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防災研修会ファシリテーターの募集について


 防災士会奈良県支部では、下記のとおり、防災研修会でのファシリテーターを募集します。
どちらも防災スキルの向上や防災活動に役立つ取り組みです。
 研修会での手伝いや、防災研修の経験がある、一度やってみよう、とお考えの方は申しこんで下さい。
<その1>
◇研修会名  宇陀市(旧室生村地区)防災研修会
◇と き  平成24年8月21日(火)、9時~16時頃
       午前は「事前打ち合わせ会」、午後から「研修会」
◇ところ  宇陀市内(詳細は、後日連絡)
◇主な内容 当日の研修会で各グループへのアドバイス他
<その2>
◇研修会名  「奈良県総合防災訓練」サブ会場での避難所開設訓練
◇と き  平成24年9月1日(土)、午前中
◇ところ  天理市丹波市小学校
◇主な内容  1.防災実技研修の手伝い(訓練対象者:大人、小学5・6年生)
        2.防災研修の進行及び手伝い(訓練対象者:小学1~4年生)
<申込方法>
この研修会に協力しようとお考えの方は、
◇氏名
◇連絡先
◇希望研修会名(宇陀市または天理市)
を記入の上、必ずメールまたはFAXにて申し込んで下さい。
◇申込先  奈良県支部事務局(植村)
        E-mall shintyan@iris.eonet.ne.jp
        FAX 0745-56-5817
<注意事項>
 どちらも参加人数に制限がありますので、先着順といたします。
ご理解、ご協力をお願いいたします。
 また、研修会の参加人数に合わせてファシリテーターを配置しますので、途中での不参加などはご遠慮下さい。
※ この件の問い合わせは、090-8378-1106(植村まで)              
       

平成24年度「奈良県防災総合訓練」のお知らせ

  この度、下記のとおり奈良県防災総合訓練が開催される予定です。
つきましては、防災士の皆さんの参加をお願いします。
 防災士会奈良県支部もこの総合防災訓練へ参加します。
支部会員、防災に興味のある方など、多数の参加をお願いします。
 なお、この訓練に参加される方は、支部への参加の有無などの連絡は必要ありません。直接、会場へおこし下さい。
◇と き  平成24年9月1日(日)、 午前中
◇ところ  メイン会場  天理市白川地区内広場(白川ダム周辺)
       避難所訓練会場 天理市丹波市小学校
◇主 催  奈良県
◇特記事項  当日、支部では避難所開設訓練の協力を行う予定です。
         この訓練へ協力頂ける方は、別途、案内いたします。 

注意:当日の避難所訓練会場へは一般の方の参加はできません。

避難所運営訓練ファシリテーター緊急募集の案内

 
 日本防災士会奈良県支部は、きたる7月29日(日)、十津川村で開催予定の「奈良県自主防災活動推進緊急サポート事業」に伴う「避難所運営訓練」を支援・協力することになりました。
 つきましては、以下のとおり訓練のファシリテーターを募集します。
避難所運営の経験者及び、避難所訓練を経験しようとする方、訓練を応援しようと考える方など積極的に申し込んで下さい。
◇主 催 奈良県(安全安心まちづくり課)
◇開催場所 十津川村(上野地、重里地区)
◇訓練内容 避難訓練、避難所運営訓練他
◇日 時 平成24年7月29日(日)、午前、午後の2回
◇訓練対象者 十津川村、地元住民他
◇参加要件
 1.訓練会場が十津川村のため前泊できる人
 2.支部主催で事前研修会を開催した場合には、事前研修会に参加できる人
   ※ 事前研修会の開催は検討中
◇申込先 支部事務局(担当:植村まで) Emall shintyan@iris.eonet.ne.jp
電話 090-8378-1106
◇締切日 平成24年6月8日(金)
◇注 意 当日の訓練は、奈良県及び十津川村の指導の下、支部教育・研修部会の山口防災士を中心に参加者が協力しあって進めます
※この訓練は、地元との協議により訓練内容が変更になる場合や、当日の天候やその他の事情により延期または中止の場合があることをご理解下さい。
 

