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キッズつげザー「目指せ防災士!」

 

令和4年2月20日(日)、奈良市都祁公民館において、「キッズつげザー目指せ防災士」が行われ、9名のキッズと保護者2名が参加されました。キッズつげザーは「都祁の子集まれ!」というネーミングの連続講座で、昨年度の消防団体験に続いて都祁の防災教育の一環です。

今回は目指せ防災士ということで、まずは自分の身を守ることと、それを伝えることを目標として、地震に対してはシェイクアウトを体験、台風や大雨(大雪)に対しては「逃げキッド」を活用したマイ・タイムラインで勉強しました。国土交通省の逃げキッドはキッズでも簡単に作成できます。避難所体験では三大防災グッズの「笛」「LEDライト」は配布して、スリッパは新聞紙で工作をしました。最後に「○×クイズ」でお復習いをして、1時間半はあっという間に過ぎ、みんな飽きずに防災体験を楽しんでくれました。

最初は「防災訓練とか面白くないから参加しない」と言っていた子たちも、都祁は他とは違う先進的な防災体験をやっていることを紹介すると、興味深く目を輝かせて「みんなに教えてやろう」と言ってくれました。都祁では中学生も頼りにしていて防災学習を続けていますが、高齢化が進んでいる中で、キッズたちの意欲は心強く感じました。

<末田政一 防災士>

防災とボランティアのつどい

奈良防災プラットフォーム連絡会より、JVOADよりの案内がありましたのでお知らせします。

 

【ご案内】 防災とボランティアのつどい 2月6日(日)13:30~16:00

都道府県域ネットワークご関係者の皆様
お世話になります。JVOADの鈴木です。
本日は 「令和3年度 防災とボランティアのつどい」のご案内でご連絡させて頂きました。
「防災とボランティアのつどい 能登半島地震・新潟県中越沖地震からボランティアの連携・協働を考える」が、2月6日(日)にオンラインで開催されます。
JVOADからも、代表理事の栗田ならびに事務局長の明城が登壇いたします。
以下、プログラムの概要、申込方法となりますので、ぜひご参加ください。

令和3年度防災とボランティアのつどい
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能登半島地震・新潟県中越沖地震からボランティアの連携・協働を考える
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/bousai-vol/index.html
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【日時】令和4年2月6日(日) 13:30-16:00
【開催方法】オンライン開催(Zoom)
※申込された方に後日Zoom IDをお送りします。
【主催】内閣府
【参加費】無料:どなたでも参加いただけます(事前申込制)
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▼趣旨
発生から15年を迎える「能登半島地震」、「新潟県中越沖地震」を振り返り、
支援者によってどのような連携・協働が進められてきたのか、被災地で尽力された方からお話をお聞きするとともに、これからのボランティア活動について話し合う機会としております。

▼参加お申し込み
ウェブサイトよりお申し込みください。
http://dynax-eco.com/form/tsudoi2022/

※フォームに「参加方法」の項目がございますが、
新型コロナウイルス感染拡大を、完全オンライン参加となりました。
「オンライン(Zoom)参加」を選択ください。
───────────────────────────────────▼ご登壇者(予定)
第1部
・稲垣文彦氏(公益社団法人中越防災安全推進機構理事)
・村田明日香氏(石川県社会福祉協議会)
・栗田暢之氏(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)代表理事)
第2部
・中原敦子氏(社会福祉法人新潟県社会福祉協議会地域福祉課長)
・李仁鉄氏(にいがた災害ボランティアネットワーク理事長)
・佐藤貴規氏(上越市社会福祉協議会地域福祉課地域福祉係)
・明城徹也氏(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)事務局長
・萩原玲子氏(内閣府 政策統括官(防災担当)付 企画官(普及啓発・連携担
当))
【お問合せ先】
防災とボランティアのつどい事務局
株式会社ダイナックス都市環境研究所 担当 津賀・細川
〒105-0003東京都港区西新橋3-15-12 GG HOUSE 5F
TEL :03-5402-5355 FAX :03-5402-5350

