タグ アーカイブ: 避難所

男女共同参画講座

9月30日(水)に奈良県女性センターで「これからを生きるヒント講座」が開催されました。本講座は男女共同参画の推進を目的としたもので、全3回のうちの第1回を奈良県防災士会が担当しました。植村防災士による「コロナ禍における避難を考える!」と題した講演を皮切りに、石川防災士による防災紙芝居「マナちゃんリナちゃん ひなんしょたいけんにっき」、小山防災士による講演「男女共同参画の視点で考える避難所運営とは」を行いました。18名の受講者からは「災害時に要配慮者が適切な支援を受けられるための仕組み作りにどう取り組んでいけばよいのか」といった質問や、「避難所で居住区ごとにまとまって寝泊まりすることの問題点」などが指摘され、本テーマへの関心の高さを再認識する機会となりました。

<報告者:小山防災士>

令和二年度研修(奈良県社会福祉総合センター)報告

8月30日 奈良県社会福祉総合センターにおいて令和2年度研修が行われ、「コロナ対策避難所開設訓練」を行いました。

【訓練参加者からの声を紹介します。】

  • HUGは何回かさせて頂きましたが、今回リアルHUGが体験できてとても良かったです。withコロナで避難所開設も進化している事が分かりました。地元の方にも伝えたいです。
  • 一人一人が自分の頭で考える。リーダーを中心にまとまること。
  • コロナ疑いの方のゾーニングができなかった。発熱のある方とせきだけの方を一緒にしてしまった。
  • 「避難所は避難者が運営する」。これは一般の人は全く理解できていない。自分には何ができるか?避難所の入口に「避難者は運営にお手伝いください。」とかかげておきたい。
  • 頭では理解しているつもりでも、実際にやってみると出来ていないこと、出来なかったことがたくさんあり、とても有意義でした。今日のふりかえりを地元に持ち帰り、自主防で活用させていただきます。
  • スキルアップの為、ご尽力頂きありがとうございます。防災士として役に立てるよう、今後ともご指導宜しくお願い致します。

【訓練の様子】

総合受付準備(新型コロナウイルス想定)

総合受付(潜在場所の振り分け:健康状態の確認)

従来の一般受付(密にならないように!)

避難者ゾーニング打ち合わせ。(重要です)

実地訓練後の振り返りタイム

令和2年7月豪雨 熊本の状況報告

 

<報告:八幡領防災士>

奈良県女性センター「これからを生きるヒント講座」のご案内

奈良県女性センター主催により男女共同参画推進セミナー「これからを生きるヒント講座(全3回)」が開催されます。

———————————————————————————————————-
第 一 回「男女共同参画の視点で考える避難所運営とは〜避難所運営の課題から学ぶ〜」
開催日時:令和2年9月30日(水)14:00〜16:00
講  師:奈良県防災士会 植村信吉、石川啓子、小山英子

———————————————————————————————————-
第 二 回「落語で学ぶ男女共同参画〜笑って学ぶ女(ひと)と男(ひと)〜」
開催日時:令和2年10月2日(金)14:00〜16:00
講  師:落語家 はやおき亭貞九郎

———————————————————————————————————-
第 三 回「日本の女性政治家はなぜ少ないのか〜私たちができること〜」
開催日時:令和2年10月7日(水)14:00〜16:00
講  師:フィフティ・ネット 代表 森屋裕子
———————————————————————————————————-

開催場所:奈良県女性センター 3階(近鉄奈良駅から徒歩5分、東向商店街内)
受 講 料:無料

1講座から受講可能です。
参加を希望される方は、添付ファイルの案内に従って、直接主催者へ申込んで下さい。

hinnto20200930_ちらし

令和2年度 会員研修のご案内

下記の通り、奈良県防災士会令和2年度研修会を予定しております。受講者を会員の中から40名募集しますので希望者は以下の注意点をよくご覧いただき、奈良県防災士会メール宛まで応募してください。

開催日時 8月30日(日) 13:00~

場所 奈良県社会福祉総合センター(橿原市大久保町320-11)

研修内容 グループで行う「コロナ対策避難所開設訓練」

参加費 無料

応募方法 メール(先着順)

  • 第1部は13:00から。第2部は15:00から訓練開始とし、各回1グループ20名で行います
  • 受講者決定は先着順とし、定員に達した時点で締め切らせていただきます。
  • 第1部受講者、第2部受講者はこちらで決定し、集合時間等と合わせて8月23日(日)中にメールで受講決定者へ案内します。
  • 筆記用具はご用意ください。その他訓練に必要なものはこちらで準備します。
  • 主催側として新型コロナウィルス感染拡大防止に努めます。
  • 台風来襲、新型コロナウィルス感染拡大などによって施設が利用できなくなる場合があります。その場合は開催を見送ります。