野迫川村村長、野迫川村北股地区住民から礼状

 
 さる12月6日付けで野迫川村村長、12月10日付けで野迫川村北股地区住民の方から防災士会奈良県支部へ礼状が届きました。
全文を紹介します。
<野迫川村長 角谷喜一郎さまより>
拝啓 寒冷の候、皆様にはご清祥のこととお喜び申し上げます。
 今年9月の紀伊半島大水害(台風12号)により、奈良県各所が未曾有の災害に見舞われました。
被災された方々に対して、心よりお見舞い申し上げます。
 皆様におかれましても、お忙しい中にも関わらず当村にご助力戴き感謝の念に堪えません。
 おかげさまをもちまして、本村も11月25日に避難所が閉鎖され、26世帯が仮設住宅に移ることができました。これも偏に皆様方のお力添えの賜物と、一同、心より感謝申し上げます。
 今後とも復興支援につきまして、宜しくご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 私どもも、微力ではありますが皆様のお力になれますように精進してまいりたいと存じます。
 結びに、皆様方のご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、略儀ながらお礼申し上げます。
                                      敬具

<避難仮設住宅北股団地 代表 中本 章、北股住民一同さまより>
 この度の台風12号による北股区内の被災に際しましては、早速のご芳情あふれるお見舞いにあずかり、厚くお礼申し上げます。
 テレビ・新聞等で報じられておりますように、山地が深く崩落し集落へ押し寄せ、倒壊家屋3戸、浸水・破損家屋5戸、車庫・車両喪失多数の被害を受ける大惨事となりましたが、幸いにも地区住民の皆さんへの人的被害がなく、全員無事で、お陰さまで安堵しております。
 その後、特別警戒区域に指定され地区外への退去の状態が続き、約50名余りの方が避難所生活、十数名の方が村外親戚等への避難が三ヶ月に及ぶ状況にありました。
 当時は、気の身気のままの避難でしたが、皆様からの多くのお見舞いご支援にあずかり、不自由なく避難生活を過ごすことが出来、一同、心より感謝申し上げています。
 現在は、県・村の迅速な対応で仮設住宅建設も完成し、11月18日より入居となりました。
 北股地内の自宅帰宅は当分長引きますが、各家庭それぞれの落ち着いた生活が始まったことで、一安心し皆で復旧を願いつつ頑張っています。
 本来ならばお伺いして、ご挨拶、お礼を申し上げるのが本意ですが、取りあえず近況の報告を兼ね書中をもって厚くお礼申し上げます。
 時節柄、寒さ増す頃となりました。くれぐれもご自愛下さい。ご健勝をお祈り申し上げます。
                                     敬具

なお、北股地区住民の皆さんからの礼状には、住民の皆さん一同の写真が同封されていましたこと申しそえます。

宮城県からサンマとワカメが野迫川村へ

さる10月13日(木)、宮城県女川からサンマ、宮城県石巻市十三ケ浜からワカメが届きました。
このサンマとワカメは、奈良県支部が台風12号による土砂ダムに伴い、今もなお避難所生活を余儀なくされている野迫川村北股地区での炊き出し支援行動において、被災地をつなぐ営みとして東日本大震災の被災地でがんばる方々の”思い”と”元気”を届けるべく企画したものです。
奈良県支部では、9月末に木本支部長と木村副支部長が義援金を持って宮城・岩手両県を訪問した経過もあり、宮城県支部へ今回の支援行動の趣旨を説明の上、協力を依頼したところ、宮城県支部の快諾を得て実現しました。その際、宮城県支部からは、宮城県女川では、壊滅的な被害を受けながらも被災した方々が懸命に立ち上がって頑張ってる!ことなどを聞き、当日の炊き出し支援行動では現地避難所の方々へ報告しました。
少しは、宮城の現状と頑張る”元気”を届けられたと思っております。
なお、今回、サンマとワカメを送っていただく際、お世話をいただいた宮城県支部の仲間から現状の報告や経過の説明が届いてますので、そのメールを一部抜粋して紹介します。

