タグ アーカイブ: 豪雨

令和6年9月能登半島豪雨への支援活動について

大きな地震で甚大な被害を受けた能登半島が今度は豪雨災害に見舞われました。現地は、今までにない悲惨な状況に陥っています。仮設住宅に入居し、やっと落ち着いたところに今回の豪雨災害です。被災者の方の心情はいかばかりかと思われます。

これまで奈良県防災士会は、能登半島地震への支援として本年1月から9月にかけて災害ボランティア登録者を中心に延べ100名を超す者が能登半島へ支援に向かいました。同時に、会員の皆さまには活動支援金への協力をお願いしてきたところであります。

現地石川県支部はすでに支援活動を始めています。私たち奈良県防災士会も支援活動を行いたいと考えております。ただ、この10月11月はすでに県内自治体や各団体から求めに応じて研修会や講演会等の日程で休日は身動きできない状態であります。しかし、手をこまねいている訳にはいきません。なんとかやりくりをして、たとえ少人数であっても支援活動を行って行きたいと考えております。ついては、当面の間以下の通りの支援活動を進めて参ります。能登半島地震への支援にひき続いての支援要請となりますことから大変心苦しくありますが、ご協力をお願いいたします。

 

  • 活動支援金への協力要請

現地、石川県支部へ活動支援金を送りたいと思います。また、能登半島支援として災害ボランティアを派遣したいと思います。そのための活動支援金にご協力下さい。

 

振込先:ゆうちょ銀行

記号14580 番号 26873491

名義:日本防災士会奈良県支部

読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

<他の金融機関からの場合>

ゆうちょ銀行 四五八店(ヨンゴハチ)

普通 2687349

名義:日本防災士会奈良県支部

読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

※この口座は災害支援専用の口座です。必ず、上記記載の口座へお願いします。

 

  • 災害ボランティアの派遣

現在、派遣日時の調整中です。決まり次第案内をします。

 

奈良県防災士会理事長 末田政一

(募集終了)秋田、山形記録的大雨被災地へ活動支援金を!

日本防災士会秋田県支部、山形県支部は記録的な大雨となった被災地への支援活動を行っています。また、近隣県として被災地支援の経験がある新潟県支部も支援活動を開始しています。

新聞やテレビではオリンピック報道などで影に隠れてしまっていましたが、救助に向かったパトカーが行方不明になった豪雨水害と聞けば思い出されることでしょう。

支援に入っている新潟県支部からの報告によれば、かつての新潟豪雨水害よりも被害は深刻ではないかとの事です。国も「激震災害指定」を調整中とのことです。

この事態を受けて、日本防災士会(本部)は、秋田、山形、新潟県支部へ活動支援金を送ることを決定しました。また、奈良県防災士会としても8月24日(土)に開催した理事会において、秋田、山形県支部及び近隣支部として支援活動を行っている新潟県支部へ活動支援金を送ることを決定しました。

なお、被災地が遠方であることから直接災害ボランティアを派遣することは厳しいので、当面は会員の皆様や防災士の方々に活動資金の支援協力として寄付・カンパをお願いします。

当然金額は問いません。被災地で頑張る日本防災士会山形県支部、秋田県支部、新潟県支部へのご支援をお願いします。

 

 

振込先:ゆうちょ銀行

記号14580 番号 26873491

名義:日本防災士会奈良県支部

読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

 

他の金融機関からの場合

 

ゆうちょ銀行 四五八店(ヨンゴハチ)

普通 2687349

名義:日本防災士会奈良県支部

読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

 

※この口座は災害支援専用の口座です。必ず、上記記載の口座へお願いします

 

明日香村災害ボランティア(7月17日分)

明日香村災害ボランティア 7月17日(月・祝)の活動報告です。この日は県防災士会7名、一般参加2名、計9名で活動しました。全体朝礼にてレスキューアシスト中島氏より、最終日なので全体の仕上げを行うと指示があり、家屋外周及び中庭の壁の泥落としと洗浄、前庭と道路から家に上がるまでの通路の泥落としと水洗浄を主に担当しました。その他土砂を被った家具を6名で運び出しての洗浄とふき取り、ブロック塀や汚れた板への高圧洗浄等、メンバーが協力しながら作業を進めました。家屋の中はレスキューアシスト専門メンバーが床板貼り、コンパネ貼り、壁の浸水した部分を露出させ乾燥させるなど、どんどん処置を進められていました。作業終了直前に玄関のアルミ製門扉をフレームごと元に戻す作業において、家屋の木枠に収まらず、レスキューアシストさんと防災士メンバーが意見を出し合いながら、何とか元に戻す事ができました。私は活動当初の状態を見ているだけに、家中が土砂だらけの状況からまた住める状態になった事にボランティア力の偉大さを改めて感じる事ができました。

