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令和7年度奈良県自主防犯・防災リーダー研修

令和7年度の奈良県自主防犯・防災リーダー研修が、奈良女子大学と奈良県産業会館の2会場で実施されました。この講座は奈良県防災統括室が主催する防災士養成講座で、本年度は300名の受講者がA日程B日程とも各2日間で受講されています。奈良県防災士会からは7年9月6日(土)にA日程、9月21日(日)B日程の講義に参加し、「防災士に期待される活動」の講義を末田防災士が担当、「マイ・タイムライン地震編の実技訓練を北村防災士が行いました。
奈良県防災士会は「会員のスキルアップ」と「会員相互の親睦を図る」お手伝いをしています。奈良県でも4000人超の防災士が誕生しています。お気軽に奈良県防災士会へ参加して下さい。

<末田政一防災士>

令和7年度奈良県自主防犯・防災リーダー研修【防災士養成講座】の実技講座として奈良県防災士会から北村防災士が講師を務め「マイ・タイムライン地震編」を実施し、A日程の奈良女子大では約200名、産業会館では約100名が受講されました。
南海トラフ地震が発生し奈良県では震度7を記録し甚大な被害を及ぼし、ライフラインの停止、家屋の倒壊などで負傷者が出て、火災も発生している状況下を想定し、自分や家族がどう行動どうするかを、1時間後、12時間後、24時間後、48時間後の時系列で状況の変化に応じて考えるという机上訓練でした。
事前の準備では非常持ち出し品を備えているという方は多かったのですが、家族一人ひとりに備えているという方はほとんどおられませんでした。また、日ごろ地域の防災訓練に参加しているという方も半数程度と、防災意識があっても現実はなかなか行動に移せていないという方が多いという印象でした。
振り返り編の後には、2015年の熊本地震への奈良県防災士会による被災地支援活動のスライドもご覧いただきました。

<北村厚司防災士>

東川自治会防災講演「日頃の備えがあなたを守る」

9月6日、川上村防災訓練が行われました。東川自治会では昨年9月に街歩きをして危険な個所を確認し、住民がマップを作成しました。防災意識を高める目的で、今回は防災講演会が企画され、非常食の試食も行いました。講演では「日頃の備えがあなたを守る」という題で、いつ起こるかわからない災害に備えることの重要性を話しました。家具転倒防止やトイレの備え等についてお伝えしました。

<報告:大北防災士>

三郷中学校防災訓練

令和7年5月13日(金)、三郷中学校において2年生5クラス約170名を対象とした防災訓練があり、三郷町自主防災ネットワークから10名が指導員として参加協力させていただきました。昨年1月1日の能登半島地震や8月の南海トラフ地震注意情報の発令など、大規模地震災害への備えが重要視される中での毎年恒例の行事でした。

NPO法人奈良県防災士会の植村相談役による講演の後、役場総務課や消防団、西和消防による段ボールベッド、応急手当、AEDの使い方などのブース体験が行われました。三郷町自主防災ネットワークは「危険個所クイズ」「非常持ち出し品(男子と女子別」のブースを担当させていただきました。生徒たちは皆熱心に取り組んでいました。彼らがこれからの三郷町の防災力として育っていってくださることを期待したいと思います。

<報告:澤防災士>

自主防災支援事業(上北山村)「村全体の防災に関する講習会」の講師として登壇2/9

令和7年2月9日(日)、吉野郡上北山村振興センターにおいて「上北山村全体の防災に関する講習会」が実施され、奈良県防災士会から8名の防災士が参加して講師を務めました。この講習会は奈良県自主防災訓練支援事業の一環で、奈良県防災統括室が上北山村の自主防災活動の支援として奈良県防災士会が委託を受けて行っています。 上北山村での防災講習は10年ぶりとのことで、まず最初に「災害に備える」という題材で30分の説明を行い、そのあと皆さんでロープワークの練習をしました。防災士と一緒になって身体を動かすことで、徐々にですが皆さん一体になってきて、最初の説明ではやって頂けなかった身を守るシェイクアウトも、訓練途中で突然流した緊急地震速報に反応して、皆さん全員が身を守る行動を取って頂いたのが印象的でした。上北山村は奈良県南部に位置する山間部で、大台ヶ原を抱える日本有数の豪雨地帯です。前日からの大雪のため足元が悪い中でしたが、村内4区の区長さんと各区より役員の方が参加頂いて、村長も役場も含めて今後継続して防災訓練を実施してもらえるように、防災統括室と一緒に手厚く楽しい雰囲気を目的としていましたが、必要性を感じて頂けたよい講習会となりました。                      <末田政一防災士>

