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天川村 和田地区防災訓練

 

9月8日(日)雨模様の中、天川村和田地区の総合防災訓練が旧西小学校体育館で行われました。
 ・主催:天川村和田地区自主防災組織
 ・共催:奈良県(深層崩壊対策室・安全安心まちづくり推進課)
     中吉野広域消防組合
     天川村
 支部から、木本支部長、木村防災士、植村防災士、高木防災士、松尾防災士、柏田防災士、村山防災士が参加しました。

◎連日の大雨で土砂災害警戒情報が発令されたのを受け、天川村長は和田地区に「避難準備情報」、30分後「避難勧告」を発令という想定で避難訓練、和田地区の人約50人が参加しました。(和田区民ホール)

◎防災士会は

 ・簡易担架作り

 ・三角巾の使用方法(中吉野消防組合の補助)

 ・空き缶を使った炊飯

 ・避難所HUG(簡易版)

を行いました。(旧西小学校)

NHKラジオ特番「防災知恵袋スペシャル」に支部から8名が参加!

 

平成25年2月23日()、NHKラジオ特集「防災知恵袋スペシャル」に視聴者として奈良県支部から8名が参加しました。
この放送は、「災害時にはラジオが情報手段として有効!」であるとして、NHK奈良放送局の特別企画として行われたものです。
放送は、
防災士でもあるNHKの谷口アナを中心に、防災心理学が専門の兵庫県立大学の木村准教授、楽しみながら防災を学ぶ活動をしている神戸のNPO法人プラス・アーツの田辺さん、台風12号の災害時ツイッターで現地の状況を発信した十津川の地案さんがゲストとして参加され、午後1時から4時までの3時間の生放送として行われました。



1時台は「復興に向けて」と題して十津川の地案さんの話や、奈良県南部の被災地の現状、いまだに仮設で不便な生活をしている話など各地域の苦労話が電話でありました。また、宮城県に派遣され気仙沼で活動している伊藤さん(防災士会奈良県支部会員)からは、なれない土地で、雪の中、単身赴任の苦労話もありました。


2時台は「奈良県の災害想定で何が必要か」というテーマ。南海トラフや奈良盆地東縁断層などいつ起きても不思議ではない地震への備えについて、木村先生が「わがこと意識」をみんなが高める必要性があると強調され、参加者へクイズ形式で質問をされるなど、会場の参加者も一緒に考えました。


3時台は「防災に役立つヒント」というテーマ。その中で、プラス・アーツの田辺さんが、防災訓練とおもちゃ交換会、防災体操、ゲームなど子供用のプログラムを組むことで子供のころから防災について楽しく学べ、子供につられて若いお母さんが参加するなど、防災意識を高める活発な活動の紹介がありました。 その他、3000人の避難者に2000人分の食料、避難所で風邪が流行った場合、ペットと避難所など答えのない問題を検討することの大切さ等々沢山の話題が上がりました。


その他、NHKからデータ放送や一般の人から情報を送ってもらうシステムなど紹介されました。


時々マイクが向けられ、緊張の3時間となりました。
            報告者:村山 央防災士(広陵町)

桜井市ボランティア連絡会が「防災マップ」作りに挑戦!


 さる12月1日(土)、桜井市ボランティア連絡会が「防災マップ作り」に挑戦しました。
このマップ作りは、桜井市のボランティア連絡会に集まる各校区のリーダーが自分の地域で「防災マップ」を作成できるようにと企画されたもので、市内を歩きながら危険個所のチェックや災害時に役立つものなどを歩いて確かめました。


この日は、桜井市社会福祉協議会に120名の市内のボランティアリーダーが集まり、各グループ単位に目的地(避難所)を設定して「まち歩き」をし、危険個所や役に立つ物や人などをあるいてチェック。その後、用意されたと地図に落としていくという作業を行いました。


参加した方は、市内のボランティアリーダーという事もあって、熱心に危険個所チェックや防災マップ作成作業をされ、ワイワイガヤガヤとにぎやかな研修となりました。また、参加者からは、今後、「自分たちの地域でもやりたい!」という意見が多数寄せられました。


 


  この防災マップづくりは、今年の4月頃から計画されていたもので、桜井市社会福祉協議会を通じて奈良県支部が依頼を受けて計画・立案段階から共同で計画したもので、市内各ボランティアの代表者に各地区で「防災マップ」作りのリーダーになってもらうという目的で行いました。


 このマップ作りには、奈良県支部から木村(御所市)、植村(三宅町)、南上(天理市)、柏田(田原本町)、川村(斑鳩町)防災士5名が参加し、各地区ボランティアの皆さんと一緒にマップ作りを行いましたが、今後、ボランティアに関わる方々とのネットワークに期待が持てる一日となりました。

