斑鳩町校区別防災訓練
2022年11月13日 第1回斑鳩町校区別防災訓練において、講演、物資搬送訓練及び災害住民意識調査が行われ、町内自主防災会などから約60名が参加されました。奈良県防災士会からは川口、小野、板垣、及び杉村防災士がご支援をさせていただきました。 (報告者:川口防災士)
防災に関する住民意識調査報告書_斑鳩町202211152022年11月13日 第1回斑鳩町校区別防災訓練において、講演、物資搬送訓練及び災害住民意識調査が行われ、町内自主防災会などから約60名が参加されました。奈良県防災士会からは川口、小野、板垣、及び杉村防災士がご支援をさせていただきました。 (報告者:川口防災士)
防災に関する住民意識調査報告書_斑鳩町20221115消防 団を中核とした地域防災力の充実強化を図るとともに、地域住民や自主防災組織をはじめ、教育、医療、福祉関係者等を含めた各界各層の連携を深めることを目的として「地域防災力充実強化大会 in奈良 2022」が開催されます。
『災害多発時代の消防団と自主防災組織のあり方 –自然災害から身を守るために–』をテーマにパネルディスカッションが開催され、本会より植村副理事長がパネリストとして登壇されます。
会員の皆様におかれましては、ご多忙中と存じますが、ご参加、ご聴講をお願いするものです。
******地域防災力充実強化大会 in 奈良 2022******
日時:令和4年 11 月 26 日(土) 13 時 00 分~16 時 45 分(予定)
場所:奈良県コンベンションセンター
-プログラム―
①『文化財を保有する社寺が期待する防災について』 生駒 基達 氏
② 事例発表1 『紀伊半島水害から 10 年 消防団と地域住民との連携』大垣 祥造 氏
③ 事例発表2 『未来へ繋げる地域防災力 -私たちが担います-』池口 光隆 氏
④パネルディスカッション ※15時25分頃~
『災害多発時代の消防団と自主防災組織のあり方 -自然災害から身を守るために-』
<パネリスト>
仲川 げん 氏(奈良市長)
中室 貞浩 氏(奈良市消防団長)
伊藤 俊子 氏(奈良市女性防災クラブ連合会 会長)
菅 磨志保 氏(関西大学社会安全学部 准教授)
植村 信吉 氏(奈良県防災士会 副理事長)
⑤防災クイズイベント
⑥総括 松田 浩之 氏(奈良県危機管理監)
⑦ 閉会挨拶 西里 利昭 氏(奈良県消防協会 会長)
詳細は、案内チラシを参照ください。
<案内チラシ>
https://fdma-chiikibousai.jp/
令和4年10月5日(水)生駒郡三郷町の町立三郷北小学校4年生の「奈良県の災害について学ぶ」という授業のひとつとして「行政と地域の取り組みについて」の授業が行われました。1限目は、4年生131名が体育館に集まり、役場総務課の職員から行政の取り組みとして避難所や防災備蓄倉庫の紹介、ハザードマップの見方や大和川が増水したときの画像などを見ました。次に地元の防災士から自治会や自主防災での訓練の様子や防災かまどベンチなどが紹介され、「いざというときの助け合いの輪をつくる」という活動の目的が説明されました。続けて行ったシェイクアウトではみんなよく訓練しているようで、しっかりと身を低くして頭を守る行動が出来ていました。休憩を挟んで2時限目は4クラスに分かれて「非常持ち出し袋」「新聞紙スリッパ」「段ボールのブロック塀体験」「危険箇所クイズ」という4つのブースを、10分ごとにローテーションしながら学んで回りました。各ブースには指導担当として三郷町自主防災ネットワークで呼びかけた有志の皆さんのほか、NPO法人奈良県防災士会からも講師の方に来ていただきご指導いただきました。参加した児童たちはみな元気で、活発に各ブースを楽しみながら学んでいて、指導した防災士諸氏も終わった後に「子供たちに元気をもらって自分たちも楽しかった」と感想を述べていました。小学校での防災訓練や授業のお手伝いは、地元の防災士にとっても念願であったので、今回は初めての取り組みでしたが、教える側と学ぶ側両方にとってたいへん有意義な行事になったと思われます。(報告:北村防災士)
令和4年10月1日(土)、平群町総合文化センターにおいて「くらしに活かす防災講座 第4回」が行われました。テーマは「災害ボランティアについて」で、受講生8名が参加し、平群町社会福祉協議会から3名、奈良県防災士会から4名、平群町防災士ネットワークから4名がそれぞれ参加しました。
前半は平群町社会福祉協議会の本多主任と岩上係長より「災害ボランティア活動について〜わたしたちに何ができるのか考える」をご講演頂きました。令和4年8月豪雨で被災された新潟県村上市の方々や、災害ボランティアとして駆け付けた地元高校生などへのインタビューが紹介され、被災者が元の生活に戻るためには多くの人たちの助け(ボランティア)が必要であることが説かれました。後半は山﨑防災士がご自身やご家族の体験談から「災害は忘れなくてもやってくる」こと、「共助」は大切だけど、初対面の人を助けるのは難しいので、日頃からの「助けて」と言える関係作りや「助けてもらえる」仕組み作りが重要とのお話をいただきました。受講生からは「話がよく実感できて、人ごととは思わなかった。」「町内で災害が起こればボランティアに参加したい。」「自主防災活動での要配慮者の実態調査を行ったばかりで、個別家庭訪問で面談出来た事で少しでも面識が出来て良かった。」などの感想が寄せられました。
