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防災研修 「防災講演とクロスロードゲーム」

  平成23年6月5日奈良市防災センターで、講師の先生方含め総勢51名て防災研修を行いました。支部防災士の伊藤 東洋雄さんのご紹介で、神戸防災技術者の会・クロスロード研究会から講師として来ていただきました。
第1部 講演の部  講 師     片瀬 範雄さん 
                      神戸防災技術者の会(元神戸市都市計画部長) 
                      NPO都市災害に備える技術者の会                 
    「阪神・淡路大震災で学んだこと、そして東日本大震災からの復興を願って」
      
   
 紹介者の伊藤 東洋雄さん(支部会計監査)      講師の 片瀬 範雄さん
   
    神戸市で片瀬さんが実行した業務        様々なことを乗り越えて
 「阪神・淡路大震災では、学生ボランティアの方が1月下旬から4月下旬まで、被災現地でずっと支援活動を続けてくれました。たいへん感謝しています。そのボランティアの力が大きかった。」
「南海・東南海地震を想定した場合、奈良県が被害が少なかったら、近隣の他府県に奈良から支援応援に行く立場であることをお願いしたい。」
第2部 クロスロードゲーム  ファシリテーター  浜  尚美さん
                          神戸クロスロード研究会理事(元神戸市職員)         
                   コメンテーター    青木 利博
                          神戸防災技術者の会(神戸市水道局東部センター長)
                                片瀬 範雄
                             神戸防災技術者の会
       
        浜 尚美さん                     クロスロードカード
    
                                         青木 利博さん
 未曾有の災害に直面した神戸市職員が対応に悩み、苦しんだ事例を短い設問にまとめ、ゲーム形式の研修としたものが、クロスロードです。参加者は、その事例を自らの問題として考えYes/Noで自分の考えをを示し、その背景となった経験や考え方と知恵の交換・共有を行う研修です。
第3部  まとめの部    報告者   井上 清さん  (支部教育研修部会長)             
                     「奈良市災害ボランティアに参加して」  
                 報告者   山口正春さん (支部教育研修部)
                     「奈良県災害支援ボランティアに参加して」 
    
        井上 清さん 
  後日、報告書は全文ホームページに掲載します。
        山口 正春さん

東北地方太平洋沖地震関連(防災士会情報)

