タグ アーカイブ: ボランティア

香芝市社協 災害ボランティアセンター設置運営訓練

2023年12月16日(土)香芝市総合福祉センターにおいて「香芝市社協 災害ボランティアセンター設置運営訓練」が開催され、奈良県防災士会より10名の防災士が参加しました。訓練は運営側とボランティア役とに分かれ、レクチャーを受けた後に各パートでの個別演習を行い、その後全体を通した一連の訓練を行いました。ICTを活用したQRコードでの受付と地図情報の共有、ニーズ受付は従来手書で大変な作業であったが、クラウド上で管理する事で支援抜けが防止でき、ボランティア活動依頼受付票、活動紹介票(ボランティア用とセンター用)が一括管理・出力できるなど、今やボラセン運営に欠かせないツールである事がわかりました。振り返りでは、「オリエンテーションで動画を視聴するのみでなく、ボランティア活動での注意事項は運営側がきちんと説明すべきである」「地図を貼り出し、支援に行く地域や通行できない道などの地元の情報がボランティアにわかる様掲示すべき」との貴重な意見がありました。今回は時間の関係か、リーダーが活動後に報告する「活動報告」の訓練が無かった事が残念です。県防災士会メンバーの中には、本年6月の台風で浸水被害を受けた和歌山県海南市の災害ボランティアの活動経験者も居ました。経験から得られた知見+ICTを組み合わせれば、より実践的な訓練になると思います。次回の訓練も期待しております。

<報告:八木沢防災士>

災害ボランティア基礎講座(1回目)

12月9日 王寺町 文化福祉センターにおいて令和5年 災害ボランティア基礎講座を開催しました。(奈良防災士会 ボランティア登録者及び、今後、活動に興味のある方を対象とした基礎講座) 開催に際し、このような時期にも関わらず県内各地より、多くの方にご参加頂けました事、大変ありがたく思っております。今回の講座は、八木沢(王寺町)、大坂間(上牧町)が主体となり、近年の多く見られる自然災害発生後の災害支援として行うボランティア活動について、理解を深めて頂き、今後、より多くの方に活動へ参加頂ける事を目的として、実際の支援活動で経験した事、聞いた事などお伝えしながらの講座となりました。また、普段の講座とは異なり全2回講座となっており、次回(2024/1/13)は実技を取り入れた内容であることから多くの方に、ご参加頂けているのでは?と思っております。 2回目は安全についても配慮しながら、現場で役立つ事を体験頂く計画をしていますので、受講者の方は楽しみにお待ち頂ければと思います。 また、開催にあたり、まだまだ進行の不手際だったり、説明不足な点も多く、反省する事ばかりですが、有難い事に、受講者様からのアンケート結果においては、目的の一つである災害ボランティアへの参加について、前向きなご回答を多く頂いた事を大変嬉しく思っており、今回講座については概ねご評価頂けたのではないかと考えております。奈良県防災士会では、災害ボランティアへの登録を引き続き募集しております。興味の有る方、一緒に活動頂ける方は、奈良県防災士会までメールにてお問合せください。(Email: mail@bousainara.com)

<報告:大坂間 防災士>

災害ボランティア基礎講座アンケート1

奈良市総合防災訓練

令和5年10月29日(日)奈良市全市50地区62箇所の指定避難所において、奈良市総合防災訓練が開催され、9,086名の参加がありました。内訳は「市民 5,450名、市職員 3,169名、防災関係機関(44機関)200名、その他  267名」です。重点会場は「ならやま小中学校」で行われ、32団体が展示を実施。福祉避難所、災害ボランティアセンター、外国人専用避難所における訓練の他、合同訓練や自社訓練を実施されました。また災害対策本部による業務遂行訓練も行われました。奈良県防災士会から重点会場への参加はせず、地域の各避難所での協力として防災士に活躍頂きました。奈良市では累計で1,024名の防災士が認定を受けています。各避難所ではQRコードを使用した「避難所受付システムβ版」を試験運用しました。実際には不具合が多数発見され、混乱した地域もあったようですが、新しい取り組みを住民の皆さんにもご協力を頂きました。写真は都祁地区での様子です。スマホが苦手な方も、小さい字が見にくい方も、初めての避難所受付システムに、みんなワイワイ言って楽しみながら入力されていました。

<末田政一 防災士>

災害ボランティア基礎講座について(参加者募集のご案内)

奈良県防災士会主催で「災害ボランティア基礎講座」を開催致します
開催趣旨として、ボランティア登録されている方の中には、これまで何度も被災地で
活動されてきたベテラン方がおられる一方、全く活動した事がない初心者の方もおられます。
そんな初心者の方向けに
「災害ボランティアとは?」
「被災地でどんな活動をするのか?」
「持ち物、装備は何をそろえれば?」
を2回の講座で詳しく説明させて頂き、被災地支援の仲間を増やせればと考えております。

