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中和・東和医療圏防災会議に参加しました

さる5月19日(土)14時~17時、かしはらあんしんパークにおいて奈良県内の中和地区、東和地区の医療関係者(保健所、病院、医師会)や自治体防災担当者を集めて行われました。(6自治体、12病院、1保健所、1医師会)
この会議は、健生会土庫病院の中尾先生が中心となって取り組んでおられるもので、中尾先生(防災士)から「防災士会も参加しませんか?」との呼びかけで初めて参加しました。
第一部では、BCP、受援マニュアル、自治体のタイムラインなどのアンケート結果の報告と考察が行われ、各病院や自治体での現状が報告されました。
また、中尾先生からは、豪雨災害、水害、福祉避難所、垂直避難などについて過去の災害の事例と問題点や課題などの講義がありました。
第二部では、中和保健所の山田所長から「DHEAT(ディーヒート)とH-CRISIS」の説明がありました。特に、「施設・避難所ラピットアセスメントシートの運用」のシステムは、災害時には「率先避難者」になることや「避難所運営の中心的役割」を担うことを課題にしている防災士会としては、避難所の概要(避難者数、ライフライン、衛星環境)をどのように災対本部へ伝えるのかという視点から、防災士会としてぜひ研修すべきものと感じました。(報告:植村信吉防災士)

※ BCP:災害時に優先して対応する業務や原料調達、輸送手段などを確保し事業継続を目指す計画。
※ 施設・避難所ラピットアセスメントシート:所定の様式に鉛筆などで記入した用紙を携帯の写メで撮影後転送。災対本部(自治体等)システムが一括集約。

ブロック別研修会・タイムライン

平成29年7月23日(日)、奈良県防災士会の定例研修会として「ブロック別研修会」が行われました。

  午前中、大和郡山市民交流館で奈良市ブロック研修会
   ・28名参加(内スタッフ9名)
 午後、同じく大和郡山市民交流館で北和ブロック研修会
   ・23名参加(内スタッフ10名)
 夜、奈良県社会福祉総合センターで中和・南和ブロック研修会
   ・29名参加(内スタッフ10名)

 研修内容は「タイムライン」
記録的短時間大雨情報が7回も出されて大災害になった、九州北部豪雨を始め、北海道や秋田でも水害が起き、台風や低気圧に、いつ、誰が、どのような備えをし、命を守ることになるか検討が行われました。
今後、地球温暖化で海面水温が上昇し、空気中の水蒸気が増え、台風も巨大化するなど気象災害が増加することが懸念され、各地域で、みんなで検討し備えをすることが必要だと確認しました。  <村山 央 防災士>

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斑鳩町避難訓練

 平成29年7月9日(日)斑鳩南中学校において、「大和川の氾濫に備えた避難訓練」が行われました。法隆寺第三団地、目安地区の皆さん約130名が参加され、一時避難場所で安否確認をしたのち中学校まで、用水路などの危険個所の確認をしながら避難訓練を行いました。
本会から植村理事長、末田政一、川口均、柏田勝幸、北村厚司、北村しおり、大北容子、修田智道、板垣伴之、堀進、大坂間弘明、吉岡彰、湯口登美子、村山央防災士が参加し、川口防災士が「斑鳩町南部地域の水害時避難訓練のために」と題して講演しました。
九州北部豪雨の直後でもあり、皆さん熱心に取り組まれました。 <村山 央 防災士>
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十津川村防災教育講演会

平成28年7月6日(水)梅雨の晴れ間、十津川村平谷小学校において十津川村教育委員会主催の防災教育講演会が行われ、十津川村の小中学校の先生方約50名が参加されました。奈良地方気象台の講演の後、奈良県防災士会から植村理事長、村山、佐古 防災士がHUGを行いました。意外なことに5年前の台風12号による水害を経験した先生が数名しかいなく、避難所運営の大変さに戸惑いながら、真剣に模擬体験をしていただきました。
<村山 央防災士>CIMG3450

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理事長からのごあいさつ

新年を迎えるにあたって

特定非営利活動法人奈良県防災士会
理事長  植村信吉

あけましておめでとうございます。

旧年中は会員各位を始め、関係機関皆様方の格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。お陰さまをもちまして日本防災士会奈良県支部は、昨年開催いたしました第7回総会(特定非営利活動法人設立総会)を持って、特定非営利活動法人奈良県防災士会として新たな一歩を踏み出すこととなりました。今後は、会員の皆様のご理解、ご協力を得ながら“防災協働社会”の実現をめざすべく決意を新たにいたしております。

いつどこで災害がおこっても不思議でないとされる今日、昨年も常総市を始めとした北関東、東北地方で発生した大水害は記憶に新しいところです。

災害が起こるたびに、自然の力の前には人間の力がいかに無力かであるのかを痛感しておりますが、防災士として、防災士会会員として、これまでの活動を再度見つめ直しながら、奈良県下における地域防災活動をいかに進めて行くのか、全国で発生した災害にいかに対応するのか課題は山積みであります。特に、近々起こると言われて久しい南海トラフ地震に備える事は重要です。同時に、専門家が警鐘を鳴らす南海トラフ地震に誘発されて起こりえる活断層型地震にも備えなければなりません。

昨年は、私の知る限りではありますが県下約80ヶ所の地域や団体の方々から防災研修等のご依頼がありました。県下における防災士会の認知度が上がりつつあると考えており、寝る間も惜しんで県下各地へ赴いている会員各位の努力の結果でもあります。誠に力強い限りです。ただ、各地域や団体での指導となれば会員全員が参加できている訳ではなく、一部会員に限定されるという課題が浮き彫りになってきました。今後は、全ての会員が、どこでも誰でも赴けるように自らのスキルアップが求められていると考えるべきでしょう。