<宮城県支部からの報告>

・・・・・女川に「マリンパル女川」という町のシンボル的存在の観光施設がありました。・・・・県の報告では、再建は8年後になるとのこと。それでは、その間どうすればいいんだ、働く人も、買いに来てくれる人もいなくなってしまうと、立ち上がったのが、マリンパル女川にお店を出していた海産物店「山昭(やましょうさん)」です。・・・・1ケ月前、運よく土地が見つかったので、一気にマリンパルの仮店舗の計画を進め、10月8日に「マリンパル女川仮店舗、おさかな市場」をオープン!
亡くなった方も多いので、お店の数は前の半分になりましたが、オープン3日間は、女川への道が渋滞するほどの大盛況。
当初、無謀だといわれた計画、設備も整ってませんが、
やればできる!
今、なんだ!
の一念で頑張ったそうです。・・・・・

(宮城県支部黒田防災士のメールから一部抜粋)

 

 ・・・・石巻市北上町十三が浜はワカメ、昆布等の海産物の産地で、北上川の豊富なミネラルと太平洋の早い海流が交わる地域で、全国的に良質の物と知られております。
 その地域に住み、漁業を生業としている会員がおりまして、この度の震災津波により自宅、漁具他一切の財産をなくしましたが、幸いにも、家族とも無事に生き延びることが出来ました。今回のわかめは、運良く山手に保管してあった方の、今年度生産分最後の品物だと言っております。
 私は、震災津波当日は、自宅にて、真黒の海水に追われる様に、一階から二階に避難しました。
自宅後ろの道路では、その海水により、鉄道用コンテナ、乗用車、パレットにすがって流されてくる
大人と子供、ただ呆然として見ている事しか出来ませんでした。幸いその方たちは、消防により救助されておりました。当日は雪も降り、寒くて暗い海水一面の中で、一夜を過ごしました。
・・・・・私たち夫婦はまだ被災者の仲でも、被災程度が低い方だと、状況が分かるにつれ、知るようになったのです。翌日の夜、避難所に入ることが出来ましたが、寒く、眠れない夜を何度か過ごしながら、自宅に入ったヘドロを片付け、改修に至って・・・・避難所、仮設住宅生活と、大変な思いを背負って生活していられる方々の、少しでもお役に立てればとの思いで活動継続しています。                  (宮城県支部高森防災士のメールから一部抜粋)下の写真は被災直後のマリンパル女川の様子です

下の写真は、仮設のマリンパル女川おさかな市場です

最後に、先月の訪問時や今回の炊き出し支援行動に際して、前面協力を頂いた宮城県支部の皆さんへ厚くお礼申し上げます。
避難所では、サンマやワカメの経過を説明し、美味しく食べていただきました。
ご協力ありがとうございました。

野迫川村避難所で炊き出し

さる10月13日(木)、奈良県支部は、野迫川村の土砂ダムによる警戒区域指定に伴い避難所生活を余儀なくされている北股地区の皆さんに炊き出しを行いました。
今回の炊き出しは、植村事務局長と縁のあった野迫川中学校長から「長期に渡って避難所生活をされている・・・」と連絡が入り急きょ計画をしました。当日は、13名(防災士11名、支援・協力者2名)が参加し、昼食(サンマ、ほうれん草のおひたし、味噌汁)、夕食(おでん、味噌汁)の炊き出しを行いました。
また、同じ炊き出しをするのであれば、防災士会のネットワークで東日本の被災地、宮城県女川からサンマ、石巻市十三ケ浜のワカメを送ってもらい、東日本大震災で被災しながらも頑張ってる女川や石巻の人達の”元気”を届けられればと考え宮城県支部へ協力要請を行い実現しました。

