都祁中学校地震対応練習

令和5年7月4日(火)、奈良市立都祁中学校において、全校生徒を対象とした防災学習が行われ、地元自主防災会長でもある末田防災士が「地震対応練習」を行いました。ナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)に合わせて毎年実施しています。

まず、各教室で地震対応の講義の後、放送を用いて3分間全生徒がシェイクアウトを実施しました。その後、安否確認のために体育館へ集合するのですが、通常の避難ルートにある防火扉をあらかじめ閉鎖して通れなくしておいたので、二年生と三年生は別ルートを通って体育館へ向かいました。一年生では学年担当の先生が一緒に移動しない行動を取り、行方不明の報告が出来るかを検証。三年生では担任の先生が避難ルート確認のため先に移動をしたところケガをした想定で寸劇をしてもらい、学年主任が付き添うため生徒だけで体育館へ移動して、状況を報告出来るかの練習を行いました。

その後の講義では命を守ること、シェイクアウトがキチンとされていたのかを確認しました。都祁中学校は避難所になっていて、地震の時は市の配置職員や自主防災役員が来られない時でも避難所が開設されることや、都祁では中学生が頼りにされていることを話しました。通常の避難訓練ではなく「地震対応練習」なので、練習は失敗してもいいし、何度やってもいい。やらされ感のある訓練ではなく、楽しんで続けていくことが大事なので、今回のような演出をしましたが、生徒の皆さんも先生方も楽しみながらもより実践的な練習が出来たと言って頂きました。

<末田政一 防災士>

奈良県防災士会 令和五年度定期総会

令和5年5月28日(日)に令和5年度総会を、橿原神宮会館にて開催しました。

冒頭、末田理事長より、「久しぶりに対面による開催ができた。今後は以前のように懇親会などを通じてコミュニケーションを図っていきたい。」との挨拶がありました。

司会者である古瀬副理事長より、総会議長の指名があり、本年度も総会議長は奥田副理事長に大役を務めていただきました。

議案については予定されていた5つの議案の通りで、末田理事長、八幡領理事(事務統括)、板垣理事(会計)、村山監事より提案がなされ、審議したところ、全て原案通り可決となりました。なお、全ての議案に対して質問、意見、要望はありませんでした。

・総会構成員 正会員139名中、出席43名、委任状提出63名

・開始終了時刻 13時00分から14時00分

<報告者:八幡領防災士>

平群町の災害リスクを知ろう(水害編)

令和5年7月1日 平群町総合文化センターにおいて連続講座2回目が行われました。堀田防災士が担当。熊本県や新潟県の豪雨被害について説明、次に熱海の土砂災害、平群町の予想被害等、続いて防災情報。最後に今からできる生活各場面での防災について説明。

(報告:堀田 防災士)

平群町の災害リスクを知ろう(地震編)

令和 5年6月3日 平群町総合文化センターにおいて連続講座1回目が行われました。受講者は7名。前半は堀田防災士が近畿圏の活断層、熊本地震の被害状況、地震発生時に「あなたならどうする?」等命 を守るための心構えや備えを説明しました。後半は中戸防災士が平群町での自主防災会活動の一例として自身所属している椿台自主防災会の活動を紹介しました。

(報告:堀田 防災士)

奈良市都祁公民館講座 キッズつげザー「めざせ防災士」

令和5年6月25日(日)、奈良市都祁公民館において、「キッズつげザー目指せ防災士」が行われ、奈良県防災士会から3名の防災士が講義を行いました。キッズつげザーの防災士講座は一昨年に続いて二回目となり、今回は9名のキッズと保護者3名が参加されました。キッズつげザーは「都祁の子集まれ!」というネーミングの連続講座で、都祁の防災教育の一環で、他には「目指せ消防団」というのもあります。

まず地元の末田防災士が防災士の説明として、過去12年間に都祁で行われた先進的で珍しい訓練の様子を、オリジナルソング「防災キッズ」に乗せたスライドショーにして紹介しました。続いて北村防災士がオリジナル紙芝居「地震編」を行い、お話の中でシェイクアウトの実践やクイズを実施しました。その後は実技練習として荷造りヒモを使ったロープワークと新聞紙でスリッパ作成など盛りだくさんの内容で、1時間半はあっという間に過ぎました。

