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三郷町連続講座第三回

令和4年9月3日、三郷町社会福祉センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第3回目「災害ボランティアとは?」が実施され、町内防災士や自主防災役員、役場職員など18名が受講しました。前半は、三郷町在住の北村防災士より熊本地震や西日本豪雨災害などの被災地での災害ボランティアの体験と活動の実態などが多くのスライドを用いて解説されました。後半の講演では県防災士会相談役の植村防災士による、ボランティアセンターの開設と運用の仕組み、行政や地域の諸団体、住民との関わりのあり方などが詳しく解説され、受講者は皆とても真剣に聞き入っていました。受講者の中で災害ボランティアの経験のある方は18名中3名と少なく、支援する側としてだけでなく三郷町で災害が起きた場合の受け入れ側の対応についても学ぶ大変有意義な機会になったと思います。当該講座は三郷町の社会福祉協議会が主催する連続講座として令和3年度より実施されており、少しでも多くの地元の方々に学んでいただきたい内容となっています。次回第4回では連続講座の締めくくりとしてボランティアセンター開設訓練が行われる予定です。災害が起きないことが一番望ましいことですが、いざ災害が起きたときに行政でも民間でも多くの人材が手を取り合って助け合うことが出来る三郷町になれるよう今後も頑張りたいと思います。  (報告:北村防災士)

三郷町連続講座第二回

令和4年8月20日、三郷町福祉保健センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第2回目「三郷町の災害リスクを知る」が実施され、奈良県防災士会より植村顧問が講演し、町内防災士や自主防災役員など14名が受講しました。今回は過去に水害が起きた明治団地およびため池ハザードマップに掲載されている「大池」という溜め池の、現地見学会を中心とした内容で進行しました。今回、受講者はまず社協の車に分乗し現地へ向かいました。明治団地では57災害と呼ばれる昭和57年の台風10号の時と、平成29年の台風21号による地域の水害の様子について、明治団地自主防災会の代表の方による語りとまち歩きでの案内がなされ、当時の様子やそこから地域で始めた取り組みなどが紹介されました。特に大和川の水位が上がってから、樋門が閉じられるタイミングが地域に知らされないことに、行政や大和川工事事務所との連携を強く求められている事や、高齢者の避難への対応に苦心されていることなどをお話しくださいました。また次に訪れた「大池」では、社協担当者よりため池ハザードマップと連動した情報の説明があり、受講者一同熱心に耳を傾けていました。そのあとは福祉保健センターに戻り、奈良県防災士会の小山防災士による「三郷町の豪雨災害リスクを知ろう」という題目で講演がありました。水害や土砂災害、避難の方法や避難情報の活用などについて講演されました。  (報告者:北村防災士)

三宅町「災害ボランティア養成講座」

7月29日(金)、三宅町社会福祉協議会が「災害ボランティア養成講座」を開催しました。この講座の講師として植村信吉副理事長が招かれ約1時間に渡って講演を行いました。講演では、災害ボランティアセンターの役割や、災害時に地域住民ができる災害ボランティア活動の事例などを東日本大震災、熊本地震、九州北部地震、西日本豪雨被災地(倉敷市真備町)、台風19号豪雨被災地(福島県郡山市、いわき市)での災害ボランティア活動の体験をもとに地元でできるボランティア活動を紹介しながら、町社協が進める災害ボランティア登録への協力を呼びかけました。      (報告者:植村信吉防災士)

奈良県防災士会 令和三年度記念研修会「防災講演会」のお知らせ

奈良県防災士会 令和三年度記念研修会「防災講演会」のお知らせ

【日  時】 11 月20 日(土)14:00~16:00  受付開始 13:30~
【場  所】 奈良公園バスターミナル2F レクチャーホール
【講演内容】 「コロナ禍での災害支援」
【講  師】 災害NGO結 (代表)前原士武(まえはらとむ)氏