写真は、宮城県女川から送られたサンマです。

当日は、NHKなら放送が取材に来ており、炊き出し支援をする私たち奈良県支部をはじめ、避難生活を送る避難所の方々へのインタビューを行っており、当日の18時10分から始まるNHKニュースの「ならナビ」で防災士会奈良県支部の炊き出し支援の様子が放送されました。
また、この取材テープは宮城県へも送られたようで、当日の夜のニュースで放送されたと宮城県支部から連絡があり、宮城県支部からもお礼の電話がありました。

下の写真は、取材や炊き出しの様子です

木本支部長からは、避難所のみなさんへの思いや、今後も支援を続けていくことなどを話し、避難されてる方々からは、感謝の言葉が寄せられました。
下の写真は、炊き出しに参加された方々です。

最後に、片付けも終了し、参加者が車に乗って帰路に着く時、避難所の方々が見送りに出てこられ、
口々に「ありがとうございました」と、言って見送っていただきました。
この姿に、参加者全員が、今後も継続した支援をする決意を固めた一日となりました。

<炊き出しに参加した方々>

◇防災士
木本喜信(奈良市)、植村信吉(三宅町)、南上敏明(天理市)、奥田 仁(香芝市)、柏田勝幸(田原本町)、池田 勝(三宅町)、田上靖洋(三宅町)、高木忠雄(奈良市)、高岡宏芳(河合町)、松尾 修(大和郡山市)、藤本昭広(天理市)
◇支援物資提供・炊き出し協力者
源 尚子(調理師:天理市)、吉崎義之(田原本町)

<支援物資及びカンパ>

山口精肉店(三宅町)、有限会社琢磨瓦店(三宅町)、大久保喜治(奈良市)、藤本昭広(天理市)

野迫川村避難所での炊き出しボランティア緊急募集の案内

 

 奈良県支部では、土砂ダムの影響で現在も避難所生活を余儀なくされている野迫川村北股地区住民への支援行動として下記の日程で「炊き出し」を行います。今回は防災士会宮城県支部の協力で女川町のサンマを届けてもらい、避難されている方々に食べてもらう予定です。


 この支援行動へ参加する防災士ボランティアを下記のとおり募集します。



○ と  き  10月13日(木)、午前7時30分集合
○ 集合場所  三宅町役場南側駐車場
○ 活動場所  野迫川村山村振興センター
○ 活動時間  午前7時30分~午後9時頃
○ 申込み先     電話 090-8655-7182(南上まで)     
        FAX   0745-56-5817

<活動内容>
 避難所での「炊き出し」昼・夜の2回(昼は焼きサンマ他、夜はおでん)  炊き出し後の食器の片付け、食器洗いまで 


<募集人数>


参加者募集人数は、10名~15名程度です。  定員になり次第締め切ります 


<参加費>


 一人3,000円(すべて食材購入費にあてます) 


<参加者が用意するもの>


 調理に適した服装。軍手・タオル・防災士腕章・防災士帽子・保険証・免許証など。但し、食材購入、調理器具は、事務局及び現地で用意しますが、後日、別途参加者へ物品や車の提供などを依頼する場合があります。その時は、ご協力下さい。
注意:現地、野迫川村の夜は冷え込みます。参加される方は、あったかい服装でお願いします。
 


<ボランティア保険>


 ボランティア保険に加入しますので、事前に氏名・生年月日・性別・血液型・連絡先をお教え下さい。

台風12号に伴う集中豪雨被害に対して

 



台風12号による豪雨で、当県南部地域の市町村では大きな被害が発生しました。現地では、自衛隊・警察・消防や行政が必死で対応をされている最中であります。


私ども奈良県支部も、直ちに奈良県へできる限りの協力することを申し入れたところであり、すでに防災士の有志はボランティア活動などに参加をしております。


現在、被災地へ向う道路の復旧が進められておりますが、大規模な土砂崩れや、土砂ダムの決壊の恐れなどから、今なお避難所生活を余儀なくされている地区は数多く残っており、今後、支援活動は、極めて幅広く、長期にわたって必要となることが推測されます。


