三郷町 災害ボランティア養成講座第4回「コロナ禍での避難所開設訓練」
令和3年10月30日(土)、三郷町福祉保健センターにおいて三郷町社会福祉協議会主催「災害ボランティア養成講座」第4回として「コロナ禍における避難所開設訓練」が開催されました。この訓練は同町で初めて開催するもので、町内の民生委員・児童委員さんを中心に14名が受講され、奈良県防災士会からは町在住の6名を含む12名の防災士が参加しました。第1部は町在住防災士 (避難所開設チーム)と受講生(避難住民チーム)に分かれ訓練を実施。一度すべてを撤去後、第2部は防災士と受講生の役割を交代しての訓練を実施しました。喫煙者やペット連れ、妊婦や赤ちゃん連れ、要支援者、新型コロナウイルス感染者など、様々な問題を抱える想定避難者を防災士が演じ、それを受講生が柔軟に受け止め対応する取り組みとなりました。また実際に避難場所に寝転がってもらい、避難生活の居心地を経験していただきました。限られた備品および時間という条件の中で、新型コロナウイルス感染対策を意識しながら避難所開設における行動・手順を模擬体験し、参加者自身が様々な意見を出し合い工夫をされ充実した訓練となりました。訓練の後には奈良県防災士会 植村相談役兼副理事長から「ふりかえり」の講義があり、続いて三郷町在住の北村理事が講評を述べられました。最後に三郷町社会福祉協議会の窪事務局長に閉講のお言葉を頂戴し、全4回の講座を修了いたしました。三郷町社会福祉協議会では来年度も本講座を継続実施していく計画で、防災士として地域防災力向上に向けた取組の重要性を再認識するものとなりました。 〈報告者:平本防災士〉