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曽爾村防災訓練

令和元年6月29日(土)曽爾村役場振興センターにおいて曽爾村防災訓練が行われ、奈良県自主防災支援事業として奈良県防災士会から9名の防災士が訓練を実施しました。
第一部の避難訓練は曽爾村総代会主導で行われ、まず安全な一時(いっとき)避難場所に集合してから、地域の集会所へ避難する訓練で、曽爾村の人口約1400人のうち616名の方が参加されました。
第二部訓練として、曽爾村総代会の自主防災役員36名と役場職員を対象に、「シェイクアウト(地震から身を守る)」と「ブロック塀の寸劇」「避難所の講話」「身近な物を使った応急手当」「ロープワークの実技」を行いました。
継続することを目的として県と協力しながら進めてきた曽爾村防災訓練も、おかげさまで3年目を迎えました。今後、総代会と役場が協働して訓練を進めていける道筋が構築出来たと思います。
<末田政一 防災士>

都祁中学校 全校生徒対象 避難所運営ゲームHUG

 

平成31年1月10日(木)、奈良市立都祁中学校において、全校生徒対象の防災学習として避難所運営ゲーム「HUG」が行われました。
1限目2限目は3年生、3限目4限目は2年生、5限目6限目は1年生で、1日に3回開催で10分の休憩時間に片付けて入れ替えるなどタイトなスケジュールでしたが、生徒や先生方の協力で無事に進行ができました。
通常のHUGより少ない時間で行うため説明の時間を短くしましたが、さすが中学生の適応力の高さで直ぐに対応し、全員が楽しみながら参加してくれました。特に2年生1年生は12月に神戸震災の現地視察へ行ったり、都祁地域の避難所開設訓練に参加してくれた生徒もいて避難所のイメージができていてスムーズな運営が見られました。
「掲示板には英語やイラストでも併記する。小さい子ども連れは防音でカーペット敷きの音楽室を利用する。うつ病患者は高層階に入れない」等の中学生ならではの発想がたくさんあって、こちらも勉強させてもらった一日でした。
山間部にあたる都祁地域では、平日昼間は高齢化がさらに進みます。中学生も頼りにされているという自覚があって、HUGの勉強も真剣に取り組んでくれました。    (報告者:末田防災士)

世界遺産「法隆寺」で防災訓練(2018年)

 

平成30年12月18日(火)、法隆寺において防災訓練が行われました。訓練は今年で5回目になり、奈良県防災士会から7名の防災士が参加しました。今年は、法隆寺境内で、120名の参加のもと、観光客の避難誘導訓練、シェイクアウト訓練、境内の「聖徳会館」での避難所開設訓練、その後、自主防災組織研修として植村理事長が、「地震タイムライン」を行いました。

タイムラインでは、自宅・駅・ショッピングセンター・法隆寺とグループ別に時間経過での対応を考えてもらいました。ただ、10分後・1時間経過後・半日後を、イメージできていない人が多かったようです。時間経過をより具体的に写真などを使いながら、体験者に理解してもらう等の今後につながる体験となりました。  (報告者:板垣防災士)

桜井市で避難所実体験型訓練(人間HUG)

11月17日(土)桜井市図書館において避難所実体験型訓練(通称:人間HUG、主催:桜井市ボ連)が行われました。参加者は桜井市内のボランティア連絡協議会会員を中心に150名です。この訓練は、避難所運営ゲームHUGを図上ではなく、参加者が実際の避難者になり様々な課題について実体験をするもので、今年で2回目の開催となります。

参加者は、最初に訓練主旨説明を受け、当初から避難所運営を体験するグループ、途中から避難所にたどり着いたグループ、車椅子で会場に到着するグループ、タンカで避難所に運びこまれるグループ等、4つのグループに別れて避難所体験しました。また、今回は、参加者全員が避難所内で“今、なにが起こっている”のかを共有できように会場スクリーンに課題を映し、全員で協力し合うことを目標に行われました。