このような状況下、防災士の役割を再認識し、防災士仲間の皆さんの積極的な協力・支援を呼びかけるものであります。


県内の各防災士は、行政や社協、県民や被災地の市民・町民・村民が困っている時こそ協力すべきです。


 より一層の奮闘をお願いします。


 


 


 


被災地支援活動への考え方
 
被災地は救助活動からライフラインの復旧、さらに生活の復興へとステージが変化していくことが予測されますが、当面は、被災家屋のかたづけや避難所での運営補助や炊き出しなど様々な形でボランティアが求められます。奈良県支部の皆さんの積極的な支援活動をお願いします。


なお、被災地支援活動は、もとよりボランティア活動ですから、会員個々の皆さんの自主判断、自己責任で行っていただくことが原則となります。


私たち防災士は、「被災された方々の役に立ちたい。」という思いからお手伝いするものとし、被災者が迷惑と感じる場合は、直ちに中止するものとします。


なお、防災士会奈良県支部は、
○ 被災地在住・在勤の防災士
○ 奈良県及び被災自治体並びに社協
○ 被災地自治会や自主防災組織など
関係機関から要請があった場合は、奈良県支部として呼びかけて取り組むこととします。


今日現在、十津川村や天川村在住の防災士は、現地で頑張っております。
今後、地元の状況や他団体の動き等、できるだけ情報の提供を行いますが、各防災士の皆さんからも情報を寄せてください。
日本防災士会奈良県支部 支部長 木本喜信

台風12号による豪雨被害状況 No3

 
 天川村の西前防災士(JP和田局長)から、
1、広瀬地区の避難所で下着類が不足してるらしい
2、避難所の食事がインスタントが多いと聞いた
との連絡が入りました。
現地のボランティアセンターや災害対策本部を無視して対応することはできない、との考えがありましたが、とにかく、支援物資として下着類を調達した上で現地との調整をすることになりました。
10日朝、下着や着替えなどの支援物資が調達できたので、木村副支部長が現地へ入り西前防災士に下着類などの支援物資を届けました。
また、12日には、植村事務局長が現地の避難所へ入り、現地スタッフと打ち合わせを行いました。
<以下、植村事務局長からの報告です。>
現地へは、西吉野村から林道を経由して向かいました。
まず、西前防災士から現地の状況説明を受け、避難所となっている「籠山センター」へ向かい、現地スタッフの方から避難所の現状をきkました。
スタッフの方の話では、
当初は、電気などのライフラインが停まっていたので、洗濯などができずに困っていたこと。食事もパンやカップメンなどでしのいでいたが、現在は、電気も通ったので避難所(調理施設が整っている)で調理し、食事も普通の食事の提供ができる。
材料は、役場から届けられている。
ただ、鮮魚や生鮮食品は不足しがち。
近隣の方々が差し入れをしてくれるので現状は大きな問題はないが、避難されている方々は70才台80才台の高齢者が多いとのことでした。
植村事務局長からは、「依頼があれば、炊き出しなど必要な支援の提供する用意がある」ので、いつでも申し出てほしい旨を伝えて、今後は、炊き出しなどの日時について連絡を取り合っていくことの了承を頂きました。
ただ、電気の供給は電源車2台でまかなっているので、今後も安定した供給がされるのか不安が残っているようです。
崩落現場へは西前防災士の案内で向かうことができました。
現場までの道路には、このような大木が横たわっており、少し前までは、もっと多くの木が横たわっており通行できない状況でしたが、現在は、このように通れるようなったとのことでした。

