広陵町防災士ネットワークの技術研修(HUG)

12月1日(日)9時30分から、広陵町中央体育館で、広陵町防災士ネットワーク主催の「会員技術研修会」が開催されました。テーマは、風水害対応のHUGです。参加者は、ネットワーク会員と広陵町の防災担当職員の30名です。講師は、板垣防災士で5つのテーブルに分かれて、演習を行いました。風水害対応のHUGは、初めての人が多く、防災士でもあり、真剣に取り組んでいました。HUG終了後は、カレーの炊き出しが準備されていて、おいしくいただきました。   (報告:板垣)

 

大宇陀小学校防災訓練

 

11月12日(火)に、宇陀市大宇陀小学校において、夏季休業中の教職員研修会に引き続き、児童・保護者向けの防災講演を行いました。 当日は、①児童・保護者が体育館に集まり児童向けのお話。②児童が教室に戻ったのちに保護者向けの講演。③保護者参加のもと、学校の引き渡し訓練 の順で行われました。 児童向けのお話では、阪神淡路大震災の映像(コンビニなどの陳列物が崩れ落ちる様子など)を見た後、何人かの児童に前に出てきてもらい、教室や下校中のブロック塀脇などで地震に遭った時のシェイクアウト訓練を行いました。教室を想定した場面では日ごろの学校での訓練の成果が表れていましたが、通学路を想定した場面ではブロック塀を想定した段ボールの下敷きになってしまいました。改めて児童全員で地震に遭遇した場所での対応のポイントが確認できました。 保護者向けの講演では、『家庭ですべき災害への備え』と題し、自分自身や家族を守るために知っておくべき〈地震や水害に関する知識〉〈「避難」の考え方〉〈日ごろの暮らしの中でできる備え(寝る時、かたづけ、買い物)〉について情報を共有し、「命を守る」ということについて考えました。 大宇陀小学校では初めてとなる、保護者参加の引き渡し訓練。これまで先生方で数回シミュレーション訓練を行ってこられたこともあり、想定した手順で大きな混乱なく進みました。 すべての予定が済んだあと、校長先生、防災教育担当教員、防災士が集まって、防災士より訓練についての講評・課題等についてお伝えし、学校の今後の進め方について意見交換を行いました。引き渡し訓練についての保護者アンケートを踏まえ、今後も訓練を積み重ね、課題を整理して次に活かす、いわゆるPDCAでより有効な防災教育が実施されていくことでしょう。            (報告者:岡本防災士)

川西町連続講座 第2回

11月17日(日)川西町文化会館において、川西町防災連続講座 第二回「みんなで避難!〜車椅子避難を体験してみよう〜」が開催されました。今回は奈良県防災士会から3名が参加し、川西町社会福祉協議会から3名、川西町役場から2名のご協力を得て、参加者22名に車椅子体験とアイマスク体験をしていただきました。参加者は2名ずつペアになり、車椅子体験では、段差や、横断歩道、急な坂道、自動販売機を、またアイマスク体験では、狭い通路や障害物、テーブルと椅子、長い通路、段差と和室について、支援する側と支援される側の両方を体験していただきました。好天に恵まれ、どなたも大変熱心に取り組んでおられました。

ふり返りや参加者アンケートでは、「体験する事によって、支援する側、される側の立場が良くわかった」や「今後は支援される側の立場に立った支援というものを心がけていきたいと思った」や「人からの優しさを受けるのがこんなに安心し、がんばろうと思う力になるのかと思いました」などの声が寄せられました。今回の体験を通して感じられた事や気付かれた事が、実際に災害が起こった時に災害弱者の方々の目線に立って考えることや様々な配慮に繫がっていくことを切に願います。      (小山防災士)

吉野郡内社協災害対応訓練

11月16日(土)下市中央公園体育館において、吉野郡内社協連絡協議会と吉野青年会議所の主催による「災害時対応訓練〜災害ボランティアセンターの役割・理解を深める〜」が開催されました。吉野郡内11町村から行政、社協、青年会議所、民政委員、ボランティアなどが参加し、総勢113名で訓練が行われました。奈良県防災士会からは講演・炊飯指導・見学などで5名が参加しました。午前中は、奈良県社会福祉協議会の災害ボランティア受援コーディネーターである川口防災士が「災害への事前対策と事後対策〜令和元年台風19号を事例として〜」を講演しました。昼食では小山防災士指導によりハイゼックス袋を用いた給食訓練が行われ、続いて段ボールベッドの組立とドローン飛行が実演されました。午後は、台風による豪雨災害から5日後という設定で、災害ボランティアセンターから初めてボランティア派遣を行うという想定においてセンター運営訓練が行われました。本訓練を通して、災害ボランティアセンターの役割や運営について理解が深められ、迅速かつ的確なボランティア派遣に向けた協働と連携の基盤作りが進められたことと思います。          <小山英子 防災士>

