タグ アーカイブ: 水害

アマチュア無線勉強会の開催

  平成25年3月10日午前10時から、奈良市防災センターにて 
上田量次 防災士(1級アマチュア無線従事者免許所持)を講師に、
19名の参加者で勉強会が行われました。
資格取得への流れや、実物の機材の説明、基礎的な話と
緊急災害時には、国の総務省から日本アマチュア無線連盟にも
支援要請があり、官民共に支援にあたった事例などを聞きました。

     
               講師の上田量次 防災士

 
       
     受講者の無線に詳しい中澤防災士からも
    くわしい飛び入り説明をして頂きました。  

    
           十津川村から参加の佐古金次郎 防災士から   
       「台風12号大水害」での、奈良県支部の支援活動に
   お礼の感謝の言葉がありました。さらに当時の十津川村
   避難状況についての説明も聞かせて頂きました。

   
   
  
  
 

十津川村で地域防災力支援事業

 
 さる1月14日(月)、奈良県地域防災力支援事業「みんなで作る防災マップ(水害・土砂災害編)」が十津川村住民ホールにおいて開催されました。
 この防災マップ作成事業は、奈良県(安全・安心まちづくり推進課)と十津川村が呼びかけて行われたもので、奈良県の協力要請を受けて支部からは、佐古(十津川村)、柏田(田原本町)、高木(奈良市)、松尾(大和郡山市)の4名の防災士がファシリテーターとして参加しました。
 当日は、兵庫県立大学の木村准教授の指導の下、それぞれの地区の強みや弱み、課題などを3つに絞り込む作業や、その対策、解決方法を話し合い、併せて、地域の人たちの命を守るための避難方法などを考え、意見交換なども行いながらマップづくりが進められました。
 地元十津川村からは、行政、消防関係者、地区代表者(約100名)が参加され、関係者が一緒に作業を行いました。
また、昨年の紀伊半島大水害の被災者や体験者も参加され、当時の様子などが生なましく語られるなど、あらためて防災・減災への取り組みの重要性を再認識する一日となりました。
 最後に、出来上がったマップは、木村先生が監修し、その後、地区のみんなでその都度手をくわえながら、防災訓練や災害時での活用に使って行くことが確認されました。
 参加した防災士からは、今後も継続した活動の再認識とともに、災害の被災者や体験者の生の声を聞く機会となり、今後の防災活動へより一層頑張る気持を確認する研修となりました。

地域防災力向上支援事業(十津川村)ファシリテーター募集

 
 この度、十津川村において「みんなで作る防災マップ(水害・土砂災害編)」作りがワークショップ形式で開催されることになりました。
この防災マップ作成は、奈良県の地域防災力支援事業として開催されるもので、十津川村の住民代表や消防団関係者と奈良県の安全・安心まちづくりアドバイザー、行政職員などが参加し行われます。
 この防災マップ作成に関わって、防災士会奈良県支部へ協力要請がありました。そこで、この事業に協力しようという防災士を募集します。希望される方は、以下の参加要件を確認の上、支部事務局まで申し出て下さい。
◇日時  平成25年1月14日(月) 、9時~15時30分頃
◇場所  十津川村役場住民ホール
◇目的  紀伊半島大水害の教訓をもとに防災についての地域の課題や問題解決を考える
◇主催  奈良県安全・安心まちづくり課、十津川村
◇参加資格  防災士資格を有する者で、当日、ファシリテーターとして参加できる者
◇申込先  FAX 0745-56-5817  mall shityan@iris.eonet.ne.jp 
      ※ 申込は、必ずFAXまたはメールでお願いします
◇問い合わせ  090-8378-1106(担当:植村まで)
◇締切日  平成24年12月26日(水)
◇参加費  無料
◇注意事項
  会場は十津川村でです。したがって、前泊参加(13日午後)を前提とします。また、前泊場所は主催者が用意します。また、現地までの交通手段は参加者へ後日連絡します。

三宅町で防災訓練(東屏風、石見地区)

 
 さる11月、三宅町(東屏風、石見地区)で防災訓練が行われました。
この訓練は、両地区とも地域の自主防災会から奈良県支部へ協力要請があったものです。
<東屏風>
と き  平成24年11月11日(日)、13時30分~16時
ところ  東屏風体育館
主 催  東屏風自主防災会
参加者  地区住民約80名
訓練内容  災害図上訓練DIG「水害編」
ファシリテーター 木村防災士、植村防災士
この訓練では、
1.水害が発生した時に各自がどのように行動するのか?
2.地域での危険個所は?
3.地域で役に立つものは?
等を課題として、熱心に訓練が行われました。

 
 
<石見地区>
と き  平成24年11月18日(日)、9時30分~12時
ところ  奈良県高等技術専門校
主 催  石見自主防災会、石見自治会
参加者  地区住民約130名
訓練内容  避難訓練及び避難所開設訓練
ファシリテーター 高木防災士、植村防災士、池田防災士、田上防災士、中條防災士
当日の訓練は、
1.自宅から避難所への移動体験
2.避難所疑似体験
3.ダンボールを使っての区域割り体験
4.避難所運営訓練HUG(簡易訓練)
等が行われました。
参加者からは、「いい体験をした!」と好評で、自治会の広報部からは「臨時号を発行する」との言葉がありました。