 

三宅町で防災訓練(東屏風、石見地区)

 
 さる11月、三宅町(東屏風、石見地区)で防災訓練が行われました。
この訓練は、両地区とも地域の自主防災会から奈良県支部へ協力要請があったものです。
<東屏風>
と き  平成24年11月11日(日)、13時30分~16時
ところ  東屏風体育館
主 催  東屏風自主防災会
参加者  地区住民約80名
訓練内容  災害図上訓練DIG「水害編」
ファシリテーター 木村防災士、植村防災士
この訓練では、
1.水害が発生した時に各自がどのように行動するのか?
2.地域での危険個所は?
3.地域で役に立つものは?
等を課題として、熱心に訓練が行われました。

 
 
<石見地区>
と き  平成24年11月18日(日)、9時30分~12時
ところ  奈良県高等技術専門校
主 催  石見自主防災会、石見自治会
参加者  地区住民約130名
訓練内容  避難訓練及び避難所開設訓練
ファシリテーター 高木防災士、植村防災士、池田防災士、田上防災士、中條防災士
当日の訓練は、
1.自宅から避難所への移動体験
2.避難所疑似体験
3.ダンボールを使っての区域割り体験
4.避難所運営訓練HUG(簡易訓練)
等が行われました。
参加者からは、「いい体験をした!」と好評で、自治会の広報部からは「臨時号を発行する」との言葉がありました。


十津川村重里地区防災訓練に参加

  昨年の台風12号上陸時の状況は、重里地区の大畑瀞の越流により
  久保谷が大きく浸食され、土石流が西川本流に達して河道閉塞を発生
  させる寸前となり避難勧告が発令された。
(訓練実施の目的)  
   災害発生直後は住民自らによる自主防災活動が最も重要であり、
   平常時より防災訓練を実施し、重里地区の地域防災力の向上を目指す。
(スローガン)
  1.風水害から重里地区を守ろう。
  2.自主避難体制を確立しよう。
  3.全住民が防災訓練に参加しよう。
 主催(重里地区自主防災会、十津川村、奈良県) 
   協賛(日本防災士会奈良県支部、五條警察署十津川警察庁舎、
    十津川村消防団、五條消防署十津川分署)
 平成24年7月29日(日)午前9時~正午まで実施。
       
  訓練に向けて重里自主防災会と何度も協議がありました。
   
    防災士間の打ち合わせ       対策本部がおかれた生活改善センター
   
   避難勧告発令、避難所に向かう    避難所になった西川第1小学校体育館 
 
   避難所開設の準備が進む          緊張感が伝わります
 
 名簿班による避難者・負傷者の確認       衛生班による水の確保
  
      工具の取扱い説明            三角巾の実演
  
    簡易担架作成の実演        重里地区自主防災会の 榊本正文 会長
  
     今回訓練参加の防災士の紹介         佐古金二郎 防災士
  
  山口 正春 防災士による訓練終了後の講評   更谷 慈禧 十津川村長のごあいさつ
     
                    榊本 自主防災会長を囲んで記念撮影
 
 
 

防災研修会ファシリテーターの募集について


 防災士会奈良県支部では、下記のとおり、防災研修会でのファシリテーターを募集します。
どちらも防災スキルの向上や防災活動に役立つ取り組みです。
 研修会での手伝いや、防災研修の経験がある、一度やってみよう、とお考えの方は申しこんで下さい。
<その1>
◇研修会名  宇陀市(旧室生村地区)防災研修会
◇と き  平成24年8月21日(火)、9時~16時頃
       午前は「事前打ち合わせ会」、午後から「研修会」
◇ところ  宇陀市内(詳細は、後日連絡)
◇主な内容 当日の研修会で各グループへのアドバイス他
<その2>
◇研修会名  「奈良県総合防災訓練」サブ会場での避難所開設訓練
◇と き  平成24年9月1日(土)、午前中
◇ところ  天理市丹波市小学校
◇主な内容  1.防災実技研修の手伝い(訓練対象者:大人、小学5・6年生)
        2.防災研修の進行及び手伝い(訓練対象者:小学1~4年生)
<申込方法>
この研修会に協力しようとお考えの方は、
◇氏名
◇連絡先
◇希望研修会名(宇陀市または天理市)
を記入の上、必ずメールまたはFAXにて申し込んで下さい。
◇申込先  奈良県支部事務局(植村)
        E-mall shintyan@iris.eonet.ne.jp
        FAX 0745-56-5817
<注意事項>
 どちらも参加人数に制限がありますので、先着順といたします。
ご理解、ご協力をお願いいたします。
 また、研修会の参加人数に合わせてファシリテーターを配置しますので、途中での不参加などはご遠慮下さい。
※ この件の問い合わせは、090-8378-1106(植村まで)              
       

