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令和2年7月豪雨、現地レポート2(熊本県球磨村)

熊本県球磨村のご実家が被災された大坂間防災士から、仕事の関係でご実家に戻る機会を得られたとのことで報告を頂きました。

発災後4ヶ月が過ぎますが、災害の中心エリアは少し片付けされていますが変わりない感じで人がいない。人吉の中心街は店も人も車もそれなりなのに、とのことです。
避難所閉鎖後の仮設住宅は2年の期限付きでいずれ戻らなくてはならないため、その間自宅を空けると家屋が傷むので、親御さんは10月末の避難所の閉鎖と共に自宅に戻られました。幸いライフラインはすべて回復して、移動販売の業者が自治体の要請で週一回来てくれるらしいです。安否についても確認してもらえるとの事。元の商店が無くなったので非常にありがたいと、自治体の配慮に感謝されています。
幹線道路の応急復帰工事も始まり往来は徐々に改善されていますが、帰るに帰れない方が多く何も出来なくて、手付かずの家屋がまだまだ残っています。支援活動がなされている地域では、家主様がおられて支援団体とのマッチングがなされていますが、都会と異なり過疎化が進む村は今後どうなるのか全く見えないと懸念されています。

王寺町防災士ネットワーク研修

令和2年11月21日、王寺町いずみスクエアにおいて王寺町防災士ネットワーク主催「コロナ禍における避難所開設訓練」が行われ、町内の防災士31名が参加されました。午前9時半より開会の挨拶・訓練説明があり、その後A班(避難所運営チーム)とB班(避難住民チーム)に分かれ30分の訓練を実施。インターバルの後、A班とB班の役割を交代しての訓練を実施しました。内容としては、コロナ禍の今、大規模災害が発生したら?と仮定し、3密が起こりやすいといわれている避難所において自分たちがどのように行動すればよいのかを模擬体験し、避難所運営を考えるきっかけとするものでした。奈良県防災士会からは12名の防災士がサポートとして参加しました。訓練は、事前受付の設置から通常の受付、避難者のスペース、ペット対応、女性専用スペース、要支援者対応、新型コロナウイルス感染者対応などのゾーンに分かれ、それぞれ担当者が避難者の対応をしました。また、それらに利用できる備品は限られており万全ではない状態で「今使えるものを工夫して有効利用する」というテーマにも同時に取り組んでいました。事前受付ではソーシャルディスタンスの他、検温・マスクの着用や体調の確認、アルコール消毒などを実施。高熱の避難者は感染者対応の別室へ誘導するなどの対応をしていました。女性専用スペースとして室内用テントが設置され、アリーナ内の避難者スペースもソーシャルディスタンスを意識したものとなるなどコロナウイルス感染対策を意識した避難所運営として参加者が互いに意見を出し合い工夫して取り組んでいました。

訓練の後には奈良県防災士会 植村防災士相談役から「ふりかえり」の講義があり、その後参加者の中から看護師でもある有馬氏が講評を述べられました。王寺町防災士ネットワークとして初の訓練でしたが、参加者の皆さんが防災士という事もあり積極的に判断し行動し充実した避難所開設訓練になりました。         〈報告者 北村厚司防災士〉

 

 

 

【会員の皆様へ】「防災講演会・研修会・訓練」への協力要請について

各会場とも定員に達しましたので、募集を締め切りました。
ありがとうございました。

 

奈良県防災士会では「防災講演会・研修会・訓練」のお手伝いをいただくことで、会員各位のスキルアップと会員相互のコミュニケーションを図っています。
新型コロナウイルスの影響で遅くなりましたが、本年度の訓練協力要請についてお知らせします。

①王寺町「コロナ禍における避難所開設訓練」
日時:11月21日(土)9:30~11:30
場所:王寺町いずみスクエア
内容:避難所開設訓練(コロナ対策) 満員御礼札止め

②法隆寺「体験型避難所開設訓練」コロナ禍
日時:12月14日(月)13:30~15:30
場所:斑鳩町法隆寺
内容:避難所開設訓練(コロナ対策) 満員御礼札止め

③上牧町「コロナ禍の避難所開設・運営訓練」
日時:2月14日(日)9:00~12:00
場所:上牧町保健福祉センター(2000年会館)
内容:避難所開設訓練(コロナ対策) 満員御礼札止め

