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大宇陀小学校防災訓練

 

11月12日(火)に、宇陀市大宇陀小学校において、夏季休業中の教職員研修会に引き続き、児童・保護者向けの防災講演を行いました。 当日は、①児童・保護者が体育館に集まり児童向けのお話。②児童が教室に戻ったのちに保護者向けの講演。③保護者参加のもと、学校の引き渡し訓練 の順で行われました。 児童向けのお話では、阪神淡路大震災の映像(コンビニなどの陳列物が崩れ落ちる様子など)を見た後、何人かの児童に前に出てきてもらい、教室や下校中のブロック塀脇などで地震に遭った時のシェイクアウト訓練を行いました。教室を想定した場面では日ごろの学校での訓練の成果が表れていましたが、通学路を想定した場面ではブロック塀を想定した段ボールの下敷きになってしまいました。改めて児童全員で地震に遭遇した場所での対応のポイントが確認できました。 保護者向けの講演では、『家庭ですべき災害への備え』と題し、自分自身や家族を守るために知っておくべき〈地震や水害に関する知識〉〈「避難」の考え方〉〈日ごろの暮らしの中でできる備え(寝る時、かたづけ、買い物)〉について情報を共有し、「命を守る」ということについて考えました。 大宇陀小学校では初めてとなる、保護者参加の引き渡し訓練。これまで先生方で数回シミュレーション訓練を行ってこられたこともあり、想定した手順で大きな混乱なく進みました。 すべての予定が済んだあと、校長先生、防災教育担当教員、防災士が集まって、防災士より訓練についての講評・課題等についてお伝えし、学校の今後の進め方について意見交換を行いました。引き渡し訓練についての保護者アンケートを踏まえ、今後も訓練を積み重ね、課題を整理して次に活かす、いわゆるPDCAでより有効な防災教育が実施されていくことでしょう。            (報告者:岡本防災士)

災害ボランティア受援体制整備事業 「 災害時の連携のためのワークショップ」開催案内

災害ボランティア受援体制整備事業
令和元年度 災害時の連携のためのワークショップ

(目的)
相次ぐ災害時には、被災された方々が1 日も早く日常生活を取り戻せるよう、被災地内外からボランティア、
NPO 等が支援に当たる流れが主流となっています。
こういった支援をより効果的、効率的に進めるために、被災地では災害ボランティアセンターが設置され、
被災者の困りごとを受けとめ、ボランティアの力を活かした支援活動が展開されています。
ここ奈良県においても、頻発する水害や南海トラフ地震など、災害の危険性が高まっているなか「災害にも
強いまちづくり」を目指した平時からの取り組みや体制整備が必要です。
これらのことを踏まえ、地元住民をはじめ、行政、社協、ボランティア、NPO、企業、など多様なセクターの
連携による発災時の具体的な支援方策について共に考えることを目的に本事業を実施します。

(主催)
社会福祉法人奈良県社会福祉協議会、奈良県

(対象)
県内市町村災害ボランティア担当職員
県内市町村災害対策本部担当職員
県内市町村社会福祉協議会災害担当職員
県内のボランティア・NPO・企業・団体に所属する者等で災害時の支援活動に関心のある者

(内容)

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日時・会場 ※2日目の会場は2か所で行われます。(内容は同じです)

■1日目
日時:令和元年12 月11 日(水)14:00~16:00 / 会場:奈良県社会福祉総合センター

(内容)
大阪府北部地震、平成30 年台風21 号被害からの復旧活動の経過で、行政、ボランティア、
NPO 等と具体的にどのように連携をしてきたか、その実践を共有しながら、それぞれが担う
役割について学びます

■2日目 ※2会場での開催
①大和郡山市商工会館会場
日時:令和元年12 月18 日(水)13:30~16:00/大和郡山市商工会館会場

②奈良県社会福祉総合センター会場
日時:令和元年12 月23 日(月)13:30~16:00/奈良県社会福祉総合センター会場

(内容)
1日目の実践報告を踏まえ、自分の地域が被災した際の具体的な動きや役割、連携を進め
るための今後の取り組みついて、シミュレーション演習を行います。
(申込)
添付ファイルの案内、参加申込書を用いて主催書へ直接申し込み下さい。
2109年12 月6 日(金)までにFAX にてお申込ください。

