「先手防災!どう動く」 聴覚障がい者と支援者 

 

去る10月25日(日)、奈良県社会福祉総合センターにおいて、聴覚障がい者と支援者が参加してタイムライン研修が行われました。この研修は、支援センターからの依頼を受けて開催されたもので、講師として植村が参加しました。午前中は台風接近に備えてと題して約60名、午後は、南海トラフ地震が起こったと想定して約45名が参加して開催されたもので、聴覚障がい者自身がどう動けば良いのか、また、支援者はどう動けば良いのかを時系列で考えるタイムライン研修として行いました。研修は、タイムライン研修と振り返り研修と言う形で進めましたが、聴覚障がい者からすると、「どのように情報を掴むのか?」が大きな課題となりました。特に、地震の際の緊急地震速報時のシェイク・アウト訓練では、支援者は素早く身を伏せる行動ができましたが、障がい者には伝わらないことが浮き彫りになりました。また、障がい者をどう支援するのかは事前に相互の約束事をしておくことが大きいことも判明しました。なお、振り返り研修時の感想や意見交換は全て手話を使って行われましたが、講師として参加した私はなにが話されているのか一切わからず状態でした。これは聴覚障がい者の方が日常生活で実体験されていることの裏返しだと感じました。あらためて防災士としての視点の持ち方を考えさせられる一日でもありました。

報告者:植村信吉防災士

体験型「避難所開設・運営訓練(コロナウイルス対策)」

令和2年10月9日(土)奈良県総合福祉センターにおいて、奈良県教育委員会保健体育課主催の「体験型避難所開設・運営訓練(コロナウイルス対策)」が行われました。対象は、奈良県下の学校の先生で、45人の参加でした。奈良県防災士会からは、5名が参加しコロナウイルス対応の避難所開設・運営訓練を行いました。地元自治体や地域での、避難所開設訓練には参加経験のない方ばかりでしたが、さすがに呑み込みが早く、十分な訓練成果が得られたと思います。(報告者:板垣防災士)

参加者のアンケート結果を添付します。(10月16日)

令和2年度防災教室講習会 感想

平群町連続講座第五回

10月3日(土)に平群町総合文化センターで、平群町公民館教室「くらしに活かす防災講座」第五回が行われました。テーマは「災害時の食と役立つ小技を学ぼう」で、奈良県防災士会からは8名の防災士が参加しました。4名の防災士がリレー方式で講師を務め、「災害時の食について〜何をどう備えればいいの?」(小山防災士)、「みんなで作ろう!防災かまとベンチ」(堀田防災士)、「講座のまとめと今後の課題を、みんなで共有しましょう」(山﨑防災士)、「総括」(植村防災士)と盛りだくさんの内容でした。受講後のアンケートで「講師の皆さん、わかり易いお話と詳しい資料(パワーポイント)で今まで気づかなかったこともよく分かりました。」や「初めての参加で参考になって、地域に持ち帰って前向きに取り組んでいきたいと思います。」などのコメントが寄せられました。「来年度もぜひ開講を!」との声も多数いただき、全五回を無事に終えられたことに感謝申し上げます。  <報告者:小山防災士>

201003 平群町公民館教室第五回_アンケート

男女共同参画講座

9月30日(水)に奈良県女性センターで「これからを生きるヒント講座」が開催されました。本講座は男女共同参画の推進を目的としたもので、全3回のうちの第1回を奈良県防災士会が担当しました。植村防災士による「コロナ禍における避難を考える!」と題した講演を皮切りに、石川防災士による防災紙芝居「マナちゃんリナちゃん ひなんしょたいけんにっき」、小山防災士による講演「男女共同参画の視点で考える避難所運営とは」を行いました。18名の受講者からは「災害時に要配慮者が適切な支援を受けられるための仕組み作りにどう取り組んでいけばよいのか」といった質問や、「避難所で居住区ごとにまとまって寝泊まりすることの問題点」などが指摘され、本テーマへの関心の高さを再認識する機会となりました。

<報告者:小山防災士>

橿原市耳成地区地域こども教室防災講座

 

9月5日(土)耳成小学校「防災講座 台風とかみなり」

・風、雲、雨について(大北)・台風の誕生、被害(大北、川端)・クイズ(川端) ・雷の発生、避難(松田、窪)・まとめ

こどもたちが普段の生活の中で遭遇する可能性の高い台風と雷について 発生の仕組みと危険、私たちにできる危険回避などについて 講義しました。クイズも交えてしました。(参加者37人)

9月19日(土)耳成南小学校 「防災講座 かさい」

・はじめに ・紙芝居 ・台風について ・クイズ ・雷

できたての紙芝居使わせてもらいました。こちらの小学校のお子さんたちはしつもんにも答えてくれてました。台風の風の向きや雷から身を守り方の興味を寄せてくれました。(参加者70人)

