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石川県七尾市(おらっちゃ七尾) 災害ボランティア活動 (湯浅防災士、吉川防災士)

2025/12/6(土)~7(日)の2日間、「令和6年能登半島地震」で被災した石川県七尾市で災害ボランティア活動を吉川と湯浅の二人の防災士で行ってきました。おらっちゃ七尾には、吉川防災士は3月に、湯浅防災士は先月(11月)に行っているので、二人とも2度目の訪問となります。途中の高速道路(北陸道)では路肩に雪が見えましたが、七尾市内は思ったよりかは暖かかったです。
「おらっちゃ七尾」は社協が運営する『官営』の災害ボランティアセンターとは異なり、『民間』の災害ボランティアセンターです。

12/5(金)、湯浅防災士が深夜22:00ごろに大和高田市を出発し、23:00ごろに生駒市内で吉川防災士を乗せて、現地には翌朝に到着しました。

12/6(土)は70人でのボランティア活動となりました。この日は、二人は別の現場での作業となりました。吉川防災士はお寺で雨漏りのためにぬれた畳(45枚)を運び出すなどの作業をし、湯浅防災士は蔵の中にある不用品を軽トラに置乗せて、ゴミ保管庫に移動させる作業を行いました。
作業後は二人で北陸を地元とする「8番らーめん」で夕食をとり、「和倉温泉 総湯」で入浴しました。宿泊はおらっちゃ七尾で泊まりました。

12/7(日)は50人での作業となりました。こちらの現場は、納屋が翌日に公費解体が行われるということで、必要最小限度の作業が決められておりました。その作業自体はそれほどでもなかったのですぐに終わりましたが、自宅2階にある不要なものを捨てるために、2階から地上への荷物の移動で時間をとりました。2階からは全員でリレー形式で荷物を運び出しました。

この2日間、スマホアプリの天気予報では「雨」マークはまったく出ていなかったのですが、作業中に雨が降ったり止んだりしていました。しかもあられまで降ってきました。

両日とも作業修了後にセンターで全体ミーティングを行い、参加者全員で記念撮影をして解散となりました。
その後、奈良県の自宅に帰宅しました。
<湯浅 防災士>

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奈良県ニット協同組合 危機対策訓練

令和7年11月12日(水)奈良県中和労働会館会議室Aにおいて、奈良県ニット協同組合主催の「危機対策訓練」が実施されました。講師として奈良県防災士会の防災士6名が招かれ、12名が参加して訓練は行われました。前半は「地震発生!命を守るために」と題して講義をし、後半は2グループに分かれて「水運搬訓練」と「簡易トイレ体験」に取り組んで頂きました。被災地の情報を交え、地震への備えと取り組みについて考えて頂くことができたと思います。

<報告:小山防災士>

石川県七尾市で災害ボランティア活動 (湯浅防災士)

2025/11/1(土)~2(日)の2日間、「令和6年能登半島地震」で被災した石川県七尾市で災害ボランティア活動を行ってきました。
七尾市には民間災害ボランティアセンターである「おらっちゃ七尾」があります。そこで参加を申し込みます。「民間」の災害ボランティアセンターですので、雰囲気が「官」の災害ボランティアセンターとことなりました。ひとことで言うと「柔らかい」。各所に創意工夫というものが感じられ、センターの人間が「自分の判断で動いている」ということが感じられました。
11/1(土)は兵庫県から2つの高校が参加して、全員で140人でのボランティア活動となりました。自分は、ゴミ仮置き場で、各現場から運ばれてきたゴミを軽トラからおろして分別するという作業を行いました。仮置き場は、土日はゴミ捨て場がしまっているので、この仮置き場にいったん置いて、平日にゴミを持っていくための一時的な場所です。1日中雨が降っていましたが、ここは建物の中で屋根があるので、雨の影響はありませんでしたのでよかったです。作業後は、おらっちゃ七尾の職員さんおすすめの8番らーめんと、これまたお勧めの「和倉温泉 総湯」に行きました。とても良い湯でした。
11/2(日)は全員で80人での作業となりました。平日は20~30人ですので、3連休だと人数が増えています。ご自宅の母屋と納屋からゴミを運んで軽トラに載せるという作業です。幸いにして雨がほとんど降らなかったので、ぬれずにすみました。前日までに母屋の方が9割方終わっているという話でしたが、家の中央部分の部屋はあらかた終わっていましたが、そこ以外の部屋が結構残ってました。また、今日のチームは作業の速い人が多くて、納屋の方はあっという間に片付きました。びっくりしました。
作業後にセンターで全体ミーティングを行い、参加者全員で記念撮影をして解散となりました。
一路、高速道路を進み、翌日午前2:30ごろに奈良県の自宅に到着しました。
<湯浅 防災士>