平成24年度「奈良県防災総合訓練」のお知らせ

  この度、下記のとおり奈良県防災総合訓練が開催される予定です。
つきましては、防災士の皆さんの参加をお願いします。
 防災士会奈良県支部もこの総合防災訓練へ参加します。
支部会員、防災に興味のある方など、多数の参加をお願いします。
 なお、この訓練に参加される方は、支部への参加の有無などの連絡は必要ありません。直接、会場へおこし下さい。
◇と き  平成24年9月1日(日)、 午前中
◇ところ  メイン会場  天理市白川地区内広場(白川ダム周辺)
       避難所訓練会場 天理市丹波市小学校
◇主 催  奈良県
◇特記事項  当日、支部では避難所開設訓練の協力を行う予定です。
         この訓練へ協力頂ける方は、別途、案内いたします。 

注意:当日の避難所訓練会場へは一般の方の参加はできません。

避難所運営訓練ファシリテーター緊急募集の案内

 
 日本防災士会奈良県支部は、きたる7月29日(日)、十津川村で開催予定の「奈良県自主防災活動推進緊急サポート事業」に伴う「避難所運営訓練」を支援・協力することになりました。
 つきましては、以下のとおり訓練のファシリテーターを募集します。
避難所運営の経験者及び、避難所訓練を経験しようとする方、訓練を応援しようと考える方など積極的に申し込んで下さい。
◇主 催 奈良県(安全安心まちづくり課)
◇開催場所 十津川村(上野地、重里地区)
◇訓練内容 避難訓練、避難所運営訓練他
◇日 時 平成24年7月29日(日)、午前、午後の2回
◇訓練対象者 十津川村、地元住民他
◇参加要件
 1.訓練会場が十津川村のため前泊できる人
 2.支部主催で事前研修会を開催した場合には、事前研修会に参加できる人
   ※ 事前研修会の開催は検討中
◇申込先 支部事務局(担当:植村まで) Emall shintyan@iris.eonet.ne.jp
電話 090-8378-1106
◇締切日 平成24年6月8日(金)
◇注 意 当日の訓練は、奈良県及び十津川村の指導の下、支部教育・研修部会の山口防災士を中心に参加者が協力しあって進めます
※この訓練は、地元との協議により訓練内容が変更になる場合や、当日の天候やその他の事情により延期または中止の場合があることをご理解下さい。
 

野迫川村村長、野迫川村北股地区住民から礼状

 
 さる12月6日付けで野迫川村村長、12月10日付けで野迫川村北股地区住民の方から防災士会奈良県支部へ礼状が届きました。
全文を紹介します。
<野迫川村長 角谷喜一郎さまより>
拝啓 寒冷の候、皆様にはご清祥のこととお喜び申し上げます。
 今年9月の紀伊半島大水害(台風12号)により、奈良県各所が未曾有の災害に見舞われました。
被災された方々に対して、心よりお見舞い申し上げます。
 皆様におかれましても、お忙しい中にも関わらず当村にご助力戴き感謝の念に堪えません。
 おかげさまをもちまして、本村も11月25日に避難所が閉鎖され、26世帯が仮設住宅に移ることができました。これも偏に皆様方のお力添えの賜物と、一同、心より感謝申し上げます。
 今後とも復興支援につきまして、宜しくご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 私どもも、微力ではありますが皆様のお力になれますように精進してまいりたいと存じます。
 結びに、皆様方のご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、略儀ながらお礼申し上げます。
                                      敬具

<避難仮設住宅北股団地 代表 中本 章、北股住民一同さまより>
 この度の台風12号による北股区内の被災に際しましては、早速のご芳情あふれるお見舞いにあずかり、厚くお礼申し上げます。
 テレビ・新聞等で報じられておりますように、山地が深く崩落し集落へ押し寄せ、倒壊家屋3戸、浸水・破損家屋5戸、車庫・車両喪失多数の被害を受ける大惨事となりましたが、幸いにも地区住民の皆さんへの人的被害がなく、全員無事で、お陰さまで安堵しております。
 その後、特別警戒区域に指定され地区外への退去の状態が続き、約50名余りの方が避難所生活、十数名の方が村外親戚等への避難が三ヶ月に及ぶ状況にありました。
 当時は、気の身気のままの避難でしたが、皆様からの多くのお見舞いご支援にあずかり、不自由なく避難生活を過ごすことが出来、一同、心より感謝申し上げています。
 現在は、県・村の迅速な対応で仮設住宅建設も完成し、11月18日より入居となりました。
 北股地内の自宅帰宅は当分長引きますが、各家庭それぞれの落ち着いた生活が始まったことで、一安心し皆で復旧を願いつつ頑張っています。
 本来ならばお伺いして、ご挨拶、お礼を申し上げるのが本意ですが、取りあえず近況の報告を兼ね書中をもって厚くお礼申し上げます。
 時節柄、寒さ増す頃となりました。くれぐれもご自愛下さい。ご健勝をお祈り申し上げます。
                                     敬具