受講決定メールが届かない方は参加(見学も)頂けませんのでご注意下さい。

応募要領

  • 応募申し込み期間を設けております。必ず期間中にご応募ください。
    次の申し込み期間以外は無効となります。
  • 応募申し込み期間
    8月16日(日) 午前9:00~
    8月22日(土)午後6:00まで
    とします。
  • 応募は次のメール文に倣ってください。

宛先 mail@bousainara.com

件名 令和2年度研修受講応募

本文 「氏名」「電話番号(携帯)」「防災士番号」(奈良県防災士会非会員の方は、住所と年齢も)


ご注意

お申し込みにあたって、携帯メールご利用の方は、返信が受け取れない場合があります。
その場合は、上記アドレスが受信できる設定にして下さい。(携帯電話の迷惑メール設定に、”bousainara.com” ドメインは受信できるように設定する、など。)

受付は各部開催の15分前からです。コロナ感染防止のため、時間厳守でお願いします。

新型コロナウイルス感染防止のため、参加者名簿を作成して保管し、必要に応じて提出します。

お天気フェアー

令和2年8月1日(土)奈良市防災センターにおいて、奈良地方気象台、奈良県砂防災害対策課、奈良市防災センター、日本気象予報士会、奈良県防災士会の共催による「夏の天気フェア2020」が行われ、親子約60人が来場、天気と防災について学びました。奈良県防災士会からは7名の会員が参加し、防災士会ブースでは避難所等で身近にある物を利用して工作「ゴミ袋でポンチョ作り」と「キッチンペーパーのマスク作り」の体験コーナーを設置しました。本年度は新型コロナウイルス感染防止対策を行っての開催となり、午前中の2部予約定員制のため少人数でしたが、参加者の皆さんが余裕を持って見学体験できたと思います。

<末田政一 防災士>

令和2年7月豪雨、現地レポート(熊本県球磨村)

熊本県球磨村の実家を「安否確認」で訪れた大坂間防災士から報告が届きました。
大坂間防災士は、実家が被災し大変な状況ですが奈良県防災士会から会員への情報共有としてご協力を願いました。

以下、原文のまま掲載します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~
母親が避難している避難所に行き面会してようやく安堵しました。今いる避難所は 旧高校の校舎、体育館です。撮影NGでしたので新聞切り抜き画像を添付。教室に6名で避難所の環境としては、良い方です。現在では段ボールベッドが用意されてます。同じ部屋には近所の方2名が同居しています。部屋環境やトイレについては今の所心配していませんが 情報が全く入らない、共同TVとかも無いです。 携帯ラジオ持っていったので良かったです。電波環境は悪く、AMラジオ、NHKのみで携帯も3Gで普段の環境には程遠いです。

母親はガラケーなので電話操作する事が精一杯。
スマホとかタブレットとか情報ツールが使え無い事は、今の時代に避難生活するには厳しい。

コロナで余計に人との接触が制限されているので、個々人が情報も得るための術を身につける事が必要と感じてます。

避難所ですが、玄関に入ると受付ですが、手指の消毒、面会受付、体温測定を行い避難場所の教室を教えて頂き入室。

廊下には携帯の充電コーナーがあり、ほんのわずかですが「ご自由にお取りください」のカップ麺とか置いてありました。

掲示情報は、病院紹介、ペットの世話、部屋の掃除、トイレ掃除について書いてあるだけで、他は目には入りませんでした。

避難しているところは部屋側玄関近くなので、他の部屋や体育館など状況は全く不明です。

避難者への支援としては、食事の提供(基本弁当で、金曜日にカレーがでた)、飲料水、マスクなどです。

自分が持参、購入したもの、常温保存可能な羊羹、野菜ジュース、果物ジュース、栄養補助食品、その他ラジオ、爪切り、老眼鏡(度が合わず没)、目薬、アルコール指手消毒液 (ジェル)、消毒液綿棒、冷えピタ、ホットアイマスク、袋、乾電池、ライト、筆記用具、小さいテーブル。

面会して頼まれたものは、薬(胃腸薬)、便秘薬、時計、顔剃り、手提げ袋など。

被災地の様子。
警報も出ていたので、行ける所までとなりましたが、連日のTV報道の映像通り、人吉市街は必死に片付けされていました。瓦礫などそこら中、山積みです。車を走らせ地元へ向かうもいたるところ悲惨な状況で道路は抉られ、寸断し、橋も流され立ち入る事も出来ませんでした。

