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お天気フェア 2025

令和7年7月30日(水)奈良県立図書情報館において、奈良地方気象台、奈良県砂防・災害対策課、NHK奈良放送局、奈良県防災士会の主催並びに奈良県立図書情報館の共催、気象友の会の後援による「夏休み お天気フェア2025」が行われました。非常に厳しい暑さの中、73人が来場し、天気と防災について学んでいただきました。奈良県防災士会からは15人の防災士が参加し、「防災紙芝居」の上演、「新聞紙スリッパ作り」の工作、「ポリ袋クッキング」「能登半島地震・水害や奈良県防災士会の支援活動」についての展示を担当しました。奈良地方気象台の「気象実験や展示」、奈良県砂防・災害対策課の「土砂災害」、NHK奈良放送局の「VR体験」と色々な内容で、来場者の皆さんは楽しみながら熱心に見学体験をされていました。来場者の中に、“来年防災士養成講座を受けて、防災士になります。”と言ってくれていた小学生もいました。

<報告:西田防災士>

 

令和7年度斑鳩町自主防災連絡会総会

令和7年7月13日(日)斑鳩町中央公民館大ホールにおいて、令和7年度斑鳩町自主防災連絡会総会が開催されました。斑鳩町自主防災連絡会の64名に加え、主催者側のご厚意により奈良県防災士会の会員21名が見学の機会を得て、参加者は総勢85名となりました。
冒頭、斑鳩町の中西町長よりご挨拶を賜り、総会の議事は滞りなく進められました。続いて、奈良県自主防災アドバイザーとして派遣された奈良県防災士会の小山防災士が「大和川流域に集中豪雨が発生すると、斑鳩町は・・・」と題して1時間の講演を行いました。「浸水害について」「土砂災害について」「豪雨災害を生き抜くために」の順にお話をしました。講演後、防災士会の見学者は退場し、自主防災連絡会の皆さんが4班に分かれて意見交換会を行いました。どの班でも活発に発言がなされ、斑鳩町における自主防災活動の拡がりが感じられました。最後に、斑鳩町自主防災連絡会の顧問を務め、奈良県防災士会の相談役で日本防災士会の理事長でもある植村防災士から講評を賜り、総会は無事に終了しました。

<報告:小山防災士>

野迫川小中学校で防災講演会

6月23日(月)、野迫川小中学校においてPTAを対象に防災研修会が開催されました。この研修会は、2011年9月に発生した紀伊半島大水害にて大規模土砂災害に見舞われた野迫川村の歴史を忘れることなく、今後の防災対策を学校や地域で進めるために企画されたものです。奈良県防災士会としては、当時、野迫川村の避難所で炊き出し支援活動を行い、サンマ(東日本大震災で被災した漁師の方から送って頂いた)を焼いたり、おでんを炊いたりした縁もあり、植村相談役が講師として現地へ向かいました。講演は、紀伊半島大水害時の記憶をたどりながら、野迫川村にて大規模災害が起こったらどうすれば良いのかとして行われました。野迫川村では当時の人口が500人を超えていたが、現在では約350人程度になっていることや、研修会に参加した人の中で当時の経験があると答えた人が2人という現実が明らかになりました。最後に、植村相談役から「これからも防災士会としてお手伝いできる事があれば言って下さい」と申出をして研修会を閉じました。この研修会では、参加者が熱心に耳を傾けておられたことと、野迫川村の防災士の方も参加されていたことがわかって、大いに元気づけられた研修会となりました。

<報告:植村信吉防災士>

発災直後の北股地区(2011年9月)

当時の支援活動区(2011年10月)

女川から届いたサンマ2011年10月)

被災者の方に挨拶する木本支部長(当時)

王寺町防災訓練 防災講演「災害ボランティアについて」3/1

令和7年3月1日(土)北葛城郡王寺町にて「王寺町防災訓練」が開催され、奈良県防災士会より八木沢防災士が参加。王寺町義務教育学校畠田学舎の5年生、6年生、7年生、8年生の合計490名に災害ボランティアに関する講話を担当しました。5年生と6年生には、日本防災士会のキャラクターである「ぼうサイくん」一家を資料に用いて、災害ボランティアの活動を分かりやすく説明しました。7年生、8年生には、昨年10月に珠洲市へ実際に支援に行った時の資料で説明しました。災害ボランティアセンターでのオリエンテーションで使われている動画や、2年前の明日香村での土砂災害支援時の動画を映すと、生徒さんは熱心に見入っていました。「支援に入ったお宅では、ゴミとは言わずに必ず物の名前を言う事」「踏み抜き防止インソールで足のケガを防ぐ事」などを強調し、「みんなにもできるボランティアがあるよ!」と結んで講演を終えました。土嚢袋を数枚見本に持って行ったのですが、欲しい生徒さんが殺到したのにはびっくりしました。今回の講演の中の一つでも覚えてくれていたら非常にうれしいです。学校で講演する事はまずないので、貴重な体験となりました。<八木沢 防災士>