防災士会からは20名が参加し、各グループのリーダーや避難所での課題を持ち込む者(クレーマー)に扮して、より実際の避難所に近い雰囲気を体験できるように行いました。

避難所運営に携わった参加者からは「俺の所へ文句ばっかり言ってきたのは防災士の人やったんか」「良い経験させてもらったわ」の声が聞こえるなどリアルな中にも楽しい訓練となりました。

最後には、クレーマー役を引き受けた防災士を含めて防災士全員の紹介を行い、大川防災士と桜井市危機管理課水野課長の講評を受けて訓練を終了しました。

(報告者:植村信吉防災士)

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御所市名柄小学校で避難訓練

 

11月3日(土)の午後から御所市名柄小学校で避難訓練が行われました。この訓練は、名柄小学校が「自分たちの命は、自分たちで守る」を合言葉に年2回行っているもので、子どもたちと保護者及び地区の自主防災会役員の方も参加した訓練となりました。

今回は、名柄小学校からの要請を受けて奈良県防災士会が体育館に避難した子どもたちや保護者の方へ①避難所ミニ体験②段ボールベッド③三角巾④車椅子体験を各ブースとして設置し、御所市生活安全課と一緒に指導・体験研修を行いました。

全体研修では、シェイク・アウト訓練を行いましたが、その以外にブロック塀倒壊への対応訓練も行い、地震発生時には地震遭遇場所によっては危険個所から離れることの大事さを体験しました。

今回の訓練は、子どもたちだけでなく保護者や地区自主防災会役員の方も参加されたこともあり、学校だけでなく校区ぐるみでの取り組みの大事さを学ぶ機会となりました。

 

(報告者:植村信吉防災士)

御杖村防災訓練

平成30年10月14日(日)御杖村菅野体育館において、御杖村防災訓練が行われ、御杖村住民と役場職員約90名で訓練を実施しました。
第一部の避難訓練では御杖村の人口1696人のうち、3分の1の「560名」の方が参加されました。
奈良県自主防災支援事業として奈良県防災士会から11名の防災士が参加。非常食アルファー化米に水を入れて食べてもらうサポートを行い、避難所講話の後、2班に分かれ三角巾と簡易担架を練習してもらいました。
御杖村として実質初めての訓練にもかかわらず、皆さん熱心に取り組まれ、次に繋がる有意義な訓練となりました。
<末田政一 防災士>

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富雄南地区HUG訓練

 

平成30年9月2日(日)富雄南公民館において、奈良市富雄南地区連合自治会・自主防災防犯会主催の避難所運営ゲーム(HUG)が行われ、地区自治会役員さん50名が参加されました。
集会室が4グループしか入らないので、会議室2グループ図書室1グループに分かれてサテライト方式で行ったのですが、会場が狭い場合にこの手法も可能である事がわかりました。
主催者の遊び心で自治会長ばかりのグループや女性ばかりのグループも設置して検証したところ、ひとつひとつの対応に時間が掛かるようで、避難所運営には多くの立場の方の目線が必要である事が明確になりました。
<末田政一 防災士>

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三郷町学校給食センターで防災フェスタ

 

平成30年8月25日(土)三郷町で防災フェスタが行われ、15名の幼児⋅児童を含む160名の参加がありました。防災士会からは北村厚司防災士がセミナー講師を担当しました。

まず、給食センターの福祉避難所設備などを見学したあと、セミナーが開催。テーマは、「自主防災組織の活動について」。プロジェクターを利用し、写真を多く取り入れた、実際の活動の紹介を交えながらの解りやすい説明で、事前申込をした各自治会防災関係者に加え、当日防災フェスタに来られた親子連れなど約120名が熱心に耳を傾けていました。最後は、全員でアルファー化米の出来たてカレーライスを試食。ただし、セミナー会場を避難所に見立てて、あえてテーブルや椅子は置かず、部屋に敷かれたブルーシートに座っての食事でした。参加者は各々場所を陣取り賑やかにカレーを試食しました。中には、防災の大切さを語りながら味わっておられる女性達も居られました。同町では、町民対象にこのような大きな防災フェスタが開催されるのは初めてで、参加者達は各自⋅各家庭、また地元での防災の大切さを改めて感じた様子でした。