 
 本日、防災士会本部(事務局)より、事務局通信第22号(臨時号)が送られてきました。
そこで全文を掲載します。
<事務局通信第22号>
■ 初めて経験する超広域災害
今回の地震は「東日本大震災・平成大津波」(気象庁命名:東北地方太平洋沖地震)と呼ぶのがふさわしい、空前の超広域災害となりました。犠牲者が北海道から神奈川県にまで及んでいること一つをとっても、1923 年関東大震災以来の広域被害であることを物語っています。
阪神・淡路大震災や新潟県中越地震等の際には、数十?離れたエリアに、支援できる人、組織がありましたが、今回はそういったこれまでの救援活動の経験をはるかに超える、誰もが経験したことのない事態となっています。
支援活動は、極めて幅広く、長期にわたって必要となります。ボランティア活動のニーズは今後、どれだけ拡がってくるか想像もつかないほどです。公的機関はもとより、民間ボランティアにおいても「総力をあげる」必要があります。国民が総力を結集する必要のある国難だという認識で、今後の推移を見守り、必要な対応を心がけていきたいと思います。
■ 各支部役員からの情報(3月13日正午までの情報)
◎岩手県支部、宮城県支部、茨城県支部
連絡とれず
◎青森県支部
停電で真っ暗、電話が通じないので苦労したが、自分も含め防災士会会員は無事であり、大きな問題はない。電気は復旧し、電話も通じるようになった。ガソリンスタンドに長蛇の列ができていて、ガソリンの入手が難しい
◎秋田県支部
ライフラインでは、電気が昨日(3/12)夜から復旧しているが、一部山間部で停電が続いている。また、断水している地域がある。電話が通じなかったため支部会員の状況は未確認。
◎長野県支部
被害は栄村で発生していて、役場に150人くらい避難しているらしい。自分は南の方なので、揺れは震度4だった。とくに被害はない。会員からは、支援活動の要請があれば手伝いたいという声があがっている。必要があれば本部から言ってほしい。
◎新潟県支部
会員に大きな被害はない。県支部として支援活動する状況にはない。浮き足だつことなく、自分たちの地域で起こる災害への備えを強化しようと呼びかけている。
(尾身事務局長の報告・参照)
◎東京都支部
主な会員に被害は出ていない。
◎足立区支部
帰宅困難で避難所(足立区第14中学校)に76名。足立区役所の指示で防災士3名+地域の人達が対応。他に避難所は3ヶ所あり。そこは防災士はいかなかった。支部長宅の近所で4ヶ所住宅火災があった。
◎板橋区支部
被害なし
◎世田谷区支部
被害なし
◎千葉県支部
地元では、勝浦港が冠水。大原港で船が座礁しており、防災士が出ている模様。
旭市(千葉県北東部、九十九里浜の最北端に面する市)に支部として向かう予定。
千葉県美浜区(幕張)で防災士と消防団が活動している。
◎埼玉県支部
大きな被害はない模様。支部会員の状況をこれより確認する。複数の会員宅で、コップ、グラス類が落ちた程度。
■ 新潟県支部・尾身事務局長の報告より
NPO日本防災士会 新潟県支部 会員 各位
東北地方太平洋沖地震は福島原発1 号機のトラブルが心配されます。放射能漏れが出ているようです。
今朝4 時ころ長野県北部で地震があり、十日町で震度6弱を感じました。午前中に長野県栄村に調査に行って来ました。中越地震を思い出させる状況で完全に倒壊している建物はあまり見当たりませんが、大規模損壊の建物が多く見当たりました。建物内は見ることはできませんでしたが想像はつきます。避難所は長野日赤の皆さんがおられ比較的落ち着いていました。飯山線の線路が宙つりになり、道路はところどころ陥没が見られました。長野への一般車両は通行できません。緊急性のボランティア活動は必要ないと思われます。
事務局 尾身誠司
■ 当面の支援活動について
(1)現在のところ、日本防災士会会員が遠隔地から被災地入りして支援活動を行うことは控えるべきだと考えます。主な理由は、次の通りです。
イ、被災地における公的機関の救助活動が全力で取り組まれていること
ロ、二次災害の恐れがあること(余震、津波の際には公的機関の足手まといになる場合あり)
ハ、道路渋滞、ガソリン不足を招きやすいこと
ニ、友好団体の先遣隊が被災地に向かっているおり、いずれボランティアに関して詳しい情報が得られる見込であること等です。
