・・石巻市北上町十三が浜はワカメ、昆布等の海産物の産地で、北上川の豊富なミネラルと太平洋の早い海流が交わる地域で、全国的に良質の物と知られております。
 その地域に住み、漁業を生業としている会員がおりまして、この度の震災津波により自宅、漁具他一切の財産をなくしましたが、幸いにも、家族とも無事に生き延びることが出来ました。今回のわかめは、運良く山手に保管してあった方の、今年度生産分最後の品物だと言っております。
 私は、震災津波当日は、自宅にて、真黒の海水に追われる様に、一階から二階に避難しました。
自宅後ろの道路では、その海水により、鉄道用コンテナ、乗用車、パレットにすがって流されてくる
大人と子供、ただ呆然として見ている事しか出来ませんでした。幸いその方たちは、消防により救助されておりました。当日は雪も降り、寒くて暗い海水一面の中で、一夜を過ごしました。
・・・・・私たち夫婦はまだ被災者の仲でも、被災程度が低い方だと、状況が分かるにつれ、知るようになったのです。翌日の夜、避難所に入ることが出来ましたが、寒く、眠れない夜を何度か過ごしながら、自宅に入ったヘドロを片付け、改修に至って・・・・避難所、仮設住宅生活と、大変な思いを背負って生活していられる方々の、少しでもお役に立てればとの思いで活動継続しています。                  (宮城県支部高森防災士のメールから一部抜粋)下の写真は被災直後のマリンパル女川の様子です

下の写真は、仮設のマリンパル女川おさかな市場です

最後に、先月の訪問時や今回の炊き出し支援行動に際して、前面協力を頂いた宮城県支部の皆さんへ厚くお礼申し上げます。
避難所では、サンマやワカメの経過を説明し、美味しく食べていただきました。
ご協力ありがとうございました。

宮城・岩手両県支部へ義援金を届けました

2011年10月25日

  
 

 これまで奈良県支部では、被災地でがんばる東北3県支部へ活動資金を!と、呼びかけて取り組んできました。


 今回、宮城県支部・岩手県支部が活動を再開していると聞き、激励行動の一環として9月22日(木)~24日(土)にかけて両県支部を訪問し、義援金を届けました。なお、福島県については、支部が未結成であることや原発被害で各防災士がバラバラに避難していると聞いていることから今回は見送りとしました。


当日は、仙台空港で宮城県支部役員の方々の熱烈な歓迎を受け、その後空港の被災箇所、名取、仙台市内の被災地区の視察を行いました。続いて、市内で宮城県支部が贈呈式を準備して下さっていたこともあり、木本支部長ともども出席いたしました。先ず、高坂宮城県支部長より挨拶あり、「遠路はるばる東北にお越しいただいた・・・」等、感謝の弁で開会し、和やかな雰囲気の中で義援金を贈呈しました。また、今後も各支部協力し合ってこのネットワークを活用し、各支部の発展と防災士としての使命を果たすことを確認しました。


 翌日、石巻、南三陸町の被災地経由で岩手県宮古市を目指しましたが、途中通行止めなどで何回も行く手を阻まれることになりました。これは震災で陥没したところへ、先日からの台風で降った雨で道路や崖崩れの為に通行できず、結果、約2時間遅れの到着となり、岩手県支部の皆さんにはご心配をかけることになりましたが、無事に宮古に着くことができました。


到着後、山崎岩手県支部副支部長から田老町にある世界一と称された防波堤の崩壊現場で当時の様子、津波の威力、被害状況の説明を受け、あらためて被害の大きさや深刻さを知ることになりました。また同時に、役場の防災担当職員として日夜努力されていることを聞くにつけ頭が下がる思いでいっぱいになりました。


 最終日は盛岡経由で帰途となりましたが、この3日間で感じたことは仙台市周辺のクローズアップされない地域が多く、この震災は想像を絶する被害であったことを再認識させられた事。福島原発事故の早期終息と地域によっては復興が手付かずの状態で放置されている地域もある事です。


国を挙げての1日でも早い復興を願うとともに、防災士としてなにができるのかが問われた訪問となりました。


 


             防災士 木村尚史(奈良県支部副支部長)

野迫川村避難所で炊き出し

2011年10月20日

さる10月13日(木)、奈良県支部は、野迫川村の土砂ダムによる警戒区域指定に伴い避難所生活を余儀なくされている北股地区の皆さんに炊き出しを行いました。
今回の炊き出しは、植村事務局長と縁のあった野迫川中学校長から「長期に渡って避難所生活をされている・・・」と連絡が入り急きょ計画をしました。当日は、13名(防災士11名、支援・協力者2名)が参加し、昼食(サンマ、ほうれん草のおひたし、味噌汁)、夕食(おでん、味噌汁)の炊き出しを行いました。
また、同じ炊き出しをするのであれば、防災士会のネットワークで東日本の被災地、宮城県女川からサンマ、石巻市十三ケ浜のワカメを送ってもらい、東日本大震災で被災しながらも頑張ってる女川や石巻の人達の”元気”を届けられればと考え宮城県支部へ協力要請を行い実現しました。

写真は、宮城県女川から送られたサンマです。

当日は、NHKなら放送が取材に来ており、炊き出し支援をする私たち奈良県支部をはじめ、避難生活を送る避難所の方々へのインタビューを行っており、当日の18時10分から始まるNHKニュースの「ならナビ」で防災士会奈良県支部の炊き出し支援の様子が放送されました。
また、この取材テープは宮城県へも送られたようで、当日の夜のニュースで放送されたと宮城県支部から連絡があり、宮城県支部からもお礼の電話がありました。

