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東日本大震災レポートNo4(事務局通信)

大震災レポート4号(事務局通信)が届きました。
全文を掲載します。
 
■ 安否情報
宮城県支部長からメールが返ってきました。ご本人は無事とのことですが、多くの会員の皆様との連絡はまだ取れていないそうです。心から無事をお祈り申し上げます。
■ 危機管理教区研究所・国崎信江さん(防災士養成講座常任講師)からのメッセージをお伝えします
(以下、国崎さんのメッセージ。原文ママ)
この度の東北地方太平洋沖地震・大津波で被害に遭われた被災者支援のために、弊社(株式会社危機管理教育研究所)では、NPO国境なき技師団やNGOと連携を検討し、岩手県助産師会からの依頼を受けて大船渡社協から各避難所への支援活動にむけて準備をしております。
政府はボランティア担当に辻衆議院議員を任につけたと報道がありましたが、いまだ具体的な動きが見えません。
下記のとおり被災地からは悲鳴があがっており、支援の隙間がたくさんあり、一刻を争う事態です。4日目になると避難所にいる被災者の疲労は相当なものになります。
現在、弊社のHPから活動募金や下記の物資の支援をお願いしております。本日午後より第一陣として被災地に赴きます。何卒、被災地に皆様の善意が届くよう、現地での活動がスムーズに行えますよう可能な限りのご支援をどうか宜しくお願いいたします。
お知り合いの方にもなにとぞご周知、ご協力を呼びかけていただければ幸いです。
参考までに昨日付の被災地の情報をお知らせいたします。
●岩手県
盛岡市で助産師をされている被災者の女性から被災地の情報と支援のお願い情報が入っておりますのでお知らせいたします。
1、高台の民家に沢山の住民が避難しており、布団や暖房が不足している。ストーブが不足しており、たき火をしているが、燃やすためのマキが不足している。がれきは水を含んでいるために薪にならない。
体育館に避難したひとの中には、ステージの幕やカーテンを切り分けて毛布代わりにしている所もある。
2、避難者は高齢者が多く持病をもっている方も多い。携帯電話を持っていない。人が多く、安否確認が困難。
3、道路は亀裂や段差があるところも多く、沿岸に向かう道路の一般車両の乗り入れはできない状況。沿岸は道路もめちゃくちゃで、ガソリンもない状況。
4、食事は、全く取れない避難所、一日おにぎり1 個程度の避難所など。食事・水・オムツ・ミルク・衣服・薬(胃薬・風邪薬など)・寝具などすべてが不足している。
5、子どもたちに「噛みつき」や「興奮」などの症状が目立ってきた。
6、保育園ママの間で「福島原発のキノコ雲が、風で仙台や岩手に流れ被ばくの可能性あり」とのメールが流れています
7、携帯の基地局もやられて圏外だし、公衆電話もないし、ラジオだって聞けないし、「とにかく、無事を知らせたくても無理!手段がない!」のです。
※こちらの情報は、大槌町・山田町より個人の自宅に避難した方からの声がほとんどです。(避難所ではなく個人の民家に避難している地域住民の方には支援が届いていないということです)
陸前高田・釜石地域の方は、比較的まとまって公共施設に避難しているのかもしれません。行政機関がマヒしているといわれている大槌の状況が悪い様です。今朝も早くから、自衛隊が孤立している方の空輸を開始したとの放送がなされています。
●福島県
相馬市、浪江町での救援活動をされている方からの情報です。
被害は甚大ですが、救援が岩手や宮城に集中してこちらに入ってこない。水は入ってくるが食事が足りない。おにぎり1個で過ごしている。毛布もない。避難者のストレスは大きく、医療関係者が入ってくることを希望している。救援者が入ってくることに感謝して涙を流している。PTSDの症状も出始めている。早急な食事とメンタル面の支援が必要。携帯電話もつながらず、被災者はほとんど正確な情報を得ていない。ぜひ力を貸してほしい。支援物資は全く足りていない。ここからが被災者の本当の勝負になる。
被災地から支援していただきたいもの
1、長靴、運動靴(どちらも未使用なものをお願いします)
気のみ着のまま逃げたので、裸足に近い状況。片づけをするのに長靴・手袋が必要。報道では「オムツ・ミルク」と強調されていますが、いのちからがら抱っこして来た様子の母子の姿が映し出され、裸足やサンダル履きの母も多い状況です。
2、おんぶ紐、スリング
おんぶ紐・スリングなどは、母子が避難している場所ではもれなく不足している様です。
3.毛布、カイロ、水、食料、ウエットタオルなど
今朝、テレビでは「食事に不足は無い」「物資は足りている」というリポートが流れていましたが、個人の家を避難所にしている方は、食料や暖に欠ける様です。しかし、これは避難所が特定できずに救済が受けがたいと思われます。そして、これらの避難所には通信の手段もない現状です。
以上です。何卒お力添えをお願いします。
〈以上、引用終わり〉
■「エフエムいずみ797」の阿部清人さんからの“緊急メッセージ”です。
日本防災士会会員・高嶋三男さんからの紹介です。仙台市泉区のコミュニティFM「エフエムいずみ797」の阿部さんから緊急メッセージを紹介します。
〈以下、引用〉無事です!
fmいずみは壊滅。放送機器を運び出し、泉区役所の3F の会議室をかりて、臨時のスタジオを開設。翌日の午後1時から放送を再開しました。午前10時から午後5時まで放送中です。
あいているお店など、生活情報を中心に取材、収集し放送しています。
お願いがあります。お知り合いの方によびかけていただけないでしょうか。
ラジオリスナーむけに、励ましのメッセージをいただければ、放送します。
メールは mail@fm797.co.jp
局員は無事ですが、友人、知り合いで消息がつかめない人が多数います。
fmいずみ阿部
kiyoto@fm797.co.jp
〈引用、終わり〉
■ 千葉県支部ボランティア活動始まる
千葉県支部では、川崎副支部長(研修委員長)、大島事務局長たちによるボランティア活動が始まりました。
また県社協との打合せも進んでおり、近日中にボランティアの受け入れが開始できそうだということです。
大島事務局長が送ってこられた旭市内の被害写真を紹介します。
■ 首都圏、「計画停電」で事業に支障
首都圏では交通機関のダイヤが乱れ、出勤・帰宅困難が続いています。コンビニエンスストアの食品も品薄です。日本防災士会、日本防災士機構の職員も泊まったり、長時間をかけて出勤・帰宅しています。食べ物、飲み物のビニール袋を下げて歩いているサラリーマンの姿も数多く見られます。物流が機能するよう願うばかりです。
■ ボランティア活動の見通し
阪神・淡路大震災以来の長い活動歴を持つ「震災がつなぐネットワーク(震つな)」は山形市を拠点に宮城県入りしていますが、通行止め、水没でなかなか海岸近くの被災地にたどりつけない状況です。山形と仙台が非常に近いということが今回実感されました。山形県米沢市では、原発の不安から福島県内に避難している人が100 人規模でおられるとのことです。本来ならば東京に本部を置き、栃木県に前線拠点を設けて北上してい
くのがいいのですが、福島県が原発問題で避難指示が出ているため、山形から入るルートを模索しているわけです。しかし、ガソリン不足、通行止め等のため、陸路でボランティアが海岸沿いの町へ入っていくのはきわめて困難な状態です。
震災5日目なので、ボランティア活動の「点」があちこちに出来て、「面」になろうとしてもおかしくない
時期なのですが、まだまだ日数がかかりそうです。避難者が50 万人を超えるという災害になっているのです
から、避難所のサポートなどニーズは無数にあるはずです。食べ物も乏しく、寒さに苦しんでいる皆様に、一刻も早く援助の手を差し伸べることができますよう願って止みません。
通常の災害では「救援物資」はお断りですが(今回も公式にはお断りです)、ボランティア団体がトラックをだす計画を進めており、数日中に情報をお伝えできると思います。
■ メディアから取材協力要請相次ぐ
日本防災士会宛に情報提供、取材依頼、出演依頼がきています。できるだけ協力し、少しでも被災者の皆様のお役に立てばと思っています。
-以上-