なお、北股地区住民の皆さんからの礼状には、住民の皆さん一同の写真が同封されていましたこと申しそえます。

宮城県からサンマとワカメが野迫川村へ

さる10月13日(木)、宮城県女川からサンマ、宮城県石巻市十三ケ浜からワカメが届きました。
このサンマとワカメは、奈良県支部が台風12号による土砂ダムに伴い、今もなお避難所生活を余儀なくされている野迫川村北股地区での炊き出し支援行動において、被災地をつなぐ営みとして東日本大震災の被災地でがんばる方々の”思い”と”元気”を届けるべく企画したものです。
奈良県支部では、9月末に木本支部長と木村副支部長が義援金を持って宮城・岩手両県を訪問した経過もあり、宮城県支部へ今回の支援行動の趣旨を説明の上、協力を依頼したところ、宮城県支部の快諾を得て実現しました。その際、宮城県支部からは、宮城県女川では、壊滅的な被害を受けながらも被災した方々が懸命に立ち上がって頑張ってる!ことなどを聞き、当日の炊き出し支援行動では現地避難所の方々へ報告しました。
少しは、宮城の現状と頑張る”元気”を届けられたと思っております。
なお、今回、サンマとワカメを送っていただく際、お世話をいただいた宮城県支部の仲間から現状の報告や経過の説明が届いてますので、そのメールを一部抜粋して紹介します。

<宮城県支部からの報告>

・・・・・女川に「マリンパル女川」という町のシンボル的存在の観光施設がありました。・・・・県の報告では、再建は8年後になるとのこと。それでは、その間どうすればいいんだ、働く人も、買いに来てくれる人もいなくなってしまうと、立ち上がったのが、マリンパル女川にお店を出していた海産物店「山昭(やましょうさん)」です。・・・・1ケ月前、運よく土地が見つかったので、一気にマリンパルの仮店舗の計画を進め、10月8日に「マリンパル女川仮店舗、おさかな市場」をオープン!
亡くなった方も多いので、お店の数は前の半分になりましたが、オープン3日間は、女川への道が渋滞するほどの大盛況。
当初、無謀だといわれた計画、設備も整ってませんが、
やればできる!
今、なんだ!
の一念で頑張ったそうです。・・・・・

(宮城県支部黒田防災士のメールから一部抜粋)

 

 ・・・・石巻市北上町十三が浜はワカメ、昆布等の海産物の産地で、北上川の豊富なミネラルと太平洋の早い海流が交わる地域で、全国的に良質の物と知られております。
 その地域に住み、漁業を生業としている会員がおりまして、この度の震災津波により自宅、漁具他一切の財産をなくしましたが、幸いにも、家族とも無事に生き延びることが出来ました。今回のわかめは、運良く山手に保管してあった方の、今年度生産分最後の品物だと言っております。
 私は、震災津波当日は、自宅にて、真黒の海水に追われる様に、一階から二階に避難しました。
自宅後ろの道路では、その海水により、鉄道用コンテナ、乗用車、パレットにすがって流されてくる
大人と子供、ただ呆然として見ている事しか出来ませんでした。幸いその方たちは、消防により救助されておりました。当日は雪も降り、寒くて暗い海水一面の中で、一夜を過ごしました。
・・・・・私たち夫婦はまだ被災者の仲でも、被災程度が低い方だと、状況が分かるにつれ、知るようになったのです。翌日の夜、避難所に入ることが出来ましたが、寒く、眠れない夜を何度か過ごしながら、自宅に入ったヘドロを片付け、改修に至って・・・・避難所、仮設住宅生活と、大変な思いを背負って生活していられる方々の、少しでもお役に立てればとの思いで活動継続しています。                  (宮城県支部高森防災士のメールから一部抜粋)下の写真は被災直後のマリンパル女川の様子です

下の写真は、仮設のマリンパル女川おさかな市場です

最後に、先月の訪問時や今回の炊き出し支援行動に際して、前面協力を頂いた宮城県支部の皆さんへ厚くお礼申し上げます。
避難所では、サンマやワカメの経過を説明し、美味しく食べていただきました。
ご協力ありがとうございました。