下の写真は、取材や炊き出しの様子です

木本支部長からは、避難所のみなさんへの思いや、今後も支援を続けていくことなどを話し、避難されてる方々からは、感謝の言葉が寄せられました。
下の写真は、炊き出しに参加された方々です。

最後に、片付けも終了し、参加者が車に乗って帰路に着く時、避難所の方々が見送りに出てこられ、
口々に「ありがとうございました」と、言って見送っていただきました。
この姿に、参加者全員が、今後も継続した支援をする決意を固めた一日となりました。

<炊き出しに参加した方々>

◇防災士
木本喜信(奈良市)、植村信吉(三宅町)、南上敏明(天理市)、奥田 仁(香芝市)、柏田勝幸(田原本町)、池田 勝(三宅町)、田上靖洋(三宅町)、高木忠雄(奈良市)、高岡宏芳(河合町)、松尾 修(大和郡山市)、藤本昭広(天理市)
◇支援物資提供・炊き出し協力者
源 尚子(調理師:天理市)、吉崎義之(田原本町)

<支援物資及びカンパ>

山口精肉店(三宅町)、有限会社琢磨瓦店(三宅町)、大久保喜治(奈良市)、藤本昭広(天理市)

東北3県支部(宮城・岩手・福島)への義援金について

2011年9月21日

 
 東日本大震災発生以来、支部会員へ呼びかけてきました東北3県支部への義援金は、本年9月15日現在、133,000円となりました。
 この義援金は、9月22日~24日にかけて木本支部長、木村副支部長が宮城県、岩手県を訪問し、両県支部へ手渡すことになりました。
 また、本年総会で承認頂いたとおり、集まった133,000円に昨年度予算から167,000円を加え宮城・岩手県支部へ各150,000円を義援金として手渡します。
なお、福島県支部については、県支部が未だ未結成であること及び、原発被害等で各防災士がバラバラに避難生活を送っているとの情報を得ているため、今回は見送りといたします。
 奈良県支部会員の皆様のご協力に心からお礼申し上げます。

東日本大震災レポート(No.7) ~南三陸町、気仙沼~

2011年9月3日

桜井市の山辺辰雄防災士から「復興支援ボランティアツアーに参加して」と題してレポートが届きました。
以下、山辺防災士からのレポート全文を掲載します。
<復興支援ボランティアバスツアーに参加して>
◇ と き   平成23年8月19日~22日(車中泊2日、現地1泊)
◇ ところ   宮城県南三陸町、気仙沼市(大島)
東日本大震災発生後、義援金を送金していたが、共助の必要性と微力ながら現地でボランティア活動を行いたいと思ってました。
大阪のNPO団体が企画した「復興支援ボランティアバスツアー」を新聞で知って参加しました。
参加者は、19才の若者から67才までの男女40名です。
行先は、宮城県南三陸町、気仙沼市大島です。
南三陸町の被災地では、震災から5ケ月が経っているにも関わらず、市街地が津波の猛威で荒廃し、ガレキの山ばかりが目立ちます。
復興が遅れている印象を受けました。

テレビで見たあの「防災対策庁舎」は、ガレキが取り除かれ、焼香台の前では訪れた人が手を合わせておられました。

◇ 気仙沼での被災状況
港から見える市街地は、ガレキの山と壊れた家屋が沢山ありました。
◇ 大島地区の被災地とボランティア活動
大島は、気仙沼の飛び火で山火事になり、全島避難の危機もあったそうです。
避難するにも船も焼けてなく、一時は大変だったのですが、みんなで力を合わせて消し止めたそうです。
また、津波が島全体に押し寄せて甚大な被害を受けたそうです。

この気仙沼の大島は、気仙沼に浮かぶ周囲22キロ、面積9㎢の島で、陸中海岸国定公園に指定されており、リアス式海岸の美しい「緑の真珠」と呼ばれるほどの美しい島です。
ここでのボランティア活動は、甚大な被害を受けた島の復興のため、気仙沼市大島災害対策本部の指導の下、民家のガレキ撤去を行いました。
作業内容は、燃えるゴミ、木材、金属類、コンクリート殻などに分別し、トラックに積み込むまでの作業となりました。作業は、おおむね完了しました。

今回、ご一緒した対策本部の担当者の方は、お父さんが未だ行方不明だが、悲しんでばかりはいられないので、復興のために頑張ってる、と申されてました。
今回、ボランティア活動をとおして感じたことは、同じ思いを持って取り組むことの大切さや、心のつながりを感じました。
若い人たちもこの被災状況を目に焼き付け、何かを学びたいと言ってました。ボランティア活動に参加し、多くの人に伝えて、ボランティア活動の輪が広がってほしいものである。
また、被災地の方々は、ボランティア活動に感謝されてましたが、ボランティア以外にも、被災地の観光や、物産を買ってもらうことでも復興につながると言ってました。
三陸海岸は、過去にも江戸、明治、昭和と津波の被害を受けている地区で、津波の水位の掲示など過去の教訓を生かして防災に取り組んでいる。
それでも甚大な被害を受けた!
昔から、「災害は忘れたころにやってくる!」と言われている。
私たちは、日々防災訓練等を行い、さらに防災意識を高め、減災に取り組む必要を痛感した。

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Tags: 復興支援, 津波, 減災, 災害対策, 防災訓練
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