能登半島地震:珠洲市内の避難所での運営支援(1月28・29日)

能登半島地震発災直後から被災地で支援活動を続ける日本防災士会石川県支部の応援要請を受けて、奈良県防災士会から2名(植村副理事長と杉村理事)が現地へ入りました。今回の支援活動は、これまでのような被災家屋から家財道具を搬出したり、床下の泥出しのような活動ではなく、現地の避難所の運営支援として入りました。現地の避難所運営は、役所の職員1人を責任者に地域の住民ボランティア10数名で運営されていました。当初、この避難所には300名近くの住民が避難されてましたが、二次避難によって現在は111名(1月29日現在)となっています。残った方々はほとんどが高齢者の方で、支援物資の運搬や整理ができない状態で避難所の運営に支障をきたしています。避難所運営に携わる方の話では、発災直後から避難所運営を行ってきたので運営する側のボランティアが披露困憊状態とのことでした。
また、支援物資は足りているものの、保管場所となっている体育館が地震によって雨漏りがひどく、市が補修工事を予定しているものの、大量の支援物資を移動しなくては工事もままならない状態でした。また、28日には、スマイルアップのメンバーが炊き出し支援に訪れ、昼食にラーメンを振舞ってくれたので被災者の方に笑顔が見れて良かったと思いました。まだまだ、継続した支援が必要です。
(報告:植村信吉防災士)