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奈良県自主防犯・防災リーダー研修 マイ・タイムライン(地震編)

令和6年度の奈良県自主防犯・防災リーダー研修が、御所市防災交流館と奈良女子大学の2会場で実施されました。この講座は奈良県安全・安心まちづくり推進課が主催する防災士養成講座で、本年度も270名の受講者がA日程B日程とも各2日間で受講されています。奈良県防災士会からは6年9月21日(土)にA日程、9月28日(土)B日程の講義に参加し、「防災士に期待される活動」の講義を末田防災士が担当、「マイ・タイムライン地震編の実技訓練と大雨編の説明」を石川防災士(A日程)と八木沢防災士(B日程)が行いました。

全国の防災士は30万人に達しようとしています。防災士としての役割も多様化してきていますが、まずは自分の命を守り、そして地域や職場等で活躍頂くために、奈良県防災士会は「会員のスキルアップ」と「会員相互の親睦を図る」お手伝いをしています。奈良県でも4000人超の防災士が誕生しています。お気軽に奈良県防災士会へ参加して下さい。

<末田政一防災士>

令和6年9月28日(土)奈良県自主防犯・防災リーダー研修プログラムのB日程午前中の講座を奈良県防災士会が担当し、「タイムライン訓練(地震編)」に八木沢防災士が登壇しました。

訓練は南海トラフ地震が発災し自宅での被災を想定、時系列に自分が行う行動について受講者が普段の備えや事前に決めている事を用紙に記入、その後振り返りで詳細を説明する内容で進めました。発災後の周辺住人の安否確認を、マンションのドアに目印をつける様に決めていると答えた方や、非常 用持ち出し袋に関し、2~3泊できる旅行用バックにパッキングして準備していると答えた方がおり、防災士の資格を取る為に受講されている方々は非常に防災意識が高いと感心させられました。講師の八木沢防災士からは、自治会や自主防災会での地元で普段から行う活動が、そのまま防災・減災につながる事をお伝えしました。地震編の次に水害編のマイ・タイムライン「逃げキッド」の概略説明をし行い、事前にわかる災害が水害なので、情報収集・避難場所の確認・避難の時に持ち出す物を、あらかじめ計画し準備しておく事の重要性をお伝えしました。 最後に奈良県防災士会が行う能登半島災害支援について、現地の現状・災害ボランティア活動の実際について説明致しました。今後受講者の皆様が防災士になられた際のアドバイスとなれば幸いです。

<報告 八木沢 防災士>

「家具転倒防止について」 天理市蔵之庄町自治会

令和6年9月1日(日)第5回天理市蔵之庄町自主防災避難訓練が行われました。夜間の地震発災を想定されており、蔵之庄町自主防災委員が中心となり、各組毎にまとまって避難場所である高井病院西館まで避難されました。避難場所到着後は住人リストを作成し避難者数を把握する内容で進められ、計106名の方が訓練に参加されました。奈良県防災士会より八木沢防災士が「能登半島地震」及び「蔵之庄地区の災害リスクと耐震診断」を説明した後、「家具転倒防止」について木造モデルを用いて講演しました。天理市ハザードマップより、水害・地震のリスクの説明、能登半島地震での家屋倒壊が多かった理由、南海トラフでは地震の揺れが2~3分続く事も説明させて頂き、家の耐震や家具の転倒防止について関心を持って頂ける内容だったと思っております。講演最後に「災害の時に頼りになるのは隣近所」、「自治会、自主防災会の活動を通じて、顔の見える関係になっておく事が何より重要」だと説明させて頂き、講演を締めくくりました。  <報告:八木沢防災士>

 

斑鳩町自主防災連絡会総会

7月21日(日)、斑鳩町役場地下大会議室において、「令和6年度斑鳩町自主防災連絡会総会」が開催されました。この総会には、町内在住防災士16名を含めて町内各自主防災会の代表や役員約60名が参加して行われました。今年の総会での記念講演は、奈良地方気象台と奈良県防災士会とのコラボの一環として、奈良地方気象台南海トラフ地震防災官 森裕輝氏が「地震に備えよう!~正しい知識と防災~」と題して講演をされました。講演を受けて、参加者が6つのグループに別れて意見交換を行い、各地域の現状や課題が数多く出され有意義な研修となりました。最後に、連絡会の顧問でもある奈良県防災士会 植村信吉相談役がまとめを行い、「まず、自分が動くこと」「頼りになるのは、隣・近所」であることを訴えて総会の幕を閉じました。<報告:植村信吉防災士>