 

くらしに活かす防災講座

令和7年度連軸講座3回目を8月2日(土) 平群町総合文化センター2階 研修室ABにて奈良地方気象台 笠谷博幸次長をお招きし、防災と気象について「命を守る為に防災気象情報をどう使う?」をテーマにご講演いただきました。当日は講習生の家族や町内自主防災組織の皆様も聴講に来られました。

過去の主な気象災害(明治~平成)台風や水害について先ず学びました。続いて、近年の雨の降り方、奈良県の気象の特性。発生する災害のスケールにより1週間前から災害発生の1時間前まで防災気象情報を発信している事、各種、警報・注意報について、線状降水帯、や台風、土砂災害について学びました。気象庁ホームページやアプリ「キキクル」の紹介もありました。大変参考になりました。

令和7年度連軸講座4回目を9月13日(土)平群町総合文化センター2階 研修室ABにて開催。
八幡領防災士が講演。家具の転倒防止対策をしないとどうなるか?→けがにより避難できない。家族を助けられない!今すぐできること→居住と収納を分離する。家具類のレイアウトを考えよう。家具類の落下、転倒防止対策をする。家具類の移動防止対策をする。家具等に収納するときは重い物を下に収納重心を低くする。配置は避難通路をふさがないように工夫。廊下には家具類は置かない。安全な家具の配置にする。住居内に家具等を置かない安全スペースを作っておく。対策工具の種類や効果を知っておく。家具などはL型金具で壁に直接固定する方法が最も効果が高いことを学んだ。

令和7年10月4日(土)総合文化センターにて体験型講座「災害時の食を考える・ポリ袋クッキング」屋外防災かまどベンチを使用して開催予定でしたが、生憎の雨天でやむなく内容を変更しました。ポリ袋クッキングについてはレシピ紹介にとどめました。防災関係のDVD2本鑑賞。内容は「地震だ!その時どうする?」、「南海トラフ地震・時間差で起こりえる次の地震への備え」 八幡領防災士による被災地支援活動報告(能登地方)、受講者フリートーク(感想や要望)等を行いました。

感想としては、複数回受講している方からは今年は特に気象台の講演が非常に良かった。来年もお願いしたい。初めての方は大変参考になりました。要望としては募集方法の見直しが必要では?公報に掲載するだけではなく、自治連合会や地域自主防災組織連絡協議会等の町内の団体に参加依頼をしてはどうか。講座内容に自主防災組織の活動活性化につながる内容をお願いしたい。等々

令和7年度奈良県自主防犯・防災リーダー研修

令和7年度の奈良県自主防犯・防災リーダー研修が、奈良女子大学と奈良県産業会館の2会場で実施されました。この講座は奈良県防災統括室が主催する防災士養成講座で、本年度は300名の受講者がA日程B日程とも各2日間で受講されています。奈良県防災士会からは7年9月6日(土)にA日程、9月21日(日)B日程の講義に参加し、「防災士に期待される活動」の講義を末田防災士が担当、「マイ・タイムライン地震編の実技訓練を北村防災士が行いました。
奈良県防災士会は「会員のスキルアップ」と「会員相互の親睦を図る」お手伝いをしています。奈良県でも4000人超の防災士が誕生しています。お気軽に奈良県防災士会へ参加して下さい。

