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平群町連続講座第三回

8月1日(土)平群町公民館教室「くらしに活かす防災講座」第三回が平群町総合文化センターで行われました。今回のテーマは「平群町の災害リスクを知ろう〜豪雨災害について〜」です。奈良県防災士会からは7名の防災士が参加し、13名の受講生の皆さんと共に、令和2年7月豪雨を始め、過去2年間に日本列島の各地で起こった豪雨災害について学び、もしも平群町に大雨が降ったらどうなるのかを考えました。受講生からは「最近の集中豪雨は驚異だと改めて感じた。」や「ハザードマップの重要性を認識しました。」や「水害のおそろしさはニュースで見ていますが、あらためて自分のこととして考えられることができました。」や「災害がいつあっても対応できるように平常時から考えておく大切さを学びました。」などの声をお寄せいただきました。残すところあと2回、受講生の皆さんのご期待に応えられるよう、スタッフ一同頑張ります。

<報告者:小山防災士>

200801 平群町公民館教室第三回_アンケート

熊本へ支援物資を送付しました

先日、豪雨災害で甚大な被害が出た熊本県球磨村と人吉市へ、日本防災士会熊本県支部の宮下支部長が支援に入りました。県外のボランティアは新型コロナウイルスのため入れなく、生活物資も不足しているとのことです。ひとまず、靴下1,051足、トランクス76枚を今日発送しました。

(募集終了)令和2年7月豪雨災害被災地で頑張る各支部へ防災士会活動資金を!

本年7月、梅雨前線と低気圧の影響により、熊本県、鹿児島県、大分県を中心に激しい雨が降り続き、特に熊本県内では複数個所で球磨川が氾濫し甚大な被害をもたらしました。また、九州に続いて他の多くの地域でも広い範囲で河川の氾濫による浸水被害や土砂災害が発生しました。謹んで犠牲となった方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げます。

新型コロナウイルス感染が懸念されている現在の状況下では、災害ボランティア活動を進めることで、感染を広めてしまう恐れがあります。とくに今回の被災地域は、人口に占める高齢者の割合も高く、感染の広がりが被災地の住民の命を脅かす事態を生じさせかねません。

奈良県防災士会では、できる限りの支援活動を行っていく決意を新たにしているところでありますが、ボランティアの募集範囲を県内・市町村内に限っていることから、現状では駆けつけることは難しい状況です。よって日本防災士会九州支部連絡協議会へ活動資金の支援を行いたいと思います。

会員の皆様のご協力を要請いたします。寄付・カンパをお願いします。当然、金額は問いません。被災地で頑張る防災士会九州支部連絡協議会へご支援をお願いします。

振込先

ゆうちょ銀行

記号14580  番号 26873491
名義:日本防災士会奈良県支部
読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

 

他の金融機関からの場合

ゆうちょ銀行 四五八(ヨンゴハチ)支店
普通 2687349
名義:日本防災士会奈良県支部
読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

※この口座は災害支援専用の口座です。必ず、上記記載の口座へお願いします。

 

特定非営利活動法人奈良県防災士会
理事長 末田政一

 

令和2年7月豪雨、現地レポート(熊本県球磨村)

熊本県球磨村の実家を「安否確認」で訪れた大坂間防災士から報告が届きました。
大坂間防災士は、実家が被災し大変な状況ですが奈良県防災士会から会員への情報共有としてご協力を願いました。

以下、原文のまま掲載します。

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母親が避難している避難所に行き面会してようやく安堵しました。今いる避難所は 旧高校の校舎、体育館です。撮影NGでしたので新聞切り抜き画像を添付。教室に6名で避難所の環境としては、良い方です。現在では段ボールベッドが用意されてます。同じ部屋には近所の方2名が同居しています。部屋環境やトイレについては今の所心配していませんが 情報が全く入らない、共同TVとかも無いです。 携帯ラジオ持っていったので良かったです。電波環境は悪く、AMラジオ、NHKのみで携帯も3Gで普段の環境には程遠いです。

