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「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第三回」

 

令和3年8月7日(土)、平群町中央公民館において平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第三回「平群町の災害リスクを知ろう。〜地震について〜」を行いました。今回は13名の方が受講され、平群町防災士ネットワークからも4名の方に運営のご協力を頂いております。本講座は小山防災士が担当しました。

近畿圏における活断層の紹介から講話が始まり、活断層が動くと言うことは地震に直結する活動で有り、その規模を示すマグニチュードと特定の場所における揺れの大きさを示す震度について、中央構造線断層帯地震(内陸型)と南海トラフ巨大地震(海溝型)を想定した震度資料にて丁寧な説明がなされました。

「地震発生!そのときどうする?」を課題として、大地震発生時のポイントについて参加の方にも一緒に考えて頂きました。緊急地震速報もしくは大きな揺れを感じたら「まず低く、頭を守り、動かない:シェイクアウト行動」をとり、あわてずに安全な道を考え、安全な所へ「一時避難(いっときひなん)」。安全が確保されたら家族・同僚、ご近所の「安否確認」などを行う。また、発災に伴うさまざまな事象については、助け合いを行う。避難所における運営についても自主運営が基本である事から、その為に日頃から訓練を行う事が大変重要となることを改めて確認頂きました。

「地震に備えよう」と題したパートでは、阪神・淡路大震災における死亡と負傷の原因から、地震の際に命を守る為、安全に避難する為にすべき対策について考えてみました。家庭内にて地震が起きたら危険な所は?など課題画像をもとに発表してもらい、その対策方法などを意見交換して理解を深めて頂きました。また繰り返しとなりますが、非常時の持ち出し品や助け合いが必要であること、また知識として地震等の災害による家屋の再建に関する費用支援や修繕費用など、日頃から考えておくべき事なども備えの一つとして取扱いました。

最後のまとめとして、

災害発災時は

①“そこにある物しか物はない!“

→日頃からの備え(=備蓄や対策)が大事だよ

②“日頃やっている事以外はできない!“

→練習(=訓練)が大事だよ

③“助け合いなしに災害は生き抜けない!“

→日頃からの助け合い(=人のつながり)が大事だよ!

として、第三回の講座を終えました。

受講者からは、災害への備えについて、活かされる内容であったとの評価をいただいており、大変よかったと思います。

(記録・報告):大坂間

平群町防災講座(第3回)訓練 活動報告書_20210809提出

日本防災士会女性防災推進会議オンラインシンポジウムのお知らせ

日本防災士会女性防災推進会議オンラインシンポジウムがオンラインで開催されます。
詳細は、添付案内をご確認ください。

参加ご希望の方は、下記より各自で直接申し込み下さい。

開催日: 開催日時:令和3年8月28日(土曜日)13:45(開始)〜16:00
開催形式:zoomオンライン

申し込みフォーム:https://forms.gle/jw3zNiWsXSQwbGjr8

基調講演 参議院議員・医師 自見はなこ氏「これからの女性活躍と防災」(14:00〜14:50)

第2部 テーマ別グループセッション:(15:05〜15:50)

・女性の視点に立った地区防災計画①災害前の事前準備
・女性の視点に立った地区防災計画②要配慮者支援・避難行動
・女性の視点に立った地区防災計画③在宅避難と避難所避難
・女性が参加しやすい仕組み作り
・被災地支援を円滑に進めるための情報収集と配信
・被災地に入るときに心がけたい対人コミュニケーション
・男性防災士が女性防災士に期待すること・災害時男性が女性の対応に困ること

第2回オンラインシンホ゜依頼文

法隆寺防災訓練

 

去る12月14日、世界遺産「法隆寺」において防災訓練が行われました。当初、この訓練はコロナ禍における実技体験「避難所開設・体験訓練」として計画していましたが、昨今の新型コロナウイルス感染者急増を受けて急きょ実技体験訓練を中止し、実技はシェイク・アウトのみに変更の上、避難所体験を講演会に切り替えて行われました。奈良県防災士会からは15名の会員が参加すべく準備を進めていましたが、法隆寺及び斑鳩町の規模縮小要請を受けて植村副理事長、板垣理事、小山防災士の3名での参加としました。訓練対象者も全体80名~100名の予定を40名程度に絞り込んでの開催となりました。訓練は、法隆寺境内でのシェイク・アウト訓練後に聖徳会館にて「コロナ禍での避難所開設・運営」のポイントを植村副理事長が15分で講演するという短時間での研修ではありましたが、参加した皆さんは熱心にメモを取るなどコロナ禍での避難所運営への関心の高さがうかがわれました。最後に、斑鳩町が災害協力協定を結んでいる「グリコ株式会社」から災害備蓄品の紹介が行われて幕を閉じました。

