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(募集終了)被災地(新潟県関川村)で頑張る新潟県支部へ活動資金を!

 本年8月3日の大雨により、各地に甚大な被害をもたらしました。被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げます。

 災害復興支援のページでご案内させて頂きましたが、日本防災士会新潟県支部は、連日、関川村災害ボランティアセンターの運営支援をされています。本来ならばお手伝いに駆けつけたいところではありますが、新型コロナウイルス感染拡大の折で、県外からのボランティアは難しい状況です。

 したがって、奈良県防災士会から新潟県支部に支援金を送りたいと思います。つきましては、会員の皆様のご協力を要請いたします。寄付・カンパをお願いします。当然、金額は問いません。被災地で頑張る日本防災士会新潟県支部へのご支援をお願いします。

 

振込先

ゆうちょ銀行

記号14580 番号 26873491
名義:日本防災士会奈良県支部
読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

他の金融機関からの場合

ゆうちょ銀行 四五八店(ヨンゴハチ)
普通 2687349
名義:日本防災士会奈良県支部
読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

※この口座は災害支援専用の口座です。必ず、上記記載の口座へお願いします。

以上

こども防災フェスタ「今こそ防災!!」

令和4年7月23日(土)葛城市民体育館において、子ども防災フェスタ「今こそ防災!!」が開催されました。主催は葛城青年会議所で、葛城地区(大和高田市、御所市、香芝市、葛城市、広陵町)在住の小学3年生から6年生約50人が参加しました。

会場には奈良県防災士会と葛城市防災士会による「ブロック塀倒壊体験」「防災紙芝居」「身近なものを使った防災グッズ作り」、葛城青年会議所による「防災すごろく」「ドローンプログラミング」、葛城消防署による「被災時の負傷者に対する対応」の6種類の体験ブースが設置されており、体験すればスタンプがもらえるスタンプラリーの形式です。子どもたちは5〜6人ずつグループに分かれて、サポート役の高校生ボランティアと青年会議所スタッフとともに、どのブースから回るか相談したり、体験で協力しあったりと、とても楽しそうにいきいきと取り組んでいました。

体験の締めくくりとして、植村副理事長から動画による「防災クイズ」が出題され、子どもたちは元気に手を挙げて答えていました。6ブースを完全制覇した子どもたちには記念品が用意されており、子どもたちは全員が大きな紙袋を抱えて楽しそうに帰って行きました。

奈良県防災士会からは10人、葛城市防災士会からは7人が参加し、午前午後を通しての長丁場の活動となりましたが、子どもたちの満足そうな様子に疲れも吹き飛ぶようでした。当日は曇天で風も爽やかに吹き渡り、夏休みの子ども向けイベントとしては恵まれた天候となりました。(報告:小山防災士)

三宅町「災害ボランティア養成講座」

7月29日(金)、三宅町社会福祉協議会が「災害ボランティア養成講座」を開催しました。この講座の講師として植村信吉副理事長が招かれ約1時間に渡って講演を行いました。講演では、災害ボランティアセンターの役割や、災害時に地域住民ができる災害ボランティア活動の事例などを東日本大震災、熊本地震、九州北部地震、西日本豪雨被災地(倉敷市真備町)、台風19号豪雨被災地(福島県郡山市、いわき市)での災害ボランティア活動の体験をもとに地元でできるボランティア活動を紹介しながら、町社協が進める災害ボランティア登録への協力を呼びかけました。      (報告者:植村信吉防災士)