都祁中学校地震対応練習

令和6年7月4日(木)、奈良市立都祁中学校において、全校生徒を対象とした防災学習が行われ、地元自主防災会長でもある末田防災士が「地震対応練習」を行いました。ナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)に合わせて毎年実施しています。まず各教室で地震対応の講義の後、放送を用いて3分間全生徒がシェイクアウトを実施しました。その後、安否確認のために校庭に集合し、防災担当教諭の説明で「訓練」はさせること、「練習」はすることなので、都祁中学校では防災訓練ではなく防災練習と言っていると説明をいただき、末田防災士が何のために練習するのかと、自分は大丈夫という正常性バイアスを歌を交えながら説明しました。都祁中学校区は平坦の市より面積が広いにもかかわらず人口が少なく高齢化が進んでいるため、昼も夜も都祁にいる中学生を頼りにしています。まずは自分たちがケガをしないことで、助ける側になれるように練習を続けていきます。

<末田政一 防災士>

三郷中学校講演と実技

令和6年5月16日木曜日、生駒郡三郷町の三郷中学校体育館において2年生約180名を対象とした防災訓練が行われました。一昨年前から行われている学校行事で今回が3回目となります。NPO法人奈良県防災士会からは末田政一理事長と三郷町自主防災ネットワークの防災士9名が参加しました。

始めに木谷慎一郎町長によるご挨拶があり、続いて末田理事長から「災害に備える」というテーマでの講話を行いました。今年1月1日に起きた能登半島地震の話も交えながら、日頃の備えや災害時に自分の身を守るためにすることについてこと細かく解説され生徒たちも熱心に聞き入っていました。ご自身の特技として時折歌も歌われ拍手が起きるなど楽しい雰囲気の中で講話が進められました。その後は、5クラスに分かれて5つのブースを回るサーキット実習となり、地元三郷町の自主防災ネットワークの防災士9名による「危険個所クイズ」「非常持ち出し品の解説(男子、女子別)」が行われました。それぞれのブースで生徒たちは明るく熱心に聞き入り質問するなどして学んでいました。ほかのブースでは西和消防による「AED」、消防団による「応急手当」、町職員による「段ボールベッドの組み立て」なども実施され、生徒たちにとって大変有意義な防災訓練となったようでした。 (報告:北村防災士)

防災連続講座第1回「三郷町内の防災活動を知る」

令和6年2月24日(土)三郷町社会福祉センターにおいて、三郷町社会福祉協議会主催の防災連続講座第1回が開催されました。今年度で3年目を迎える本講座は奈良県防災士会の植村相談役がサポートを行っており、第1回には24名が参加しました。前半は「三郷町内の防災活動を知る」をテーマに、奈良県防災士会の伊東防災士と北村防災士により、各々の活動拠点である「城山台自主防災会」と「三室自治会防災部」における自主防災活動が詳しく紹介されました。後半は、奈良地方気象台で南海トラフ地震防災官を務められる森様より「地震に備えよう!〜正しい知識と防災〜」」と題してご講演を賜りました。三郷町が大きな地震に見舞われたらどうような被害が起こりうるのかを具体的にお話し頂き、地震災害への備えの必要性を実感する講座となりました。  (報告者:小山防災士)

 

奈良市防災リーダー研修 「災害ボランティアと災害時の受援力」

奈良市防災リーダー研修が、令和6年1月21日(日)、1月27日(土)、2月5日(月)、2月19日(月)の4日間、奈良公園バスターミナルレクチャーホールで開催され、延べ320名の方が受講されました。奈良市自主防災防犯協議会が主催する、地域防災リーダーのための講座で、今年で3回目になります。本年度の講座の内容は、奈良県防災リーダー研修や防災士養成講座に則ったカリキュラムで、土日と平日の選択制2日間受講頂くものです。奈良県防災士会からは末田防災士が「災害の備える」と「自主防災組織が行う各種訓練」を担当。植村防災士が「災害ボランティアと災害時の受援力」を担当し、同じ内容で2日間行いました。始めて受講される方も、今年で3回目の受講となる方もいらっしゃいましたが、能登半島地震のこともあり、皆さん真剣に受講されていました。奈良市は近年、幸いにして大きな災害に見舞われたことはありませんが、逆に経験が無いためリスク拡大の恐れや準備不足が懸念されています。広い奈良市の中で自主防災組織を通じて個人個人の対応力(耐久力)のアップに繋がれば嬉しいです。  <末田政一 防災士>