<報告者:植村防災士>

防災紙芝居の動画を見て「避難所ではみんなで助け合う」ことを学ぶ

 

令和2年12月6日(日)生駒郡三郷町三室自治会に於いて「防災紙芝居動画視聴イベント」のお菓子の交換会および希望者限定での紙芝居上演会が実施されました。 奈良県防災士会が作成した「マナちゃんリナちゃんひなんしょたいけんにっき」を生駒市の菊地朋美防災士が動画で編集しYouTubeで配信しているものを、各ご家庭で見ていただくという企画でした。

紙芝居には「みんなで助け合う」というキーワードがあり、事前にクイズ形式にした案内を自治会の小学生以下の子供のおられるご家庭に配布。6日に自治会館にて回答済クイズ用紙と引き換えに防災グッズとお菓子の詰め合わせを交換しました。備蓄専用のお菓子ではない駄菓子については、ローリングストックの解説を保護者向けに同梱し、子供たちの備えに食べなれたお菓子の備蓄の有効性も周知しました。地元防災役員として5名の防災士が参加。 紙芝居の上演は北村防災士が担当しました。子供会の全面的なご協力を得て32名の子供たちが参加しました。      <北村 防災士>

奈良県地域婦人団体連絡協議会主催で「防災学習会」

去る12月5日、奈良県地域婦人団体連絡協議会主催で「防災学習会」が開催されました。この協議会からの要請を受けて、奈良県防災士会から植村防災士が招かれ、「今の防災」として講演を行いました。講演では、地震・水害に備えて自分でできることを中心に話を行いましたが、後半では、新型コロナウイルスが猛威を振るっている今日、日頃の生活や、避難所での感染症対策について重要なことを提案する形となりました。質疑では、参加者から「自分の周りは高齢者ばかりです。どうすれば良いでしょうか?」「コロッと死ねるなら、それはそれで良いかも」等の意見が出されました。「まず、自分の命をまもることから始めませんか?」「全てはそこからです」と答えましたが、今後、高齢化社会の中での防災を突き付けられたひと時になりました。

(報告:植村防災士)

 

令和2年7月豪雨、現地レポート2(熊本県球磨村)

熊本県球磨村のご実家が被災された大坂間防災士から、仕事の関係でご実家に戻る機会を得られたとのことで報告を頂きました。

発災後4ヶ月が過ぎますが、災害の中心エリアは少し片付けされていますが変わりない感じで人がいない。人吉の中心街は店も人も車もそれなりなのに、とのことです。
避難所閉鎖後の仮設住宅は2年の期限付きでいずれ戻らなくてはならないため、その間自宅を空けると家屋が傷むので、親御さんは10月末の避難所の閉鎖と共に自宅に戻られました。幸いライフラインはすべて回復して、移動販売の業者が自治体の要請で週一回来てくれるらしいです。安否についても確認してもらえるとの事。元の商店が無くなったので非常にありがたいと、自治体の配慮に感謝されています。
幹線道路の応急復帰工事も始まり往来は徐々に改善されていますが、帰るに帰れない方が多く何も出来なくて、手付かずの家屋がまだまだ残っています。支援活動がなされている地域では、家主様がおられて支援団体とのマッチングがなされていますが、都会と異なり過疎化が進む村は今後どうなるのか全く見えないと懸念されています。

王寺町防災士ネットワーク研修

令和2年11月21日、王寺町いずみスクエアにおいて王寺町防災士ネットワーク主催「コロナ禍における避難所開設訓練」が行われ、町内の防災士31名が参加されました。午前9時半より開会の挨拶・訓練説明があり、その後A班(避難所運営チーム)とB班(避難住民チーム)に分かれ30分の訓練を実施。インターバルの後、A班とB班の役割を交代しての訓練を実施しました。内容としては、コロナ禍の今、大規模災害が発生したら?と仮定し、3密が起こりやすいといわれている避難所において自分たちがどのように行動すればよいのかを模擬体験し、避難所運営を考えるきっかけとするものでした。奈良県防災士会からは12名の防災士がサポートとして参加しました。訓練は、事前受付の設置から通常の受付、避難者のスペース、ペット対応、女性専用スペース、要支援者対応、新型コロナウイルス感染者対応などのゾーンに分かれ、それぞれ担当者が避難者の対応をしました。また、それらに利用できる備品は限られており万全ではない状態で「今使えるものを工夫して有効利用する」というテーマにも同時に取り組んでいました。事前受付ではソーシャルディスタンスの他、検温・マスクの着用や体調の確認、アルコール消毒などを実施。高熱の避難者は感染者対応の別室へ誘導するなどの対応をしていました。女性専用スペースとして室内用テントが設置され、アリーナ内の避難者スペースもソーシャルディスタンスを意識したものとなるなどコロナウイルス感染対策を意識した避難所運営として参加者が互いに意見を出し合い工夫して取り組んでいました。

