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令和2年7月豪雨への災害復興支援について

 九州を始め岐阜県等に甚大な被害を及ぼしている「令和2年7月豪雨」の被災状況が明らかになるにつれ、会員各位におかれましても「なにか出来ることはないのか」と心を痛めておられることと推察いたします。
 奈良県防災士会としても、現在、どのような復興支援ができるのか協議しておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止もあり、もどかしさや歯がゆさを感じているところであります。
現在、被災地では自衛隊や消防、警察、自治体などが懸命の活動を行っている最中であり、今後の天気予報から判断して未だ災害は発生中であると考えます。
会員の皆さまにおかれましては、ご家族や知人・友人の「安否確認」以外の情報収集及び個別での被災地での活動はお控え頂きますようご協力下さい。
当会としての今後の支援活動については決まり次第報告すると共に、引き続き現地情報などは随時ホームページにて報告いたします。
ご理解ご協力をお願い申し上げます。
  
※これまでは熊本県・鹿児島豪雨と記載してましたが、以後は「令和2年7月豪雨」と記載

参考資料
全国社会福祉協議会「令和2年7月豪雨 災害特設ページ」
https://www.saigaivc.com/202007/

台風19号被災地復興支援活動災害ボランティアの募集

NPO法人奈良県防災士会は、台風19号による被災地へ災害ボランティアを派遣します。この活動は、本部の支援の下行いますが、関西支部連にも呼びかけます。

【日時】令和元年12月6日(金)21時00分出発(予定)~
12月9日(月)5:00頃帰着(車中2泊、現地1泊)

【行先】福島県いわき市(予定)

【内容】被災地区における土砂の清掃や家財の片付けなど

【定員】20名(大型バス1台、先着順)

【出発帰着】奈良市都祁交流センター(奈良市都祁白石町1133)
(駐車場は旧都祁保育園跡)

【対象】奈良県防災士会会員、関西支部連各府県支部会員。
(一般参加も認めますが、この場合、防災士会会員の推薦が必要です。)

【費用】1人10,000円

【申込】必ず、メールにてNPO法人奈良県防災士会まで「下記事項記載の上」申込んで下さい。

「住所・氏名・メールアドレス・携帯電話番号・生年月日・血液型・性別」
○アドレス mail@bousainara.com

★携帯アドレスからの場合は、必ず上記メールが受信出来る設定にして下さい。返信連絡が届かない場合は受付出来ません。

沢山のご参加ありがとうございます。
〇申込締切りました。

【注意】 完全自己完結型ボランティアとして行います。また、現地状況によ
って変更・中止があることをご理解下さい。
また、事前にボランティア保険の加入が必要です。

西日本豪雨被災地復興支援ボランティア募集

西日本豪雨被災地復興支援ボランティア募集!

NPO法人奈良県防災士会は、「西日本豪雨被災地へ復興支援ボランティア」の派遣を行います。下記の日程(2コース)で参加希望の方を募集いたします。

 

日程「1」 平成30年8月18日(土)午前6時出発。8月19日(日)夜帰県

日程「2」 平成30年9月15日(土)午前6時出発。9月16日(日)夜帰県

※ 詳しい行程は参加者へ直接メールで連絡します。

集合場所  磯城郡三宅町(駅徒歩4分、駐車場有り)

行 き 先   岡山県倉敷市真備町(予定)

※ 現地状況や天候により変更、もしくは中止の可能性が有ります。

参 加 費   各10,000円

募集定員  各20名(定員になり次第締め切ります。)

宿泊場所  奈良県防災士会で手配(素泊まり)

交通手段  奈良-岡山 貸切バス(予定)

申 込 先    mail@bousainara.com

緊急連絡と各種手続きの都合上、必ずメールでお願いします。携帯メールの方は上記アドレスが受信出来る設定にして下さい。数日しても返信メールが届かない方は、メール設定と迷惑メールフォルダを確認してお問い合わせ下さい。(メール未着で連絡が無い場合はキャンセル扱いになることがありますのでご注意下さい)

申込要項  氏名/住所/携帯電話/メールアドレス/性別/生年月日/血液型/希望日程「日程1」「日程2」(重複申込可)

注  意  完全自己完結型ボランティアとして行います。したがって、現地及び行程全ての食事等は各自でお願いします。あらかじめご了承の上申し込んで下さい。参加される方は、事前にボランティア保険の加入をお願いします。(奈良県防災士会ボランティア登録者は事務局で一括加入します。奈良県防災士会会員は、7月末までボランティア登録も受け付けます)

参  考  ボランティアの持ち物ガイド(一般用)を添付します。

ボランティア持ち物ガイド

 