今回のボランティアに参加されました防災士メンバー、一般に参加頂いた方々、毎日集会場にて冷たい飲み物を提供頂いた明日香社協、奈良県社協の皆様にお礼を申し上げます。レスキューアシスト 中島様、メンバーの皆様、指導頂きありがとうございました。 7月18日以降レスキューアシストさんは豪雨被害が報道されている秋田県に向かわれるそうです。  (報告者:八木沢 防災士)

平群町の災害リスクを知ろう(水害編)

令和5年7月1日 平群町総合文化センターにおいて連続講座2回目が行われました。堀田防災士が担当。熊本県や新潟県の豪雨被害について説明、次に熱海の土砂災害、平群町の予想被害等、続いて防災情報。最後に今からできる生活各場面での防災について説明。

(報告:堀田 防災士)

身の回りの危険、災害時のトイレ(耳成南小学校地域子ども教室実行委員会)

6月17日、橿原市立耳成南小学校体育館において地域子ども教室が行われ、66名が参加されました。西日本豪雨の映像を見て洪水の怖さを知ってもらうことと、東京消防庁の安全チェッククイズをPCとテレビを使って行った。クイズでは、答えを聞く前に元気に答えてくれた。楽しく知ってもらうために体験型で、水とトイレについて実体験をしたところ、大盛り上がりとなった。水はなくてはならないものだけど、その重さを知ってもらうために、10リットルの水を運んでもらった。非常時のトイレということで 新聞紙、猫の砂、ペットシート、災害用トイレを10班に分かれて体験してもらった。ペット用のトイレシートが楽で便利という声が多かった。

(報告者:大北防災士)

都祁中学校防災学習「都祁の防災とマイ・タイムライン」

令和5年1月26日(木)、奈良市立都祁中学校において全生徒を対象とした防災学習が行われ、都祁地区自主防災会長でもある末田防災士が「マイ・タイムライン」を行いました。都祁中学校では年数回の防災学習の一環として、この時期に毎年HUG(避難所運営ゲーム)を実施してきました。本年度は都祁の防災の紹介と、マイ・タイムラインを通して、都祁住民の災害への耐久力アップを目指しました。
まず「何のために」マイ・タイムラインを作成するのか、洪水の心配が少ないところでは何に気をつけるのか、自分たちはどう行動するのかを、都祁のリスクと備えを交えながら講義を行い、チャイム休憩のあとに逃げキッドを使用して実技練習をしました。逃げキッドのチェックシートでは、都祁は山間地域なので個別にリスクを確認して、自宅が安全なところは逆に迎えてあげる側になるとか、備えの六つの例を順番に並べる所では、国交省の説明では「避難完了」の前に「安全なところに移動を開始する」を入れると想定されていますが、先に避難をしてから状況を確認したり着替えたりするといった意見も出るなど、中学生の柔軟な考え方に関心しました。出来上がったマイ・タイムラインをみんなで見せ合いをして、ゲーム機の準備とかを、急いで自分のシートにも書き入れるなど、楽しそうに盛り上がっていました。
高齢化が進んでいる中で、中学生は昼も夜もいてくれるので都祁ではいつも頼りにしています。1限目2限目は三年生、3限目4限目は二年生、5限目6限目は一年生と丸1日の講義となりましたが、今日のマイ・タイムラインを家族に伝えてもらうことで、生徒たちの認識も、豪雨災害への耐久力もアップしますし、都祁全体の安全にも繋がる有意義な1日となりました。
<末田政一 防災士>

 

くらしに活かす防災講座 第5回「平群町の豪雨災害リスクを知ろう」

令和4年11月19日(土)、平群町総合文化センターにおいて「くらしに活かす防災講座 第5回」が行われました。最終回のテーマは「平群町の豪雨災害リスクを知ろう」で、受講生10名、奈良県防災士会から1名、平群町防災士ネットワークから3名がそれぞれ参加しました。

先ず小山防災士から令和4年8月豪雨による新潟県関川村・村上市の被災の様子や、令和3年7月に熱海市で発生した土石流の映像などが紹介され、平群町が豪雨災害に見舞われたらどのようになるのかを想像していただきました。続いて受講生の皆さんに「超大型台風が平群町を直撃したら」という想定で、「マイ・タイムライン」の作成に取り組んでいただきました。後半は平群町防災士ネットワークの中戸防災士より地元の自主防災会の「災害時初期行動マニュアル」について説明がなされました。総括は平群町防災士ネットワーク会長の堀田防災士からお話をいただき、最後に全5回の締めくくりとして平群町中央公民館の森田様よりご挨拶を賜りました。