「災害時における外国人支援研修会」が開催されます

 
 平成21年度現在、奈良県で生活する在住外国人は92ケ国11,200人を超えています。
また、外国人は、言葉や文化の違いや災害経験の少なさから、地震などの大規模災害時には、支援の必要な要援護者となる、とされてきました。
このような理由から、今回、(財)なら・シルクロード博記念国際交流団が主催して「災害時における外国人支援研修会」が開催されます。
 防災士の方を始め、この課題に興味のある方は、是非、参加して下さい。
◇ 日時  平成23年1月21日(金)、14:00~16:30
◇ 場所  奈良県文化会館(集会室A・B)
◇ 講義  「在住外国人の立場から災害時を考える」
         時  光  氏 (全国市町村国際文化研究所)
◇ グループワーク 「災害発生時に備えた連携・協働にむけて」
         高木和彦 氏 (NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会副代表)
◇ 主 催  (財)なら・シルクロード博記念国際交流団、奈良県
◇ 参加費  無料
◇ 申込み  氏名、所属団体(団体の方)、連絡先(電話もしくはE-mallアドレス)を
      記入し、主催者まで
     (電話0742-27-2436 FAX 0742-27-2434)
※ 防災士の方で参加希望の方は、電話またはE-mallで事務局まで申し込んで下さい 
          
