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三郷町の行政や地域の防災について知り災害時に自分の身を守ることを学ぶ
令和5年10月4日(水)生駒郡三郷町の町立三郷北小学校において、4年生を対象の防災授業がおこなわれました。3クラス87名が参加し、三郷町自主防災ネットワークの防災士ら9名で役場総務課、消防団第2分団とともに防災体験ブースの指導をしました。授業は体育館でおこなわれ、最初に役場総務課から三郷町の取り組みやハザードマップや避難についての説明などがあり、次に消防団から大和川氾濫時に実際に住民を救助した時の体験談がありました。続いて三郷町内の自主防災組織の活動について、三室自治会防災部の北村防災士よりお話をしました。防災訓練や地域のお祭りなどのイベントに積極的に協力し「人と人とのつながり」をつくる活動を紹介し、危険箇所クイズでは児童といっしょに地震が起きたときの危険なところを考えました。またシェイクアウト訓練を行いました。続いて各クラスの代表の児童で段ボールのブロック塀体験を行いました。通学中に地震が起きたときにブロック塀や石垣のそばで身を守る行動を取ると下敷きになるので安全な位置まで離れてから身を守る行動を取りましょう、という訓練です。普段やらないことはいざという時にもなかなか出来ません。だからこそ何度も訓練しましょうとお話しました。最後は全員を二分して「新聞紙スリッパづくり」と「非常持ち出し品の説明」を20分ずつ交代で体験していただきました。指導にはそれぞれ三郷町自主防災ネットワークの防災士らが担当しました。「新聞紙スリッパ」は両足分をつくり実際に履いて歩いてもらいました。
「非常持ち出し品」は男子と女子で持ち物が変わるので分かれての説明をしました。児童たちも先生方も楽しく体験していただいたようでとても有意義な防災についての学習の機会になったようでした。 【報告:北村防災士】
地震時のマイ・タイムライン
令和5年8月26日(土)河合町立高塚台集会所において、高塚台自主防災会主催の防災講演会が行われました。奈良県安全・安心まちづくりアドバイザーとして奈良県防災士会から村山防災士と小山防災士の2名が派遣され、約30名の参加者に「南海トラフ地震発生を想定したマイ・タイムラインの作成」に取り組んでいただきました。緊急地震速報発令から時系列で発災後48時間までの行動を用紙に記入してもらい、その後、東日本大震災の映像を観てもらい、解説を交えて振り返りを行いました。
奈良県は津波の心配がないため、南海トラフ地震を脅威と考えている人は少なかったです。振り返りでは、家屋倒壊や家具転倒などによる危険性を認識していただき、海無し県の奈良県であっても南海トラフ地震への備えが必要であることを強調しました。 <報告:小山防災士>
奈良県中途失聴・難聴者協会 防災学習会 「地震時タイムライン」
令和5年7月23日(日)奈良県社会福祉総合センター6階中会議室において、奈良県中途失聴・難聴者協会主催の防災学習会が行われました。テーマは「地震時のマイ・タイムライン」で、講師として奈良県防災士会の植村相談役が招かれました。参加の20名は中途失聴・難聴者の方々で、講演は「パソコンの要約筆記」による情報保障が行われました。マイ・タイムライン作成では7名の防災士がサポートをし、めいめいが工夫を凝らして、メモパッドを使った「筆談」やフェイスシールドを装着しての「読唇術」などで参加者と一緒に考えました。
防災士のコミュニケーション力は万全とは言えなかったかも知れませんが、どの参加者の方もしっかりとシートに書き込みがなされていました。大地震が発生した時のイメージを考える機会として、とても意義深い学習会になったと思います。
(報告者:小山防災士)
体験型「避難所開設・運営訓練」 ~発災直後の初動開設訓練~
令和5年7月2日、上牧町上牧第2中学校体育館にて避難所開設の防災訓練が行われ、訓練の運営依頼を受けた奈良県防災士会から20名の人員を派遣し、避難所開設訓練の運営支援を行いました。訓練の参加者は約100名で役場職員、自治会役員、自主防災会の方々となっております。訓練参加者を避難所開設班と避難者役の2班に分け訓練を実施し、1回あたり約40分で交代し双方の体験をして頂きました。今回、上牧町にて準備されている、開設・運営に用いる「避難所開設用資機材」の使用(防災倉庫備蓄品)や、「段ボールベット」の組立、「パーティション」の組立、「プライベートテント」(2種)の組立訓練も取入れ、併せて「ラップ式非常用トイレ」、「ペット用同伴時のテント」、「災害時公衆電話(特設公衆電話)」、「電気自動車からの給電」、「充電式投光器」などの紹介と展示も実施されました。普段、見ることがない資機材の展示もあり、参加された方の理解が増え、訓練の関する一定の効果を得たと考えております。
今回の訓練は、発災直後の初動訓練と位置づけ、急性期における混乱を鑑みて、不十分な資機材と環境の中での避難所の開設を行うもので、これまでに同様な訓練や経験をなされた方も少なく、なにをして良いのか全くわからないのが、実情だったと考えます。実際に我々、防災士も避難所開設マニュアルなどを見聞きして、頭では理解している事も、いざ対面し大勢の人が同時に避難所施設に訪れる状況下において、動けない事がほとんどした。改善するには、訓練を重ねると共に、人と人の繋がり、コミュニティー内での協力、そして組織を作り強くし結束することが、運営の鍵となると改めて考えさせられました。個々の知識や技能だけで、何とかなるものではない。