あと数日程度は、状況の推移を注意深く見守りたいと思います。
(2)今すぐできることとして、次のようなことが考えられると思います
?募金活動
?現地入りに備えて、準備を整えたりする
?節電に努め、周囲に呼びかける
(東日本の被災地では電力不足、とくに静岡県の富士川と新潟県の糸魚川あたりから北の50 ヘルツ範囲内の節電が望ましい)
?自ら属する組織、団体のネットワークを通じて情報収集し、支援する
?自分たちの地域の防災体制を見直し・強化する
?経済活動の活発化
この未曾有の災害で日本経済はさらにダメージを受けることは必至です。ご自身の企業、団体、自営業の経済活動強化が長い目で被災地支援にもつながります
※以上は、一つの提案です。皆様からの情報・ご提案もいただければ幸いです。
■ 政府、ボランティアの現地入り自粛を要請
報道によれば、3 月12 日、大塚耕平厚生労働副大臣は記者会見で「現在は救助活動の最中で、大規模な余震も予想される」とした上で「当面はボランティアの現地入りを控えてほしい」と理解を求めた
■ ボランティア関係機関・団体の動向(事務局が把握している範囲の情報です)
◎全国社協
発表なし
◎NHKボランティアネット
発表なし
◎震災がつなぐ全国ネットワーク
(レスキューストックヤード)
東北地方太平洋沖地震について【第 2 報】
RSY 事務局加藤です。
震つな事務局に入ってきている情報を整理してお伝えします。
○ディー・コレクティブ(山形県)
11 日17 時の時点で、県域で停電、県庁も補助電力で稼働している状態。県庁では連絡会を設置し、情報収集に努めている。
○ハートネットふくしま(福島県郡山市)
11 日17 時56 分にパソコンが復旧。事務所内はグチャグチャで、市内でも火災発生やビル倒壊の情報が入っている様子。余震が続く中、理事長の吉田さんは、市役所・社協・県庁災対本部を訪問する予定。
○とちぎボランティアネットワーク(栃木県宇都宮)
11 日の14 時46 分に発生した地震で震度6強を観測。事務所のガラスが割れるなどの被害がでた。発災後、しばらく連絡がとれない状況が続いたが、夜になってようやく連絡がとれた。引き続き現地の情報提供をお願いしている。
○茨城NPO センター・コモンズ(茨城県水戸市)
11 日23 時の時点で、停電が続いている状況。ガスは日立市全域と牛久市の一部で止まっており、断水は一部との情報が入っている。県内避難場所190 箇所に19,900 人が避難している。
電話はかかりにくいが、公衆電話は無料で使える。県外には固定電話が通じたが、県内は通じない。個人携帯に県外からは電話がかかってきている。
津波の被害がでている大洗には、水産加工で働くインドネシア人の方が多く暮らしている。情報が届いているか、避難できているか心配。
○被災地NGO 恊働センター(神戸)※先遣隊の動き
11 日夕方、神戸より車で出発した先遣隊・被災者NGO 恊働センタースタッフの吉椿さんはじめ4名は、明け方、山形県・米沢に到着した。各地で交通規制がかかる難しい状況のため、米沢の知人のところで道路事情等の地元情報を確認してから先へ進む予定。
○レスキューストックヤード(名古屋)
スタッフの関口が13 日から山形へ向かう。まずは、ディー・コレクティブの事務所を目指し、そこで現地情報を確認しながら活動を展開していきたいと考えている。
※各地で余震が続いています。津波情報にも十分に注意してください。
※福島県にある福島第一原子力発電所では半径10km の範囲で避難指示が出されています。(12 日午前6 時現在)今後、正確な情報を察知しながら動きますよう、あわせてご注意ください。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!
郵便振替00800-3-126026 加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
通信欄に「東北地方太平洋沖地震」とご記入ください。
◎公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)
災害ボランティアセンターの立ち上げ支援・運営や協力者と共に被災者支援活動を実施していく。支援活動を具体化するために、週明けにはスタッフを派遣。緊急救援募金の協力を呼びかける。