          

奈良県内町村への表敬訪問について

 
 来る11月、下記の日程で奈良県下の各自治体(町村)へ防災士会として表敬訪問を行います。
この表敬訪問は、防災士会奈良県支部の活動や防災士を広く知って頂くために行うもので、今後、各地域で活動する防災士の皆さんと、各自治体との連携や協力関係がより強力になることを願って取り組むものです
なお、各町村の訪問日程は下記のとおりです
◇ と き      11月8日(月)
◇ 訪問予定町村   天川村、黒滝村、下市町、大淀町、高取町、明日香村
◇ 担当役員     植村事務局長、南上次長
◇ と き      11月10日(水)
◇ 訪問予定町村   平群町、三郷町、王寺町、上牧町、河合町、広陵町
◇ 担当役員     木本支部長、木村副支部長、古瀬会計
※ この機会に、地元の役場の防災について聞いてみたい!一緒に回っても良い!など、お考えの防災士の方の参加も歓迎です。
  その時は、参加できる日時を、下記担当役員までご連絡下さい。
<連絡先>
11月8日(月)・・・・植村(090-8378-1106)
11月11日(水)・・・・古瀬(090-1406-3619)
<注意>
山添村、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、曽爾村、御杖村、東吉野村、川上村、上北山村、下北山村、野迫川村、十津川村については、日程調整中です。
訪問日程が決まり次第、ホームページでアップいたします

平成22年度 奈良市防災訓練 参加報告

奈良市防災訓練 鴻池運動公園中央広場 午前9時30分~防災の啓蒙活動(広報誌の配布等)
 防災訓練の目的
この訓練は、大規模な地震災害に備えるため「災害対策基本法」及び「奈良市地域防災計画」に基づき、防災関係機関が緊密な連携を保ち、迅速かつ適切な防災活動を行うことができるよう、地域住民等の参加のもと総合的な防災訓練を実施し、防災体制の充実強化と市民の防災意識の高揚を図ることを目的とする。
防災訓練の想定
平成22年9月2日午前9時25分頃マグニチュード7.2の地震が発生した。震源は奈良県北東部県境付近、震源の深さは約10km。奈良市の一部地域で震度7、その他近畿地方の広い範囲で地震を感じた。地震発生と同時に奈良県全域、特に奈良市において、家屋の倒壊、道路の損壊、火災の発生、河川堤防の亀裂の他、水道、ガス、電気・電話の各施設にも被害が発生し、死傷者が相当出た模様である。このため、奈良市は災害対策本部及び現地対策本部を設置し、その対策にあたるとともに各防災関係機関に出動を要請した。


          防災士会奈良県支部ブース


       今日は本業の方で 井上 清 研修部長


                大久保 喜治 氏   (防災士)  


       森川 雅子 氏 (防火管理者・防災士)


 植村 信吉 氏 (奈良県防災アドバイザー・奈良県支部事務局長)

   南上 勝栄 氏 (防火管理者・奈良県支部事務局次長)


被害情報収集 奈良レスキュ-サポ-トバイクネットワ-ク・
                     タクシ-協会奈良市部会


 電磁波探査装置(意識がない人を心臓の鼓動で探査する)


               防災グッズ


      奈良市消防団員さんと和気あいあい


           ケガ人を被害ビルより救出

              ケガ人の搬送


                消火活動

平成22年度奈良県防災総合訓練

 
 来る8月28日(土)、「平成22年度奈良県防災総合訓練」が行われる予定になっています。
この訓練は、毎年奈良県が行っているもので、地域住民や防災関係者の協力の下、防災関係機関の連携体制の強化と住民の防災意識の高揚をめざして開催されているもので、今年度は大淀町で開催されます。
私たち防災士会も昨年度からこの訓練に参加し、奈良県下の防災関係機関との協力や地域住民へ防災士会のPRなどを行っています。
この訓練では、ヘリコプターを使った救出訓練を始め様々な団体・機関が日頃の訓練成果を披露する機会でもあります。
防災士会奈良県支部会員の方も多数ご参加を下さい。
と    き  平成22年8月28日、午前9時~12時まで(予定)
と こ ろ  大淀町(大淀町平畑運動公園隣接地)
※ 参加ご希望の方は、下記のところまでご連絡をお願いします。
     なお、当日の集合時間及び集合場所については、おって参加者へ連絡します。
  
  参加申し込み先 支部事務局(担当 植村) 
                                                           FAX  0745-56-5817
                                                           TEL  090-8378-1106
                                                           Eメール bousaishikai_nara@yahoo.co.jp