三宅町社会福祉協議会「災害ボランティアセンター設置・運営訓練」

 

さる7月31日(土)、三宅町社会福祉協議会主催で「災害ボランティアセンター設置・運営訓練」が開催されました。この訓練は、昨年に続いて開催されたもので、今回は、三宅町内の自治会や自主防災会及び、町内でボランティア活動を行う全ての団体に呼びかけられて開催されたもので、それに答えて三宅町在住の防災士5名が参加しました。

訓練は、森田三宅町長のあいさつで始まり、三宅町で大規模災害が発生し、町社協が災害ボランティアセンターを開設したと想定して行われ、

  • 災害ボランティアセンターを知る
  • 災害ボランティアセンターが設置された際に、各団体でできること

を学ぶことを目的に開催されました。

私たち防災士会も、大規模災害が発生し、災害ボランティアセンターが設置された時に「何をするのか?」を学ぶ良い機会となりました。                (報告:植村防災士)

「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第三回」

 

令和3年8月7日(土)、平群町中央公民館において平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第三回「平群町の災害リスクを知ろう。〜地震について〜」を行いました。今回は13名の方が受講され、平群町防災士ネットワークからも4名の方に運営のご協力を頂いております。本講座は小山防災士が担当しました。

近畿圏における活断層の紹介から講話が始まり、活断層が動くと言うことは地震に直結する活動で有り、その規模を示すマグニチュードと特定の場所における揺れの大きさを示す震度について、中央構造線断層帯地震(内陸型)と南海トラフ巨大地震(海溝型)を想定した震度資料にて丁寧な説明がなされました。

「地震発生!そのときどうする?」を課題として、大地震発生時のポイントについて参加の方にも一緒に考えて頂きました。緊急地震速報もしくは大きな揺れを感じたら「まず低く、頭を守り、動かない:シェイクアウト行動」をとり、あわてずに安全な道を考え、安全な所へ「一時避難(いっときひなん)」。安全が確保されたら家族・同僚、ご近所の「安否確認」などを行う。また、発災に伴うさまざまな事象については、助け合いを行う。避難所における運営についても自主運営が基本である事から、その為に日頃から訓練を行う事が大変重要となることを改めて確認頂きました。

「地震に備えよう」と題したパートでは、阪神・淡路大震災における死亡と負傷の原因から、地震の際に命を守る為、安全に避難する為にすべき対策について考えてみました。家庭内にて地震が起きたら危険な所は?など課題画像をもとに発表してもらい、その対策方法などを意見交換して理解を深めて頂きました。また繰り返しとなりますが、非常時の持ち出し品や助け合いが必要であること、また知識として地震等の災害による家屋の再建に関する費用支援や修繕費用など、日頃から考えておくべき事なども備えの一つとして取扱いました。

最後のまとめとして、

災害発災時は

①“そこにある物しか物はない!“

→日頃からの備え(=備蓄や対策)が大事だよ

②“日頃やっている事以外はできない!“

→練習(=訓練)が大事だよ

③“助け合いなしに災害は生き抜けない!“

→日頃からの助け合い(=人のつながり)が大事だよ!

として、第三回の講座を終えました。

受講者からは、災害への備えについて、活かされる内容であったとの評価をいただいており、大変よかったと思います。

(記録・報告):大坂間

平群町防災講座(第3回)訓練 活動報告書_20210809提出

三郷町社会福祉協議会「災害ボランティア養成講座」

三郷町社会福祉協議会主催で、「災害ボランティア養成講座」が開催されました。8月7日(土)が第1回目で、9月18日(土)まで4回の講座が予定されています。第1回目は、「災害に対する心構え」の講演と「非常持ち出し袋」の実習でした。講座の様子を、ユーチュウブで限定公開しますので、ご覧ください。

 

「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第二回」

 

令和3年7月3日(土)、平群町中央公民館において「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第二回」が行われました。今回は13名の方が受講されました。また、平群町社会福祉協議会西本局長も最後までご視聴頂き無事に終了しました。前回に引き続き、平群町防災士ネットワークからも4名の方に運営のご協力を頂いております。