協力参加いただける方は、奈良県防災士会メール「mail@bousainara.com」まで、「お名前、ご住所、メールアドレス 」を記載して、各訓練の10日前までにお申し込み下さい。
先着定員制となります。参加可否についてはメールでお知らせします。
携帯メールご使用の方は返信がとどかないことがありますので、必ず「mail@bousainara.com」が受信できる設定(アドレス許可)をお願いします

★ご注意:内容等は変更の可能性があります。
避難所開設訓練については事前講習に参加いただきます。
当日の集合場所と時間、及び事前講習については、実施の一週間前までを目処に、参加者までメールでお知らせします。

王寺町議会が防災研修を実施

 

令和2年10月22日(木)、王寺町いずみスクエアをメイン会場として王寺町議会が防災研修を開催しました。この研修は、王寺町議会の全議員(12名)が参加して開催されたもので、奈良県防災士会からは植村副理事長が実技研修のアドバイスと「コロナ禍での避難所」と題した研修の講師として参加しました。メイン会場となったいずみミスクエアでは、町議会議員の全議員(12名)が実際に段ボールベッドの組み立てやテントの設営を体験するという実技訓練と、「コロナ禍での避難所」と題した講演を聞き、町内で大規模災害が発生した際には避難者自身が避難所を運営することの必要性や、議員は「町民のお手本」となる行動が大事であることの学習を積みました。
王寺町議会は、全議員に占める女性議員の比率が50%で、女性の議会進出比率が日本一です。今回、王寺町議会が行った避難所開設訓練は議会としては奈良県下では先進的な取組みです。県内市町村ではコロナ禍での避難所開設訓練が始まったばかりの現状を踏まえて、議会議員が自らの手で避難所を開設・運営するという研修が県下の市町村議会に広がることを願いつつ、私ども奈良県防災士会もより一層地域防災力向上に向けた取組を強めて行かなければならないと決意を新たにしました。 (報告者:植村防災士)

体験型「避難所開設・運営訓練(コロナウイルス対策)」

令和2年10月9日(土)奈良県総合福祉センターにおいて、奈良県教育委員会保健体育課主催の「体験型避難所開設・運営訓練(コロナウイルス対策)」が行われました。対象は、奈良県下の学校の先生で、45人の参加でした。奈良県防災士会からは、5名が参加しコロナウイルス対応の避難所開設・運営訓練を行いました。地元自治体や地域での、避難所開設訓練には参加経験のない方ばかりでしたが、さすがに呑み込みが早く、十分な訓練成果が得られたと思います。(報告者:板垣防災士)

参加者のアンケート結果を添付します。(10月16日)

令和2年度防災教室講習会 感想

男女共同参画講座

9月30日(水)に奈良県女性センターで「これからを生きるヒント講座」が開催されました。本講座は男女共同参画の推進を目的としたもので、全3回のうちの第1回を奈良県防災士会が担当しました。植村防災士による「コロナ禍における避難を考える!」と題した講演を皮切りに、石川防災士による防災紙芝居「マナちゃんリナちゃん ひなんしょたいけんにっき」、小山防災士による講演「男女共同参画の視点で考える避難所運営とは」を行いました。18名の受講者からは「災害時に要配慮者が適切な支援を受けられるための仕組み作りにどう取り組んでいけばよいのか」といった質問や、「避難所で居住区ごとにまとまって寝泊まりすることの問題点」などが指摘され、本テーマへの関心の高さを再認識する機会となりました。

<報告者:小山防災士>

令和二年度研修(奈良県社会福祉総合センター)報告

8月30日 奈良県社会福祉総合センターにおいて令和2年度研修が行われ、「コロナ対策避難所開設訓練」を行いました。

【訓練参加者からの声を紹介します。】

  • HUGは何回かさせて頂きましたが、今回リアルHUGが体験できてとても良かったです。withコロナで避難所開設も進化している事が分かりました。地元の方にも伝えたいです。
  • 一人一人が自分の頭で考える。リーダーを中心にまとまること。
  • コロナ疑いの方のゾーニングができなかった。発熱のある方とせきだけの方を一緒にしてしまった。
  • 「避難所は避難者が運営する」。これは一般の人は全く理解できていない。自分には何ができるか?避難所の入口に「避難者は運営にお手伝いください。」とかかげておきたい。
  • 頭では理解しているつもりでも、実際にやってみると出来ていないこと、出来なかったことがたくさんあり、とても有意義でした。今日のふりかえりを地元に持ち帰り、自主防で活用させていただきます。
  • スキルアップの為、ご尽力頂きありがとうございます。防災士として役に立てるよう、今後ともご指導宜しくお願い致します。

【訓練の様子】

総合受付準備(新型コロナウイルス想定)

総合受付(潜在場所の振り分け:健康状態の確認)

従来の一般受付(密にならないように!)