最後地点で自衛隊さんに止めたれUターンする事に。
実家は残ってる事は情報得てますが数ヶ月は戻る事はできないと思います。

新型コロナウイルスに関する活動制限等について

防災講演・研修へ講師派遣依頼を頂く皆さまへ

  1. 講師派遣事業は当面の間、自粛または規模縮小とさせていただきます。
  2. 当会の活動中は、咳エチケットの実施、マスク着用での対面、一定距離の確保、手洗い・消毒の遵守や会場の換気など飛沫・接触などによる感染予防策を講じさせて頂きます。
  3. 派遣等に於ける直前キャンセル等へのご理解をお願い致します。
    派遣担当者等が、突然感染や濃厚接触待機等になった場合は、実施日直前でも派遣等の停止をさせて頂く場合もございますので何卒ご了承願います。
  4. 今後の国や県を始め各行政機関からの発表ならびに社会情勢等により、対応策が追加変更となる場合も有ります。

参考 「避難所での感染予防対策情報(厚生労働省HPリンク)」

covid-19

平群町連続講座第二回

 

7月4日(土)平群町総合文化センターにおいて、平群町公民館教室「くらしに活かす防災講座」第二回が開催されました。今回のテーマは体験型「避難所開設訓練(コロナ対策)」で、新型コロナウイルスの二次感染が危惧されるなか、早朝に平群町を大きな地震が襲ったとの想定で訓練は行われました。15名の受講生の皆さんにはいち早く避難してきた人として、避難所を開設してこれから避難してくる住民を受け入れる体験をしていただきました。後から避難してきた住民役の奈良県防災士会からの防災士6名は、乳児を連れた女性であったり、ヘビースモーカーの男性であったり、38度の発熱を訴える男性であったり、車椅子の女性であったりと様々な支援を必要としていましたが、受講生の方々が限られた環境のなかで献身的に対応されている姿はとても印象的でした。受講生からは「コロナ対策について、いろいろと想定しなければならない課題が多くあると感じました。」や「実際にシュミレーションすることで、何が足りないか、留意点などが明確になると思いました。」や「今回の実践・知識を地域に活かしていきたい。」などの感想をお寄せいただきました。これからも受講生の皆さんの知識アップ、実践力アップに少しでも貢献できるよう、スタッフ一同励んでまいりたいと思います。                   <報告者:小山防災士>

 

 

【速報2】熊本県・鹿児島県豪雨

熊本県球磨川流域市町村で河川氾濫、土砂災害等で多くの方が亡くなられています。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。
現在、奈良県防災士会では本部とも協力して情報収集を行っていますが、奈良県防災士会の事務局を手伝ってもらっていた方のご実家が熊本県球磨村です。
今回、会員の皆さんへ情報提供をしたい旨のお願いをしたところ、「情報共有としてお役にたてるのなら」と快諾頂きました。
以下、掲載します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<7月5日>
昨日は 朝以降 親と連絡取れず心配していました。今朝 自衛隊にヘリで救助されたと連絡がありました。連絡受けほっとしています。

でも、近所の同級生ですが家族が行方不明です。
住まいごと流されたとの事。厳しい現実です。
同じ所にあった駅も跡形無いとの事

母親の避難先は グランドのようです。聞いた話では土にブルーシートを張っただけ、屋根は応急かどうか不明ですが有る様です。壁は無い過酷です。

被災状況 球磨村のフェースブックに上がっています。つながる道全て何処かで崩壊して寸断してます。地域崩壊と言うしかありません。
当面 入る事出来ないと思います。今週末 状況見て行ってみます。様子だけでも見に行きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<7月6日>
避難された球磨村の避難所です。
壁も床もありません。
今朝の新聞によりますと、屋根のみで2晩となったようで「避難場所から避難」となるようです。

都祁中学校HUG

 

令和2年1月10日(金)、奈良市立都祁中学校において、全校生徒対象の防災学習として避難所運営ゲーム「HUG」が行われました。1限目2限目は2年生、3限目4限目は3年生、5限目6限目は1年生で、1日に3回開催でタイトなスケジュールでしたが、生徒や先生方の協力で無事に進行ができました。授業時間内で行うため、パワポは使用せず5分程度のゲーム説明のみで進行しましたが、適応力の高さで直ぐに対応し、全員が楽しみながら参加してくれました。中学生の発想が素晴らしく、通常のHUGでは聞けない貴重な意見がいっぱいありました。特に掲示板はイラストや英語併記がされていて、一目瞭然の素晴らしい出来でした。難しいイベントカードに対しても「無理!」と言い切れる勇気もあって、逆に勉強させてもらいました。                  (末田防災士)