(報告:小山防災士)
221001 平群町防災講座(第4回)_活動報告書令和4年9月10日(土)、平群町総合文化センターにて「くらしに活かす防災講座 第三回(避難所開設講座)」が開催されました。町内防災士や自主防災役員など16名の方に受講頂きました。第1部は、コロナ禍における避難所開設の資料動画を視聴頂き、第2部は、南海トラフによる地震が発生した想定で、発災時の避難行動から避難所開設まで要点や多様化する避難所運営での留意点について大坂間防災士より講話がなされました。受講者からは、「避難所開設の実際について全般的に知識を深めることができました」や「講座の内容が具体的になってきて、分かりやすくなってきた」とのお声を頂いた一方で、テーマとなっている「くらしに活かす防災講座」から外れていると厳しいご意見も頂きました。昨今、豪雨等による自然災害も増加傾向で被害も甚大化しており、避難(難を避ける)の対応力も防災の一つであると考えております。今後も、ご意見は真摯に受け止め、よりよいニーズに合った研修が出来るように工夫してまいります。 ( 報告:大坂間防災士)
令和4年9月3日、三郷町社会福祉センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第3回目「災害ボランティアとは?」が実施され、町内防災士や自主防災役員、役場職員など18名が受講しました。前半は、三郷町在住の北村防災士より熊本地震や西日本豪雨災害などの被災地での災害ボランティアの体験と活動の実態などが多くのスライドを用いて解説されました。後半の講演では県防災士会相談役の植村防災士による、ボランティアセンターの開設と運用の仕組み、行政や地域の諸団体、住民との関わりのあり方などが詳しく解説され、受講者は皆とても真剣に聞き入っていました。受講者の中で災害ボランティアの経験のある方は18名中3名と少なく、支援する側としてだけでなく三郷町で災害が起きた場合の受け入れ側の対応についても学ぶ大変有意義な機会になったと思います。当該講座は三郷町の社会福祉協議会が主催する連続講座として令和3年度より実施されており、少しでも多くの地元の方々に学んでいただきたい内容となっています。次回第4回では連続講座の締めくくりとしてボランティアセンター開設訓練が行われる予定です。災害が起きないことが一番望ましいことですが、いざ災害が起きたときに行政でも民間でも多くの人材が手を取り合って助け合うことが出来る三郷町になれるよう今後も頑張りたいと思います。 (報告:北村防災士)
令和4年8月20日、三郷町福祉保健センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第2回目「三郷町の災害リスクを知る」が実施され、奈良県防災士会より植村顧問が講演し、町内防災士や自主防災役員など14名が受講しました。今回は過去に水害が起きた明治団地およびため池ハザードマップに掲載されている「大池」という溜め池の、現地見学会を中心とした内容で進行しました。今回、受講者はまず社協の車に分乗し現地へ向かいました。明治団地では57災害と呼ばれる昭和57年の台風10号の時と、平成29年の台風21号による地域の水害の様子について、明治団地自主防災会の代表の方による語りとまち歩きでの案内がなされ、当時の様子やそこから地域で始めた取り組みなどが紹介されました。特に大和川の水位が上がってから、樋門が閉じられるタイミングが地域に知らされないことに、行政や大和川工事事務所との連携を強く求められている事や、高齢者の避難への対応に苦心されていることなどをお話しくださいました。また次に訪れた「大池」では、社協担当者よりため池ハザードマップと連動した情報の説明があり、受講者一同熱心に耳を傾けていました。そのあとは福祉保健センターに戻り、奈良県防災士会の小山防災士による「三郷町の豪雨災害リスクを知ろう」という題目で講演がありました。水害や土砂災害、避難の方法や避難情報の活用などについて講演されました。 (報告者:北村防災士)