三郷町連続講座

令和4年7月30日、三郷町社会福祉センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第1回目「災害に備える」が実施され、NPO法人奈良県防災士会より植村相談役が講演し、町内防災士や自主防災役員など14名が受講しました。冒頭、社会福祉協議会常任理事の辰巳様から開講のご挨拶があり、植村相談役による「第1部 確かめようわが家の防災対策」「第2部 災害に備える」という題目での講演があり、最後に町内防災士による「非常持ち出し袋」について実際自宅で準備している物を陳列紹介し解説が行われました。  講演では改めて防災の基礎知識が分かりやすく紹介され、また非常持ち出し袋では準備できていない受講者もおられ「これはどう使うの?」「食料はどんなものが良い?」など質問も多くあり非常に有意義な講座となりました。受講者からは「ふだんなかなか人に聞けないことも知ることができた」など「たいへん勉強になりました」とおっしゃる方が多かったのが印象的でした。当該講座は三郷町内において「災害ボランティア」を養成するための内容で、令和3年度より実施され今回はその2年目となります。次回第2回では「三郷町の災害リスクを知る」という題目で、災害現場やため池ハザードマップの現場視察などが行われる予定です。災害が起きないことが一番望ましいことですが、いざ災害が起きたときに行政でも民間でも多くの人材が手を取り合って助け合うことが出来る三郷町になれるよう今後も頑張りたいと思います。

〈報告:北村厚司防災士〉

平群町社協職員研修

令和4年6月12日(日)、平群町社会協議会(以下「平群町社協」)の職員研修が「プリズムへぐり」で行われました。本研修は奈良県社会福祉協議会の出前講座で、講師として奈良県防災士会の植村副理事長が招かれました。

研修には22名の職員が参加され、第一部は「災害に備える」と題して植村副理事長から講話がありました。大規模災害発生時には「自分が無事でないと人を助けられない」こと。被災地や被災者が大混乱の中、社協職員は「出勤した少数のみで災害ボランティアセンターの開設・運営をスタートしなければならない」こと。大規模災害の対応は長期戦になるので、「心が折れない」ために、日頃から「家族の理解を得ておく」「社協職員が孤立しないために災害ボランティアを養成する」「役場職員や地域住民と繋がっておく」などの重要性が説かれました。

第二部のテーマは「災害ボランティアセンター」で、植村副理事長から「災害対応の基本的な考え方」や「災害ボランティアセンターの役割と機能」や「なぜ社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを設置するのか」などの説明がありました。また過去の被災地における事例も紹介され、災害ボランティアセンターが上手く機能したケースでは、多くの地元住民がボランティアとして運営を手助けした御陰で、社協職員は被災者のニーズ調査に注力できたことなどが述べられました。

平群町社協では本研修をキックオフとして、今後、ケアマネージャー向け研修や災害ボランティアセンターの立ち上げ訓練などに繋げていかれる予定です。

(報告:小山防災士)

 

防災とボランティアのつどい

奈良防災プラットフォーム連絡会より、JVOADよりの案内がありましたのでお知らせします。

 

【ご案内】 防災とボランティアのつどい 2月6日(日)13:30~16:00

都道府県域ネットワークご関係者の皆様
お世話になります。JVOADの鈴木です。
本日は 「令和3年度 防災とボランティアのつどい」のご案内でご連絡させて頂きました。
「防災とボランティアのつどい 能登半島地震・新潟県中越沖地震からボランティアの連携・協働を考える」が、2月6日(日)にオンラインで開催されます。
JVOADからも、代表理事の栗田ならびに事務局長の明城が登壇いたします。
以下、プログラムの概要、申込方法となりますので、ぜひご参加ください。

令和3年度防災とボランティアのつどい
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能登半島地震・新潟県中越沖地震からボランティアの連携・協働を考える
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/bousai-vol/index.html
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【日時】令和4年2月6日(日) 13:30-16:00
【開催方法】オンライン開催(Zoom)
※申込された方に後日Zoom IDをお送りします。
【主催】内閣府
【参加費】無料:どなたでも参加いただけます(事前申込制)
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▼趣旨
発生から15年を迎える「能登半島地震」、「新潟県中越沖地震」を振り返り、
支援者によってどのような連携・協働が進められてきたのか、被災地で尽力された方からお話をお聞きするとともに、これからのボランティア活動について話し合う機会としております。