母親はガラケーなので電話操作する事が精一杯。
スマホとかタブレットとか情報ツールが使え無い事は、今の時代に避難生活するには厳しい。

コロナで余計に人との接触が制限されているので、個々人が情報も得るための術を身につける事が必要と感じてます。

避難所ですが、玄関に入ると受付ですが、手指の消毒、面会受付、体温測定を行い避難場所の教室を教えて頂き入室。

廊下には携帯の充電コーナーがあり、ほんのわずかですが「ご自由にお取りください」のカップ麺とか置いてありました。

掲示情報は、病院紹介、ペットの世話、部屋の掃除、トイレ掃除について書いてあるだけで、他は目には入りませんでした。

避難しているところは部屋側玄関近くなので、他の部屋や体育館など状況は全く不明です。

避難者への支援としては、食事の提供(基本弁当で、金曜日にカレーがでた)、飲料水、マスクなどです。

自分が持参、購入したもの、常温保存可能な羊羹、野菜ジュース、果物ジュース、栄養補助食品、その他ラジオ、爪切り、老眼鏡(度が合わず没)、目薬、アルコール指手消毒液 (ジェル)、消毒液綿棒、冷えピタ、ホットアイマスク、袋、乾電池、ライト、筆記用具、小さいテーブル。

面会して頼まれたものは、薬(胃腸薬)、便秘薬、時計、顔剃り、手提げ袋など。

被災地の様子。
警報も出ていたので、行ける所までとなりましたが、連日のTV報道の映像通り、人吉市街は必死に片付けされていました。瓦礫などそこら中、山積みです。車を走らせ地元へ向かうもいたるところ悲惨な状況で道路は抉られ、寸断し、橋も流され立ち入る事も出来ませんでした。

最後地点で自衛隊さんに止めたれUターンする事に。
実家は残ってる事は情報得てますが数ヶ月は戻る事はできないと思います。

令和2年7月豪雨への災害復興支援について

 九州を始め岐阜県等に甚大な被害を及ぼしている「令和2年7月豪雨」の被災状況が明らかになるにつれ、会員各位におかれましても「なにか出来ることはないのか」と心を痛めておられることと推察いたします。
 奈良県防災士会としても、現在、どのような復興支援ができるのか協議しておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止もあり、もどかしさや歯がゆさを感じているところであります。
現在、被災地では自衛隊や消防、警察、自治体などが懸命の活動を行っている最中であり、今後の天気予報から判断して未だ災害は発生中であると考えます。
会員の皆さまにおかれましては、ご家族や知人・友人の「安否確認」以外の情報収集及び個別での被災地での活動はお控え頂きますようご協力下さい。
当会としての今後の支援活動については決まり次第報告すると共に、引き続き現地情報などは随時ホームページにて報告いたします。
ご理解ご協力をお願い申し上げます。
  
※これまでは熊本県・鹿児島豪雨と記載してましたが、以後は「令和2年7月豪雨」と記載

参考資料
全国社会福祉協議会「令和2年7月豪雨 災害特設ページ」
https://www.saigaivc.com/202007/

【速報2】熊本県・鹿児島県豪雨

熊本県球磨川流域市町村で河川氾濫、土砂災害等で多くの方が亡くなられています。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。
現在、奈良県防災士会では本部とも協力して情報収集を行っていますが、奈良県防災士会の事務局を手伝ってもらっていた方のご実家が熊本県球磨村です。
今回、会員の皆さんへ情報提供をしたい旨のお願いをしたところ、「情報共有としてお役にたてるのなら」と快諾頂きました。
以下、掲載します。

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<7月5日>
昨日は 朝以降 親と連絡取れず心配していました。今朝 自衛隊にヘリで救助されたと連絡がありました。連絡受けほっとしています。

でも、近所の同級生ですが家族が行方不明です。
住まいごと流されたとの事。厳しい現実です。
同じ所にあった駅も跡形無いとの事

母親の避難先は グランドのようです。聞いた話では土にブルーシートを張っただけ、屋根は応急かどうか不明ですが有る様です。壁は無い過酷です。

被災状況 球磨村のフェースブックに上がっています。つながる道全て何処かで崩壊して寸断してます。地域崩壊と言うしかありません。
当面 入る事出来ないと思います。今週末 状況見て行ってみます。様子だけでも見に行きます。
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<7月6日>
避難された球磨村の避難所です。
壁も床もありません。
今朝の新聞によりますと、屋根のみで2晩となったようで「避難場所から避難」となるようです。

【速報】熊本県・鹿児島県豪雨

 7月4日(土)未明から熊本県、鹿児島県、宮崎県を中心に激しい雨が降り続き、熊本県、鹿児島県では特別警報が発令されました。熊本県球磨川が複数個所で氾濫し、死者20名、行方不明者14名との報道(7/5現在)もされておりますが、未だ被害の全容が掴めていないのが現状です。
 奈良県防災士会では、被害全容がわからない状況を踏まえて、当面は情報収集を中心に進めます。

