十津川村重里地区防災訓練に参加

  昨年の台風12号上陸時の状況は、重里地区の大畑瀞の越流により
  久保谷が大きく浸食され、土石流が西川本流に達して河道閉塞を発生
  させる寸前となり避難勧告が発令された。
(訓練実施の目的)  
   災害発生直後は住民自らによる自主防災活動が最も重要であり、
   平常時より防災訓練を実施し、重里地区の地域防災力の向上を目指す。
(スローガン)
  1.風水害から重里地区を守ろう。
  2.自主避難体制を確立しよう。
  3.全住民が防災訓練に参加しよう。
 主催(重里地区自主防災会、十津川村、奈良県) 
   協賛(日本防災士会奈良県支部、五條警察署十津川警察庁舎、
    十津川村消防団、五條消防署十津川分署)
 平成24年7月29日(日)午前9時~正午まで実施。
       
  訓練に向けて重里自主防災会と何度も協議がありました。
   
    防災士間の打ち合わせ       対策本部がおかれた生活改善センター
   
   避難勧告発令、避難所に向かう    避難所になった西川第1小学校体育館 
 
   避難所開設の準備が進む          緊張感が伝わります
 
 名簿班による避難者・負傷者の確認       衛生班による水の確保
  
      工具の取扱い説明            三角巾の実演
  
    簡易担架作成の実演        重里地区自主防災会の 榊本正文 会長
  
     今回訓練参加の防災士の紹介         佐古金二郎 防災士
  
  山口 正春 防災士による訓練終了後の講評   更谷 慈禧 十津川村長のごあいさつ
     
                    榊本 自主防災会長を囲んで記念撮影
 
 
 

「台風12号吉野郡被害復興視察研修会」

           平成24年6月30日から7月1日にかけて、初めて十津川村
       での1泊2日研修会を実施しました。当日は、あいにくの雨模様
       でしたが、十津川村を襲った水害の実態を知る上で貴重な経験
       となりました。 

        
              地元十津川から参加の佐古金二郎さん   
       道中、被害と復興状況を説明頂きました。道路が土砂で
       通行できないため、いかに救援物資を運ぶことに苦労
       したことなど、その現場を説明して頂きました。
  
 
       
       
      当時、十津川村に救援で入った場所を説明する井上部会長。

      
    十津川の流された追立橋の一部が今も残る。   現在の架設立橋
 
        
       十津川村歴史民俗資料館にて、資料館の吉見真理子さん
       から明治22年の水害の説明を受けました。

 
   
 
  ホテルすばるの野外コンサート。緑が綺麗でした。2階の大広間で研修会議。

  
        
          十津川村総務課復旧復興推進課 室長の鎌塚康史さん
            十津川村の復旧復興状況の説明を受け、質疑応答では
         熱心にお答え頂きました。
 
  
   
             研修参加者全員での集合写真

     昨年の水害発生当時、道路状況等により十津川村に支援に入れませんでした。
   今回は、当時の実情を知るためにも、泊まり込みで研修会を開催しました。
   また、この研修会開催に際しては奈良県を始め、十津川村など関係者各位の方々
   には大変お世話になりました。
    今後、奈良県支部として、十津川村の防災支援活動に入る予定です。
   奈良県南部の復興支援のため、防災士会員また奈良県民の皆さんからのご支援
   をお願い申し上げます。

 
 

大安寺西地区自主防災防犯総合訓練。

平成24年3月25日、大安寺西小学校にて自主防災防犯総合訓練が
開催されました。日本防災士会奈良県支部からは木本支部長の講演
と映像展示・パネル展示で井上研修部会長、松尾・南上防災士が参加。
年々訓練の成果が現れ、熱心に防災防犯に取り組んでおられます。
  
 寒い中たくさんの住民の方が              自主防災会長 梅林聰介 防災士
 参加されました。                                              のあいさつ
 
木本支部長の講演と井上研修部会長     訓練の実行委員長 高溝広之 防災士
による映像展示
   
          パネル展示
 
      非常食の準備                      準備万端
 
          消火開始                     風上から消火
 
   消火時の注意点の説明             ジャッキを使っての救出訓練
 
自作担架を使っての自治会班別で救出訓練    豚汁の炊き出しがありました。

広陵町(DIG)地震災害編

平成24年2月25日、広陵町の「さわやかホール」にて
広陵町主催の防災士養成講座が開催されました。町内から
約70人が参加されました。たくさんのカリキュラムを受け
られたいへんだったでしょう。防災士になられ地域での
ご活躍を期待します。
 