期日:第1回 2023年12月9日(土)
第2回 2024年1月13日(土)

場所:王寺町文化福祉センター(南公民館)
時間:14:30~16:00(受付14:00~)2講座共に同じ時間です。

2回目終了後、懇親を予定しておりますので、あわせてご検討ください。

参加方法:申込フォームより申込をお願い致します。
申し込みリンク先
https://forms.gle/P41hprWcyEGp4xVZ7

※詳細は添付ファイルを参照ください。
皆様の応募をお待ちしております。

以上

災害ボランティアー活動講座募集_最終発行

京都府綾部市への災害ボランティア派遣は中止です。

綾部市災害ボランティアセンターのボランティア募集中止(8/30付け)の報道を受けて、急きょ31日に植村副理事長と板垣理事が現地へ行きました。
現地災害VCの話では、ニーズ対応のメドが立ったということです。
具体的には、これから被災家屋の床下の泥出しが始まりますが、現在、プロボノ(愛知人他数チーム)が入って全体調整と被災家屋との調整を進めており、被災者の意向をくみ取りながら、床板を張る作業までこの方々にお任せして進めるつもりです。
よって、災害VCは本日限りで市内の社協へ移します。
とのことです。

防災士会としては、床下の泥出し等の作業は可能ですが、床板を張る作業まではできないこと及び、現地災害VCの意向を尊重する立場から綾部市への災害ボランティア派遣を中止するのが一番良い選択であるという結論にいたりました。
ついては、この旨を関西支部連代表の京都府田中支部長と協議し、9月9・10日(土・日)の関西支部連の災害ボランティア派遣を中止としました。

現地へ赴くべく申込んで頂いた方々には申し訳ありませんが、「被災地本意」「被災者中心」という災害ボランティアの主旨に基づきの決定です。
ご理解、ご協力をお願いします。

 

【緊急】災害ボランティア募集

緊急の災害ボラティアの募集です。 台風7 号で土砂災害被害を受けた京都府綾部市で災害ボランティア活動を行います。 この活動は、日本防災士会関西支部連絡協議会において関西2府4 県において災害被害が発生した際には、お互いに協力・支援活動を行うことを取りきめたことに基づき行います。 参加希望の方は、添付ファイルをご確認の上、お申し込みください。

【概要】
1:支援地(行先):京都府綾部市(志賀郷、物部地域)
2:ボランティア活動の内容:泥出し、家具の移動、室内の清掃、片づけ等。但し、現地の状況によって活動内容を変更する場合があります。
3:活動日:9/9(土)、9/10(日)。どちらも日帰りでの活動。
4:集合時間、集合場所:別途参加申込をされた方に後日直接連絡いたします。早朝出発となりますので、ご留意ください。
5:交通手段:奈良県防災士会でマイクロバスの手配中です。

綾部市:災害V募集(奈良県版)

鳥取市佐治町先遣隊報告(8月19日)

令和5年8月19日 午前 台風7号により甚大な被害を受けた鳥取市佐治町を先遣隊として訪れました。現地入りしたのは、植村相談役兼副理事、板垣理事、大坂間の3名。 目的は被害状況を鑑みて、今後の支援などを検討するのが目的 。ボランティアセンターなどの開設など地域の受援要請が有れば、対応すべく派出する体制を整える。 佐治町では道路の崩落や断水などの被害が出ている状況で、通常なら5分程度でアクセス可能な主要道路が寸断しておりアクセスが出来ず。山肌沿いにある幅員の狭い道が迂回路として唯一の道となっています。幸い早い時間に到着したので、対向車はそれほど多く無く 難なく離合できたが、戻りは災害支援の大型車両にも出くわす機会も多く、より慎重な運転を余儀無くされた状況でした。迂回路を通り佐治町の中心部となる佐治町総合支所へ向かい、まず目にした光景は、道路の決壊と陥没でした。

改めて、自然の怖さを目の当たりにしたところです。現在も断水や一部停電が続いており、給水にお越しになった住民の方からはお話を伺うことが出来、水が出ない事への不安として、生活用水やトイレについて困っているとお話し頂けました。 被災して余り時間がたっていないことも有り、ニュース報道の様に行政機関の方々の調査や道路など応急復旧が進められている状況で、被災全容も不明すぐに我々が現地に入り活動出来る状況では無いと思われます。

今後も地域の情報に注目して、必要な支援を検討していきます。今後も全国各地で発生している災害支援を継続すべく、災害支援に関する研修会も計画したく考えております。

<報告:大坂間防災士>

鳥取市佐治町先遣隊報告(8月19日)写真

 