(報告者:大北防災士)

平群町連続講座第四回

9月12日(土)に平群町公民館教室「くらしに活かす防災講座」第四回が平群町総合文化センターで開催されました。テーマは「平群町の災害リスクを知ろう〜地震について〜」です。奈良県防災士会からは防災士6名が参加し、平群町防災士ネットワークからは非常持ち出し袋の実物展示にご協力いただきました。13名の受講生の皆さんには、より安全な避難経路の選び方や、地震発生時に危険となる家具の配置などについて、全員で議論していただきました。受講後のアンケートには「危険箇所を皆んなで討論したことにより気づかされることが多くあった。」や「災害時の備えの重要性について再認識しました。」や「防災の基本は、正しい情報と実践そして助け合いだと思いました。」や「今日から”備え”のための行動に出ます!!」などのコメントが寄せられました。全五回の連続講座も、次はいよいよ最終回です。   <報告者:小山防災士>

200912 平群町公民館教室第四回_アンケート

令和二年度研修(奈良県社会福祉総合センター)報告

8月30日 奈良県社会福祉総合センターにおいて令和2年度研修が行われ、「コロナ対策避難所開設訓練」を行いました。

【訓練参加者からの声を紹介します。】

  • HUGは何回かさせて頂きましたが、今回リアルHUGが体験できてとても良かったです。withコロナで避難所開設も進化している事が分かりました。地元の方にも伝えたいです。
  • 一人一人が自分の頭で考える。リーダーを中心にまとまること。
  • コロナ疑いの方のゾーニングができなかった。発熱のある方とせきだけの方を一緒にしてしまった。
  • 「避難所は避難者が運営する」。これは一般の人は全く理解できていない。自分には何ができるか?避難所の入口に「避難者は運営にお手伝いください。」とかかげておきたい。
  • 頭では理解しているつもりでも、実際にやってみると出来ていないこと、出来なかったことがたくさんあり、とても有意義でした。今日のふりかえりを地元に持ち帰り、自主防で活用させていただきます。
  • スキルアップの為、ご尽力頂きありがとうございます。防災士として役に立てるよう、今後ともご指導宜しくお願い致します。

【訓練の様子】

総合受付準備(新型コロナウイルス想定)

総合受付(潜在場所の振り分け:健康状態の確認)

従来の一般受付(密にならないように!)

避難者ゾーニング打ち合わせ。(重要です)

実地訓練後の振り返りタイム

令和2年7月豪雨 熊本の状況報告

 

<報告:八幡領防災士>

平群町連続講座第三回

8月1日(土)平群町公民館教室「くらしに活かす防災講座」第三回が平群町総合文化センターで行われました。今回のテーマは「平群町の災害リスクを知ろう〜豪雨災害について〜」です。奈良県防災士会からは7名の防災士が参加し、13名の受講生の皆さんと共に、令和2年7月豪雨を始め、過去2年間に日本列島の各地で起こった豪雨災害について学び、もしも平群町に大雨が降ったらどうなるのかを考えました。受講生からは「最近の集中豪雨は驚異だと改めて感じた。」や「ハザードマップの重要性を認識しました。」や「水害のおそろしさはニュースで見ていますが、あらためて自分のこととして考えられることができました。」や「災害がいつあっても対応できるように平常時から考えておく大切さを学びました。」などの声をお寄せいただきました。残すところあと2回、受講生の皆さんのご期待に応えられるよう、スタッフ一同頑張ります。

<報告者:小山防災士>

200801 平群町公民館教室第三回_アンケート

お天気フェアー

令和2年8月1日(土)奈良市防災センターにおいて、奈良地方気象台、奈良県砂防災害対策課、奈良市防災センター、日本気象予報士会、奈良県防災士会の共催による「夏の天気フェア2020」が行われ、親子約60人が来場、天気と防災について学びました。奈良県防災士会からは7名の会員が参加し、防災士会ブースでは避難所等で身近にある物を利用して工作「ゴミ袋でポンチョ作り」と「キッチンペーパーのマスク作り」の体験コーナーを設置しました。本年度は新型コロナウイルス感染防止対策を行っての開催となり、午前中の2部予約定員制のため少人数でしたが、参加者の皆さんが余裕を持って見学体験できたと思います。

<末田政一 防災士>

令和2年度第1回理事会開催

令和2年度第1回奈良県防災士会理事会が、7月4日(土)13:30から開催され、理事長及び副理事長が選任されました。新任の末田理事長の挨拶です。

理事長副理事長互選報告と理事長挨拶