常総市被災地支援ボランティア活動

平成27年9月23日(水)日本防災士会が実施した「常総市被災地支援ボランティア」第一次派遣に参加しました。私は、たまたま20日・21日と東京に滞在する予定になっていたため、この機会に、参加することとしました。当日、朝5時20分頃、東京駅を出発し、常磐線取手駅で関東鉄道に乗り換えましたが、関東鉄道は水海道以北は、不通の状態で運転されておらず、二つ先の駅近郊の集合地に行くため、タクシーを使うしかなかった状況でした。第一次派遣に参加した防災士は、総勢57名で、本部・茨城県・東京都・千葉県・埼玉県の防災士が主体でした。ボランティアセンターでのマッティングの後、グループ分けし、15名ぐらいのグループが、地域の被災家屋の後片づけの作業をしました。私のグループは、常総市沖新田町の古い建物と新築家屋及び作業所で、家具の水洗い・乾燥・消毒や床板の撤去・床下の泥の撤去・水洗い、障子・網戸・雨戸・ふすまの水洗い・乾燥などの作業を行いました。この辺りは、小さな八間堀川が鬼怒川の影響で水があふれ、住宅の床上まで浸水、この家の家族は二階に避難し、ベランダからヘリコプターに救助されたそうです。水道は復旧せず、飲料水はペットボトルに頼っていましたが、井戸水があったので、作業は容易でした。ただこの家の家族にとっては、毎日の泥との戦いであり、大変なご苦労と思います。水害前に収穫された田んぼに、コンバインで切断されたわら屑があったため、泥と共に切わらがそこらへんに流されて来ていました。未収穫の付近の田んぼの稲は倒れていて、大変な損害と思われます。ゴミ・粗大ごみの収集が追い付かず、まだ道路に山積みの状態のところが多く目につきました。常総市役所周辺も、消毒薬のにおいが残っている状態で、回復までまだ時間がかかる状況です。作業終了後、ボランティアセンターが用意したバスで、つくばエクスプレスの最寄駅まで送迎してもらいましたが、高校生や大学生が多数乗車していて、頼もしい限りでした。(板垣防災士)

 

 

 

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