自主防災支援事業(大和高田市) 「大地震!マンションでの在宅避難について考える〜防災講演・安否確認訓練」

令和7年2月2日(日)ディオ・フェルティ大和高田において「大地震!マンションでの在宅避難について考える」と題して防災訓練が行われました。本訓練は奈良県自主防災訓練支援事業の一環で、奈良県防災士会が講師を務め、奈良県防災統括室、大和高田市危機管理課、マンション管理会社の皆さんにもスタッフとしてご協力頂きました。前半は大地震発生時にマンションで在宅避難するための備えや心得について講話をしました。後半はマンションに最近導入された全館放送システムの訓練放送や、タオルを使った安否確認訓練、支援物資の運搬訓練などを行いました。停電でエレベーターが停止しているという想定の下、参加者17名は各フロアに分かれてドアノブにタオルが巻かれている住戸を確認して回りました。マンション総住戸の約半数に当たる31戸にタオルが巻かれており、訓練参加者は多くの住民が協力して下さったことに手応えを感じていたようです。最後は市や県から届いた支援物資を受け取り、再び階段を使ってご自宅まで帰って頂きました。 <小山防災士>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「道の駅クロスウェイなかまち」防災倉庫見学

令和7年1月11日(土)、奈良県防災士会第5回理事会が道の駅「クロスウェイなかまち」交流ルームで開催され、今回施設管理者である南様のご厚意により、特別に防災倉庫の見学をさせて頂きました。この施設の防災機能としては、①災害時に備え非常用発電を完備(72時間発電)②災害時に自衛隊等の支援活動が可能な駐車場(約1万㎡)③防災倉庫を備えるとともに、全ての建物を耐震化済みとなっており、全国に39カ所ある「防災道の駅」として国土交通省に選定されています。

施設の北東部に位置する防災倉庫には、7年保存のレトルト食品や飲料水、洋式のマンホールトイレ、1台で合計55A使用可能な大型発電機が6台、荷受け用のフォークリフトとパレットが保管してありました。トイレで使用するマンホールは南棟駐車場に5カ所あり、実際に蓋を開けて確認する事ができました。また駐車場の一部は車輪止めを無くし、ヘリポートとして使用できる仕様になっています。

レストランや奈良の物産を扱う直売所などの道の駅として魅力ある施設でありながら、防災拠点として作りこまれた道の駅となります。交通アクセスも便利な場所なので、ぜひ一度お立ち寄りください。道の駅「クロスウェイなかまち」の詳しい情報は以下のHPをご覧ください。道の駅「クロスウェイなかまち」公式HP https://michi-no-eki-crosswaynakamachi.pref.nara.jp

(報告:八木沢防災士)

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奈良地方気象台よる防災学習会「地震に備えよう!~正しい知識と行動が命を救う~」

奈良地方気象台による防災学習会が開催されます。奈良県防災士会では、奈良地方気象台との連携を図っており、ご案内させて頂きます。

防災学習会「地震に備えよう!~正しい知識と行動が命を救う~」

日時:令和7年1月16日(木)14:00~15:30

場所:奈良県立図書情報館  1階交流ホール(奈良市大安寺西1丁目1000、TEL 0742-34-2111)

定員:60人(要申込・先着順)

参加費:無料

主催:奈良地方気象台

共催:奈良県立図書情報館

◆第1部:講演(14:00~15:00)

兵庫県南部地震から30年が経過すること、昭和の南海地震から約80年が経過し次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきていることを踏まえ、今後、奈良県周辺で起こりうる地震に対する防災意識を高めていただくための解説をします。

講師:森 裕輝(奈良地方気象台 南海トラフ地震防災官)

◆第2部:図書紹介(15:00~15:30)