どんな災害が起こるのかは地域によって違うのです。自分の地域を知り、町や人を知らないと災害には備えられません。

会員各位におかれましても、おごることなく目の前の課題を一つひとつ着実に取り組んでいく一層の努力と、防災士及び防災士会会員の使命を果たされんことを心から祈念し、新年のあいさつといたします。

ともに頑張りましょう。

常総市被災地支援ボランティア活動

平成27年9月23日(水)日本防災士会が実施した「常総市被災地支援ボランティア」第一次派遣に参加しました。私は、たまたま20日・21日と東京に滞在する予定になっていたため、この機会に、参加することとしました。当日、朝5時20分頃、東京駅を出発し、常磐線取手駅で関東鉄道に乗り換えましたが、関東鉄道は水海道以北は、不通の状態で運転されておらず、二つ先の駅近郊の集合地に行くため、タクシーを使うしかなかった状況でした。第一次派遣に参加した防災士は、総勢57名で、本部・茨城県・東京都・千葉県・埼玉県の防災士が主体でした。ボランティアセンターでのマッティングの後、グループ分けし、15名ぐらいのグループが、地域の被災家屋の後片づけの作業をしました。私のグループは、常総市沖新田町の古い建物と新築家屋及び作業所で、家具の水洗い・乾燥・消毒や床板の撤去・床下の泥の撤去・水洗い、障子・網戸・雨戸・ふすまの水洗い・乾燥などの作業を行いました。この辺りは、小さな八間堀川が鬼怒川の影響で水があふれ、住宅の床上まで浸水、この家の家族は二階に避難し、ベランダからヘリコプターに救助されたそうです。水道は復旧せず、飲料水はペットボトルに頼っていましたが、井戸水があったので、作業は容易でした。ただこの家の家族にとっては、毎日の泥との戦いであり、大変なご苦労と思います。水害前に収穫された田んぼに、コンバインで切断されたわら屑があったため、泥と共に切わらがそこらへんに流されて来ていました。未収穫の付近の田んぼの稲は倒れていて、大変な損害と思われます。ゴミ・粗大ごみの収集が追い付かず、まだ道路に山積みの状態のところが多く目につきました。常総市役所周辺も、消毒薬のにおいが残っている状態で、回復までまだ時間がかかる状況です。作業終了後、ボランティアセンターが用意したバスで、つくばエクスプレスの最寄駅まで送迎してもらいましたが、高校生や大学生が多数乗車していて、頼もしい限りでした。(板垣防災士)

 

 

 

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平成 27 年台風 18 号による関東・東北豪雨災害について

このたびの台風 18 号により被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

奈良県防災士会では、紀伊半島大水害における経験をいかし、防災士会本部、栃木県支部、茨城県支部、宮城県支部などと連携をはかりながら、災害ボランティア派遣や寄付などの呼びかけを行いたいと考えています。

現時点では、会員や防災士会本部、他県支部などから情報収集を行っております。

奈良県防災士会としての動きが決まり次第、ウェブサイトにてご報告いたします。

関東・東北豪雨災害について

台風18号に伴い、茨城県・宮城県を中心とした地域で大水害が発生しました。現在も、自衛隊を始め、警察、消防、自治体など関係機関が行方不明者の捜索など、懸命の活動を行っていることは周知のとおりです。

私ども奈良県防災士会といたしましては、紀伊半島大水害を経験した者として「なにができるのか?」を考え、すぐにでも現地へ向かいたい気持ちです。

ただ、これまでの経験から、すぐに現地へ赴く行為はかえって現地活動の障害になる場合があります。したがって、現地での受け入れ体制が整った時点で、災害ボランティア派遣や、カンパ・寄付などの呼びかけを始めたいと思います。

会員各位におかれましては、現地の知人・友人、親戚の方々からの情報収集、現地でのボランティアセンターの情報などを集めて、県防災士会へ連絡をお願いします。

なお、県防災士会から、防災士会本部、栃木県支部、茨城県支部、宮城県支部などに連絡を入れています。現地の様子や、本部及び各県支部の取り組みなど、新たな情報がわかり次第、HPにて報告します。ご理解、ご協力をお願いいたします。

王寺町防災訓練

平成27年8月9日(日)、王寺町北小学校において「王寺町防災訓練」が行われ、住民の皆さん約200名と関係機関約80名が参加されました。

昭和57年水害を教訓に水害対策確認訓練を目的とし、行政側は「避難行動をとる判断ができる知識と情報を提供する」、住民側は「災害リスクを認識し、どのような避難行動をとるべきか」を趣旨として行われました。
自衛隊による道路啓開訓練、西和消防署による救出訓練、消防団・町職員による土のう積み及び、資機材取扱訓練があり、防災士会からは「植村信吉、柏田勝幸、高岡宏芳、高木忠雄、板垣伴之、伊藤東洋雄、末田政一」各防災士による、ロープワーク、三角巾、簡易担架の実技訓練を指導しました。
連日猛暑の中の訓練となりましたが、皆さん熱心に受講され、継続して行っていく大切さを学びました。

<末田政一 防災士>

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台風11号接近に伴う対応について

台風11号が接近し、今夜にも四国地方に上陸の恐れがあります。

この台風11号は、あの紀伊半島大水害をもたらした平成23年台風第12号と、ほぼ同じコースをたどっているようです。

会員各位におかれましては、地域の防災リーダーとして万全の準備と、率先避難者として災害時要配慮者などへの対応をお願いします。