問い合わせについても、直接主催者へお願いします。

R1 災害時の連携のためのワークショップ実施要項

三宅小学校児童引き渡し訓練

11月9日、三宅小学校において大規模地震発生時の児童引渡し訓練が行われました、訓練には全校生徒約300人と、その保護者の方、学校関係者を含めて約600人が参加しました。今回の訓練は、これまでの経験を生かして、負傷した子どもたちを別に集めたり、地震によって通常の避難路が通れない場合はどうするのか等工夫の跡が伺える訓練となりました。奈良県防災士会からは地元の植村防災士がアドバイザーとして参加し、訓練全体の講評や課題、問題点などを訓練終了後に校長先生を始め担当の先生と話し合い、今後は学校(地域)のリスクを知るとして研修を積み重ねて行くことが決まりました。              (報告者:植村防災士)

 

御杖村防災訓練

 

令和元年10月6日(日)御杖村菅野体育館において、御杖村防災訓練が行われ、各地区の役員さんと一般参加者、役場職員合わせて約80名で訓練を実施しました。
第一部の避難訓練では御杖村の人口の約3分の1「480名」の方が参加されました。昨年の訓練の反省で、事前に役場から非常持出袋を配布した甲斐があって、多くの方が持出袋を持って避難をされていました。山間部は支援が遅れがちになるので、必要な物は各自で準備する素晴らしい取り組みだと思います。
第二部の防災訓練には奈良県防災士会から10名の防災士が参加。地震対応の寸劇、避難所講話の後、2班に分かれ「ロープワーク」と「身近な物を使った応急手当」を練習してもらいました。
御杖村防災訓練は今年2回目で、昨年度は奈良県自主防災支援事業として行われ、本年度は役場主体で開催されました。皆さん熱心に取り組まれていましたので、将来的には役場に頼らず地区ごとが主体になって継続して進めていけるようにアドバイスさせていただきました。
<末田政一 防災士>

天理市兵庫町防災訓練

令和元年9月22日(日)天理市兵庫町において南海トラフ地震(震度6強)を想定した「防災まちあるきマップ作成ツアー」が行われ、奈良県自主防災支援事業として奈良県防災士会から8名の防災士が訓練をサポートしました。第一部の「防災まちあるき」では兵庫町を4ブロックに分け、各ブロック10名程度の参加者に防災士が2名ずつ同行して、危険箇所の確認や災害時に役立つ場所や人材を探して歩きました。第二部では防災まちあるきで得られた情報を各ブロックの代表者が地図に書き込み、兵庫町全体の「防災まちあるきマップ」が出来上がりました。町内を防災目線で歩くことで、兵庫町のリスクと課題や長所を共有していただく機会になったと思います。

<小山英子防災士>

大宇陀小学校防災研修会(教職員研修)

令和元年8月28日に大宇陀小学校において防災にかかる教職員研修会が行われ、出張の方を除く14名が参加されました。
第一部では、「振り返ってみることから」というタイトルで2班に分けてワークショップを行いました。南海トラフを震源とする大きな地震を想定した上で、 1班は「日ごろ取り組んでいること」について、①できていること、②できていないこと、③課題と解決方法。  2班は「発生したときの対応(行動)」について、①発生したらどうなるか?、②発生した時の行動、③課題と解決方法 について意見を出し合いました。参加者が各自の視点で意見を出し合い、今後の学校での防災教育を行う方向性について多くのヒントが浮かび上がってきました。
第二部では、「学校における防災」~過去の災害から学ぶ~ という演題で講演を行いました。過去の災害における他地域の学校の実情・成果・課題を知り、自らの学校の災害リスクを確認した上で、学校におけるこれまでの防災教育が自身の学校の実態に合っているものかを考える機会としました。子どもたちの命を守るために、また、不意の災害に対応できるようにするため、熱心に研修に臨む姿が印象的でした。

<岡本 防災士>

 

