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能登半島地震:珠洲市での災害ボランティア活動(4月13~15日)

能登半島地震災害ボランティア活動への参加はこれで4回目です。今回は、体調を考えて13日早朝に出発し夕方に珠洲市へ到着。早速、珠洲市災害ボランティアセンターへ向かったところ、偶然、先に現地へ入っていた板垣防災士と遭遇。板垣防災士によると、今日の活動はほぼ終わったとのことなので、少し足を延ばして友好団体のレスキューアシストが活動する日置地区へ向かいました。珠洲市内から国道249号線で向かいましたが、途中、通行止や、う回路の続出で四苦八苦。やっとレスキューアシストの中島さんと合流。その後、日置地区方面の現状や活動内容などの報告を受けました。なかでもビックリしたのは、ある地域では自分たちだけの力で災害ボランティアセンターを立ち上げて、ありとあらゆる方法でNPOやNGOと連絡を取って地域の復興に取組んでいるとのこと。見習いたいものだと感じました。この後、珠洲市の正院小学校へ戻って、長野県支部から支援に入っている方と板垣防災士と交流。 翌日は、珠洲市ボランティアセンターへ回ってほしいとのことなので別団体のメンバーと一緒に蛸島地区の被災家屋から使えるものを新居(奥さんの実家)へ運搬する活動をしました。新しい新居と言っても長らく放置されていた住宅のようです。ただ、この新居の前には「土石流危険区域」の看板があり、大雨が降ったら心配です。ただ、被災者の方からして、とにかく今住む家がここしかないのだと理解しました。まだまだ支援が必要です。(報告:植村信吉防災士)

 

マイ・タイムラインの講義とワークショップ

令和6年3月12日(火)奈良市若草公民館において防災講座が実施され、奈良県防災士会から末田防災士が「マイ・タイムライン(大雨編)」の講義を行いました。近隣の方の参加が多く、旧奈良市内では避難情報が発令されることも稀なため、安全神話が定着している地域でもあることから、まずは「何のために」ということを重視して話しました。年末に全戸配布されたばかりのハザードマップも見られていない方が半数あって、避難所についても開設された話を聞いたことがないということで、「頑張らない避難とそのための準備について」をタイムラインの前に説明し、自宅が安全な方も、避難が難しい方も、それぞれの対応を考えて頂ける機会を持ちました。今回のマイ・タイムラインはワークショップ形式で記入していただく形にしたので、何を書いたらいいか難しかった方もいらっしゃいました。また能登半島地震や東日本大震災から13年目ということもあり、能登半島の現状と地震の対応も含めた盛りだくさんの内容となりましたが、参加者の方それぞれに考えて頂ける機会が持てたと思います。  <末田政一防災士>

ポリ袋クッキング・動画視聴(水害・地震)(平群町連続講座第5回)

令和5年10月7日(土)平群町総合文化センターにおいて連続講座5回目が行われました。受講者は7名。

堀田防災士による動画視聴(大雨水害関連・東日本大震災関連)と、小山防災士から災害時の食についてとポリ袋クッキングを学びました。     (報告:堀田防災士)

 

奈良県自治連合会防災研修会「災害に備える(大雨編)」&タイムライン

令和5年9月5日(火)奈良市はぐくみセンター大講座室において、奈良県自治連合会主催の防災研修会が、県内の自治連合会長の参加で開催され、奈良県防災士会から末田防災士が、「災害に備える(大雨編)」と題した講義とマイ・タイムラインの説明を行いました。

まず舞台に立って感じたのは、参加者の皆さんの「圧」でした。どうやら地域での自助防災や避難行動要支援者プランへの対応などを言っても伝わらないので、その困っている空気感が出ているようでしたが、思わず「怖いですよ」と言ってしまいました。そこで本講義に入る前に自治会活動と防災活動は違うことを少し時間を取って話しました。自治会やPTAなどの活動はいつまでにしないといけないとか期限があるし、半ば義務的なので、自治会長さんへも通知するだけでやってくれますが、防災は指示されてやってもその場限りになってしまうこと。続けていくための雰囲気作りや、誰から話を聞くかが大事なので、話を聞いてくれる人になるか、話を聞いてくれる人に伝えて話してもらうかという方法がある事を、急遽前半で時間を取って話してしまいました。

参加頂いた方皆さんに伝わったかはわかりませんが、最後はQ&Aで多くの質問もしていただいて、少しはお役に立てたかと思います。

<末田政一防災士>

川西町民生委員協議会防災研修

令和5年6月9日(金)川西町健康保健センターにて、川西町民生児童委員協議会主催の防災研修が行われました。講師に奈良県防災士会の小山防災士が招かれ、「川西町に大雨が降ったらどうなるの?」と題して民生児童委員22名の皆さんに洪水ハザードマップの見方をお話ししました。折しもちょうど1週間前に「奈良県下で線状降水帯が確認された」こともあり、関心をお持ちの方が多かったように思われました。

研修後のアンケートでは「ハザードマップを示しながら説明していただいたので、分かりやすかった。」「川西町の現状をこと細かく説明を聞き、すごく興味を持った。」「避難の意味合いがよく理解できました。」「川の様子をパソコン等で見れるという情報をいただいたので、入力して見てみたいと思います。」などの感想が寄せられました。「今回の研修内容を地元の自治会でも展開したい。」というお声もいただき、大変有意義な研修となりました。

(報告者:小山防災士)

20230609 川西町民生児童委員_活動報告書

NHK奈良放送局で、出水時に気をつけること(山間部、浸水地域、マンション等)

NHK奈良放送局から大雨への対応についての取材依頼があり、奈良県防災士会から3名の防災士が対応しました。

出水時に気をつけることと題して、事前準備と身を守ることが大切であることを伝えました。火事や地震とは違って台風や大雨は予報があるので、前もって備えておくことが出来ますが、「雨くらい」と思って油断されている方が多いのが実情です。

山間部、浸水地域、マンションでは、それぞれ事情があり気をつけることや準備しておくことも異なりますので、それぞれの地域の防災士がアドバイスを行い収録をしました。日を分けてならナビ等で放送されます。

<末田政一 防災士>

(募集終了)被災地(新潟県関川村)で頑張る新潟県支部へ活動資金を!