日本防災士会奈良県支部 
 講  師      山口 正春さん
 ファシリテーター  井上 清さん、高溝 広之さん、松尾 修さん
 
             高木 忠雄さん、柏田 勝幸さん、南上 勝栄さん
                       

     講師の山口 正春さん
 
 避難地の確認。地震時、狭い道路は倒壊物で通れなくなる場合も想定。

三宅町災害図上訓練(DIG)風水害編。

 平成24年1月29日(日)三宅町文化センターにて、災害図上訓練(DIG)風水害編に、三宅町各自治会と町役場から約100名参加。支部防災士会から講師、ファシリテーターとして10名参加して行われました。風水害の視点から地域を再度見直し、危機感をもって取り組んで頂きました。

     奈良県支部防災士

      講    師    山口 正春さん

      ファシリテーター  植村 信吉さん、高木 忠雄さん、高溝 宏之さん、
                                            前川 輝男さん、東 宏明さん、柏田 勝幸さん、
                                              河村 哲也さん、奥田 仁さん、南上 勝栄さん
   
     質問に返答の 山口 講師                     ファシリテーターの支部防災士

    
  ファシリテーターは各テーブルに付き、アドバイスを行い。意見や疑問を引き出す
  役目です。

          

第1回防災実技訓練

 平成23年11月6日(日)13時~16時 桜井市阿部の郊外にて、支部会員25名により防災実技訓練を行いました。予報では雨でしたが、なんとか曇り空になり訓練を実施できました。
              ・倒壊建物からの救出デモンストレーション
              ・チェーンソー取扱訓練
              ・ジャッキアップ・てこ作業訓練
              ・ロープワーク訓練
              ・倒壊建物からの救出訓練
 3時間にわたる訓練、参加者また指導員の方、ご苦労様でした。スキルアップと熟練度は高くなりました。各地域また家庭にもどられて、スキルを維持し今後共がんばってください。 
                                                                              
井上部会長からあいさつと訓練の説明       倒壊建物からの救出デモ
  
  ジャッキアップで木材を持ち上げ         毛布で包み引き出し救出
 
 チェーンソー訓練説明の南上さん          材木の固定が大切
 
ジャッキアップ・てこ訓練説明の高木さん(右端)  ジャッキの取り扱い説明
 
 てこによる固定                  木村副支部長も参加(中央)     
                                   
     ジャッキ設置完了
 
固定器具を使っての毛布搬出        狭所での搬出説明の井上部会長(土管中) 
                               負傷者熱演の西川さん(中央)
 
背板を入れ毛布による搬出               待ち時間にもロープ結束訓練
<注意>
この実技訓練は、阪神・淡路大震災などを教訓に、震災発生時に隣・近所や地域住民が身近にある物や道具を使って救出することを前提に開催したものです。
                                     

東日本大震災・台風12号被害支援報告会

 平成23年9月25日、奈良市防災センターにて会員13名の参加で、東日本大震災支援報告会を開催いたしました。木本支部長からは、宮城県と岩手県宮古市への支援と義援金を届け前日戻られ、報告していただきました。4部(山口正春氏、南上勝栄氏、奥田仁氏、井上清氏)の報告書提出があり、4名の方から状況と支援報告を受けました。 
        
       
   東北の支援から戻られたばかりの       DIG訓練指導員でもある山口氏から東北
     木本支部長からの報告            支援活動と、中国から来日の消防関係者                                  
                                を迎えてのDIG研修報告
 
      
 石巻市と水害の天川村支援と地震前兆        東北支援とリアルタイムでの台風12号に                  
 現象の報告をする南上氏              よる十津川村の土砂災害救援報告をする
                                井上部会長

防災研修 「防災講演とクロスロードゲーム」

  平成23年6月5日奈良市防災センターで、講師の先生方含め総勢51名て防災研修を行いました。支部防災士の伊藤 東洋雄さんのご紹介で、神戸防災技術者の会・クロスロード研究会から講師として来ていただきました。
第1部 講演の部  講 師     片瀬 範雄さん 
                      神戸防災技術者の会(元神戸市都市計画部長) 
                      NPO都市災害に備える技術者の会                 
    「阪神・淡路大震災で学んだこと、そして東日本大震災からの復興を願って」
      