第二回目の講座内容は、「平群町の災害リスクを知ろう。〜豪雨災害について〜」です。3部構成で前半2部を小山防災士が担当、最後を大坂間防災士が担当しました。

第1章は、「もしも超大型台風が平群町を直撃するとしたら?」

第2章は、「マイ・タイムライン」を考えよう

第3章は、「過去の災害から学ぼう。:令和2年7月豪雨」

小山防災士の平群町地元での細やかな取材とこれまでの災害に関する報道ならび広報資料をもとに、語り、問いかける形で、平群町ハザードマップを確認しながら、台風近接にともなう行動計画や実際に起こりうる災害について、時系列での講義となりました。また、今回の講義においては、平群町の防災ポータルサイトの案内や奈良県防災ポータル、気象庁、奈良県河川情報システムなど、防災・減災につなげる為の情報の入手先も紹介されましたので、実際に役立つ情報が満載でした。昨今の災害にみられる特徴として集中豪雨による土石流の発生、流木土によるダム化による支川氾濫など甚大化するケースが増えており、近隣のハザードマップだけにとらわれず、周囲のリスクについても考え、備えおくことが求められます。講義に用いた想定箇所はごく一部ですが実際に平群町にて浸水や河川の増水が発生した場合のイメージをもってもらい、それが避難を含めすこしでも冷静な判断を導くものと考えております。この活動報告をご覧になった皆様も一度、マイ・タイムラインについてご一考頂ければと思います。

第3章は、まる一年となりました令和2年7月豪雨について、発災からこの1年について、大坂間防災士より出身地の熊本県球磨村の災害情報をもとに振り返りました。予想だにしなかった降雨、洪水に見舞われ甚大な被害となりました事は、今後の防災計画にきっと役にたつと思います。今あるハザードマップを底辺として、各地で発生している災害を教訓に今を理解してほしいと思います。また避難する事についても、どういった避難をすべきなのか? 避難した時の生活と仮に住む家を失う事などもイメージして、避難時の持ちだし品についても考えて頂ければと思います。

最後に、発災以後 熊本県 人吉市・球磨村にてボランティア活動を行っておられるボランティア団体「かわせみ やませみ」様より貴重な資料映像の提供をご承諾頂けました事、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。                                                 ※奈良県防災士会:植村、堀田、小山、八幡領、大坂間                                                                            (報告:大坂間防災士)

平群町防災講座(第2回)_20210706提出 (1)

令和3年度 第1回 理事会ならび事務局会議を開催

 

令和3年6月20日(日)、奈良県防災士会は本会、初となるZOOMを利用しての令和 3年度 第1回 理事会ならび事務局会議を開催しました。

ZOOMを用いて会議を行った経緯はコロナ禍における活動にて研修など対面での実施が難しい状況にあり、日本防災士会からも同様にWEB研修の推進がなされた事による取り組みです。また、防災士として、このような電子ツールを用いたスキル要件も必須となる事から実施したものであります。本会理事、事務局員においても初めて使う方が多いので、理事会の始まる1時間前よりWi-Fiアクセスポイントへの接続方法からZOOMアプリのダウンロード、ミーティングへの参加方法について事前研修を行い開催するに至りました。ホストの操作、各自の端末のマイクミュートなど使い慣れない時に発生する出来事も沢山ありましたが、自分の端末から自己紹介、挨拶を行うところまで出来、楽しく良い学びの場で有ったと思います。

尚、理事会ならび事務局会議は事前研修の成果も有り滞りなく終了しました。

<報告:大坂間弘明(事務局)>

 

「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第一回」

 

令和3年6月5日(土)、平群町中央公民館において「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第一回」が行われました。全5回(6月~10月)の連続講座となっています。コロナ禍で開催ですので、当初計画から一部講座の順番を変更し、ハード面とソフト面から感染予防に努め開催しています。講座への関心は高く、14名の受講生が参加されています。