十津川村重里地区防災訓練に参加

  昨年の台風12号上陸時の状況は、重里地区の大畑瀞の越流により
  久保谷が大きく浸食され、土石流が西川本流に達して河道閉塞を発生
  させる寸前となり避難勧告が発令された。
(訓練実施の目的)  
   災害発生直後は住民自らによる自主防災活動が最も重要であり、
   平常時より防災訓練を実施し、重里地区の地域防災力の向上を目指す。
(スローガン)
  1.風水害から重里地区を守ろう。
  2.自主避難体制を確立しよう。
  3.全住民が防災訓練に参加しよう。
 主催(重里地区自主防災会、十津川村、奈良県) 
   協賛(日本防災士会奈良県支部、五條警察署十津川警察庁舎、
    十津川村消防団、五條消防署十津川分署)
 平成24年7月29日(日)午前9時~正午まで実施。
       
  訓練に向けて重里自主防災会と何度も協議がありました。
   
    防災士間の打ち合わせ       対策本部がおかれた生活改善センター
   
   避難勧告発令、避難所に向かう    避難所になった西川第1小学校体育館 
 
   避難所開設の準備が進む          緊張感が伝わります
 
 名簿班による避難者・負傷者の確認       衛生班による水の確保
  
      工具の取扱い説明            三角巾の実演
  
    簡易担架作成の実演        重里地区自主防災会の 榊本正文 会長
  
     今回訓練参加の防災士の紹介         佐古金二郎 防災士
  
  山口 正春 防災士による訓練終了後の講評   更谷 慈禧 十津川村長のごあいさつ
     
                    榊本 自主防災会長を囲んで記念撮影
 
 
 

「台風12号吉野郡被害復興視察研修会」

           平成24年6月30日から7月1日にかけて、初めて十津川村
       での1泊2日研修会を実施しました。当日は、あいにくの雨模様
       でしたが、十津川村を襲った水害の実態を知る上で貴重な経験
       となりました。 

        
              地元十津川から参加の佐古金二郎さん   
       道中、被害と復興状況を説明頂きました。道路が土砂で
       通行できないため、いかに救援物資を運ぶことに苦労
       したことなど、その現場を説明して頂きました。
  
 
       
       
      当時、十津川村に救援で入った場所を説明する井上部会長。

      
    十津川の流された追立橋の一部が今も残る。   現在の架設立橋
 
        
       十津川村歴史民俗資料館にて、資料館の吉見真理子さん
       から明治22年の水害の説明を受けました。

 
   
 
  ホテルすばるの野外コンサート。緑が綺麗でした。2階の大広間で研修会議。

  
        
          十津川村総務課復旧復興推進課 室長の鎌塚康史さん
            十津川村の復旧復興状況の説明を受け、質疑応答では
         熱心にお答え頂きました。
 
  
   
             研修参加者全員での集合写真

     昨年の水害発生当時、道路状況等により十津川村に支援に入れませんでした。
   今回は、当時の実情を知るためにも、泊まり込みで研修会を開催しました。
   また、この研修会開催に際しては奈良県を始め、十津川村など関係者各位の方々
   には大変お世話になりました。
    今後、奈良県支部として、十津川村の防災支援活動に入る予定です。
   奈良県南部の復興支援のため、防災士会員また奈良県民の皆さんからのご支援
   をお願い申し上げます。

 
 

奈良県支部第5回総会

  さる4月22日、奈良市防災センターにおいて、日本防災士会奈良県支部第5回総会を開催しました。
総会には、奈良県安全・安心まちづくり推進課の中嶋課長を始め、奈良市消防局 徳岡局長さま、本部からは、橋本事務統括、近隣支部からは、大隅滋賀県支部長、粟飯原大阪支部長、梅木和歌山県支部長がかけつけて下さいました。
 総会は、東日本大震災及び台風12号に伴う水害で亡くなられた方々への黙とうにはじまり、木本支部長から開会のあいさつを行ったあと、来賓あいさつ、祝電披露を行い、議事の審議に移りました。予定していた議案は、全て原案通り承認されましたが、「昨年の東日本大震災や奥吉野への支援行動など、全て個人が負担している。これでは今後の活動に支障をきたすので、災害対策基金的なものを作ってはどうか?」「支部会計は厳しいので、今後、行政などへ働きかけてはどうか?」等の意見が出されました。
 この意見を受けて、次回役員会で具体的な協議を行っていく旨の答弁がありました。
総会終了後には、防災研修会が開催され、梅木和歌山県支部長から被災地支援報告、西前防災士(天川村)からは、被災当時の状況と今後の課題などが報告されました。
<当日の議案>
1. 平成23年度事業報告案
2. 平成23年度会計報告案
3. 平成23年度会計監査報告案
4. 平成24年度事業計画案
5. 平成24年度予算案
6. 平成24年度役員案
<新年度役員>
支部長  木本喜信(奈良市)
副支部長 中田勇四郎(奈良市)
     木村尚史(御所市、JP)
     奥田英人(橿原市)
事務局長 植村信吉(三宅町)
〃  次長 南上敏明(天理市)
〃  次長 奥田 仁(香芝市)
会  計  古瀬博之(奈良市、JP)
幹  事  前川輝男(奈良市、広報部長)
      井上 清(奈良市、教育・研修部長)
      川口 均(生駒市、生駒ブロック)
      柏田勝幸(田原本町、磯城郡ブロック)
      丹羽松一(奈良市、六条校区ブロック)
会計監査 伊藤東洋雄(王寺町)
     西川隆清(三郷町)
顧  問 中川 徹(奈良市)