(報告:  西村友里防災士)

平成30年度奈良県防災総合訓練

平成30年8月5日(日)9:00から、奈良県防災総合訓練が、被災地訓練が田原本健民運動場で、避難所訓練が田原本町中央体育館で行われました。奈良県防災士会は、避難所訓練で、24名の防災士の参加のもと、避難訓練参加の田原本町住民の方々に、「災害へのそなえ」のお話と、「炊き出し訓練」を行いました。その後、「簡易担架体験」「新聞紙でできるスリッパづくり」「車椅子体験」「避難所ミニ体験」の4つのコーナーに分かれて、約90名の参加者にそれぞれ体験してもらいました。空調施設のない体育館で、非常に熱い中、みなさん熱心に体験されていました。   (報告者:板垣防災士)

平成30年7月豪雨被災地(岡山、京都)先遣隊報告

平成30年7月14、15(土・日)、先遣隊として植村理事長、板垣理事、村山監事の3名が岡山県、京都府へ入りました。
以下、先遣隊の報告です。

<7月14日(土)>
事前に、岡山県神田支部長へ電話にて現地へ入る旨の連絡を入れ、奈良を早朝5時に出発。
真備地区は常に大渋滞が発生しているとの事前情報をつかんでいたこともあり、山陽道経由、岡山自動車道総社ICから総社市内へ向かう。総社市内は渋滞発生していましたが、全て真備地区へ向かう道路でした。

1.総社市
総社市役所横のボラセンにて社協事務局長と支援物資及び現地状況の聞き取り。
Q 支援物資として靴下(奈良県広陵町の地場産業)を送りたい。
A 私宛(事務局長)で良いので送って下さい。
Q 総社市のボラセン状況と今後の見込み?
A 今月中にはかたをつけたい。そうしないと真備の方が大変。
見たところ、支援物資はなんとか足りていそうな感じです。ただ、市役所横の車庫を支援物資配布場所にしており、「ここにあるので自由に持って行って下さい」というスタイル。靴下は不足しているとのこと。※靴下は、20日に発送予定。
総社市から高梁市へ向かう。

2.高梁市 
 高梁市ボラセン(社協)で事務局長と支援物資と現地状況の聞き取り。
Q 支援物資として靴下(奈良県広陵町の地場産業)を送りたい。
A 市役所の総務課と協議してほしい。ボランティアさんには配ってやりたいが・・。
Q 総社市のボラセン状況と今後の見込みは?
A このまま人数が確保できれば今月中にはなんとか。
事務局長さんの話では、
真備では、今日(14日)、ボランティアの受付をストップした。理由として、渋
滞がひどくて、ボラセンから真備地区への送迎ができない。
  沢山の方に来ていただいているので、あとの方は総社市へ来ると連絡があった。
 高梁市役所へ向かい、市役所で総務課長と面談。
課長は、「現状、全て対応できています。ありがとうございます」とのこと。
高梁市から真備へ向かう。渋滞が予測されたので北から(県道54)真備へ入る。真備地区、宮田橋交差点から小田川の架かる宮田橋へ向かうが、宮田橋交差点の景色は、昨年ボラで入った朝倉市の景色と同じと感じた。

3.倉敷市(真備地区)
決壊した小田川に架かる宮田橋の袂の民家に写真撮影許可を取ろうと声をかけ少し話を聞く。
娘さん?の話では、
この家は主人のお母さん(74才)が住んでいました。お母さんは二階にいたが、二階にいても膝位まで水がきた、とのこと。たまたま通りがかった宅急便?の人に子供用のビニールプールのようなもので助けてもらいました。
こちらからは、
「家の写真は撮りましたか?」「り災証明は申請しましたか?」と聞くと、「すませました。」
とのこと。「うちは早くにり災証明の申請をしたので、もうおりました」「今は、市役所がパニックになっています」
お二人で片づけをされていたので、
「ボランティアの申し込みは?」と尋ねると、
「申し込んでいますが、まだ来ないんです」「10時に来ると言っていたのに・・」と困惑されたので、こちらから真備ボラセンの状況を説明。
すると、「1階の畳だけでもなんとかしたかったのに・・。」
と困っておられたので、
「良ければお手伝いしますよ」
急きょ、この民家の片づけのボランティア活動に従事。

