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奈良県女性センター「これからを生きるヒント講座」のご案内

奈良県女性センター主催により男女共同参画推進セミナー「これからを生きるヒント講座(全3回)」が開催されます。

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第 一 回「男女共同参画の視点で考える避難所運営とは〜避難所運営の課題から学ぶ〜」
開催日時:令和2年9月30日(水)14:00〜16:00
講  師:奈良県防災士会 植村信吉、石川啓子、小山英子

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第 二 回「落語で学ぶ男女共同参画〜笑って学ぶ女(ひと)と男(ひと)〜」
開催日時:令和2年10月2日(金)14:00〜16:00
講  師:落語家 はやおき亭貞九郎

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第 三 回「日本の女性政治家はなぜ少ないのか〜私たちができること〜」
開催日時:令和2年10月7日(水)14:00〜16:00
講  師:フィフティ・ネット 代表 森屋裕子
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開催場所:奈良県女性センター 3階(近鉄奈良駅から徒歩5分、東向商店街内)
受 講 料:無料

1講座から受講可能です。
参加を希望される方は、添付ファイルの案内に従って、直接主催者へ申込んで下さい。

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都祁中学校HUG

 

令和2年1月10日(金)、奈良市立都祁中学校において、全校生徒対象の防災学習として避難所運営ゲーム「HUG」が行われました。1限目2限目は2年生、3限目4限目は3年生、5限目6限目は1年生で、1日に3回開催でタイトなスケジュールでしたが、生徒や先生方の協力で無事に進行ができました。授業時間内で行うため、パワポは使用せず5分程度のゲーム説明のみで進行しましたが、適応力の高さで直ぐに対応し、全員が楽しみながら参加してくれました。中学生の発想が素晴らしく、通常のHUGでは聞けない貴重な意見がいっぱいありました。特に掲示板はイラストや英語併記がされていて、一目瞭然の素晴らしい出来でした。難しいイベントカードに対しても「無理!」と言い切れる勇気もあって、逆に勉強させてもらいました。                  (末田防災士)

大淀町教職員HUG

 

1月15日、大淀町役場において大淀町学校教育会会員研修会が行われ、町内の教職員102名が参加されました。「大規模災害が発生した場合の避難所開設・運営のヒント」というテーマでHUGを経験していただきました。児童の避難訓練や保護者引き渡しの訓練は実施しているが、避難所運営の訓練は初めてで、ホームレスの避難者、盲導犬などに驚きながら真剣に取り組まれました。 <村山 央 防災士>

奈良市都祁地域合同防災訓練

 

令和元年11月30日(土)大和高原都祁地域において「都祁地域合同防災訓練」が実施され、都祁地域4地区の自主防災役員・消防団・協力住民140名の参加をいただきました。奈良県防災士会からは6名の防災士が参加しました。
大地震発生時には各避難所の開設が必要となることから、今回の訓練は都祁地域(都祁・六郷・並松・吐山)の指定避難所と届出避難所8箇所すべてを同時開設して、その役割分担と、消防団・行政センターとの連携を図りました。奈良市の奈良盆地東縁断層帯を震源とする大地震が発生。奈良市中心部が大混乱で災害対策本部の連絡が取れず、避難所配置行政職員も来ないと想定し、都祁地域のみで対応、都祁行政センターに仮本部を設置して各避難所と消防団が協力して避難者対策にあたる練習を行いました。
奈良市平城地区と神功地区自主防災会から参加いただいた方と防災士で役割を設定し、「非常食・薬・おむつが欲しい」という要望や、「骨折・インフルエンザ・容態急変」のサクラや身元不明の犠牲者まで設定し、避難所と消防団の対応を検証もしました。なにかことが起こるとどうしても消防団に頼ってしまうところがあったので、火災の誤報も流して消防団の対応訓練と共に避難所役員も自分たちで考える練習にしました。
都祁地域は大和郡山市より広い面積です。今回の訓練では「都祁地域は震度5弱」の設定で携帯電話も使用できましたが、連絡手段の多様化のため準備した「デジタル簡易無線」が大いに役立ちました。また作成済みの避難所運営マニュアルの見直しも併せて行いました。
山間部は孤立の恐れがあるため、自分たちの地域だけで対応をするという、他ではまだ実施していない内容の訓練でしたが、都祁地区では5箇所の避難所を開設したため役員が分散し、避難所本部を設置する小学校が重鎮役員ばかりになるという問題も発覚したりと、非常に有意義な訓練になりました。
<末田政一 防災士(都祁)>

防災リーダー研修

令和元年度の奈良県防災リーダー研修が10月13日(日)奈良女子大学において、280名の受講者で開催されました。奈良県が主催する3日間の研修で新たな防災士を養成する講座です。
本年度から実技講座が必須となったため、奈良県防災士会から14名の防災士が参加してHUG(避難所運営ゲーム)研修も行いました。まず植村理事長が「防災士の役割」として講義を行い、その後3部屋に分かれてHUGの体験をしてもらいました。通常のHUGをする時間がとれないので、少し違った体験版となりましたが、皆さん熱心に取り組まれていました。
各地で災害が多発して防災意識が高まる中で、新しい防災リーダーの活躍は頼もしい限りです。地域や職場、家族のために知識を役立てていただきたいと思います。
<末田政一 防災士>

 

県防災総合訓練

 