防災とボランティアチラシ

奈良県手をつなぐ育成会研修会

1月17日(月)、奈良県社会福祉総合センターにおいて、一般社団法人奈良県手をつなぐ育成会主催の研修会が、44名の参加のもと、行われました。知的障がい者相談員さんが対象の研修会で、奈良県防災士会の植村が講師を務めました。講演のテーマは、「先手防災、どう動く」“時系列の防災行動計画 タイムライン”です。相談員のみなさんは、タイムラインは初めてなので、ハザードマップから学んでもらいました。今回は、水害(台風)編でしたが、退避計画が無事、完成しました。2月の2回目は、地震のタイムラインを学んでいただきます。  (報告:板垣防災士)

 

川西町赤十字奉仕団防災講座

 

令和4年1月12日(水)川西文化会館において、川西町赤十字奉仕団主催の防災訓練「やってみよう!防災」が開催されました。奈良県防災士会からは講師3名が招かれ、参加者18名を対象に「南海トラフ大地震」を想定した実技訓練と講演を行いました。前半の実技では、地震発生後に断水や下水道の破断が起こったことを想定して「水運搬」と「非常用トイレ」を体験していただきました。参加者からは「ポリタンクの水は持ちにくい」や「水ってこんなに重いんだ」とか「実際にリュックで運んでみてリュックの良さに気づいた」といったお声や、「簡易トイレでの新聞紙の使い方が分かった」や「トイレの使用方法、考え方で色々あるとわかった」などの感想が寄せられました。後半の講演では、東日本大震災の引き金となった「東北地方太平洋沖地震」の実際の映像をご覧いただき、同じ海溝型地震の南海トラフ大地震が起こった際にどのような危険が起こりうるのかを皆さんで考えていただきました。「奈良県には海がないから南海トラフ地震は関係ないと思っていたが、海溝型地震が沿岸部でおこって、しばらくしてゆれることを知った」や「家に帰ったら、家具などの置き方考える事にします」などのコメントをお寄せいただきました。本訓練が「災害から命を守る」取り組みへの一助となれば幸いです。    <報告者:小山防災士>

20220112 川西町赤十字奉仕団_活動

地区防災計画学会シンポジウム(第38回研究会)「アフター・コロナとコミュニティ防災」オンライン開催の案内

2021年12月18日(土)に、地区防災計画学会シンポジウム(第38回研究会)「アフター・コロナとコミュニティ防災」をオンラインで開催されます。

本年7月以降に長雨が続き、静岡県熱海市の土石流災害をはじめ、甚大な被害が各地で発生しているほか、10月7日の千葉県北西部を震源とする地震では、負傷者が出たほか、鉄道の脱線、水道管の破損による漏水の発生等の被害が出ました。
コロナの緊急事態宣言は終わりましたが、引き続き警戒が必要になっています。このように、災害が激甚化、頻発化する中で、コミュニティの防災活動はどうあるべきでしょうか。「アフター・コロナとコミュニティ防災」と題して、地区防災計画学会の有識者たちが議論を行います。

下記学会ホームページから参加申込をお願いします。
https://gakkai.chiku-bousai.jp/ev211218.html

会員区分は「地区防災計画学会の会員」ですので、通常の方は「非会員」で申し込んで下さい。

シンポジスト等(調整中)
室﨑益輝 兵庫県立大学教授(地区防災計画学会会長)
矢守克也 京都大学教授(地区防災計画学会副会長)
加藤孝明 東京大学教授
神原咲子 高知県立大学特任教授
磯打千雅子 香川大学准教授 ほか
総合司会
坊農豊彦 大阪市立大学CERD特別研究員(関西情報センター主任研究員)
金 思穎 専修大学人間科学部研究員・福岡大学非常勤講師

 

ev211218

災害時通訳・翻訳ボランティア養成研修

 