また、平群町防災士ネットワークから4名の方も参加されており、運営のサポートを頂きながら、地域コニュニティーにおける連携(顔のみえる関係)がはかられています。奈良県防災士会からは4名参加。 第一回目の講座内容は 「災害に備える」をテーマとし、「心がまえと防災クイズと非常持ち出し袋」について植村副理事長より講義がありました。災害対策の肝は、「死なない」という事です。そのために、「なにから始めるか?」・危機感を持つ!・我がこと意識をもつ!・他人事ではなく自分の事、・助けあう!・リスクを知る!・訓練(練習)が大事!など、テキストをもとに受講者に問いかけながらの1時間でした。続いて、シェイクアウト訓練と休憩をはさみ、非常持ち出し袋について各自持参された物品を広げ、活発な意見交換がありました。受講者の皆さんも色々と考えられ準備されており感心させられます。資料等でみる物品とは異なり、実際に準備されているものが確認でき、また、新たな発見もできました。便利グッズに環境に配慮したものまで。避難も分散化、多様化にしていますので、避難生活をイメージして必要なものを準備できればと思います。コロナ禍の避難にて、マスク・体温計・消毒液・せっけんなども避難時の準備物として取り上げられていますので、御覧頂いてます方も準備の程、ご検討下さい。

~下記の情報サイトを講座にて取り上げましたので参考まで。~

〇災害用伝言ダイアル 171(毎月、1日・15日は試験確認が出来ます)

・NTT、携帯電話会社

〇新聞社の公式サイトですが、お住いの地域の状況が確認出来ます。

・南海トラフ地震の被害想定

・揺れやすい地盤 災害大国 迫る危機

(報告:大坂間防災士)

より詳細な資料を参考までに(後に、アンケート結果あります。)

令和3年_平群町防災講座①

平群町防災講座(第1回)訓練 活動報告書_20210605_提出_

奈良県防災士会 令和3年総会

令和3年5月23日(日)に奈良県防災士会令和3年総会が、橿原市すみれホールで開催されました。東京都、大阪府など10都道府県に「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が発出され、奈良県においても「奈良県緊急対処措置」が発出下にあることから、本総会は「書面議決・電磁的方法による表決・表決委任」を活用した方法で開催され(定款第29条適用)、必要最低限の役員8名によって行われました。

1. 総会出席者
議長:奥田英人(橿原市)
議事録署名人:植村信吉(三宅町)、板谷慶依子(奈良市)
議案提案:末田政一(奈良市)、八幡領光隆(生駒市)、板垣伴之(広陵町)、村山央(広陵町)
司会者:小山英子(奈良市)
正会員146名のうち111名出席(うち表決委任者数103名)

2.総会報告
(1)開会
理事長末田政一氏が開会を宣言しました。司会者である小山英子氏から本会が定款第27条に基づき成立している旨を宣言しました。
(2)来賓メッセージ
司会者である小山英子氏より、以下の来賓の方々からのメッセージが紹介されました。
奈良県知事公室 危機管理監 杉中泰則様
奈良県知事公室 安全・安心まちづくり推進課課長 末武正之様
奈良県文化・教育・くらし創造部 青少年・社会活動推進課課長 山田和宏様
奈良県総合ボランティアセンター所長 浅井智子様
奈良地方気象台台長 平野喜芳様
NHK奈良放送局局長 湯木和則様
(3)議長選出
副理事長奥田英人氏を選任しました。
(4)議事録署名人の選任及び書記記録人の指名
議事録署名人は、植村信吉氏及び板谷慶依子氏の両名を選出しました。書記は小山英子氏を選出しました。
(5)議案審議
第1号議案「事業報告」、第2号議案「収支決算報告」、第3号議案「監査報告」は関連議案であることから、議長から一括提案、一括審議とする旨の提案があり、担当理事監事が提案説明を行い審議したところ、「第3号議案監査報告において、監事1名の署名捺印が抜けていること」についての説明を求める意見があり、理事長より質問に対して、「当該監事は療養中であることから、監査及び総会での監査報告を他の監事に委任する旨の委任状が提出されているため」との説明がなされました。以上、再審議したところ、満場一致で一括承認されました。
第4号議案「事業計画」、第5号議案「会計収支予算」について、議長は一括提案とし説明を求め、担当理事から議案に基づき提案説明し、満場一致をもって承認されました。