明日香村災害ボランティア(7月17日分)

明日香村災害ボランティア 7月17日(月・祝)の活動報告です。この日は県防災士会7名、一般参加2名、計9名で活動しました。全体朝礼にてレスキューアシスト中島氏より、最終日なので全体の仕上げを行うと指示があり、家屋外周及び中庭の壁の泥落としと洗浄、前庭と道路から家に上がるまでの通路の泥落としと水洗浄を主に担当しました。その他土砂を被った家具を6名で運び出しての洗浄とふき取り、ブロック塀や汚れた板への高圧洗浄等、メンバーが協力しながら作業を進めました。家屋の中はレスキューアシスト専門メンバーが床板貼り、コンパネ貼り、壁の浸水した部分を露出させ乾燥させるなど、どんどん処置を進められていました。作業終了直前に玄関のアルミ製門扉をフレームごと元に戻す作業において、家屋の木枠に収まらず、レスキューアシストさんと防災士メンバーが意見を出し合いながら、何とか元に戻す事ができました。私は活動当初の状態を見ているだけに、家中が土砂だらけの状況からまた住める状態になった事にボランティア力の偉大さを改めて感じる事ができました。

今回のボランティアに参加されました防災士メンバー、一般に参加頂いた方々、毎日集会場にて冷たい飲み物を提供頂いた明日香社協、奈良県社協の皆様にお礼を申し上げます。レスキューアシスト 中島様、メンバーの皆様、指導頂きありがとうございました。 7月18日以降レスキューアシストさんは豪雨被害が報道されている秋田県に向かわれるそうです。  (報告者:八木沢 防災士)

明日香村災害ボランティア(7月16日分)

明日香村での災害復興支援ボランティア活動7月16日(日)の報告です。本日も防災士会からの参加者は7名。災害ボランティア活動が初めてという方2名を含めた活動となりました。 本日の活動の内容は、主に家屋や家具などの洗浄作業でした。レスキューアシストや社協の方々が家の中の作業をされ、私達防災士会はいくつかのグループに分かれて、玄関先や側溝にまだ残っていた土を運び出しきれいに整える作業を行いました。途中、何度も行き来する社協の方から「通るたびにきれいになっていきますね」と声をかけていただきました。山からの鉄砲水が直接襲った物置小屋の外側の洗浄を任された防災士2名はあまりの泥の多さにしばし呆然としていましたが、ケルヒャー(高圧洗浄機)を手渡されてからは作業が驚くほどスムーズに進み、途中から葛城市社協の方とも連携して、石垣も含めてすっかり泥を洗い流せました。

午後は防災士会の全員で、一週間前に奈良県防災士会チームが床下の泥を搬出した場所の道や草むらに広がっていた泥の掻き出しを行いました。ブロックの欠片や木切れ、粘土質の土が混ざっていて、仕分けしながら運ぶのは骨が折れました。

今日は気温が高くなるということで、作業30分、休憩20分のローテーションで進行していました。午後の炎天下ということもあり、交代で休憩を取りながらなんとか誰も熱中症にならずに進行できました。午後3時で今日の作業はお開きになったのですが、レスキューアシストの方々は家の中での作業をまだまだ続けられているようでした。

このお宅での災害ボランティア活動も明日が最後となります。酷暑の中活動された皆さま、大変お疲れさまでした。

<北村 防災士>

明日香村災害ボランティア(7月15日分)

明日香村での災害復興支援ボランティア活動7月15日(土)の報告です。当日の防災会の参加者は7名。82才のご高齢の方や元防災士会会員の方を含めての活動となりました。当日の防災士会の担当は、家の庭に残った土砂の搬出・清掃と家の周りの土砂だしと清掃でした。今回の参加者の方は災害ボランティア活動の経験豊富なメンバーが揃ったことで作業もテキパキとこなされていました。中でも、最高齢の82才の加藤さんの動きが素早く、他のメンバーもビックリで、最後には、「師匠」と呼ぶメンバーもでるほどです。支援状況としては、家屋内の泥出し、床板めくり、床下の泥出し、床板の張り直しが終了し、後は、お家の掃除という段階まで進んでいます。当日、被災された家の方と少し話をさせてもらいました。家の方の話では、「鉄砲水が6回来た」「3回目の後に慌てて逃げた」「逃げる時は、膝より上まで来ていた泥水や土砂の中を必死で逃げた」とのこと。被災直後は、家の中が泥水のプール状態だったとの事です。写真を見ればわかりますが、山のように積まれた土砂は全て、スコップと一輪車で搬出という活動でした。あらためて人の力は凄いなと実感しましたが、支援活動も終盤に入っています。支援活動の指導を頂いたレスキューアシストさんに感謝しながら、もうひと踏ん張りです。(報告者:植村防災士)