令和3年11月6日(土)奈良先端科学技術大学院大学において、奈良県外国人支援センター主催による「災害時通訳・翻訳ボランティア養成研修」が開催されました。講師として招かれた奈良県防災士会からは14名が参加し、通訳ボランティア、先端大の外国人留学生とそのご家族など総勢90名を対象に研修は行われました。   前半は植村信吉副理事長兼相談役が「災害から”命”をまもるために」と題して講話され、「日本は災害大国」であり「今、一番心配されているのは南海トラフ地震」であることをビデオなどで分かりやすく説明し、命を守るための行動をクイズ形式で考えていただきました。後半は「大地震サバイバル体験」をテーマに、「水運搬」「ブロック塀倒壊体験」「地震時危険箇所クイズ」「非常用トイレ体験」の4種の実技をグループに分かれて順に体験していただきました。 研修後のアンケートでは、「ビデオでの説明が分かりやすかった(現実的であった)」(先端大学生)、「地震発生時、何をすべきか、どうやって体を守ればいいかを体験実習できた」(先端大学生)、「簡易トイレの作り方体験は、非常に良かった」(通訳ボランティア)、「外国の方(留学生等)と共にボランティアも防災知識を習得できた」(通訳ボランディア)、「講義、グループワーク、状況判断とそれぞれがよかった」(先端大学生)、「講師を含めスタッフ、参加者のお陰で学びの多い研修でした(交流を深めた)」(通訳ボランティア)などの声を多数お寄せいただきました。奈良県防災士会にとりましても大変学びのある有意義な研修となりました。                                                     <報告者 小山防災士>

三郷町災害ボランティア養成講座第3回目

 

令和3年9月4日(土)、 三郷町福祉保健センターにおいて三郷町社会福祉協議会(以下、「三郷町社協」)主催の「災害ボランティア養成講座第3回」が開催されました。NPO法人奈良県防災士会からは講師2人が招かれ、「災害ボランティアについて学ぼう」をテーマに、受講者14名が参加されました。

前半は地元三郷町在住の北村防災士が「災害ボランティア〜被災地活動報告〜」と題して、2016年熊本地震(熊本県益城町)、2018年西日本豪雨災害(岡山県倉敷市真備町地区)、2019年台風19号(福島県いわき市)における活動を報告されました。ふんだんな写真とともに、北村防災士が現地で実際に活動をされた様子が紹介され、受講者の皆さんにも被災地におけるボランティア活動が具体的にイメージされたことでしょう。後半は植村相談役兼副理事長が「災害ボランティアとは?」と題して、被災地以外から災害ボランティアとして支援に入るケースと、被災地として災害ボランティアを受け入れるケースについて講話をされました。災害復興支援の目的は「生活の再建」にあり、そのための手段として「支援活動」があること、災害ボランティアは「泥をすくうのではなく、心を救う!(災害NGO「結」代表 前原土武さん)」というお話が印象的でした。最後に三郷町社協の駒田事務局長補佐から三郷町社協の今後の取組みが紹介され、災害ボランティアを目指す受講者の皆さんにとって大変有意義な講座となったと思います。

尚、最終回の第4回「避難所開設訓練」は、近隣府県で新型コロナウイルスの緊急事態宣言が延長され、奈良県下でも新規感染者数が高止まりの傾向にあることから、10月後半を目処に延期となりました。無事に全日程が実施出来ることを祈るばかりです。

<報告者:小山防災士>

 

三郷町災害ボランティア養成講座第2回目

 

令和3年8月21日、 生駒郡三郷町の福祉保健センターにおいて三郷町社会福祉協議会が主催する「災害ボランティア養成講座第2回目」が行われ、三郷町内から民生委員など11名が参加されました。