令和元年8月31日朝9時から、桜井市芝運動公園で奈良県防災総合訓練が行われました。今年度は、豪雨により大規模の災害が生じたとの想定で、協力団体・企業63団体、行政機関27団体の参加で行われました。

奈良県防災士会は、避難所運営訓練(会場:総合体育館)を担当し、織田小学校区自治会・自主防災会と地域の方々とともに避難所の運営訓練を行いました。今回の訓練は、避難所運営・開設訓練ゲーム(通称:HUG)を図上ではなく、実際に人が演じる形(通称:人間HUG)で行い、参加者の方には避難所の雰囲気の体験と、実際に起こり得る問題などを知って頂きました。また、訓練では桜井市朝倉台自主防災会のご協力を頂き、私たちと一緒に訓練を進めました。

織田小学校区の役員さんには、事前研修を3回行ってもらいましたので、当日は、スムーズに進行することができました。課題としては、情報の共有などの問題点も浮き彫りにされてきました。   (報告:板垣防災士)

奈良市総合防災訓練

令和元年9月1日(日)奈良市役所、及び奈良市全市50地区57箇所の指定避難所において、奈良市総合防災訓練が開催され、3,601名の参加がありました。内訳は「災害対策本部 :80名、避難所配置職員:114名、自主防等従事者:1,115名、避難者参加:2,292名」です。

奈良市には現在765名の防災士がいます。その中で136名が奈良県防災士会に所属されています。総合訓練では各地区で同時に避難所が開設されましたので、防災士も各地元の地区で活躍していただきました。久しぶりに開催された奈良市総合防災訓練ですが、今回は災害対策本部と行政センターや出張所とテレビ会議を通じての連携、各避難所との連携訓練を行いました。写真の避難所は都祁地区の様子です。都祁で作成した避難所運営マニュアルに則り、自主防災役員と避難住民が協力し合って避難所開設を行いました。事前にしみんだよりで広報して、当日は9時30分に防災行政無線とエリアメールで地震発生訓練開始を伝えましたが、規模の割りには住民の避難者が少なかったと思います。

<末田政一 防災士>

都祁中学校 全校生徒対象 避難所運営ゲームHUG

 

平成31年1月10日(木)、奈良市立都祁中学校において、全校生徒対象の防災学習として避難所運営ゲーム「HUG」が行われました。
1限目2限目は3年生、3限目4限目は2年生、5限目6限目は1年生で、1日に3回開催で10分の休憩時間に片付けて入れ替えるなどタイトなスケジュールでしたが、生徒や先生方の協力で無事に進行ができました。
通常のHUGより少ない時間で行うため説明の時間を短くしましたが、さすが中学生の適応力の高さで直ぐに対応し、全員が楽しみながら参加してくれました。特に2年生1年生は12月に神戸震災の現地視察へ行ったり、都祁地域の避難所開設訓練に参加してくれた生徒もいて避難所のイメージができていてスムーズな運営が見られました。
「掲示板には英語やイラストでも併記する。小さい子ども連れは防音でカーペット敷きの音楽室を利用する。うつ病患者は高層階に入れない」等の中学生ならではの発想がたくさんあって、こちらも勉強させてもらった一日でした。
山間部にあたる都祁地域では、平日昼間は高齢化がさらに進みます。中学生も頼りにされているという自覚があって、HUGの勉強も真剣に取り組んでくれました。    (報告者:末田防災士)

桜井市で避難所実体験型訓練(人間HUG)

11月17日(土)桜井市図書館において避難所実体験型訓練(通称:人間HUG、主催:桜井市ボ連)が行われました。参加者は桜井市内のボランティア連絡協議会会員を中心に150名です。この訓練は、避難所運営ゲームHUGを図上ではなく、参加者が実際の避難者になり様々な課題について実体験をするもので、今年で2回目の開催となります。

参加者は、最初に訓練主旨説明を受け、当初から避難所運営を体験するグループ、途中から避難所にたどり着いたグループ、車椅子で会場に到着するグループ、タンカで避難所に運びこまれるグループ等、4つのグループに別れて避難所体験しました。また、今回は、参加者全員が避難所内で“今、なにが起こっている”のかを共有できように会場スクリーンに課題を映し、全員で協力し合うことを目標に行われました。

防災士会からは20名が参加し、各グループのリーダーや避難所での課題を持ち込む者(クレーマー)に扮して、より実際の避難所に近い雰囲気を体験できるように行いました。

避難所運営に携わった参加者からは「俺の所へ文句ばっかり言ってきたのは防災士の人やったんか」「良い経験させてもらったわ」の声が聞こえるなどリアルな中にも楽しい訓練となりました。

最後には、クレーマー役を引き受けた防災士を含めて防災士全員の紹介を行い、大川防災士と桜井市危機管理課水野課長の講評を受けて訓練を終了しました。

(報告者:植村信吉防災士)

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富雄南地区HUG訓練

 

平成30年9月2日(日)富雄南公民館において、奈良市富雄南地区連合自治会・自主防災防犯会主催の避難所運営ゲーム(HUG)が行われ、地区自治会役員さん50名が参加されました。
集会室が4グループしか入らないので、会議室2グループ図書室1グループに分かれてサテライト方式で行ったのですが、会場が狭い場合にこの手法も可能である事がわかりました。
主催者の遊び心で自治会長ばかりのグループや女性ばかりのグループも設置して検証したところ、ひとつひとつの対応に時間が掛かるようで、避難所運営には多くの立場の方の目線が必要である事が明確になりました。
<末田政一 防災士>

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