研修会詳細につきましては、添付の案内ファイルをご覧ください。
<講師紹介>
(略歴)
1978年沖縄生まれ。美容師、アウトドア添乗員を経て、東日本大震災をきっかけに現職。発災後24時間以内に災害地に駆け付け、被害の概要の発信や今後必要とされる支援を見立て、復旧・復興期までに幅広い支援調整業務を行う。団体名である「結」は、出身地沖縄の「ユイマール」(共同作業の習わし)と、自然災害で困っている方々と、それをサポートしたい方々を少しでも早く繋げる事で未来の笑顔に結び付けてほしいという思いが込められています。現在 前原さんは、令和2年7月豪雨被災地「人吉市」に発災直後から入って、コロナ    禍の中で人吉市災害ボランティアセンターの運営や、被災現場でのボランティア活動の効率的な運営、地元被災者との調整を担っておられます。今回、講師をお願いするにあたり、「研修会開催日にどこかで大規模災害が発生したら、直ちにそちらへ向かいますのでご理解下さい。」という条件付きで講師を引き受けて頂きました。
これまで多くの被災地で支援活動を行ってこられた方です。
参考 http://ngoyui.com/archives/224

 

2021年11月 防災研修会案内(チラシ)

三郷町災害ボランティア養成講座第3回目

 

令和3年9月4日(土)、 三郷町福祉保健センターにおいて三郷町社会福祉協議会(以下、「三郷町社協」)主催の「災害ボランティア養成講座第3回」が開催されました。NPO法人奈良県防災士会からは講師2人が招かれ、「災害ボランティアについて学ぼう」をテーマに、受講者14名が参加されました。

前半は地元三郷町在住の北村防災士が「災害ボランティア〜被災地活動報告〜」と題して、2016年熊本地震(熊本県益城町)、2018年西日本豪雨災害(岡山県倉敷市真備町地区)、2019年台風19号(福島県いわき市)における活動を報告されました。ふんだんな写真とともに、北村防災士が現地で実際に活動をされた様子が紹介され、受講者の皆さんにも被災地におけるボランティア活動が具体的にイメージされたことでしょう。後半は植村相談役兼副理事長が「災害ボランティアとは?」と題して、被災地以外から災害ボランティアとして支援に入るケースと、被災地として災害ボランティアを受け入れるケースについて講話をされました。災害復興支援の目的は「生活の再建」にあり、そのための手段として「支援活動」があること、災害ボランティアは「泥をすくうのではなく、心を救う!(災害NGO「結」代表 前原土武さん)」というお話が印象的でした。最後に三郷町社協の駒田事務局長補佐から三郷町社協の今後の取組みが紹介され、災害ボランティアを目指す受講者の皆さんにとって大変有意義な講座となったと思います。

尚、最終回の第4回「避難所開設訓練」は、近隣府県で新型コロナウイルスの緊急事態宣言が延長され、奈良県下でも新規感染者数が高止まりの傾向にあることから、10月後半を目処に延期となりました。無事に全日程が実施出来ることを祈るばかりです。

<報告者:小山防災士>

 

「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第二回」

 

令和3年7月3日(土)、平群町中央公民館において「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第二回」が行われました。今回は13名の方が受講されました。また、平群町社会福祉協議会西本局長も最後までご視聴頂き無事に終了しました。前回に引き続き、平群町防災士ネットワークからも4名の方に運営のご協力を頂いております。

第二回目の講座内容は、「平群町の災害リスクを知ろう。〜豪雨災害について〜」です。3部構成で前半2部を小山防災士が担当、最後を大坂間防災士が担当しました。

第1章は、「もしも超大型台風が平群町を直撃するとしたら?」

第2章は、「マイ・タイムライン」を考えよう

第3章は、「過去の災害から学ぼう。:令和2年7月豪雨」

小山防災士の平群町地元での細やかな取材とこれまでの災害に関する報道ならび広報資料をもとに、語り、問いかける形で、平群町ハザードマップを確認しながら、台風近接にともなう行動計画や実際に起こりうる災害について、時系列での講義となりました。また、今回の講義においては、平群町の防災ポータルサイトの案内や奈良県防災ポータル、気象庁、奈良県河川情報システムなど、防災・減災につなげる為の情報の入手先も紹介されましたので、実際に役立つ情報が満載でした。昨今の災害にみられる特徴として集中豪雨による土石流の発生、流木土によるダム化による支川氾濫など甚大化するケースが増えており、近隣のハザードマップだけにとらわれず、周囲のリスクについても考え、備えおくことが求められます。講義に用いた想定箇所はごく一部ですが実際に平群町にて浸水や河川の増水が発生した場合のイメージをもってもらい、それが避難を含めすこしでも冷静な判断を導くものと考えております。この活動報告をご覧になった皆様も一度、マイ・タイムラインについてご一考頂ければと思います。