 

斑鳩町北庄自治会防災訓練

11月10日(日)に斑鳩町北庄自治会内で北庄自警団主催の防災訓練が行われ、奈良県防災士会からは5人が参加しました。訓練には82人の住民が参加され、「消火器」「消火栓」「簡易担架」「防災グッズ」「アルファ化米による給食」「東京都消防士服を着ての記念撮影」が実施されました。

北庄自治会での防災訓練は5年振りということでしたが、自警団の皆さんが「自助」と「共助」の実現に向けて中心的役割を果たされていました。奈良県防災士会は「簡易担架」の指導を担当しましたが、参加者の皆さんが熱心に取り組まれているのが印象的でした。

今後、北庄自治会では奈良県防災士会の協力を得て「地区防災計画」を進めて行かれる予定です。今回の訓練はその第一歩となったことでしょう。

<小山英子 防災士>

三宅小学校児童引き渡し訓練

11月9日、三宅小学校において大規模地震発生時の児童引渡し訓練が行われました、訓練には全校生徒約300人と、その保護者の方、学校関係者を含めて約600人が参加しました。今回の訓練は、これまでの経験を生かして、負傷した子どもたちを別に集めたり、地震によって通常の避難路が通れない場合はどうするのか等工夫の跡が伺える訓練となりました。奈良県防災士会からは地元の植村防災士がアドバイザーとして参加し、訓練全体の講評や課題、問題点などを訓練終了後に校長先生を始め担当の先生と話し合い、今後は学校(地域)のリスクを知るとして研修を積み重ねて行くことが決まりました。              (報告者:植村防災士)

 

斑鳩町三室自主防災組織防災講演

令和元年10月27日(日)午前10時から、斑鳩町西公民館において、「三室地区自主防災組織・自治会」主催で、組織初めての防災講演会が行われました。参加者は、防災組織の役員さんや自治会の方々で、25名でした。奈良県防災士会から、板垣が講師として、「風水害のタイムライン」と題して、講演をしました。今回の関東・東北・長野の水害をふまえ、参加のみなさんが真剣に討議されているのが、印象的でした。

(報告者:板垣防災士)

川西町連続防災講座第1回

10月20日(日)に川西町文化会館サークル室にて、川西町防災連続講座 第一回「水害に備えよう〜大雨が降ると川西町はどうなるの?」が開催されました。本講座は日赤モデル奉仕団事業として、川西町赤十字奉仕団から奈良県防災士会が依頼を受けたもので、「いざというときのために やってみよう!防災」と題して計三回が行われる予定です。
第一回「水害に備えよう」では26名の方にご参加いただき、川西町の水害リスクや早期避難の大切さについて一緒に考えていただきました。近年頻発する豪雨災害に加え、令和元年台風19号による甚大な被害が発生した直後でもあり、どなたも大変熱心に取り組んでおられました。
参加者アンケートでは、講座内容は今後の防災の備えに役に立つというご意見を多数いただきました。本講座が防災を身近なこととして考える一助となれば幸いです。     (小山英子防災士)

生駒市生駒第二小学校区防災訓練

9月28日(土)に生駒南第二小学校区内の「南小平尾」「北小平尾」「萩の台」「東山」「ローレルコート萩の台」「ローレルコートエスタ萩の台」各自治会合同の防災訓練に参加しました。 「ローレルコート萩の台」「ローレルコートエスタ萩の台」のマンション自治会では集合住宅特有の防災講座を行い、災害に備えるための学習を行いました。 「南小平尾」「北小平尾」「萩の台」「東山」の各自治会ではそれぞれの自治会館、集会所へ参加者が参集し、避難所となる生駒南第二小学校まで「まちあるき」で危険箇所抽出を行いました。

全自治会が小学校図工室に集合し、「防災マップ作り」を行い、危険箇所などを参加者全員で共有。続いて、ハイゼックス袋で炊飯実習を行いました。訓練場所を体育館へ移し、「防災紙芝居」「シェイクアウト」「真っ暗体験」など行いました。  (報告者:八幡領防災士)

防災リーダー研修

令和元年度の奈良県防災リーダー研修が10月13日(日)奈良女子大学において、280名の受講者で開催されました。奈良県が主催する3日間の研修で新たな防災士を養成する講座です。
本年度から実技講座が必須となったため、奈良県防災士会から14名の防災士が参加してHUG(避難所運営ゲーム)研修も行いました。まず植村理事長が「防災士の役割」として講義を行い、その後3部屋に分かれてHUGの体験をしてもらいました。通常のHUGをする時間がとれないので、少し違った体験版となりましたが、皆さん熱心に取り組まれていました。
各地で災害が多発して防災意識が高まる中で、新しい防災リーダーの活躍は頼もしい限りです。地域や職場、家族のために知識を役立てていただきたいと思います。
<末田政一 防災士>