訓練の最終として、訓練の振り返りを奈良県防災士会より申し上げました。今回想定した大きな地震などの災害発生時は、行政などの公助は期待できず。自分の生命は自分で守り、避難所の開設は、その地域の住民自らの共助で立ち上げ、工夫して運営を開始する必要があるとまとめられました。
訓練に際しては、多々行き届かない所があり、ご参加頂きました住民の方、ご依頼頂きました上牧町役場様には、ご期待に沿える内容とはならなかったと思います。アンケート結果やご助言、指導頂きました事に関しては、今後の訓練に生かす所存でございます。暖かいお言葉も頂戴する事もできた事は、感謝の念に堪えません。
(報告者:大坂間防災士)
上牧町訓練報告20230702
都祁中学校地震対応練習
令和5年7月4日(火)、奈良市立都祁中学校において、全校生徒を対象とした防災学習が行われ、地元自主防災会長でもある末田防災士が「地震対応練習」を行いました。ナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)に合わせて毎年実施しています。
まず、各教室で地震対応の講義の後、放送を用いて3分間全生徒がシェイクアウトを実施しました。その後、安否確認のために体育館へ集合するのですが、通常の避難ルートにある防火扉をあらかじめ閉鎖して通れなくしておいたので、二年生と三年生は別ルートを通って体育館へ向かいました。一年生では学年担当の先生が一緒に移動しない行動を取り、行方不明の報告が出来るかを検証。三年生では担任の先生が避難ルート確認のため先に移動をしたところケガをした想定で寸劇をしてもらい、学年主任が付き添うため生徒だけで体育館へ移動して、状況を報告出来るかの練習を行いました。
その後の講義では命を守ること、シェイクアウトがキチンとされていたのかを確認しました。都祁中学校は避難所になっていて、地震の時は市の配置職員や自主防災役員が来られない時でも避難所が開設されることや、都祁では中学生が頼りにされていることを話しました。通常の避難訓練ではなく「地震対応練習」なので、練習は失敗してもいいし、何度やってもいい。やらされ感のある訓練ではなく、楽しんで続けていくことが大事なので、今回のような演出をしましたが、生徒の皆さんも先生方も楽しみながらもより実践的な練習が出来たと言って頂きました。
<末田政一 防災士>
奈良市都祁公民館講座 キッズつげザー「めざせ防災士」
令和5年6月25日(日)、奈良市都祁公民館において、「キッズつげザー目指せ防災士」が行われ、奈良県防災士会から3名の防災士が講義を行いました。キッズつげザーの防災士講座は一昨年に続いて二回目となり、今回は9名のキッズと保護者3名が参加されました。キッズつげザーは「都祁の子集まれ!」というネーミングの連続講座で、都祁の防災教育の一環で、他には「目指せ消防団」というのもあります。
まず地元の末田防災士が防災士の説明として、過去12年間に都祁で行われた先進的で珍しい訓練の様子を、オリジナルソング「防災キッズ」に乗せたスライドショーにして紹介しました。続いて北村防災士がオリジナル紙芝居「地震編」を行い、お話の中でシェイクアウトの実践やクイズを実施しました。その後は実技練習として荷造りヒモを使ったロープワークと新聞紙でスリッパ作成など盛りだくさんの内容で、1時間半はあっという間に過ぎました。
NHK奈良放送局から取材に来ていたこともあって、みんな真剣に楽しみながら防災体験をしてくれました。都祁は山間部のため人が少ないことと、小学生中学生は昼も夜も都祁にいるので、避難所を開設した時は自分たちも役に立てることに気づいてくれて、アンケートでも全員が「たのしかった、また来たい」と書いてくれました。
<末田政一 防災士>
三室自治会地域の役員を対象とした災害時の助け合いの意識の向上
令和5年6月18日(日)生駒郡三郷町の三室自治会館において、自治会主催の防災ワークショップとして4回目となる「自主防災組織の災害時対応訓練」が実施され、自治会役員や児童民生委員、小規模多機能ホームのスタッフの方など43名が参加しました。南海トラフ震源による震度6強の地震が三室を襲ったという想定で、シェイクアウトから訓練が始められ、ライフラインの途絶から家屋の倒壊、救出救護、火災の発生、避難誘導、補助避難所の運営など、時系列で次々と発生する普段考えたこともない課題に、皆さん真剣に話し合い取り組んでいただきました。訓練終盤に、もう一つの目的でもある本年度の組長全員の自主防災活動の班分けを行い、一人一人が災害時には率先して助け合うという自覚を持っていただく事と、今年一年間の防災訓練や自治会行事へのご協力をお願いしました。 (報告:北村防災士)
新着情報
斑鳩町総合防災訓練2025年10月25日 - 8:47 PM
斑鳩町夜間防災訓練2025年10月25日 - 8:43 PM
防災訓練お手伝いの募集2025年10月19日 - 7:54 AM
災害発生後の生活再建を考えるシンポジウム2025年10月17日 - 7:02 AM
磯城郡民生委員児童委員協議会 防災研修2025年10月13日 - 12:12 PM







































