▼参加お申し込み
ウェブサイトよりお申し込みください。
http://dynax-eco.com/form/tsudoi2022/

※フォームに「参加方法」の項目がございますが、
新型コロナウイルス感染拡大を、完全オンライン参加となりました。
「オンライン(Zoom)参加」を選択ください。
───────────────────────────────────▼ご登壇者(予定)
第1部
・稲垣文彦氏(公益社団法人中越防災安全推進機構理事)
・村田明日香氏(石川県社会福祉協議会)
・栗田暢之氏(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)代表理事)
第2部
・中原敦子氏(社会福祉法人新潟県社会福祉協議会地域福祉課長)
・李仁鉄氏(にいがた災害ボランティアネットワーク理事長)
・佐藤貴規氏(上越市社会福祉協議会地域福祉課地域福祉係)
・明城徹也氏(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)事務局長
・萩原玲子氏(内閣府 政策統括官(防災担当)付 企画官(普及啓発・連携担
当))
【お問合せ先】
防災とボランティアのつどい事務局
株式会社ダイナックス都市環境研究所 担当 津賀・細川
〒105-0003東京都港区西新橋3-15-12 GG HOUSE 5F
TEL :03-5402-5355 FAX :03-5402-5350

防災とボランティアチラシ

法隆寺防災訓練

 

令和3年12月13日(月) 法隆寺において、斑鳩町・法隆寺主催の今年で7回目になる防災訓練が行われました。新型コロナウイルス感染が続いていることから、一般参加者を40名に絞り、奈良県防災士会から17名が参加しました。法隆寺管長、斑鳩町長のあいさつの後、中門の前で「シェイクアウト」訓練を行いました。

その後、聖徳会館において、参加者が「避難所運営」と「避難者」の2つの班に分かれて、「コロナ禍での体験型避難所開設訓練」が行われました。サランラップを利用して受付のパーティションを作るなど、避難所運営の準備が、ある程度整った段階で次々と訪れる避難者を受け入れました。「けがをしている」、「授乳させたい」、「熱がある」など様々な問題のある避難者が混じり、その対応に真剣に取り組まれました。

避難者が全員入所した後、会場を元に戻し、「避難所運営」と「避難者」の役を交代してもう一度訓練を行いました。二度目の「避難所運営」の班は一度目の学習効果があり、スムースさが増し、工夫も見られました。

訓練の後、植村防災士が訓練内容をふまえて「ふりかえり」の講義を行い、コロナ禍では外部からのボランティア支援が望めないことや助け合うことの大切さなどを訴えました。参加者からは、「何度も講習受けてるけど大変だと思った」とか、「わからないことが多かった、やってみて良かった」などの意見が寄せられました。〈村山 央 防災士〉

「コロナ禍での災害支援 ~人吉市での災害支援と、過去の被災地からの学び~」

 

11月20日(土)14:00~奈良公園バスターミナルレクチャーホールにおいて、防災講演会「コロナ禍での災害支援 ~人吉市での災害支援と、過去の被災地からの学び~」が行われ、防災士および一般から56名が参加されました。講師は「災害NGO結」代表の前原士武(まえはらとむ)さんです。コロナ禍の活動制約で、中止を余儀なくされていた集合での研修会がようやく叶い、講演と質疑応答含め2時間の研修会となりました。被災地には沢山のボランティアが集まりますが、それを調整、コーディネイトする人がいないため、現場は混乱しているとのこと。前原さんは、自分一人のスコップを動かすより1,000人のスコップを調整する方が復旧・復興に結び付くという理念のもと、発生24時間で現場入りし、緊急支援、育成、伝える活動を通して、人々が未来を自らの手で作るためのサポートを行っています。一つとして同じ災害はなく、同じ災害支援の形もありません。現場での情報収集や状況把握、災害支援コーディネイトを行い、被災者が自ら立ち上がり復興できるようサポートする流れを、「復旧ロードマップ」を使って解説頂きました。また、コロナ禍のなかではウィルスを①被災地に持ち込まない、②被災地から持ち出さない、③被災地内で感染を広げないために、被災地支援には最大限の配慮が必要なこと、そして、平時にできないことは有事にもできないため、平時からできることを増やし、課題を解決する力を備え、防災・減災力を高め「受援力」をつけることが大切であることも改めて学びました。私たちもこれら地域力の向上に寄与できるよう、日々活動を続けて行きたいと思います。  (報告者:古瀬防災士)