下の写真は、天の川にあるダムの様子です。

同じ所から上流を取ったのが下の写真です。
聞けば、このダムの高さは20mあったそうですが、土砂の流入で埋まってしまってダム湖は消滅し、普通の川になってます。

土砂崩れの現場は「立ち入り禁止」になってますが、西前防災士の案内で近くまで行くことができました。

崩落は約800mにわたってるそうで、この上流部分にも数箇所崩落箇所があるとのことでした。
雨が降ると土石流の恐れもあることから、下流域には、いつ「避難指示」が発令されてもおかしくない状況のようです。
また、現在避難指示が発令されている広瀬地区は、急傾斜地にあるそうですが、地区内に亀裂が走っており、まだ、帰宅のメドはたっていませんが、現在、一時帰宅の検討がされている模様です。

台風12号に伴う豪雨被害状況 No2

 

 今回の台風12号による奈良県南部地域での被害について、県内防災士の皆さんをはじめ、多くの方々にご心配頂いていると推測いたします。


さる9月9日、支部の植村事務局長と南上次長が天川村へ入りましたので、天川村の状況をお伝えします。



 天川村では、河北防災士(JP天の川局長)から現地の状況を聞くことができました。また、村のボランティアセンターへの訪問と一部被災地へも向いましたが、崩落個所へ入ることはできませんでした。



今回の豪雨では、役場のある河合地区から下流で被害が集中しているとのことです。

(下流域とは、天川村から五条市大塔地域へかけての地域です)

添付した写真は、偶然道でであった方から提供頂いたものです。

わかりにくいですが、赤い鳥居のしたまで水が迫ってます。

もう一枚の写真に映ってる赤い鳥居の高さと比べるて下さい。






9日現在、下流域にある広瀬地区はがけ崩れの恐れがあるとして「避難指示」が発令中で、地区の住民は公民館等へ避難してます。また、孤立地域は、数地区残っております。

天川村の下流域にある西前防災士(JP和田局長)、のいる地区も孤立状態です。

この地域へは、林道経由(かなり危険な道)でR168へ出る道のみが通行可能ですが、通行制限が行われており入ることはできませんでした。

孤立地域への支援物資は、林道軽油や徒歩でなんとか届くようになったそうです。


今日現在、「避難指示」が出されてる一部地域以外は、「避難勧告」は解除されるそうですが、役場の確認はとれてません。


また、天川村のボランティアセンターでは、防災士会としてできることがあれば?

と、申し入れを行いました。

今日から奈良県が募集したボランティアバスが現地へ入ってますが、明日、明後日は定員(100名)に達したとのことです。

私ども奈良県支部の有志も明日からボランティアとして向います。



<電話>

一部地域を除いて、固定、携帯とも復旧中

<電気>

一部地域を除いて、かなり回復

<水道>

簡易水道は、順次復旧中

<公共交通機関>

天川村から洞川地区(女人禁制の山がある地域)までは6日より運行

なお、別路線は、河合地区止め

<学校>

来週から開始予定

<ゴミ>

6日から、試験運行


なお、孤立している地域の西前防災士から「広瀬地区の住民は高齢者が多い」「着の身着のままで避難所にきてるので、着替え、特に下着がない」との話(電話)を受けて、現在奈良県支部で調整中!




 十津川村の情報ですが、先ほど奈良県に確認したところ、五条市大塔地区のう回路から先ですが、まだ役場までの間には数ヵ所通行不能箇所があるようです。
(R168号なのか、各地区へ向かう村道なのかは確認できず)

また、地区単位で孤立する集落もかなりありますが、今日現在、少しずつ解消に向かってるとのことでした。

ただ、テレビでも報道してるように自然ダム(特に赤谷地区)の決壊の恐れが大きく、その対策が優先されていると聞きました。
 下流域の地域は、「避難指示」が発令されてるので人的被害はないかと推測してますが、家屋などの被害が心配なようです。
10日現在、五条市大塔地区からのう回路は、道路に亀裂が発見されたので通行できませんが、R169号から下北山村方面からのう回路が開通したようです。

孤立集落などへの支援物資ですが、現在は、物資が行き届くようになっており、村役場からはお礼と、物資は足りているとの連絡が入ってるようです。