奈良県立図書情報館に所蔵されている図書の中から、地震・防災に関する図書や気象庁が作成している刊行物を紹介します。

担当:瀧澤 裕興(奈良地方気象台 土砂災害気象官)、奈良県立図書情報館

申込方法

奈良県立図書情報館ホームページの下記サイトの一番下にある「申込(防災学習会)」をクリックして、「メールフォーム」に必要事項を記入してお申込下さい。

https://www.library.pref.nara.jp/event/4483

【最終版】20250116防災学習会チラシ

防災道の駅「クロスウェイなかまち」がオープン

11月30日、全国39カ所目となる防災道の駅「クロスウェイなかまち」がオープンします。これに先立ち行われたプレオープンイベント(11月27日)の消防訓練に参加しましたのでご報告いたします。スタッフとして大坂間が参加し、八木沢、東防災士にも協力を要請し参加協力をいただきました。クロスウェイなかまちは、平時は県産野菜をはじめとする農産物などを取り扱う直売所や、これらの食材を使用した料理を提供するレストラン、カフェなどが併設されています。地域の振興や観光のゲートウェイとなる施設です。防災道の駅であることから、防災倉庫、発電装置なども備えており、大規模災害時には防災拠点および関係団体の参集拠点としての役割を果たします。皆様にもぜひ足を運んでいただき、防災道の駅「クロスウェイなかまち」をご確認ください。

さて、今回の訓練参加についてですが、消防訓練の一環として施設内からの出火に伴う訓練が行われました。消防、警察、DMATによる災害対応訓練(災害対策本部・指揮所の開設)ならびに負傷者の救助とトリアージ、消火放水訓練、搬送などが行われました。今回の役割としては傷病者役へのムラージュと負傷事例への演技指導ならびに運営誘導案内を行いました。ムラージュに関しては先日、講師による事前指導が行われたため、それを思い出しながらよりリアルに感じていただけるよう取り組みました。このような機会はそう多くなく、参加者は皆さん楽しんでいました。ムラージュもさることながら、負傷者としての迫真の演技も見応えがありました。

最後に、この施設には多目的室もあり、40名(座席)の研修会場としても利用可能です(有料)。防災関係のセミナーなどに有効活用してほしいと、施設管理者の方から伺っております。

道の駅「クロスウェイなかまち」の詳しい情報は以下のHPをご覧ください。 道の駅「クロスウェイなかまち」公式HP https://michi-no-eki-crosswaynakamachi.pref.nara.jp

[報告:大坂間防災士]

クロスウェイなかまち訓練写真

吉野町区長連合会 防災研修会「地震発生、発災から3日間をどう行き抜くか」

令和6年11月13日(水)吉野町中央公民館大ホールにおいて、吉野町区長連合会防災研修会が開催されました。講師として奈良県防災士会の防災士4名が招かれ、区長さんや自治会長さん総勢43名を対象に「地震発生、発災から3日間をどう行き抜くか」と題して研修は行われました。第一部の「地震時タイムライン研修」では自分や家族、自治会について考えていただき、第二部の「グループワーク」では地区ごとに備えや取組について話し合っていただきました。防災の要ともいえる「人の繋がり」が盤石な地域だけあって、どの地区からも建設的な意見が出されたことに手応えを感じました。

<報告:小山防災士>

「能登半島地震・豪雨災害~支援活動から見えてきたもの~」

平群町社会福祉協議会の依頼を受けて社協職員の方々を対象に植村信吉防災士がプリズム平群において防災講演を行いました。テーマは、「能登半島地震・豪雨災害支援活動から見えてきたもの」です。社協職員の方が対象ということで、発災時に災害ボランティアセンターを運営する側の様子や福祉サービス提供者として現地の状況を伝えてほしいとの要望でした。ただ、能登での支援活動ではそこまで詳細なことはわからいとしながらも、避難所での支援活動の様子や被災者の方から直接聞いた話などを伝えながら、現地で感じたことを講演として話しました。参加した職員の方々は、非常に熱心に講演を聞いておられるとともに「災害に備える」のは自分の事と理解されていましたし、何より発災直後は、「隣・近所が頼り」として自分が支援している人たちの隣・近所で事前に頼んでおく事の大事さに気づかれたようです。

<報告:植村信吉防災士>