奈良市総合防災訓練

令和元年9月1日(日)奈良市役所、及び奈良市全市50地区57箇所の指定避難所において、奈良市総合防災訓練が開催され、3,601名の参加がありました。内訳は「災害対策本部 :80名、避難所配置職員:114名、自主防等従事者:1,115名、避難者参加:2,292名」です。

奈良市には現在765名の防災士がいます。その中で136名が奈良県防災士会に所属されています。総合訓練では各地区で同時に避難所が開設されましたので、防災士も各地元の地区で活躍していただきました。久しぶりに開催された奈良市総合防災訓練ですが、今回は災害対策本部と行政センターや出張所とテレビ会議を通じての連携、各避難所との連携訓練を行いました。写真の避難所は都祁地区の様子です。都祁で作成した避難所運営マニュアルに則り、自主防災役員と避難住民が協力し合って避難所開設を行いました。事前にしみんだよりで広報して、当日は9時30分に防災行政無線とエリアメールで地震発生訓練開始を伝えましたが、規模の割りには住民の避難者が少なかったと思います。

<末田政一 防災士>

お天気フェアー

令和元年8月3日(土)奈良市防災センターにおいて、奈良地方気象台、奈良県砂防災害対策課、奈良市防災センター、日本気象予報士会、奈良県防災士会の共催に「夏休みお天気フェア」が行われ、親子166人が来場、天気と防災について学びました。
奈良県防災士会からは18名の会員が参加し、防災士会ブースに新聞スリッパとゴミ箱、ゴミ袋のポンチョとキッチンペーパーのマスク作りの体験コーナーを設置。特設コーナーでは防災紙芝居と簡易担架の寸劇を行いました。
防災紙芝居は「マナちゃんリナちゃんの防災日誌」と題した、奈良県防災士会のオリジナルです。今回はいつもより多く5回上映。聴覚障害者の団体が来場されて手話による紙芝居もできました。緊急地震速報が聞こえない方へのシェイクアウトなどの課題も考えながら、子ども達も楽しく学べる良い機会になったと思います。
<末田政一 防災士>

夏休み!! お天気フェア開催ご案内

今年もお天気フェアが開催されます。
 (参加無料、申し込み不要)

開催日時:8月3日(土) 9:30~15:30
開催場所:奈良市防災センター (奈良市八条五丁目404-1)
※ 警報の発表が予想される場合や地震等で中止することがあります。
~お問い合わせならび詳しくは案内資料を確認ください。~

《主催》
奈良地方気象台、奈良県、奈良市防災センター、一般社団法人
日本気象予報士会関西支部、NPO法人奈良県防災士会
《後援》
一般財団法人日本気象協会、気象友の会

【学習・体験イベント内容】
 ■作ろう!学ぼう!
・楽しい紙芝居で地震に備えよう
・いざというときに役立つ防災グッズを作ってみよう
・雲を作ってみよう 雪の結晶を作ってみよう
・怖い土砂災害のしくみを模型で学ぼう
・雨粒はどんな形で降ってくる? 他にも、さわれる竜巻や液状化の実験など、色々あるヨ

■体験しよう!
・暴風雨体験
・地震体験
・消火体験
・煙避難体験
※ 暴風雨体験を希望される方は、雨具(上下もしくはフード付)、 長靴、タオルをご持参ください。
なお、体験人数を制限する 場合がありますので、あらかじめご承知おきください。

お天気フェア2019

三郷町三室地区「災害対応訓練」

令和元年6月30日、三郷町三室地区において、イメージTEN形式で「自主防災組織の災害対応訓練」が行われました。参加者は自治会長をはじめ三室地区22名の組長さん、民生委員さん、地区内の介護施設スタッフさんおよび近隣自治会から自主防担当者さんを迎え合計55名の参加となりました。

大規模地震災害を想定し、倒壊家屋からの救出、火災への対応、住民の避難誘導、負傷者の応急手当、避難所対応など、時系列での課題についてテーブルごとに話合い、改めて災害時の自助・共助について認識を深めました。参加者は、難しいながらも自身の防災意識を改める良い機会になり、大変有意義な訓練となりました。

<北村厚司 防災士>