NPO法人奈良県防災士会から小山防災士(奈良市在住)が講師として「三郷町の災害リスクを知ろう」というテーマで講話をされました。第1章洪水について、第2章土砂災害についてでは、小山防災士がこれまで実際に三郷町内で水害や土砂災害のあった地域を取材され、また浸水予想地域の予想深度を動画で再現するなど、受講者にとって身近な地域でのシミュレーションを行いました。第3章安全な避難のためにでは、避難情報や普段からの家族などでの取り決めなど、第四章地震についてでは、危険予測問題なども交えて約2時間におよぶ講習会となり皆が熱心に聞き入っていました。

受講者アンケートでも「身近な場所での例などが紹介され分かり易かった」「災害について普段から意識する重要性をあらためて感じた」などのご意見がありたいへん有意義な講習会となりました。

近隣府県で新型コロナの緊急事態宣言が延長され奈良県下でも新規感染者が増加傾向の状況下での実施でしたが、感染防止対策も講じた上でなんとか終えることが出来ました。当該連続講座は9月に残る2回が予定されています。無事継続実施が出来る事を祈るばかりです。  (報告:北村防災士)

じしんと救急(耳成子ども防災講座)

 

6月5日(土)は耳成小学校、19日(土)は耳成南小学校にて、耳成子ども教室で防災教室をしました。クイズを通して地震クイズ。震度とマグニチュード、1日3リットルの飲む水が4人家族では12リットル。実際に運んでみたり、45リットルのポリ袋でレインコートを作成したり。救急車のクイズもしました。橿原市では何台?何分かかる?費用は?など楽しく学んでもらったと思います。

(報告:大北防災士)

「平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第三回」

 

令和3年8月7日(土)、平群町中央公民館において平群町連続講座/くらしに活かす防災講座 第三回「平群町の災害リスクを知ろう。〜地震について〜」を行いました。今回は13名の方が受講され、平群町防災士ネットワークからも4名の方に運営のご協力を頂いております。本講座は小山防災士が担当しました。

近畿圏における活断層の紹介から講話が始まり、活断層が動くと言うことは地震に直結する活動で有り、その規模を示すマグニチュードと特定の場所における揺れの大きさを示す震度について、中央構造線断層帯地震(内陸型)と南海トラフ巨大地震(海溝型)を想定した震度資料にて丁寧な説明がなされました。

「地震発生!そのときどうする?」を課題として、大地震発生時のポイントについて参加の方にも一緒に考えて頂きました。緊急地震速報もしくは大きな揺れを感じたら「まず低く、頭を守り、動かない:シェイクアウト行動」をとり、あわてずに安全な道を考え、安全な所へ「一時避難(いっときひなん)」。安全が確保されたら家族・同僚、ご近所の「安否確認」などを行う。また、発災に伴うさまざまな事象については、助け合いを行う。避難所における運営についても自主運営が基本である事から、その為に日頃から訓練を行う事が大変重要となることを改めて確認頂きました。

「地震に備えよう」と題したパートでは、阪神・淡路大震災における死亡と負傷の原因から、地震の際に命を守る為、安全に避難する為にすべき対策について考えてみました。家庭内にて地震が起きたら危険な所は?など課題画像をもとに発表してもらい、その対策方法などを意見交換して理解を深めて頂きました。また繰り返しとなりますが、非常時の持ち出し品や助け合いが必要であること、また知識として地震等の災害による家屋の再建に関する費用支援や修繕費用など、日頃から考えておくべき事なども備えの一つとして取扱いました。

最後のまとめとして、

災害発災時は

①“そこにある物しか物はない!“

→日頃からの備え(=備蓄や対策)が大事だよ

②“日頃やっている事以外はできない!“

→練習(=訓練)が大事だよ

③“助け合いなしに災害は生き抜けない!“

→日頃からの助け合い(=人のつながり)が大事だよ!

として、第三回の講座を終えました。

受講者からは、災害への備えについて、活かされる内容であったとの評価をいただいており、大変よかったと思います。

(記録・報告):大坂間

平群町防災講座(第3回)訓練 活動報告書_20210809提出