<7月15日(日)>
事前に、京都府田中支部長と電話で連絡を取合いながらの現地入り。早朝6時に奈良を出発。京都縦断道から宮津市へ入る。京都府の田中支部長と宮津市三宅危機管理監が知り合いという事もあり、宮津市では丁寧に対応頂く。

1.宮津市
社協事務局長のお話では、
「昨日、今日と沢山の方にボランティアとして参加頂いています。」「このまま順調に行けば7月20日(金)にボラセンを一区切りできるのではないか」
なお、現状支援物資は足りています。
三宅危機管理監との面談
「特に被害が大きかったのは池ノ谷地区」「ただ、ここは地域の結びつきが強くて、直後から地域で素早く対応されていた」等。
また、宮津市の状況や京都府下(福知山、綾部等)の現状説明受ける。
宮津市から舞鶴市へ

2.舞鶴市
ボラセンで社協事務局長のお話を聞く。
「ボランティアは市内限定でお願いしている。」「避難所は閉めました。」「ボラセンは明日の参加者次第ですが2・3日の間に閉めることができるのでは」
「支援物資関係は役所で対応なのでそちらへお願いします。」とのこと。社協事務局長が役所へ連絡を入れて下さり市役所へ向かう。
舞鶴市:産業振興部企業誘致担当竹山課長と面談
こちらからは支援物資関係の説明を行う。課長からは、舞鶴市の状況説明を受け、必要であれば連絡を頂く旨の申し入れ。
課長の「舞鶴市はこの10年で4回も被災している」と言われた言葉が印象的でした。

<先遣を終えての感想>
京都府(宮津市、舞鶴市)は、ほぼボラセン活動が終息へ向かっているもよう。その他の自治体は不明。
岡山県の高梁市、総社市は、復興には時間がかかりそうだが緊急性を要する事案は解消されつつあると感じた。ただ、ボラセンでの話なので細部までは不明。
真備地区は、まだまだこれからです。
被災地が広範囲なのと被災家屋が多いことからへたをすれば年内いっぱいかかる可能性もあると感じました。
私たちが急きょボラ活動を行った民家のある宮田橋付近は真備地区でも西の端の方です。ここから東側の状況は不明というか、渋滞がひどくて行きませんでした。ただ、私たちが急きょボラ活動を行った民家のように、ボランティアを待っている家は沢山あると推測しました。
※13日まで真備ボラセン内で支援活動を行っていた田中防災士(大阪府支部)の情報では、14日段階で3,000件の派遣用意をしていたとのこと。
しかし、被災地へ向かう道路や被災地での大渋滞などで思うような活動が出来ていないのが現実です。なんといっても被災家屋が地区の1/4とも1/3とも言われるほど広範囲な被害であることから、今後、様々な形での積極的な支援が必要です。

(奈良県防災士会:植村信吉)

総社市VC 支援物資

総社市VC 支援物資

総社市VC 支援物資

総社市VC 受付

総社市VC 受付

総社市VC 受付に物資持参

総社市VC 現地送迎バス

高梁市

高梁市

高梁市

高梁市

高梁市VC

高梁市VC 外人も参加

高梁市

倉敷市真備町 渋滞

倉敷市真備町

倉敷市真備町尾崎地区

2階まで浸水

屋内

二階への階段

二階

畳出しボランティア

畳出しボランティア

畳出し完了

小田川支流決壊堤防補修工事

宮津市被災者用物資

舞鶴市VC

舞鶴市VC