「怒る富士」奈良公演について

奈良市在住の平野防災士から東日本大震災・熊本地震復興支援企画「怒る富士」奈良公演のHPへの掲載依頼が届きましたのでご案内します。

主催:「怒る富士」奈良公演実行委員会
後援:奈良県、奈良市、日本協同組合連絡協議会、日本医療福祉生活協同組合連合会

観劇希望の方、問合せは、直接実行委員会(0742-51-3124)まで。

//bousainara.com/wp-content/uploads/2017/02/ikarufuji.pdf

災害復興支援報告 〜気仙沼から〜

災害復興支援として気仙沼で支援活動を続ける伊藤東洋雄防災士(奈良県支部:王寺町)から便りが届きました。
以下、全文を掲載します。

被災地復興支援活動中間報告

〜気仙沼だより〜 

日本防災士会奈良県支部 伊藤東洋雄

気仙沼市におけるまちづくりの考え方

東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた宮城県気仙沼市の復興支援のため当地に来てはや1年が経過しました。本稿では、気仙沼市におけるまちづくりの考え方について報告します。
震災直後のがれき散乱の状況

震災直後のがれき散乱の状況

 

かさ上げされたマンホール

かさ上げされたマンホール

 

【地震・津波発生からまちづくり復興まで】

1 地震・津波発生(平成23年3月11日14時46分頃)

2 被災者(家屋倒壊など)は学校の体育館などの避難所(105カ所)へ避難

3 仮設住宅を建設し、避難所から仮設住宅へ移転(仮設住宅は学校職場などに建設)

4 恒久住宅を建設し、仮設住宅から移転(主として次の3つのパターンがある)
−1 安全な場所に自宅を購入し各自で移転

−2 災害公営住宅に移転(自力での住宅再建が困難な市民のた
めの公営住宅)

−3 防災集団移転事業(津波被害の恐れがない地区への集団移転)で造成された宅地を購入し各自が建築後移転

 

【まちづくりの考え方 災害危険区域の指定と土地利用計画】

《総合的な津波防災対策》

■明治三陸・昭和三陸地震津波などの数十年から百数十年に一度発生する津波(L1津波)に対しては、海岸堤防により、確実に津波から街を防御する。

■1000年に一度といわれる今回のような津波(L2津波)が起こった場合浸水が想定

される地域には、居住しない。

今後の防災への取り組み

《災害危険区域の指定》

L1対応の防潮堤整備等を実施しても、東日本大震災と同様の津波で浸水被害が発生する可能性が高い区域を基本として指定している。

災害危険区域に指定(平成23年7月)された地区は居住の用には使えなく、水産加工施設など商業・工業などの非居住区域となる。

【復興の現状】

1 災害公営住宅 19地区、1,998戸のうち完了0戸

2 防災集団移転地38地区・970区画のうち、今年3月に初めて6区画が完成した。

3 防潮堤 87カ所のうち完了0カ所

4 震災廃棄物(瓦礫)処理 完了
下水道汚水枡の被害調査

 

【復興への課題】

5 これまで経験したことがない大規模災害に直面して、復興への強いリーダーシップが求められる。

6   復興計画に対する住民の合意がまとまりにくい。(防潮堤の高さの決定など)

7 復興事業に時間がかかる。

・防災集団移転事業などの実施に際し、相続手続きや抵当権解除など地権者の同意が必要。

・埋蔵文化財調査や開発行為の手続きなど法律に縛られる。

8 広範囲にかつ時期を同じくして復興に取り組むため、行政の職員、建設会社、建設資材が

逼迫し、事業がはかどらない。

9 復興事業に時間がかかるため、それぞれの事情を抱えた住民には待ちきれなく、他の自治体に転居し、人口が減少し復興計画の見直しが必要になる場合がある。

3.5mかさ上げされる

3.5mかさ上げされる

 

建物は流され基礎のみが残っている

建物は流され基礎のみが残っている
かさ上げされたマンホールと下水の仮設配管

かさ上げされたマンホールと下水の仮設配管

伊藤東洋雄防災士(支部監査)が復興支援で気仙沼へ

 来る2月1日、伊藤東洋雄防災士:支部監査(王寺町)が災害復興支援の臨時職員として宮城県へ赴任されることになりました。任期は2年で、赴任先は宮城県気仙沼市です。
 現地では、主に土木技術者として復興支援にあたられます。
ご高齢(72才)にも関わらず、被災地での復興支援に向かわれる伊藤防災士の心意気に敬意を表すとともに、万全の体調管理と、無事、責務を果たされんことを心から願いつつ、支部の皆様にご紹介します。
 以下、伊藤防災士からのメッセージを全文掲載します。
「宮城県へ復興支援に行くにあたって!」 
 この度、東日本大震災で壊滅的打撃を受けたインフラ復興のため宮城県に赴任することになりました。
 日本防災士会奈良県支部では、皆様と一緒に色々な活動や勉強をさせて頂き、ありがとうございました。厚くお礼申しあげます。
 宮城県では、やらなければならない復興事業が多いのに、それに携わる技術者が足りなくて困っているという現状を知り、土木技術者の一人として何かお役に立ちたい、との思いから職員募集に応募しました。宮城県から気仙沼市に派遣が決まり、主に下水道事業の復興(計画・設計・施工管理)に携わることになります。
 生れてから関西より北では生活した経験がなく、土地勘もなく、気候風土もわからない上、2年間という長期間を全うできるか不安もありますが、被災者の皆様と一体となって、できるだけ早く正常な生活を取り戻せるよう微力を尽くしたいと考えています。
 今後とも、ご指導・ご鞭撻よろしくお願いします。

