新年を迎えるにあたって

 
 希望にあふれる23年の新春を迎え心からお喜びを申し上げます。
年頭にあたり、まず会員並びに役員の皆様に対しまして、平素の献身的なご活躍とご苦労に深く感謝申し上げる次第であります。
 奈良県支部の会員人数も、現在では170名に迫ろうとしており、確実に奈良県支部も充実してきましたことは、会員各位はもちろん、防災の任にあたる私どもといたしましても大変心強いところでありまして、心から厚くお礼申し上げます。
 さて、防災分野にたずさわれる各大学の著名な教授方々が、つね日ごろから警鐘されている「東海・東南海・南海地震」の巨大地震災害のカウントダウンが始まっています。
684年の白鳳地震から1944年の昭和東南海地震・1946年の南海地震までの1,262年間で、少なくとも9回繰り返した事が確認されています。間隔は、90~150年で、このうち3つ同時に発生又は、2つ同時に発生し、その翌日にもう1つの地震が発生したパターンもあります。この事から、最後に発生した1854年の安政東海・東南海地震から156年も経過している現在では、今日・明日発生してもおかしくない時期にきています。
 会員の皆さま方も防災知識の向上に努められますよう、支部開催の各事業や研修等に参加していただき、地域並びに県内における災害時の減災に努めていただきますよう心からお願い申し上げます。
       日本防災士会奈良県支部長 木本喜信