訓練の後には奈良県防災士会 植村防災士相談役から「ふりかえり」の講義があり、その後参加者の中から看護師でもある有馬氏が講評を述べられました。王寺町防災士ネットワークとして初の訓練でしたが、参加者の皆さんが防災士という事もあり積極的に判断し行動し充実した避難所開設訓練になりました。         〈報告者 北村厚司防災士〉

 

 

 

【会員の皆様へ】「防災講演会・研修会・訓練」への協力要請について

各会場とも定員に達しましたので、募集を締め切りました。
ありがとうございました。

 

奈良県防災士会では「防災講演会・研修会・訓練」のお手伝いをいただくことで、会員各位のスキルアップと会員相互のコミュニケーションを図っています。
新型コロナウイルスの影響で遅くなりましたが、本年度の訓練協力要請についてお知らせします。

①王寺町「コロナ禍における避難所開設訓練」
日時:11月21日(土)9:30~11:30
場所:王寺町いずみスクエア
内容:避難所開設訓練(コロナ対策) 満員御礼札止め

②法隆寺「体験型避難所開設訓練」コロナ禍
日時:12月14日(月)13:30~15:30
場所:斑鳩町法隆寺
内容:避難所開設訓練(コロナ対策) 満員御礼札止め

③上牧町「コロナ禍の避難所開設・運営訓練」
日時:2月14日(日)9:00~12:00
場所:上牧町保健福祉センター(2000年会館)
内容:避難所開設訓練(コロナ対策) 満員御礼札止め

協力参加いただける方は、奈良県防災士会メール「mail@bousainara.com」まで、「お名前、ご住所、メールアドレス 」を記載して、各訓練の10日前までにお申し込み下さい。
先着定員制となります。参加可否についてはメールでお知らせします。
携帯メールご使用の方は返信がとどかないことがありますので、必ず「mail@bousainara.com」が受信できる設定(アドレス許可)をお願いします

★ご注意:内容等は変更の可能性があります。
避難所開設訓練については事前講習に参加いただきます。
当日の集合場所と時間、及び事前講習については、実施の一週間前までを目処に、参加者までメールでお知らせします。

王寺町議会が防災研修を実施

 

令和2年10月22日(木)、王寺町いずみスクエアをメイン会場として王寺町議会が防災研修を開催しました。この研修は、王寺町議会の全議員(12名)が参加して開催されたもので、奈良県防災士会からは植村副理事長が実技研修のアドバイスと「コロナ禍での避難所」と題した研修の講師として参加しました。メイン会場となったいずみミスクエアでは、町議会議員の全議員(12名)が実際に段ボールベッドの組み立てやテントの設営を体験するという実技訓練と、「コロナ禍での避難所」と題した講演を聞き、町内で大規模災害が発生した際には避難者自身が避難所を運営することの必要性や、議員は「町民のお手本」となる行動が大事であることの学習を積みました。
王寺町議会は、全議員に占める女性議員の比率が50%で、女性の議会進出比率が日本一です。今回、王寺町議会が行った避難所開設訓練は議会としては奈良県下では先進的な取組みです。県内市町村ではコロナ禍での避難所開設訓練が始まったばかりの現状を踏まえて、議会議員が自らの手で避難所を開設・運営するという研修が県下の市町村議会に広がることを願いつつ、私ども奈良県防災士会もより一層地域防災力向上に向けた取組を強めて行かなければならないと決意を新たにしました。 (報告者:植村防災士)

体験型「避難所開設・運営訓練(コロナウイルス対策)」

令和2年10月9日(土)奈良県総合福祉センターにおいて、奈良県教育委員会保健体育課主催の「体験型避難所開設・運営訓練(コロナウイルス対策)」が行われました。対象は、奈良県下の学校の先生で、45人の参加でした。奈良県防災士会からは、5名が参加しコロナウイルス対応の避難所開設・運営訓練を行いました。地元自治体や地域での、避難所開設訓練には参加経験のない方ばかりでしたが、さすがに呑み込みが早く、十分な訓練成果が得られたと思います。(報告者:板垣防災士)

参加者のアンケート結果を添付します。(10月16日)

令和2年度防災教室講習会 感想