   
 紹介者の伊藤 東洋雄さん(支部会計監査)      講師の 片瀬 範雄さん
   
    神戸市で片瀬さんが実行した業務        様々なことを乗り越えて
 「阪神・淡路大震災では、学生ボランティアの方が1月下旬から4月下旬まで、被災現地でずっと支援活動を続けてくれました。たいへん感謝しています。そのボランティアの力が大きかった。」
「南海・東南海地震を想定した場合、奈良県が被害が少なかったら、近隣の他府県に奈良から支援応援に行く立場であることをお願いしたい。」
第2部 クロスロードゲーム  ファシリテーター  浜  尚美さん
                          神戸クロスロード研究会理事(元神戸市職員)         
                   コメンテーター    青木 利博
                          神戸防災技術者の会(神戸市水道局東部センター長)
                                片瀬 範雄
                             神戸防災技術者の会
       
        浜 尚美さん                     クロスロードカード
    
                                         青木 利博さん
 未曾有の災害に直面した神戸市職員が対応に悩み、苦しんだ事例を短い設問にまとめ、ゲーム形式の研修としたものが、クロスロードです。参加者は、その事例を自らの問題として考えYes/Noで自分の考えをを示し、その背景となった経験や考え方と知恵の交換・共有を行う研修です。
第3部  まとめの部    報告者   井上 清さん  (支部教育研修部会長)             
                     「奈良市災害ボランティアに参加して」  
                 報告者   山口正春さん (支部教育研修部)
                     「奈良県災害支援ボランティアに参加して」 
    
        井上 清さん 
  後日、報告書は全文ホームページに掲載します。
        山口 正春さん

サザンヒルズ学園前 「防災講習会」

 安全・安心チャレンジ事業

サザンヒルズ学園前 「防災講習会」
テーマ : 緊急時に役立つロープワーク
日 時  : 平成23年2月20日(日)
        10時00分~12時00分
場 所 : サザンヒルズ学園前(ヒルズホール)
講 師 : 防災士会奈良県支部
        教育研修部長 井上 清 氏
 今回、奈良市サザンヒルズ学園前自主防災会の方々の防災講習会の講師に奈良県支部より現職の消防官でもあり奈良県防災アドバイザーでもある井上 清教育研修部長が派遣され、サポーターとして元消防官である木本支部長と奥田(広報部会員)が参加し、 またサザンヒルズ自主防災会に奈良県支部の森川雅子氏も参加されていました。
 はじめに井上教育研修部長より、パソコン(パワーポインター)で救助用ロープなどの基礎知識の説明があり、自主防災会の方も真剣に聞いていました。
                     
 いざ実技に入ると受講生の方々は救助用ロープを手に興味津津で、井上教育研修部長の話を食い入るように聞き、本結びから巻き結び、もやい結び、身体もやい結びと悪戦苦闘しながら楽しみながら学ばれていました。
            
 木本支部長も積極的に指導され、苦戦されている方々の助けになり、受講生の方々も凄くどん欲に学ぼうとする姿勢は、感心させられました。
 後半は三角巾を用いた応急手当に移り、新聞紙を使用した添え木を合わせての応急手当に受講生の皆さんは感心していました。
                                             
             
 2時間では足らないくらい時間が過ぎ、皆さんもまだまだロープワークをしたい感じでしたが、井上教育研修部長の指導がスムーズで、基本的な結びはできたので受講生の方々も満足し終了できたと思います。

防災研修「稲むらの火の館を訪問して」

2月6日(日)奈良県支部の防災研修として、和歌山県有田郡広川町にある「稲むらの火の館」を木本支部長、井上研修部長はじめ15名で訪問しました。いつどこでどんな災害に遭遇するかもしりません。津波の実態と、津波に立ち向かった人々の記録を学びました。



    
 手前が広村堤防を築いた浜口梧陵記念館  館内にびっしり備えてある災害救援物資
 奥のビルが津波防災教育センターです。

    
                             熊野 享 館長のお話は感動しました。
   

              浜口梧陵先生の人命尊重の精神を学びます。

           
    
                          現地ガイドをしていただいた和歌山県支部の防災士
 

             

                          広川堤防にて
  館内では3Dの映画で津波の恐怖を体験し、また現地では和歌山県支部の防災士さんの
 解説も受け、津波からの防御・防災、また先人の苦労を考えました。。