受講生アンケートでは「水害のリスクを考えていなかったので、視野が広がりました。」「自分ごととして防災を考えられるかが課題だと思っているので、今日のワーク「マイ・タイムライン」の取組は大変役に立った。」「椿台のマニュアルは参考になった。自治会に提案する。」などの感想が寄せられました。コロナ禍で始まった本講座も多くの方々に支えられて3年目を終えることができました。「来年も受講したいと思います。」とのお声も頂戴し、改めて気の引き締まる思いです。

(報告:小山防災士)

20221119 平群町防災講座(第5回)_活動報告書

奈良県自主防犯・防災リーダー研修

令和4年度の奈良県自主防犯・防災リーダー研修が、10月2日(日)奈良県社会福祉総合センターにおいて106名の受講者で開催されました。奈良県安全・安心まちづくり推進課が主催する3日間の研修の初日で、新たな防災士を養成する講座です。 一限目は末田防災士が「防災士に期待される活動」として講義を行い、二限目は「防災士が行う各種訓練」として、マイ・タイムラインの実技訓練を八幡領防災士が進行しました。

講義では、防災は一生続く物なので無理は禁物、出来ることを出来る時にということと、行政などに頼らない自己完結の考え方を主に伝えました。防災士は「自助・共助・公助」を繋ぐ役割を担っているので、まずは地域や行政に信頼される人になっていただきたいと思います。 マイ・タイムラインは国土交通省の「逃げキッド」を利用して行いました。以前は台風や地震を想定して、自分ならどう行動するかという「タイムライン訓練」が主流でしたが、鬼怒川決壊から、ひとりひとりのタイムラインが必要であるということで「逃げキッド」が考案されました。資料は国土交通省のページからダウンロード出来ますので皆さんも活用して下さい。大きな川が無い地区でも内水氾濫や豪雨、強風による災害の心配はありますし、自宅が安全な場合は自宅内避難での準備も必要です。自分の家にあった自分自身のマイ・タイムラインを作成して下さい。

最後に「その他」として、「受援力」の講義を植村防災士が行いました。地域が被災したときに支援を受け入れる体制が必要です。 新型コロナ感染防止のため昨年度に続き参加者を制限したため、抽選に外れた方も多くありましたが、女性や若い方が多かったのが頼もしく感じました。地域や職場、家族のために知識を役立てていただきたいと思います。

<末田政一 防災士>

平群町連続講座第四回

令和4年10月1日(土)、平群町総合文化センターにおいて「くらしに活かす防災講座 第4回」が行われました。テーマは「災害ボランティアについて」で、受講生8名が参加し、平群町社会福祉協議会から3名、奈良県防災士会から4名、平群町防災士ネットワークから4名がそれぞれ参加しました。

前半は平群町社会福祉協議会の本多主任と岩上係長より「災害ボランティア活動について〜わたしたちに何ができるのか考える」をご講演頂きました。令和4年8月豪雨で被災された新潟県村上市の方々や、災害ボランティアとして駆け付けた地元高校生などへのインタビューが紹介され、被災者が元の生活に戻るためには多くの人たちの助け(ボランティア)が必要であることが説かれました。後半は山﨑防災士がご自身やご家族の体験談から「災害は忘れなくてもやってくる」こと、「共助」は大切だけど、初対面の人を助けるのは難しいので、日頃からの「助けて」と言える関係作りや「助けてもらえる」仕組み作りが重要とのお話をいただきました。受講生からは「話がよく実感できて、人ごととは思わなかった。」「町内で災害が起こればボランティアに参加したい。」「自主防災活動での要配慮者の実態調査を行ったばかりで、個別家庭訪問で面談出来た事で少しでも面識が出来て良かった。」などの感想が寄せられました。

(報告:小山防災士)

221001 平群町防災講座(第4回)_活動報告書

平群町連続講座第三回

令和4年9月10日(土)、平群町総合文化センターにて「くらしに活かす防災講座 第三回(避難所開設講座)」が開催されました。町内防災士や自主防災役員など16名の方に受講頂きました。第1部は、コロナ禍における避難所開設の資料動画を視聴頂き、第2部は、南海トラフによる地震が発生した想定で、発災時の避難行動から避難所開設まで要点や多様化する避難所運営での留意点について大坂間防災士より講話がなされました。受講者からは、「避難所開設の実際について全般的に知識を深めることができました」や「講座の内容が具体的になってきて、分かりやすくなってきた」とのお声を頂いた一方で、テーマとなっている「くらしに活かす防災講座」から外れていると厳しいご意見も頂きました。昨今、豪雨等による自然災害も増加傾向で被害も甚大化しており、避難(難を避ける)の対応力も防災の一つであると考えております。今後も、ご意見は真摯に受け止め、よりよいニーズに合った研修が出来るように工夫してまいります。 ( 報告:大坂間防災士)

220910 平群町連続講座(第3回)_活動報告書