斑鳩町自主防災連絡会臨時総会

斑鳩町自主防災連絡会臨時総会にて植村副理事長が記念講演

去る2月18日(日)、14時から斑鳩町中央公民会にて「斑鳩町自主防災連絡会臨時総会」が開催されました。総会では、会則の変更や新役員の選出等が審議され全て承認されました。総会後には記念講演として植村副理事長が「自主防災活動の活性化をめざして」と題して記念講演を行いましたが、本題の前に本年1月1日に発生した能登半島地震への支援活動で珠洲市へ入ったこともあり、現地の被災状況や課題などが報告され、引き続き支援に入ることも報告されました。講演を受けて、参加者が4つのグループに別れて意見交換が行われ、参加者が熱心に協議される姿が印象的で、今後、斑鳩町での自主防災活動の活性化が期待されます。

(報告:植村防災士)

三宅町総合防災訓練

令和6年2月3日(土)三宅町文化ホールにおいて、三宅町総合防災訓練が開催されました。参加者は自治会や自主防災会の役員さんなど総勢100名で、町内4ブロックに分かれて訓練は行われました。前半は、植村防災士による「能登半島地震について〜被災地は今〜」の現地レポートに始まり、奈良県防災士会から6名の防災士が講師を務めて、南海トラフ地震を想定した「地震時タイムライン研修」を行いました。後半は、参加者がグループ毎に4つのブースを順に回って「土嚢作り(三宅町)」「車椅子体験(三宅町社会福祉協議会)」「AED訓練(磯城郡消防署、女性消防団)」「簡易トイレ作り(奈良県防災会)」を体験していただきました。どの訓練にも参加者の皆さんはとても熱心に取り組んでおられ、大変充実した時間となりました。

(報告者:小山防災士)

木津川上流部減災対策協議会合同幹事会(担当者会議)

木津川上流部大規模水害・土砂災害に関する減災対策協議会 第16回合同幹事会 報告

今般 奈良県防災士会として 題記会議に参席しましたので概要を下記報告致します

・日時 2月1日(木) 14時~16時半

・zoomによるWeb会議

・参加 木津川上流部の京都府、三重県の地方自治体、河川事務所など

奈良県関係、県河川整備課、宇陀市、御杖村、奈良地方気象台、奈良県防災士会(日本防災士会奈良県支部)

防災士会では京都府支部と三重県支部が参加

・議事

・令和5年度の取組について

報告書を提出している各団体から報告があった

奈良県防災士会からは、前もって理事長に作成してもらった報告書に基づいて取り組み状況を説明した

・自主防災会や自治会・行政に対して災害の備えの講演やアドバイスの実施

・メディア出演による防災啓発と広報活動 について

防災士会報告は奈良県だけだったが、京都の田中支部長から水害に対するマイ・タイムラインを実施しているが、どこまで住民の中に届いているか、住民活動に反映されているか見えてこない。施策はないのかとの発言があったが、フォローはされなかった

・流域治水プロジェクト2.0について今後進めるとの話の中で、2040年頃には雨量は現在の1.1倍、流量は1.2倍、洪水発生は2倍になると試算されているとの報告。

・河川事務所からの報告で、名張市と宇陀市において水害・土砂災害に関する住民アンケートを実施した。ほとんどの設問に対して、認知度は1割程度と低かった。これからの施策を進める上で、自分事化を如何に進めるかが今後の課題と提起された。

・防災・減災に向けたソフト対策について、意見照会がされた

新年度は ①まるごとまちごとハザードマップ ②マイ・タイムライン作成講座について計画を作成し、流域内への浸透を図りたいとの意見照会があった。

(報告:杵島防災士)