<末田政一防災士>

令和7年度奈良県自主防犯・防災リーダー研修【防災士養成講座】の実技講座として奈良県防災士会から北村防災士が講師を務め「マイ・タイムライン地震編」を実施し、A日程の奈良女子大では約200名、産業会館では約100名が受講されました。
南海トラフ地震が発生し奈良県では震度7を記録し甚大な被害を及ぼし、ライフラインの停止、家屋の倒壊などで負傷者が出て、火災も発生している状況下を想定し、自分や家族がどう行動どうするかを、1時間後、12時間後、24時間後、48時間後の時系列で状況の変化に応じて考えるという机上訓練でした。
事前の準備では非常持ち出し品を備えているという方は多かったのですが、家族一人ひとりに備えているという方はほとんどおられませんでした。また、日ごろ地域の防災訓練に参加しているという方も半数程度と、防災意識があっても現実はなかなか行動に移せていないという方が多いという印象でした。
振り返り編の後には、2015年の熊本地震への奈良県防災士会による被災地支援活動のスライドもご覧いただきました。

<北村厚司防災士>

親子防災「自分で自分を守ろう!〜地震が起きたら〜」

8月23日(土)奈良市の三笠公民館において『親子防災「自分で自分を守ろう!〜地震が起きたら〜」』を開催しました。

小学1年生~中学2年生の子ども6名とその保護者4名の計10名の方が参加されました。
前半は、実際の地震の動画をみてもらいました。そのあと屋内外での地震で危ない箇所についてイラストをみながら考えてもらい、気づいた場所を答えてもらいました。また、地震が起きた時に一番大切なこととして、①死なない!②大けがをしないを念頭に、緊急地震速報がなったらどういう行動をとるべきか、「シェイクアウト」をみんなで確認し、実際に行動をとってもらいました。こちらも、みなさんすばやく行動をとることができ、大変素晴らしかったです。

後半では、地震によって断水がおきた時、水不足による生活の中で、どのようなことで困るかを考えてもらい、水の確保についての大切さも学んでいただけたと思います。実際に、給水車で水をもらったことを想定し、水を入れた1~2リットルのペットボトルをもてるだけ手で持った状態でフロア内を移動してもらい、水の運搬の大変さを実感していただけました。手で持つことよりも、両手が空くリュックでペットボトルを運んだり、ビニール袋を活用したバケツで運搬するなどの工夫について知ってもらい、安全で効果的に運搬する術を身に着けていただけたようです。また、水不足で困難となるのがトイレですが、簡易トイレの体験もしていただきました。今回は、凝固剤、尿取りパット、ペットのトイレシート、新聞紙を各家庭で違う種類の体験をしてもらい、結果を比べてもらいました。実際に家庭で準備されている所もあるようですが、水分を固める・吸収するアイテムの使用比べをしてもらうことは、印象的で記憶に残る体験だったのではないでしょうか。今回参加された方は、防災対策に関する意識が高い方も多く、今後の更なる防災対策に役立てていただければと思いますし、いろいろな年代の方と一緒に体験することで、防災対策の新たな工夫や気づきにつながることを実感いたしました。今回の防災教室を機に、そのご家族やお友達にも伝達していただき、防災の輪が広がることを期待しています。最後に、お子さんお一人おひとりに感想を述べていただき、缶バッチをプレゼントさせていただきました。「楽しかった」という感想も多く、夏休みの思い出にもなっていただけたのではないでしょうか。

〈報告:福岡防災士〉

 

京田辺市人権問題研修会「人権の視点で考える防災」

8月21日(木)、京都府京田辺市において人権問題研修会の一環として「人権の視点で考える防災」と題して植村信吉防災士が講演を行いました。この講演は、奈良県防災士会が能登半島地震の支援活動に取り組んできた経験と体験に基づき、京田辺市民及び京田辺市市役所職員を対象に開催されたものです。講演では、能登半島地震の際に支援に入った避難所(珠洲市正院小学校)の実態や課題に加えて、珠洲市や能登町における災害ボランティア活動から感じた人権問題について報告され、なかでも、SNSでのニセ情報が如何に被災者を惑わせているかについて報告と注意点を訴えました。参加者は、市民よりも市役所職員の方が多かったこともあり、災害時の自治体職員としての心がまえや準備についても取り上げて話をしたこともあり、有意義な講演会となりました。