以上を持って、本総会の議事を終了したので、議長は閉会を宣しました。

<報告者:小山防災士>

王寺町防災士ネットワーク総会

さる4月4日(日)10時より王寺町いずみスクエアにおいて「王寺町防災士ネットワーク」の総会が開催されました。総会には、64名の方が参集し、令和2年度事業報告、令和3年度事業計画、会則の一部改正が提案され、全て承認されました。また、質疑では、活発な意見が出され今後の王寺町防災士ネットワークの活動をどう進めるのかの議論がされ、参加防災士の熱意が伝わる総会となりました。なお、この王寺町防災士ネットワークは、昨年に王寺町や王寺町在住の防災士有志が呼びかけて結成されたもので、コロナ禍の中で活動が制限されたとはいえ、今後の王寺町内での活動が期待されます。また、王寺町防災士ネットワークには、王寺町在住の奈良県防災士会会員が多数参加しており、今後は活動の中心的役割を果たしていくことが求められていると考えます。総会後には、記念講演として、さんだ防災リーダーの会理事の吉田孝さんから「地域防災を考える」と題した記念講演を受けました。最後に、奈良県防災士会から植村相談役が参加した方々へ期待と激励の言葉として挨拶を行い閉会しました。     (報告者:植村防災士)

 

北葛城郡社会福祉協議会 災害ボランティアセンター設置・運営訓練

 

2021年3月20日(土)王寺町文化福祉センター2Fにおいて「北葛城郡社会福祉協議会 災害ボランティアセンター設置・運営訓練」が行われ、関係者総勢46名が参加されました。この訓練は、北葛城郡4町社協が主催してのボランティアセンター立ち上げ訓練であり、今回王寺町が初の開催で、次回は広陵町という様に郡内を回る予定になっています。奈良県防災士会からは、防災士の3名がお手伝いとして参加しました。

王寺町社協 柏本局長の開会あいさつの後、Aグループ(運営側)とBグループ(ボランティア・住民役)に分かれ、Aグループは会場内にある限られた資材を用いてボランティアセンターを開設。Bグループはボランティアに来た側に立って、どう振舞うかの事前レクチャーを受け、第1回目の訓練スタート。コロナ対策により、事前受付を設営してあり、床のテーピングにより間隔を開けて並び体温測定。その後受付~マッチング~オリエンテーション~資材貸出~送り出しと、一連の流れで訓練を進めました。次はAグループとBグループの役を交代し、第2回目の訓練がスタート。私はマッチングを担当しましたが、・密を避けて指示を出す・臨機応変に対応する・わからない事は本部に指示を仰ぐ等、運営側の采配の難しさを知る事ができました。

今回災害ボランティアセンター経験者が、各セクションに「ワンポイントアドバイザー」として常駐し、進め方のアドバイスや疑問点などを質問でき、非常にありがたい存在でした。

「振り返りタイム」では、県社協 植村コーディネーター(奈良県防災士会相談役)より、「被災者中心」「災害ボランティアセンターには人が欠かせない」「感染症対策は必須である」等、今後につながる言葉を頂き訓練を終了しました。                  (報告者:八木沢 潔防災士)

 

 

 

都祁地区自主避難練習(集まらない避難訓練)

 

令和3年2月21日(日)、奈良市都祁地区において「自主避難練習」が行われました。コロナ禍なので「集まらない避難訓練」として、各自が自宅等の都合の良い場所で自家用車に避難する訓練でした。 訓練のルールは3つ「車のエンジンは始動しない」「何が必要か?何に困ったか?を考えて備える」「無理はしない(途中リタイヤOK)」です。寒い都祁なので防寒対策を考えていましたが、予想外の暖かさでした。そんな中で「災害を想定してパジャマで実施したら寒かった」とか「携帯トイレの準備はしているが、大きい方は困った」とかの意見がありました。 コロナ禍で分散避難が推奨される中で、自家用車は「我が家の避難場所」として注目されています。エンジンを始動すると誤発信や一酸化炭素中毒の危険がありますし、他の避難者にも迷惑をかけるので冷暖房には頼れません。エコノミークラス症候群も心配なので、予め少しでも過ごしやすい環境を日頃から整えておくことが大事だと感じました。是非、皆さんも試してみて下さい。

<末田政一 防災士>