南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」発表される

8月8日、宮崎県日向灘を震源とする地震(震度6弱)を受けて、気象庁は専門家らで構成される評価検討委員会を招集し、2017年11月の制度導入後初となる「巨大地震注意」を発表しました。

しかし、この南海トラフ臨時情報を認識している県民が少ない(認知度約3割弱)ということを踏まえ、防災士会会員の方は、「過度に恐れず備え点検をする」こと、「普段より起きやすくなっていること」を伝え、注意を促して下さい。

具体的には、

  • 家具の固定や備蓄
  • 避難ルート、避難所の確認
  • 家族との連絡手段

等が挙げられます。

1週間ほどと言われる警戒の期間も、地震の起きやすさと、人が警戒をもち続けられる期間との兼ね合いで決められた経緯があります。1週間が過ぎても、備えが必要であることを伝え広めて下さい。

会員の皆さまにおかれましては、以上の現状をご理解の上、何かあれば即応できる体制と準備をお願いします。

奈良県防災士会理事長 末田政一