令和4年7月30日、三郷町社会福祉センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第1回目「災害に備える」が実施され、NPO法人奈良県防災士会より植村相談役が講演し、町内防災士や自主防災役員など14名が受講しました。冒頭、社会福祉協議会常任理事の辰巳様から開講のご挨拶があり、植村相談役による「第1部 確かめようわが家の防災対策」「第2部 災害に備える」という題目での講演があり、最後に町内防災士による「非常持ち出し袋」について実際自宅で準備している物を陳列紹介し解説が行われました。 講演では改めて防災の基礎知識が分かりやすく紹介され、また非常持ち出し袋では準備できていない受講者もおられ「これはどう使うの?」「食料はどんなものが良い?」など質問も多くあり非常に有意義な講座となりました。受講者からは「ふだんなかなか人に聞けないことも知ることができた」など「たいへん勉強になりました」とおっしゃる方が多かったのが印象的でした。当該講座は三郷町内において「災害ボランティア」を養成するための内容で、令和3年度より実施され今回はその2年目となります。次回第2回では「三郷町の災害リスクを知る」という題目で、災害現場やため池ハザードマップの現場視察などが行われる予定です。災害が起きないことが一番望ましいことですが、いざ災害が起きたときに行政でも民間でも多くの人材が手を取り合って助け合うことが出来る三郷町になれるよう今後も頑張りたいと思います。
〈報告:北村厚司防災士〉
令和4年7月7日(木)、奈良市立都祁中学校において全校生徒を対象とした防災学習が行われ、都祁地区自主防災会長でもある末田防災士が「地震対応練習」を行いました。ナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)に合わせて毎年実施していますが、昨今は新型コロナウイルス感染防止のため、集合しての安否確認と講義の代わりに、オンライン授業を利用して各教室のモニターで相互連絡をしています。今回は地震対応練習の他に、オンラインでロープワークも試みました。
まず、各教室で地震対応の講義の後、放送を用いていっせいシェイクアウトをして、その感想と「何が」「何処が」危険なのかを各自考えて書き出してもらいました。
・机が小さすぎて潜るのが大変だった。時間がかかった。
・窓ガラスや電灯が割れて降ってきたら怖い。テレビが落ちたり、後ろの棚から物が飛んでくるかも。
・先生が身を守っていなかったので、危ないと思った。
・机に掴まっていても、机ごと飛ばされるかもしれない。
このようなシェイクアウトに関しての意見があって、自分事として捉えられた実のある練習になりました。大地震で多くの人がケガをした時は、まず命に関わるケガかどうかを判断して、助けを呼んだり応急処理をする。そのために「まず自分がケガをしない」を最優先で考えること、日頃から何が?何処が?危険なのかを知っておき、状況を判断することも中学生にやって欲しいと話しました。
実技訓練はどうしても密になりがちですし、人数が多いときはロープの準備も大変なので、ロープワークは初めての試みで「荷造りひもを使ったオンライン講義」でやってみました。災害時だけではなく、普段の生活でも役に立つ、本結び、もやい結び、巻き結びをモニター越しに説明しながら、全生徒が各教室で練習しました。
・ほどけない結びなのに、ほどくときは直ぐにほどけるのにビックリした。
・いろんな結び方があって、それぞれ固さとかが違うのがすごいと思った。
・ロープの便利な使い方が面白くて興味を持った。もっといろいろ練習したい。
・ひもの結び方は難しくてうまく出来なかったけど、話が面白かった。
難しかったという意見も多く、モニター越しなので見にくいという部分と、出来ていない人が講師側から確認出来ないといったオンラインでの問題も発覚しましたが、ロープではなく太めの荷造り紐を使用したことで、実際の使用状況をよりイメージすることが出来ました。みなさん楽しんで練習をしてくれたので、大変有意義な一時間になりました。
<末田政一 防災士>
令和4年6月26日午後、生駒郡三郷町三室自治会防災部主催として三室自治会館において「自主防災組織災害対応訓練」が実施され、自治会の本年度の役員や児童民生委員、小規模多機能ホームのスタッフなど34名が参加しました。講師には地元防災部のリーダーで奈良県防災士会講師の北村防災士が担当しました。
イメージTEN形式で大規模地震災害の発生を想定し、自治会の役員が地域の代表として自助、共助をどうやって進めていくのか、という10の課題に向き合って話し合い意見交換をしていただきました。家屋の倒壊、救出救護、火災の発生、災害対策本部や救護所の設置や防災倉庫の備品のリストから何をどう使うのかなど、そして新型コロナウイルス感染防止対策はどうするのか、などの課題に真剣に取り組んでいました。質疑応答では「ハザードマップは三郷町だけだが隣の斑鳩町へ避難してもよいのか?」「地域の医師や看護師の名簿などは作成してあるのか?」「指定避難所に避難すればどれくらいの食事などの配給を受けられるのか?」など、非常に現実味のある質問も多数あり講師からそれぞれ説明を行いました。時系列でどんどん課題が出てきて最初は茫然とされる場面もありましたが、本当に災害が起きたとき大変な事態になるのだという認識を持っていただけたと感じました。
毎年変わる役員の方々ですが当該訓練も毎年繰り返すことで同じ認識を多くの住民の方々に持っていただき、それが地域の防災力の向上につながっていって欲しいと思います。<北村防災士>