三宅町災害図上訓練(DIG)風水害編。

 平成24年1月29日(日)三宅町文化センターにて、災害図上訓練(DIG)風水害編に、三宅町各自治会と町役場から約100名参加。支部防災士会から講師、ファシリテーターとして10名参加して行われました。風水害の視点から地域を再度見直し、危機感をもって取り組んで頂きました。

     奈良県支部防災士

      講    師    山口 正春さん

      ファシリテーター  植村 信吉さん、高木 忠雄さん、高溝 宏之さん、
                                            前川 輝男さん、東 宏明さん、柏田 勝幸さん、
                                              河村 哲也さん、奥田 仁さん、南上 勝栄さん
   
     質問に返答の 山口 講師                     ファシリテーターの支部防災士

    
  ファシリテーターは各テーブルに付き、アドバイスを行い。意見や疑問を引き出す
  役目です。

          

新年あけましておめでとうございます

 会員の皆様には、健やかに新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 まず、東北地方太平洋沖大震災や奈良県南部大水害に対し、多くの会員の皆さまがボランティアに参加されました事など、ご苦労に深く感謝申し上げる次第です。
また、両被災地に会員の皆様方から多大な義援金を承り感謝の気持ちで一杯です。
 本年も、将来を見据えた時続可能な防災士会奈良県支部の運営を図るため、更に各行事を推し進める為、なお一層の御協力、御支援を賜りますようお願い申しあげます。
また、新しい年が、活力溢れ、会員の皆様の笑顔が輝く1年になりますよう心からお祈り申し上げます。

                     N P O 日本防災士会奈良県支部
                     支部長  木 本 喜 信

野迫川村村長、野迫川村北股地区住民から礼状

 
 さる12月6日付けで野迫川村村長、12月10日付けで野迫川村北股地区住民の方から防災士会奈良県支部へ礼状が届きました。
全文を紹介します。
<野迫川村長 角谷喜一郎さまより>
拝啓 寒冷の候、皆様にはご清祥のこととお喜び申し上げます。
 今年9月の紀伊半島大水害(台風12号)により、奈良県各所が未曾有の災害に見舞われました。
被災された方々に対して、心よりお見舞い申し上げます。
 皆様におかれましても、お忙しい中にも関わらず当村にご助力戴き感謝の念に堪えません。
 おかげさまをもちまして、本村も11月25日に避難所が閉鎖され、26世帯が仮設住宅に移ることができました。これも偏に皆様方のお力添えの賜物と、一同、心より感謝申し上げます。
 今後とも復興支援につきまして、宜しくご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 私どもも、微力ではありますが皆様のお力になれますように精進してまいりたいと存じます。
 結びに、皆様方のご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、略儀ながらお礼申し上げます。
                                      敬具

<避難仮設住宅北股団地 代表 中本 章、北股住民一同さまより>
 この度の台風12号による北股区内の被災に際しましては、早速のご芳情あふれるお見舞いにあずかり、厚くお礼申し上げます。
 テレビ・新聞等で報じられておりますように、山地が深く崩落し集落へ押し寄せ、倒壊家屋3戸、浸水・破損家屋5戸、車庫・車両喪失多数の被害を受ける大惨事となりましたが、幸いにも地区住民の皆さんへの人的被害がなく、全員無事で、お陰さまで安堵しております。
 その後、特別警戒区域に指定され地区外への退去の状態が続き、約50名余りの方が避難所生活、十数名の方が村外親戚等への避難が三ヶ月に及ぶ状況にありました。
 当時は、気の身気のままの避難でしたが、皆様からの多くのお見舞いご支援にあずかり、不自由なく避難生活を過ごすことが出来、一同、心より感謝申し上げています。
 現在は、県・村の迅速な対応で仮設住宅建設も完成し、11月18日より入居となりました。
 北股地内の自宅帰宅は当分長引きますが、各家庭それぞれの落ち着いた生活が始まったことで、一安心し皆で復旧を願いつつ頑張っています。
 本来ならばお伺いして、ご挨拶、お礼を申し上げるのが本意ですが、取りあえず近況の報告を兼ね書中をもって厚くお礼申し上げます。
 時節柄、寒さ増す頃となりました。くれぐれもご自愛下さい。ご健勝をお祈り申し上げます。
                                     敬具

なお、北股地区住民の皆さんからの礼状には、住民の皆さん一同の写真が同封されていましたこと申しそえます。