<報告:植村信吉防災士>


 

三郷中学校防災訓練

令和7年5月13日(金)、三郷中学校において2年生5クラス約170名を対象とした防災訓練があり、三郷町自主防災ネットワークから10名が指導員として参加協力させていただきました。昨年1月1日の能登半島地震や8月の南海トラフ地震注意情報の発令など、大規模地震災害への備えが重要視される中での毎年恒例の行事でした。

NPO法人奈良県防災士会の植村相談役による講演の後、役場総務課や消防団、西和消防による段ボールベッド、応急手当、AEDの使い方などのブース体験が行われました。三郷町自主防災ネットワークは「危険個所クイズ」「非常持ち出し品(男子と女子別」のブースを担当させていただきました。生徒たちは皆熱心に取り組んでいました。彼らがこれからの三郷町の防災力として育っていってくださることを期待したいと思います。

<報告:澤防災士>

令和7年度学校安全教室推進事業 防災教室講習会

8月4日 いかるがホールにおいて、文科省・奈良県教委主催「令和7年度学校安全教室推進事業 防災教室講習会」が行われました。県内の小学校・中学校・義務教育学校・高校・幼稚園・こども園・特別支援学校・市町村教委など学校教育に携わる方々153名が参加されました。

第一部は「避難所を知る」と題して、植村防災士より講演が行われました。避難所運営に係る一般的な話に加え、自身が能登半島地震などでの支援活動で経験・見聞きした、その場で求められる様々な課題などを交えての話に参加されたみなさんは熱心に耳を傾けらていました。

第二部は参加者が10のグループに分かれ、ワークショップです。全国的に見ても学校(特に小中学校)は避難所に指定されています。実際に大規模災害が起こると学校関係者は好むと好まざるとにかかわらず自身の勤務する学校で避難所運営に携わる可能性が高いことから、「避難所の課題を考える」というテーマで次々に出される課題について、避難所を運営する立場に立って『課題の解決方法』『事前にできたこと』について意見交流をしていただきました。

課題は能登半島地震発災後、珠洲市の正院小学校で起こった事例を基に順次出される「避難所にはすでに800人ほどの避難者がいて、校舎や駐車場のどこにだれかわからない状況」、「避難所に物資が届くようになったが、玄関先に荷物が山のようになっている。どうしたらよい?」など6つの課題について各グループで活発な意見交流が行われました。6つの課題終了後に、各課題についてランダムに1つのグループが指名され、そのグループで出た意見を発表していただき、植村防災士よりポイントを伝えるという形で第二部を終えました。

最後に、第二部でサポートについた村山・板垣・小山・岡本の4人の防災士より一言ずつ感想を伝えさせていただき、今日の研修会での話や意見交流を自分事として各学校園などに持ち帰り、それぞれの場で生かしていただけたらという植村防災士の総括で研修会を終えました。

参加されたみなさんの熱心な姿に感心させられた会となりました。参加者のみなさん、お疲れさまでした。

<報告:岡本防災士>
 

 

お天気フェア 2025

令和7年7月30日(水)奈良県立図書情報館において、奈良地方気象台、奈良県砂防・災害対策課、NHK奈良放送局、奈良県防災士会の主催並びに奈良県立図書情報館の共催、気象友の会の後援による「夏休み お天気フェア2025」が行われました。非常に厳しい暑さの中、73人が来場し、天気と防災について学んでいただきました。奈良県防災士会からは15人の防災士が参加し、「防災紙芝居」の上演、「新聞紙スリッパ作り」の工作、「ポリ袋クッキング」「能登半島地震・水害や奈良県防災士会の支援活動」についての展示を担当しました。奈良地方気象台の「気象実験や展示」、奈良県砂防・災害対策課の「土砂災害」、NHK奈良放送局の「VR体験」と色々な内容で、来場者の皆さんは楽しみながら熱心に見学体験をされていました。来場者の中に、“来年防災士養成講座を受けて、防災士になります。”と言ってくれていた小学生もいました。

<報告:西田防災士>