第3章は、まる一年となりました令和2年7月豪雨について、発災からこの1年について、大坂間防災士より出身地の熊本県球磨村の災害情報をもとに振り返りました。予想だにしなかった降雨、洪水に見舞われ甚大な被害となりました事は、今後の防災計画にきっと役にたつと思います。今あるハザードマップを底辺として、各地で発生している災害を教訓に今を理解してほしいと思います。また避難する事についても、どういった避難をすべきなのか? 避難した時の生活と仮に住む家を失う事などもイメージして、避難時の持ちだし品についても考えて頂ければと思います。

最後に、発災以後 熊本県 人吉市・球磨村にてボランティア活動を行っておられるボランティア団体「かわせみ やませみ」様より貴重な資料映像の提供をご承諾頂けました事、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。                                                 ※奈良県防災士会:植村、堀田、小山、八幡領、大坂間                                                                            (報告:大坂間防災士)

平群町防災講座(第2回)_20210706提出 (1)

令和2年7月豪雨、現地レポート2(熊本県球磨村)

熊本県球磨村のご実家が被災された大坂間防災士から、仕事の関係でご実家に戻る機会を得られたとのことで報告を頂きました。

発災後4ヶ月が過ぎますが、災害の中心エリアは少し片付けされていますが変わりない感じで人がいない。人吉の中心街は店も人も車もそれなりなのに、とのことです。
避難所閉鎖後の仮設住宅は2年の期限付きでいずれ戻らなくてはならないため、その間自宅を空けると家屋が傷むので、親御さんは10月末の避難所の閉鎖と共に自宅に戻られました。幸いライフラインはすべて回復して、移動販売の業者が自治体の要請で週一回来てくれるらしいです。安否についても確認してもらえるとの事。元の商店が無くなったので非常にありがたいと、自治体の配慮に感謝されています。
幹線道路の応急復帰工事も始まり往来は徐々に改善されていますが、帰るに帰れない方が多く何も出来なくて、手付かずの家屋がまだまだ残っています。支援活動がなされている地域では、家主様がおられて支援団体とのマッチングがなされていますが、都会と異なり過疎化が進む村は今後どうなるのか全く見えないと懸念されています。

支援金のご報告

「令和2年7月豪雨災害被災地で頑張る各支部へ防災士会活動資金を!」という主旨で、皆様には災害支援口座に寄付をお願いしていました。たくさんのご支援をありがとうございました。
いただいた支援金は奈良県防災士会から被災地の日本防災士会九州支部連絡協議会へお届けしました。

日本防災士会九州支部連絡協議会へ活動資金/¥200,000
寄付金/26名から¥186,500(不足分は奈良県防災士会から支出)

災害復興支援のボランティアに参加して直接お渡ししたかったのですが、新型コロナウイルスの影響もあり振込とさせて頂きました。

なお、熊本県支部につきましては、すでに宮下支部長(熊本県支部)からの要請に答えて、靴下等の支援物資を送っていますが、これまでの経緯を含めて別途協議の上調整します。

特定非営利法人奈良県防災士会
理事長 末田政一

令和二年度研修(奈良県社会福祉総合センター)報告

8月30日 奈良県社会福祉総合センターにおいて令和2年度研修が行われ、「コロナ対策避難所開設訓練」を行いました。

【訓練参加者からの声を紹介します。】

  • HUGは何回かさせて頂きましたが、今回リアルHUGが体験できてとても良かったです。withコロナで避難所開設も進化している事が分かりました。地元の方にも伝えたいです。
  • 一人一人が自分の頭で考える。リーダーを中心にまとまること。
  • コロナ疑いの方のゾーニングができなかった。発熱のある方とせきだけの方を一緒にしてしまった。
  • 「避難所は避難者が運営する」。これは一般の人は全く理解できていない。自分には何ができるか?避難所の入口に「避難者は運営にお手伝いください。」とかかげておきたい。
  • 頭では理解しているつもりでも、実際にやってみると出来ていないこと、出来なかったことがたくさんあり、とても有意義でした。今日のふりかえりを地元に持ち帰り、自主防で活用させていただきます。
  • スキルアップの為、ご尽力頂きありがとうございます。防災士として役に立てるよう、今後ともご指導宜しくお願い致します。

【訓練の様子】

総合受付準備(新型コロナウイルス想定)

総合受付(潜在場所の振り分け:健康状態の確認)

従来の一般受付(密にならないように!)

避難者ゾーニング打ち合わせ。(重要です)

実地訓練後の振り返りタイム

令和2年7月豪雨 熊本の状況報告

 

<報告:八幡領防災士>