 


                 防災士 伊藤東洋雄(王寺町)

「台風12号吉野郡被害復興視察研修会」

           平成24年6月30日から7月1日にかけて、初めて十津川村
       での1泊2日研修会を実施しました。当日は、あいにくの雨模様
       でしたが、十津川村を襲った水害の実態を知る上で貴重な経験
       となりました。 

        
              地元十津川から参加の佐古金二郎さん   
       道中、被害と復興状況を説明頂きました。道路が土砂で
       通行できないため、いかに救援物資を運ぶことに苦労
       したことなど、その現場を説明して頂きました。
  
 
       
       
      当時、十津川村に救援で入った場所を説明する井上部会長。

      
    十津川の流された追立橋の一部が今も残る。   現在の架設立橋
 
        
       十津川村歴史民俗資料館にて、資料館の吉見真理子さん
       から明治22年の水害の説明を受けました。

 
   
 
  ホテルすばるの野外コンサート。緑が綺麗でした。2階の大広間で研修会議。

  
        
          十津川村総務課復旧復興推進課 室長の鎌塚康史さん
            十津川村の復旧復興状況の説明を受け、質疑応答では
         熱心にお答え頂きました。
 
  
   
             研修参加者全員での集合写真

     昨年の水害発生当時、道路状況等により十津川村に支援に入れませんでした。
   今回は、当時の実情を知るためにも、泊まり込みで研修会を開催しました。
   また、この研修会開催に際しては奈良県を始め、十津川村など関係者各位の方々
   には大変お世話になりました。
    今後、奈良県支部として、十津川村の防災支援活動に入る予定です。
   奈良県南部の復興支援のため、防災士会員また奈良県民の皆さんからのご支援
   をお願い申し上げます。

 
 

野迫川村村長、野迫川村北股地区住民から礼状

 
 さる12月6日付けで野迫川村村長、12月10日付けで野迫川村北股地区住民の方から防災士会奈良県支部へ礼状が届きました。
全文を紹介します。
<野迫川村長 角谷喜一郎さまより>
拝啓 寒冷の候、皆様にはご清祥のこととお喜び申し上げます。
 今年9月の紀伊半島大水害(台風12号)により、奈良県各所が未曾有の災害に見舞われました。
被災された方々に対して、心よりお見舞い申し上げます。
 皆様におかれましても、お忙しい中にも関わらず当村にご助力戴き感謝の念に堪えません。
 おかげさまをもちまして、本村も11月25日に避難所が閉鎖され、26世帯が仮設住宅に移ることができました。これも偏に皆様方のお力添えの賜物と、一同、心より感謝申し上げます。
 今後とも復興支援につきまして、宜しくご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 私どもも、微力ではありますが皆様のお力になれますように精進してまいりたいと存じます。
 結びに、皆様方のご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、略儀ながらお礼申し上げます。
                                      敬具

<避難仮設住宅北股団地 代表 中本 章、北股住民一同さまより>
 この度の台風12号による北股区内の被災に際しましては、早速のご芳情あふれるお見舞いにあずかり、厚くお礼申し上げます。
 テレビ・新聞等で報じられておりますように、山地が深く崩落し集落へ押し寄せ、倒壊家屋3戸、浸水・破損家屋5戸、車庫・車両喪失多数の被害を受ける大惨事となりましたが、幸いにも地区住民の皆さんへの人的被害がなく、全員無事で、お陰さまで安堵しております。
 その後、特別警戒区域に指定され地区外への退去の状態が続き、約50名余りの方が避難所生活、十数名の方が村外親戚等への避難が三ヶ月に及ぶ状況にありました。
 当時は、気の身気のままの避難でしたが、皆様からの多くのお見舞いご支援にあずかり、不自由なく避難生活を過ごすことが出来、一同、心より感謝申し上げています。
 現在は、県・村の迅速な対応で仮設住宅建設も完成し、11月18日より入居となりました。
 北股地内の自宅帰宅は当分長引きますが、各家庭それぞれの落ち着いた生活が始まったことで、一安心し皆で復旧を願いつつ頑張っています。
 本来ならばお伺いして、ご挨拶、お礼を申し上げるのが本意ですが、取りあえず近況の報告を兼ね書中をもって厚くお礼申し上げます。
 時節柄、寒さ増す頃となりました。くれぐれもご自愛下さい。ご健勝をお祈り申し上げます。
                                     敬具

なお、北股地区住民の皆さんからの礼状には、住民の皆さん一同の写真が同封されていましたこと申しそえます。