 本年8月3日の大雨により、各地に甚大な被害をもたらしました。被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げます。

 災害復興支援のページでご案内させて頂きましたが、日本防災士会新潟県支部は、連日、関川村災害ボランティアセンターの運営支援をされています。本来ならばお手伝いに駆けつけたいところではありますが、新型コロナウイルス感染拡大の折で、県外からのボランティアは難しい状況です。

 したがって、奈良県防災士会から新潟県支部に支援金を送りたいと思います。つきましては、会員の皆様のご協力を要請いたします。寄付・カンパをお願いします。当然、金額は問いません。被災地で頑張る日本防災士会新潟県支部へのご支援をお願いします。

 

振込先

ゆうちょ銀行

記号14580 番号 26873491
名義:日本防災士会奈良県支部
読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

他の金融機関からの場合

ゆうちょ銀行 四五八店(ヨンゴハチ)
普通 2687349
名義:日本防災士会奈良県支部
読み:ニホンボウサイシカイナラケンシブ

※この口座は災害支援専用の口座です。必ず、上記記載の口座へお願いします。

以上

キッズつげザー「目指せ防災士!」

 

令和4年2月20日(日)、奈良市都祁公民館において、「キッズつげザー目指せ防災士」が行われ、9名のキッズと保護者2名が参加されました。キッズつげザーは「都祁の子集まれ!」というネーミングの連続講座で、昨年度の消防団体験に続いて都祁の防災教育の一環です。

今回は目指せ防災士ということで、まずは自分の身を守ることと、それを伝えることを目標として、地震に対してはシェイクアウトを体験、台風や大雨(大雪)に対しては「逃げキッド」を活用したマイ・タイムラインで勉強しました。国土交通省の逃げキッドはキッズでも簡単に作成できます。避難所体験では三大防災グッズの「笛」「LEDライト」は配布して、スリッパは新聞紙で工作をしました。最後に「○×クイズ」でお復習いをして、1時間半はあっという間に過ぎ、みんな飽きずに防災体験を楽しんでくれました。

最初は「防災訓練とか面白くないから参加しない」と言っていた子たちも、都祁は他とは違う先進的な防災体験をやっていることを紹介すると、興味深く目を輝かせて「みんなに教えてやろう」と言ってくれました。都祁では中学生も頼りにしていて防災学習を続けていますが、高齢化が進んでいる中で、キッズたちの意欲は心強く感じました。

<末田政一 防災士>

地区防災計画学会シンポジウムのお知らせ

地区防災計画学会のシンポジウムがオンラインで開催されます。
参加ご希望の方は、下記より各自で直接申し込み下さい。
https://gakkai.chiku-bousai.jp/ev210821.html

●地区防災計画学会シンポジウム(第37回研究会)

コロナ時代の避難の在り方
―静岡県熱海市の土石流災害等を踏まえて―

2021年7月に記録的な大雨によって静岡県熱海市で大規模な土石流が発生する等水害が続いています。
また、特別警報や緊急安全確保が出される中、新型コロナウイルス感染症の流行下での避難の在り方も問題になっています。
このような状況で、コミュニティは、どのように災害に立ち向かうべきでしょうか。
想定外が続く中での避難の在り方等について検討を行います。

日時 2021年8月21日(土) 13:00~15:30(予定)
※オンライン開催(YouTubeによる同時配信・再放送なし)
参加費無料・地区防災計画学会HPから申込必要

シンポジスト(調整中)
室﨑益輝 兵庫県立大学減災復興政策研究科長・地区防災計画学会会長
矢守克也 京都大学防災研究所教授・地区防災計画学会副会長
加藤孝明 東京大学生産技術研究所教授
鈴木猛康   山梨大学工学域土木環境工学系教授
田中隆文 名古屋大学大学院生命農学研究科准教授
モデレーター
西澤雅道 前福岡大学法学部准教授(内閣官房企画調整官)

平群町連続講座第三回

8月1日(土)平群町公民館教室「くらしに活かす防災講座」第三回が平群町総合文化センターで行われました。今回のテーマは「平群町の災害リスクを知ろう〜豪雨災害について〜」です。奈良県防災士会からは7名の防災士が参加し、13名の受講生の皆さんと共に、令和2年7月豪雨を始め、過去2年間に日本列島の各地で起こった豪雨災害について学び、もしも平群町に大雨が降ったらどうなるのかを考えました。受講生からは「最近の集中豪雨は驚異だと改めて感じた。」や「ハザードマップの重要性を認識しました。」や「水害のおそろしさはニュースで見ていますが、あらためて自分のこととして考えられることができました。」や「災害がいつあっても対応できるように平常時から考えておく大切さを学びました。」などの声をお寄せいただきました。残すところあと2回、受講生の皆さんのご期待に応えられるよう、スタッフ一同頑張ります。

<報告者:小山防災士>

200801 平群町公民館教室第三回_アンケート