シェイクアウト訓練、防災まちあるき(法隆寺防災訓練)

令和6年12月12日(木)法隆寺において、斑鳩町・法隆寺主催の防災訓練が行われました。2014年から毎年実施されている本訓練は今年で11回目を数え、毎回、斑鳩町の要請を受けて奈良県防災士会が支援をしています。今年度は奈良県防災士会から防災士16名が参加し、地元自治会や自主防災組織、法隆寺の関係者など約50名を対象に「シェイクアウト訓練」と「防災まちあるき」を実施しました。シェイクアウト訓練では修学旅行でその場に居合わせた高知工業高校の学生さん達が素早い動きを見せてくれました。

防災まちあるきに先立ち、能登半島地震や東日本大震災の地震発生の瞬間映像を聖徳会館で確認してから、参加者は法隆寺境内ならびに周辺地区の5つのエリアに分かれて出発していきました。エリアの一つは法隆寺山内で、大野執事長にご案内頂きながら、法隆寺関係者と防災まちあるきを行いました。参加者の皆さんにはいつもの見慣れた風景を防災目線で歩く事で新たな気付きが得られたことと思います。

本訓練の様子は当日放送の奈良テレビ「ゆうドキッ!」で取り上げられました。

(報告者:小山防災士)

第11次 能登半島地震災害ボランティア活動

 

第11次の能登半島地震(水害)支援活動は前回、10次活動同様に天候不順により2日間日程計画のところ、2日目の日曜日1日間の活動となった。1日目の土曜日は珠洲市ボランティアセンター休止が直前に判明し、金曜日夜の出発から土曜日朝の出発に変更したが、連絡が滞ることなくトラブルなく出発した。初日は、予定していた珠洲市内の谷野旅館に6名で宿泊。活動当時は珠洲市災害ボランティアセンターに、珠洲ボランティアキャンプ(珠洲キャン)で活動を継続していた2名が合流し8名で依頼を受ける。依頼内容は2件。4名2班に分かれ、いずれも家屋または倉庫内の片付け、運搬作業であった。一つは宅内の片付け作業をまず行い、奥の納屋から輪島の漆器といった貴重品の取り出し作業を行う。納屋2階へつなぐ階段までは、たどり着けるまで散乱した物などの障害があり、2階への開閉扉も地震によるゆがみや2階部分の壁などが扉の開閉を阻み困難を極めたが、何とか2階へ踏み入れることができた。納屋2階へ行けるようになった段階で依頼者の喜びを肌で感じました。その後、必要な貴重品の運び出しを行ったが、もし、余震などが発生した場合は閉じ込められる心配もあった。もう一方の活動はいきなり軽トラのタイヤがパンクというアクシデントがあった。すぐに車両の交換を行い、依頼された電化製品等の運び出しに着手する。午後から分かれていた班が合流するも物量半端なく依頼を受ける段階で継続案件であったようであるが、今回も継続案件となった。帰路は、これまで同様日曜日の夕方に現地出発。奈良には深夜帰着となった。  (報告:八幡領防災士)

広陵町防災士ネットワーク設立10周年記念式典

12月8日(日)10時から、広陵町グリーンパレス5階ホールで、広陵町防災士ネットワーク設立10周年記念の式典が開催されました。式典では、防災士ネットワークの長谷川会長の挨拶から始まり、広陵町山村町長の挨拶などがありました。式典のあとは、漫談及び防災落語を、元消防職員の桜屋正助が演じられ、小一時間笑いに包まれました。昼からは、5階ホールと1階エントランス、駐車場でいろんなコーナーを設け、防災について学んでもらいました。広陵町防災ネットワークは、奈良県防災士会の団体賛助会員です。  (報告:板垣防災士)

 

令和6年度 フォーラムの周知・ご参加のお願い

奈良防災プラットフォーム連絡会主催で、令和6年12月14日に「災害時における多様な主体間の連携を考えるフォーラム」を開催します。
申込受付期間を12月11日(水)正午までに延長します。(12月4日現在、91名の参加申込)
今回が県内のリソースの掘り起こしと連絡会の拡充という大きいテーマで実施をしております。改めて、参画団体の皆さまからも、メンバー、関連団体さま、やりとりがある団体・企業様へご周知をお願いいたします。また、団体メンバーさまもご出席に向けてご検討いただけると幸いです。        (事務局:奈良県社会福祉協議会)

令和6年度_多様な主体間の連携を考えるフォーラム【要項】ver.1.7

【緊急募集】12月12日(木)法隆寺防災訓練のお手伝い募集

下記訓練を会員のスキルアップと会員相互のネットワークづくりの機会と捉えてご案内します。

斑鳩町法隆寺で開催される防災訓練に参加できる方を緊急募集します。

募集人員:10名

訓練名:斑鳩町法隆寺「シェイクアウト訓練ならびに防災まちあるき訓練」

日時:令和6年12月12日(木)

時間:13時30分~16時

場所:斑鳩町法隆寺境内および周辺地区

訓練内容:訓練参加者は斑鳩町在住の自治会及び自主防災組織の方々で、防災士会はシェイクアウト訓練ならびに防災まちあるき訓練の指導と支援を行います。

申込:奈良県防災士会事務局メール(mail@bousainara.com)へ

①名前

②メールアドレス

③住所

④携帯番号

都祁地域合同防災訓練

令和6年12月1日(日)大和高原都祁地域において、都祁地域4地区の自主防災会と消防団の合同で「都祁地域合同防災訓練」が実施され、約200名の参加をいただきました。奈良県防災士会からは都祁地区の自主防災会長でもある末田防災士と都祁地区の防災士が参加しました。都祁地域には4つの旧小学校区に各一次避難所がありますが、今回は大災害を想定して2次避難所の都祁中学校を会場として実施。災害時には自主防災会会長をはじめほとんどの役員が一次避難所を担当しているため、2次避難所は慣れていない方が集まることが予想されます。今回の訓練では予め何の準備もせず、住民集合の9時から一斉にスタートだったので、もちろん受付も何もなく、初めての方はその時点で戸惑われていました。一応役割分担とタイムラインを冊子で全員に配布しましたが、体育館には机もスリッパも何もなく、自分たちで考えながら、全員が班分けのリボンを付けて手分けして避難所を開設しました。総務班と情報班は受付を設置、施設班は体育館に一人分の区画割りを養生テープで行い、物資班は非常食の配布。救護班も役割をこなし、全員が協力することで予定の45分間で避難所開設が出来ることが証明されました。

都祁消防団は早朝から都祁全域をパトロールと訓練の広報を行い、その後避難所に駆けつけて、広報指導分団の講義と防災○×クイズを担当。○×クイズでは全員に景品もあり盛り上がりました。消防団との連携テストでは、消防団と自主防災会のデジタル簡易無線が繋がらず、奈良市消防団で秘話コードが設定されていてお互い繋がらないことが判明し今後の対応に繋がりました。山間部は孤立の恐れがあるため、初動時は自分たちの地域だけで対応をする必要があります。今回はコロナ禍で久しぶりの方や初めて参加の方も多く、有意義な訓練となりました。

<末田政一 防災士(都祁)>