防災研修「稲むらの火の館を訪問して」

2月6日(日)奈良県支部の防災研修として、和歌山県有田郡広川町にある「稲むらの火の館」を木本支部長、井上研修部長はじめ15名で訪問しました。いつどこでどんな災害に遭遇するかもしりません。津波の実態と、津波に立ち向かった人々の記録を学びました。



    
 手前が広村堤防を築いた浜口梧陵記念館  館内にびっしり備えてある災害救援物資
 奥のビルが津波防災教育センターです。

    
                             熊野 享 館長のお話は感動しました。
   

              浜口梧陵先生の人命尊重の精神を学びます。

           
    
                          現地ガイドをしていただいた和歌山県支部の防災士
 

             

                          広川堤防にて
  館内では3Dの映画で津波の恐怖を体験し、また現地では和歌山県支部の防災士さんの
 解説も受け、津波からの防御・防災、また先人の苦労を考えました。。

   

 

奈良市六条地区で「防災フォーラム」が行われます

 
 奈良市六条校区自主防犯会主催で「大地震に備える」と題して、防災フォーラムが開催されます。
このフォーラムには、古瀬防災士(奈良県支部会計)がパネラーとして参加します。
奈良市在住の防災士や、防災に興味のある方は、是非、参加して下さい。
と き  2月27日(日)、13:00~受付、13:30開催
ところ   奈良市立六条小学校体育館
参加費  無料
定 員   300名(但し、先着順に入場)
主 催  六条校区自主防災防犯会  
<基調講演>
   「どうすることもできなかった悔しさ」
      人とと防災未来センター・語り部  米田 実 氏(元西宮市職員)
<パネルディスカッション>
   「大地震にどんな備えができるのか?」
パネラー  酒井孝師さん(奈良市市民安全課主幹)
      古瀬博之さん(六条校区自主防災防犯会副会長・防災士)
      米田 実 さん(元西宮市職員・震災被災者)                  

問合せ先  六条校区自主防災・防犯会まで  電話 0742-49-5633 (鈴木)

「災害時における外国人支援研修会」が開催されます

 
 平成21年度現在、奈良県で生活する在住外国人は92ケ国11,200人を超えています。
また、外国人は、言葉や文化の違いや災害経験の少なさから、地震などの大規模災害時には、支援の必要な要援護者となる、とされてきました。
このような理由から、今回、(財)なら・シルクロード博記念国際交流団が主催して「災害時における外国人支援研修会」が開催されます。
 防災士の方を始め、この課題に興味のある方は、是非、参加して下さい。
◇ 日時  平成23年1月21日(金)、14:00~16:30
◇ 場所  奈良県文化会館(集会室A・B)
◇ 講義  「在住外国人の立場から災害時を考える」
         時  光  氏 (全国市町村国際文化研究所)
◇ グループワーク 「災害発生時に備えた連携・協働にむけて」
         高木和彦 氏 (NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会副代表)
◇ 主 催  (財)なら・シルクロード博記念国際交流団、奈良県
◇ 参加費  無料
◇ 申込み  氏名、所属団体(団体の方)、連絡先(電話もしくはE-mallアドレス)を
      記入し、主催者まで
     (電話0742-27-2436 FAX 0742-27-2434)
※ 防災士の方で参加希望の方は、電話またはE-mallで事務局まで申し込んで下さい 
          
          

「古都奈良の文化遺産防災と地震を考える」講演会案内

 このたび、「平城遷都1300年、古都奈良の文化遺産防災と地震を考える」~奈良盆地東縁断層帯から地震がおそったら~ と題して、奈良市民特別講演会が開かれます。
 この講演会は、奈良の活断層である奈良盆地東縁断層帯が分布していることから、奈良の文化遺産の防災及び、地震災害に対する備えについて市民と一緒に考える機会として開催されます。
 奈良市在住の防災士や、県内の防災士、防災士以外の方も参加して下さい。
と き      平成22年11月20日(土)、午後1時開場
ところ     奈良市役所中央棟6階 正庁
講演内容  「古都奈良の文化遺産の防災」
講  師   土岐憲三氏(立命館大学教授・歴史都市防災センター長)
講演内容  「奈良地域の地震に伴う被害と備え」
講  師   河田恵昭氏(関西大学教授・人と防災未来センター長)
申込・問い合わせ先
      はがき、FAX、Eメールに「市民特別講演会」と記入の上、住所、氏名、
              電話番号を記入の上、
          〒 540-0012
          大阪市中央区谷町1丁目5番7号
          ストークビル天満橋801号
          「(社)地盤工学会関西支部」まで
          E-mall office@jgskb.jp
※ 当日受付もいたしますが、満席の場合はお断りすることもありますので、ご了承下さい。