NHK奈良放送局から取材に来ていたこともあって、みんな真剣に楽しみながら防災体験をしてくれました。都祁は山間部のため人が少ないことと、小学生中学生は昼も夜も都祁にいるので、避難所を開設した時は自分たちも役に立てることに気づいてくれて、アンケートでも全員が「たのしかった、また来たい」と書いてくれました。

<末田政一 防災士>

日本防災士会総会・事例発表会・交流会

令和5年6月17日(土)東京星陵会館において、日本防災士会(本部)総会が開催され、奈良県から末田支部長と植村本部理事が出席しました。

コロナ禍の影響から4年ぶりの開催となりました。交流会では多くの出合いがあり、今後の活動に向けて大いに役立ちました。

<末田政一 防災士>

三室自治会地域の役員を対象とした災害時の助け合いの意識の向上

令和5年6月18日(日)生駒郡三郷町の三室自治会館において、自治会主催の防災ワークショップとして4回目となる「自主防災組織の災害時対応訓練」が実施され、自治会役員や児童民生委員、小規模多機能ホームのスタッフの方など43名が参加しました。南海トラフ震源による震度6強の地震が三室を襲ったという想定で、シェイクアウトから訓練が始められ、ライフラインの途絶から家屋の倒壊、救出救護、火災の発生、避難誘導、補助避難所の運営など、時系列で次々と発生する普段考えたこともない課題に、皆さん真剣に話し合い取り組んでいただきました。訓練終盤に、もう一つの目的でもある本年度の組長全員の自主防災活動の班分けを行い、一人一人が災害時には率先して助け合うという自覚を持っていただく事と、今年一年間の防災訓練や自治会行事へのご協力をお願いしました。   (報告:北村防災士)

身の回りの危険、災害時のトイレ(耳成南小学校地域子ども教室実行委員会)

6月17日、橿原市立耳成南小学校体育館において地域子ども教室が行われ、66名が参加されました。西日本豪雨の映像を見て洪水の怖さを知ってもらうことと、東京消防庁の安全チェッククイズをPCとテレビを使って行った。クイズでは、答えを聞く前に元気に答えてくれた。楽しく知ってもらうために体験型で、水とトイレについて実体験をしたところ、大盛り上がりとなった。水はなくてはならないものだけど、その重さを知ってもらうために、10リットルの水を運んでもらった。非常時のトイレということで 新聞紙、猫の砂、ペットシート、災害用トイレを10班に分かれて体験してもらった。ペット用のトイレシートが楽で便利という声が多かった。

(報告者:大北防災士)

身の回りの危険、災害時のトイレ(耳成地域子ども教室実行委員会)

6月3日、橿原市立耳成小学校体育館において、地域子ども教室が行われ、41名が参加されました。防災紙芝居と東京消防庁の安全チェッククイズを、プロジェクターを使って行った。家庭でもよく話をしていると感じられ、クイズの回答も正解が多かった。避難時の合言葉「おかしもち」についてもよくわかっている子が多かった。水の重さを知ってもらうために3リットル×4人の水を運んでもらった。非常時のトイレということで 新聞紙、猫の砂、ペットシート、災害用トイレを4班に分かれて体験してもらった。

(報告者:大北防災士)

川西町民生委員協議会防災研修

令和5年6月9日(金)川西町健康保健センターにて、川西町民生児童委員協議会主催の防災研修が行われました。講師に奈良県防災士会の小山防災士が招かれ、「川西町に大雨が降ったらどうなるの?」と題して民生児童委員22名の皆さんに洪水ハザードマップの見方をお話ししました。折しもちょうど1週間前に「奈良県下で線状降水帯が確認された」こともあり、関心をお持ちの方が多かったように思われました。

研修後のアンケートでは「ハザードマップを示しながら説明していただいたので、分かりやすかった。」「川西町の現状をこと細かく説明を聞き、すごく興味を持った。」「避難の意味合いがよく理解できました。」「川の様子をパソコン等で見れるという情報をいただいたので、入力して見てみたいと思います。」などの感想が寄せられました。「今回の研修内容を地元の自治会でも展開したい。」というお声もいただき、大変有意義な研修となりました。

(報告者:小山防災士)

20230609 川西町民生児童委員_活動報告書