災害時通訳・翻訳ボランティア養成研修

 

令和3年11月6日(土)奈良先端科学技術大学院大学において、奈良県外国人支援センター主催による「災害時通訳・翻訳ボランティア養成研修」が開催されました。講師として招かれた奈良県防災士会からは14名が参加し、通訳ボランティア、先端大の外国人留学生とそのご家族など総勢90名を対象に研修は行われました。   前半は植村信吉副理事長兼相談役が「災害から”命”をまもるために」と題して講話され、「日本は災害大国」であり「今、一番心配されているのは南海トラフ地震」であることをビデオなどで分かりやすく説明し、命を守るための行動をクイズ形式で考えていただきました。後半は「大地震サバイバル体験」をテーマに、「水運搬」「ブロック塀倒壊体験」「地震時危険箇所クイズ」「非常用トイレ体験」の4種の実技をグループに分かれて順に体験していただきました。 研修後のアンケートでは、「ビデオでの説明が分かりやすかった(現実的であった)」(先端大学生)、「地震発生時、何をすべきか、どうやって体を守ればいいかを体験実習できた」(先端大学生)、「簡易トイレの作り方体験は、非常に良かった」(通訳ボランティア)、「外国の方(留学生等)と共にボランティアも防災知識を習得できた」(通訳ボランディア)、「講義、グループワーク、状況判断とそれぞれがよかった」(先端大学生)、「講師を含めスタッフ、参加者のお陰で学びの多い研修でした(交流を深めた)」(通訳ボランティア)などの声を多数お寄せいただきました。奈良県防災士会にとりましても大変学びのある有意義な研修となりました。                                                     <報告者 小山防災士>

三郷町 災害ボランティア養成講座第4回「コロナ禍での避難所開設訓練」

 

令和3年10月30日(土)、三郷町福祉保健センターにおいて三郷町社会福祉協議会主催「災害ボランティア養成講座」第4回として「コロナ禍における避難所開設訓練」が開催されました。この訓練は同町で初めて開催するもので、町内の民生委員・児童委員さんを中心に14名が受講され、奈良県防災士会からは町在住の6名を含む12名の防災士が参加しました。第1部は町在住防災士 (避難所開設チーム)と受講生(避難住民チーム)に分かれ訓練を実施。一度すべてを撤去後、第2部は防災士と受講生の役割を交代しての訓練を実施しました。喫煙者やペット連れ、妊婦や赤ちゃん連れ、要支援者、新型コロナウイルス感染者など、様々な問題を抱える想定避難者を防災士が演じ、それを受講生が柔軟に受け止め対応する取り組みとなりました。また実際に避難場所に寝転がってもらい、避難生活の居心地を経験していただきました。限られた備品および時間という条件の中で、新型コロナウイルス感染対策を意識しながら避難所開設における行動・手順を模擬体験し、参加者自身が様々な意見を出し合い工夫をされ充実した訓練となりました。訓練の後には奈良県防災士会 植村相談役兼副理事長から「ふりかえり」の講義があり、続いて三郷町在住の北村理事が講評を述べられました。最後に三郷町社会福祉協議会の窪事務局長に閉講のお言葉を頂戴し、全4回の講座を修了いたしました。三郷町社会福祉協議会では来年度も本講座を継続実施していく計画で、防災士として地域防災力向上に向けた取組の重要性を再認識するものとなりました。                            〈報告者:平本防災士〉