避難者ゾーニング打ち合わせ。(重要です)

実地訓練後の振り返りタイム

令和2年7月豪雨 熊本の状況報告

 

<報告:八幡領防災士>

奈良県女性センター「これからを生きるヒント講座」のご案内

奈良県女性センター主催により男女共同参画推進セミナー「これからを生きるヒント講座(全3回)」が開催されます。

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第 一 回「男女共同参画の視点で考える避難所運営とは〜避難所運営の課題から学ぶ〜」
開催日時:令和2年9月30日(水)14:00〜16:00
講  師:奈良県防災士会 植村信吉、石川啓子、小山英子

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第 二 回「落語で学ぶ男女共同参画〜笑って学ぶ女(ひと)と男(ひと)〜」
開催日時:令和2年10月2日(金)14:00〜16:00
講  師:落語家 はやおき亭貞九郎

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第 三 回「日本の女性政治家はなぜ少ないのか〜私たちができること〜」
開催日時:令和2年10月7日(水)14:00〜16:00
講  師:フィフティ・ネット 代表 森屋裕子
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開催場所:奈良県女性センター 3階(近鉄奈良駅から徒歩5分、東向商店街内)
受 講 料:無料

1講座から受講可能です。
参加を希望される方は、添付ファイルの案内に従って、直接主催者へ申込んで下さい。

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令和2年度 会員研修のご案内

下記の通り、奈良県防災士会令和2年度研修会を予定しております。受講者を会員の中から40名募集しますので希望者は以下の注意点をよくご覧いただき、奈良県防災士会メール宛まで応募してください。

開催日時 8月30日(日) 13:00~

場所 奈良県社会福祉総合センター(橿原市大久保町320-11)

研修内容 グループで行う「コロナ対策避難所開設訓練」

参加費 無料

応募方法 メール(先着順)

  • 第1部は13:00から。第2部は15:00から訓練開始とし、各回1グループ20名で行います
  • 受講者決定は先着順とし、定員に達した時点で締め切らせていただきます。
  • 第1部受講者、第2部受講者はこちらで決定し、集合時間等と合わせて8月23日(日)中にメールで受講決定者へ案内します。
  • 筆記用具はご用意ください。その他訓練に必要なものはこちらで準備します。
  • 主催側として新型コロナウィルス感染拡大防止に努めます。
  • 台風来襲、新型コロナウィルス感染拡大などによって施設が利用できなくなる場合があります。その場合は開催を見送ります。

受講決定メールが届かない方は参加(見学も)頂けませんのでご注意下さい。

応募要領

  • 応募申し込み期間を設けております。必ず期間中にご応募ください。
    次の申し込み期間以外は無効となります。
  • 応募申し込み期間
    8月16日(日) 午前9:00~
    8月22日(土)午後6:00まで
    とします。
  • 応募は次のメール文に倣ってください。

宛先 mail@bousainara.com

件名 令和2年度研修受講応募

本文 「氏名」「電話番号(携帯)」「防災士番号」(奈良県防災士会非会員の方は、住所と年齢も)


ご注意

お申し込みにあたって、携帯メールご利用の方は、返信が受け取れない場合があります。
その場合は、上記アドレスが受信できる設定にして下さい。(携帯電話の迷惑メール設定に、”bousainara.com” ドメインは受信できるように設定する、など。)

受付は各部開催の15分前からです。コロナ感染防止のため、時間厳守でお願いします。

新型コロナウイルス感染防止のため、参加者名簿を作成して保管し、必要に応じて提出します。

お天気フェアー

令和2年8月1日(土)奈良市防災センターにおいて、奈良地方気象台、奈良県砂防災害対策課、奈良市防災センター、日本気象予報士会、奈良県防災士会の共催による「夏の天気フェア2020」が行われ、親子約60人が来場、天気と防災について学びました。奈良県防災士会からは7名の会員が参加し、防災士会ブースでは避難所等で身近にある物を利用して工作「ゴミ袋でポンチョ作り」と「キッチンペーパーのマスク作り」の体験コーナーを設置しました。本年度は新型コロナウイルス感染防止対策を行っての開催となり、午前中の2部予約定員制のため少人数でしたが、参加者の皆さんが余裕を持って見学体験できたと思います。

<末田政一 防災士>