木津川上流部大規模水害・土砂災害に対する減災対策協議会 合同幹事会

令和7年1月29日(水)に木津川上流部大規模水害・土砂災害に関する減災対策協議会がWeb会議で開催され参加しました。参加自治体は、三重圏域では三重県、伊賀市、名張市、津市、京都圏では京都府、南山城村、奈良圏域では奈良県、山添村、宇陀市、曽爾村、御杖村。そのほか関係地域の河川・砂防事務所、気象台、鉄道、防災士会(奈良)など48機関の参加でした。対象となる木津川上流部は奈良北東部、三重西部の山間部を水源とし、京都南部を木津川として流れる地域です。その後京都の鴨川・桂川などと合流して淀川となり大阪湾へ流れる淀川水系に属しています。会議では令和6年の活動事例として自治体からは防災講演や訓練、河川事務所からは治水対策の実施状況が報告されました。防災士会奈良支部としても講演や訓練のほかに広報活動としてラジオ出演、新聞取材対応なども行っていることを報告しました。最近の地球温暖化・気候変動により2040年頃には降水量が約1.1倍、流量が1.2倍、洪水発生頻度が2倍になるとの予測から、流域治水事業をさらに加速・深化させて現在の取り組みを「流域治水プロジェクト2.0」に更新するとの報告がありました。奈良県支部としても、更に水害・土砂災害への減災対策に力を注ぎたいと考えています。                                                                                                       <杵島 防災士>

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川上村東川地区避難計画(講演マイ・タイムライン等)

令和6年12月15日(日)川上村東川地区の「地区防災計画」策定について、7月から進めてきた地区防災計画のまとめとして末田防災士が東川地区住民対象にマイ・タイムラインの講義を実施。ちょうど15日でしたので「171災害伝言ダイヤル」の練習も行いました。

地区防災計画というとハードルが高いと思われがちですが、東川地区に八つある垣内のほとんどが土砂災害警戒エリアか浸水地区になっていて災害が発生する前に避難を完了する必要があることから、まず避難計画を作成しました。

まず7月に各垣内の役員対象に地区防災計画の説明会とワークショップを実施して、自分の地域の自然の特性と社会の特性を書き出して、避難時の計画をイメージしてもらいました。9月には防災士7名が8垣内の住民と一緒に「まち歩き」を実施して、危険箇所や一時避難できる場所などを調査しました。10月には9名の防災士が参加して、まち歩きで書き留めた地図を元に、危険地域や空き家などを色分けして地図を清書し、地区の特性や行動計画を文章にまとめました。住民の皆さんで作り上げたので、手作り感のある良いものが出来ました。その後役場で印刷原稿にしたものを最終講義の際に住民の確認してもらい、より自分事とするためにマイ・タイムラインを実施して、垣内ごとから家族単位の避難計画を策定しました。

地区防災計画の必要性が叫ばれていますが、なにから取り組んでいいのかわからない地域も多いと思います。地区防災計画の手本にしたいとのことで、県からも視察に来られました。避難計画の作成はもちろんですが、なにより住民の皆さんが改めて地域の事を考えるきっかけになったことが良かったと思います。東川地区は伊勢湾台風の際に大きな被害を受けていて、避難が遅れると孤立してしまう集落も多くあります。今回の避難計画が生きた計画になるように、またモデル地区として多くの方に知って頂ければ幸いです。

<末田政一防災士>

奈良地方気象台よる防災学習会「地震に備えよう!~正しい知識と行動が命を救う~」

奈良地方気象台による防災学習会が開催されます。奈良県防災士会では、奈良地方気象台との連携を図っており、ご案内させて頂きます。

防災学習会「地震に備えよう!~正しい知識と行動が命を救う~」

日時:令和7年1月16日(木)14:00~15:30

場所:奈良県立図書情報館  1階交流ホール(奈良市大安寺西1丁目1000、TEL 0742-34-2111)

定員:60人(要申込・先着順)

参加費:無料

主催:奈良地方気象台

共催:奈良県立図書情報館

◆第1部:講演(14:00~15:00)

兵庫県南部地震から30年が経過すること、昭和の南海地震から約80年が経過し次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきていることを踏まえ、今後、奈良県周辺で起こりうる地震に対する防災意識を高めていただくための解説をします。

講師:森 裕輝(奈良地方気象台 南海トラフ地震防災官)

◆第2部:図書紹介(15:00~15:30)

奈良県立図書情報館に所蔵されている図書の中から、地震・防災に関する図書や気象庁が作成している刊行物を紹介します。

担当:瀧澤 裕興(奈良地方気象台 土砂災害気象官)、奈良県立図書情報館

申込方法

奈良県立図書情報館ホームページの下記サイトの一番下にある「申込(防災学習会)」をクリックして、「メールフォーム」に必要事項を記入してお申込下さい。

https://www.library.pref.nara.jp/event/4483

【最終版】20250116防災学習会チラシ

川上村東川地区避難計画書(地区防災計画)作成(8垣内分)

令和6年10月26日(土)川上村東川(うのがわ)地区において地区防災計画の作成が行われ、奈良県防災士会から9名の防災士が参加しました。地区防災計画の手本にしたいとのことで、県からも視察に来られました。取り組みにくい感じのある地区防災計画ですが、今回はまず避難計画を作成して、その後に要支援者プランや避難所開設運営と分けて作成してもらうことで無理なく取り組んで頂けて、手作り感のある良いものが出来ました。