 今回、会員の八木沢防災士(王寺町)から被災直後の写真提供がありましたので掲載します。八木沢防災士の知人(熊本県人吉市)からの情報提供です。


なお、この民家の方は、無事避難されたとのことです。

<会員へのお願い>
被災地では被害の全容が掴めていません。家族、知人、友人など心配される方も多数おられると思いますが、個人的な情報収集のために電話を入れるのは控えて下さい。避難者や、救助活動中の方にとって携帯電話は貴重な情報源です。「安否確認」以外の災害ボランティア等の情報収集は控えて下さい。
今は、避難や救助活動が迅速に行えるようにご協力をお願いします。
また、「新型コロナウイルス」感染が懸念される状況下です。災害ボランティア活動を進めることで感染を拡大する恐れがあります。感染の拡大が住民の“命”
を脅かします。
「新型コロナウイルス」感染の状況下での災害ボランティア活動については、後日あらためて報告いたしますが、全国社会福祉協議会が示す指針に基づきたいと思います。https://www.saigaivc.com/covid19/
                          (文責:植村信吉)

吉野郡内社協災害対応訓練

11月16日(土)下市中央公園体育館において、吉野郡内社協連絡協議会と吉野青年会議所の主催による「災害時対応訓練〜災害ボランティアセンターの役割・理解を深める〜」が開催されました。吉野郡内11町村から行政、社協、青年会議所、民政委員、ボランティアなどが参加し、総勢113名で訓練が行われました。奈良県防災士会からは講演・炊飯指導・見学などで5名が参加しました。午前中は、奈良県社会福祉協議会の災害ボランティア受援コーディネーターである川口防災士が「災害への事前対策と事後対策〜令和元年台風19号を事例として〜」を講演しました。昼食では小山防災士指導によりハイゼックス袋を用いた給食訓練が行われ、続いて段ボールベッドの組立とドローン飛行が実演されました。午後は、台風による豪雨災害から5日後という設定で、災害ボランティアセンターから初めてボランティア派遣を行うという想定においてセンター運営訓練が行われました。本訓練を通して、災害ボランティアセンターの役割や運営について理解が深められ、迅速かつ的確なボランティア派遣に向けた協働と連携の基盤作りが進められたことと思います。          <小山英子 防災士>

 

川西町連続防災講座第1回

10月20日(日)に川西町文化会館サークル室にて、川西町防災連続講座 第一回「水害に備えよう〜大雨が降ると川西町はどうなるの?」が開催されました。本講座は日赤モデル奉仕団事業として、川西町赤十字奉仕団から奈良県防災士会が依頼を受けたもので、「いざというときのために やってみよう!防災」と題して計三回が行われる予定です。
第一回「水害に備えよう」では26名の方にご参加いただき、川西町の水害リスクや早期避難の大切さについて一緒に考えていただきました。近年頻発する豪雨災害に加え、令和元年台風19号による甚大な被害が発生した直後でもあり、どなたも大変熱心に取り組んでおられました。
参加者アンケートでは、講座内容は今後の防災の備えに役に立つというご意見を多数いただきました。本講座が防災を身近なこととして考える一助となれば幸いです。     (小山英子防災士)

県防災総合訓練

 

令和元年8月31日朝9時から、桜井市芝運動公園で奈良県防災総合訓練が行われました。今年度は、豪雨により大規模の災害が生じたとの想定で、協力団体・企業63団体、行政機関27団体の参加で行われました。

奈良県防災士会は、避難所運営訓練(会場:総合体育館)を担当し、織田小学校区自治会・自主防災会と地域の方々とともに避難所の運営訓練を行いました。今回の訓練は、避難所運営・開設訓練ゲーム(通称:HUG)を図上ではなく、実際に人が演じる形(通称:人間HUG)で行い、参加者の方には避難所の雰囲気の体験と、実際に起こり得る問題などを知って頂きました。また、訓練では桜井市朝倉台自主防災会のご協力を頂き、私たちと一緒に訓練を進めました。

織田小学校区の役員さんには、事前研修を3回行ってもらいましたので、当日は、スムーズに進行することができました。課題としては、情報の共有などの問題点も浮き彫りにされてきました。   (報告:板垣防災士)