今回の工程は、まず6月に打合せののち、7月に住民に向けて最初の説明会を行い、9月に防災士7名が住民の皆さんと歩きながら、危険箇所や一時避難できる場所などを調査した結果を地図にまとめ、地域の特性や社会の特性、垣内ごとに避難計画を文章にまとめたものを住民主導で作成しました。この後は役場の協力を得て活字清書と印刷をした冊子を全戸配布して、最後にまとめの説明会を実施する予定です。

避難計画の作成はもちろんですが、なにより住民の皆さんが改めて地域の事を考える切っ掛けになったことが良かったと思います。東川地区は伊勢湾台風の際に大きな被害を受けていて、ほとんどの地域が土砂災害警戒エリアにあり、避難が遅れると孤立してしまう集落も多くあります。今回の避難計画が生きた計画になるように、また繰り返し作成頂けるような練習の機会になりました。

<末田政一防災士>

令和6年9月「能登豪雨」被災地支援報告

令和6年10月7日(月),8日(火)先遣を兼ねて植村相談役、村山参与が能登半島へ災害ボランティアに入りました。
6日夜9時に奈良を出発、7日朝4時半に穴水駅に到着し仮眠。
7日は雨天でVCは活動中止のため、輪島市経由で土砂災害のひどかった珠洲市大谷地区を目指しました。輪島市では倒壊した7階建てのビルの解体が始まっておりユンボが作業中。地震で隆起した海岸沿いを北東に進むと、店や家屋が土砂に埋もれ、道路は片側交互通行や土砂崩れ、えぐられて狭い道、土留めの黒いフレコン袋の横の道などがいたるところで見られた。ところどころで、防波堤の外に臨時の道路が作られ、かつて海面下だった海岸を走る(不思議な感覚)。しばらく行ってこれも海面下の舗装されていない道路に侵入したが、車はあえなくスタック。四駆に乗っていると安易に判断した結果招いたスタックでした。近くの工事現場の作業員のご厚意でユンボにてけん引して頂き脱出。安易に判断しないで、安全第一を心がければ防げた事態と猛省しています。
海岸線から向かう事を諦めて、再び輪島市から能越道を経由して宿泊場所である珠洲市蛸島町の仮設住宅内の集会所へ。この仮説住宅内の集会所で宿泊できたのは仮設住宅にお住いの石川県支部防災士会会員のご尽力でした。近くの保育所におられた方の話では、ここの仮設住宅は浸水被害がなかったけど、自宅は周りが池のようになってしまったとのこと。

8日、集会所は午前中使用予定があり8時までに退出する必要があるとのこと。朝、ゴミ出しの70代の女性に挨拶すると「まあ!奈良から、ありがとうございます」、「2年で仮説を出ないといけなく。家は全壊だが、納屋を改造して夫婦で住むつもり」と明るく話をされていたことが印象的でした。
8日のVCはボラバス2台60名、団体25名の計85名。
私たちは、他の団体の方を含めて8名で珠洲市上戸地区の床上浸水被害の店舗兼住宅の布団や家具を正院町にある被害者の倉庫に移動する活動と、浸水被害で使えなくなった不要家具を蛸島災害ゴミ仮置場へ軽トラで運搬する作業を開始。作業は、まず泥をかきだして動線確保から始まり、運搬作業チームと住宅敷地内の駐車場に溜まった土砂を土嚢袋に入れる作業に別れて活動。
このお宅に住んでおられた被災者の方は、「地震で家がほぼ全壊」「なんとか使える家財道具を知り合いのツテを頼ってここに運んだのです」「その家が床上浸水で、ご覧のとおり・・」と話されていました。
気丈に話されたはいましたが、その心中は察するに余ります。心が折れないことを祈りながら帰路につきました。

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川上村東川地区8垣内「まち歩きと避難マップの作成」

令和6年9月29日(日)川上村東川地区において「防災まち歩き」が行われ、奈良県防災士会から7名の防災士が参加しました。川上村東川(うのがわ)地区は、8地区の垣内から構成されていて、そのほとんどの場所が土砂災害警戒区域と浸水エリアになっています。過去に数度の災害に見舞われていて、人口減少も進んでいることから、いざという時に何処に行けばいいのかを考えるため、地区防災計画の策定を目指して、今回は「避難計画」の作成を行います。

事前に説明会の講義と、まち歩きの準備のワークショップを行ったのち、9月29日は住民の皆さんと歩きながら、危険箇所や一時避難できる場所などを調査しました。その後公民館に集まってマップの整理を行い、次回10月にマップを清書して防災計画を作成し全戸配布をしたのちに、再度説明会を実施予定です。

昨今、地区防災計画の必要性が叫ばれていますが、なにから取り組んでいいのかわからない地域も多いと思います。一度に難しいことをするよりも、一番大切なことから、出来ることからやっていくことが重要なので、今回の避難計画が他の方の参考になれば幸いです。

<末田政一防災士>