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田原本町教育委員会生涯学習講座「災害に備える」~水害編~

10月12日日(水)、田原本町生涯学習講座の一環として「災害に備える」~水害編~が開催されました。この講座の講師として植村信吉副理事長が招かれ約1時間に渡って講演を行いました。講演では、講座の受講生が高齢者であることを踏まえて①近年増加する水害②身を守る3つの心得③水害に備えるを柱に、「いつ」「どうやって」どこへ」逃げるのかを中心に講演を行いました。過去に田原本町は”57水害”で堤防決壊で大きな被害を受けたこともあり、受講生は熱心にメモを取るなどしながら参加していました。(報告者:植村信吉防災士)

三郷町連続講座第二回

令和4年8月20日、三郷町福祉保健センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第2回目「三郷町の災害リスクを知る」が実施され、奈良県防災士会より植村顧問が講演し、町内防災士や自主防災役員など14名が受講しました。今回は過去に水害が起きた明治団地およびため池ハザードマップに掲載されている「大池」という溜め池の、現地見学会を中心とした内容で進行しました。今回、受講者はまず社協の車に分乗し現地へ向かいました。明治団地では57災害と呼ばれる昭和57年の台風10号の時と、平成29年の台風21号による地域の水害の様子について、明治団地自主防災会の代表の方による語りとまち歩きでの案内がなされ、当時の様子やそこから地域で始めた取り組みなどが紹介されました。特に大和川の水位が上がってから、樋門が閉じられるタイミングが地域に知らされないことに、行政や大和川工事事務所との連携を強く求められている事や、高齢者の避難への対応に苦心されていることなどをお話しくださいました。また次に訪れた「大池」では、社協担当者よりため池ハザードマップと連動した情報の説明があり、受講者一同熱心に耳を傾けていました。そのあとは福祉保健センターに戻り、奈良県防災士会の小山防災士による「三郷町の豪雨災害リスクを知ろう」という題目で講演がありました。水害や土砂災害、避難の方法や避難情報の活用などについて講演されました。  (報告者:北村防災士)

日本防災士機構主催セミナーのお知らせ

日本防災士機構主催の以下のセミナーが開催されますのでお知らせいたします。
受講希望される方は、内容ご確認のうえ直接申込みください。

■「事業継続力強化計画策定セミナー」【作る編】

主 催:日本防災士機構
共 催:中小企業基盤整備機構

開催日時:2022年7月23日(土)10時~12時(予定)

申込先:https://questant.jp/q/NJBO2022-06

※電話番号入力の際は数字のみで入力してください。―(ハイフン)は入力しないでください。
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■「大規模水害に備える ~マイ・タイムラインの普及~ 」

主催:日本防災士機構
共催:国土交通省水管理・国土保全局
講師:鮎川 一史 氏
(一般財団法人河川情報センター参事)

開催日時:2022年7月30日(土)10時~12時00分(予定)

申込先:https://questant.jp/q/NJBO2022-07

※電話番号入力の際は数字のみで入力してください。―(ハイフン)は入力しないでください。

 

 

「くらしに活かす防災講座」

令和4年6月4日(土)、平群町総合文化センターにおいて「くらしに活かす防災講座 第一回」が開催されました。本講座は全5回(6月~10月)の連続講座で、本年度で3年目を迎えます。コロナ禍のため、1年目と2年目は座学中心のスクール形式でしたが、今年度は「with コロナ」を意識して実技を多く取り入れる予定です。第一回は奈良県防災士会から2名が参加し、平群町防災士ネットワーク3名に運営のサポートを頂きながら、8名の受講生に講義が行われました。

テーマは「災害に備える」で、植村副理事長から「心がまえ」と「防災クイズ」と「非常持ち出し袋」について講義がなされました。災害時に最も重要なのは「死なない」ことであり、そのためには「災害を知る」、「なにから始めるか?」、「我がこと意識をもつ」などの必要性が説かれました。南海トラフ地震は過去の周期から必ず近い将来に起こりうるとのことで、南海トラフ地震の前後には活断層型の局地的地震が発生する可能性もあるそうです。大地震発生時には「死なない、大ケガをしない」ことが最も重要で、風水害時には「早めの避難が命を救う」とのことでした。後半の非常持ち出し袋の時間では、受講生が各自持参した物品を広げて、活発に意見交換が行われました。受講生からは「家で備えている非常持出袋のチェックをする機会になってよかった。」「忘れていた事や必要な物がわかり勉強になりました。」などの感想が寄せられました。

(報告:小山防災士)

220604 平群町防災講座(第1回)_活動報告書

三郷町福祉避難所「マイ・タイムライン」

令和4年6月5日午前、生駒郡三郷町の三郷中学校に併設された福祉避難所でもある「武道場」にて、三郷町役場総務課主催の「自主防災ワークショップ」が実施され、三郷町内の自主防災組織や自治会の防災担当者など、18地区から27名が参加しました。講師には奈良県防災士会 植村相談役が来られ「大型台風接近を想定したマイ・タイムライン」の実習を行いました。前半は時系列順に普段からの準備、天気予報などの情報収集、2日前、1日前の避難情報や警報に対してどう動くべきか、地域でどのように助け合えばよいかなどを各自がマイ・タイムラインに書き込んでいきました。後半は振り返りとして、情報の伝え方や地域としての避難の在り方など「地区防災計画」として防災士や防災担当者がどう対応すべきかを説いていただきました。

質疑応答でも「水害の心配のない地区はこのタイムラインをどう生かせばよいか」「民生児童委員などと要支援者の情報共有をしたいがなかなか同意してもらえないのでどうすれば良いか」「指定避難所まで遠いので近くに指定避難所を計画してもらえないか」など、非常に切実ともいえる質問があり植村相談役からアドバイスをいただきました。次に町内在住の北村防災士から地区防災計画についての説明と、防災とSDGsを結び付けた家庭でできるツールの紹介がありました。奈良県生駒郡三郷町は令和元年7月にSDGs未来都市に選定されSDGsに関する様々な取り組みを行っており、日常的なSDGsに関わる活動が、「地球環境保全」や「人と人とのより良き人間関係作り」に役立つことから家庭や地域防災にも繋がることになるとして三郷町の自主防災活動補助金の対象として承認されたという報告もありました。

最後に澤美穂防災士からご自身が参加されている「三郷町自主防災ネットワーク」について紹介がありました。コロナ禍でもグループLINEで気づきや情報を発信、共有し、意見交換を行い、植村相談役にアドバイザーとしてご協力いただき、zoomでオンライン勉強会も行って来たことをアピールし、有事の際は被害情報も共有し、公の救助を待つよりも先に災害の少なかった地区の自主防災チームが資機材を持参し、救援救助に向かう、お互いを助け合える関係性を築き、防災、減災につながる、命を守る活動を一緒にしていきましょうと呼びかけました。

終了後2つの自主防災の代表が賛同しグループにご加入いただきました。各地区の年間防災計画も共有し、訓練を見学し合いながら防災訓練のアイデアをもらい、お互いに切磋琢磨し自主防災のレベルをあげていければと思います。

<北村厚司 防災士>

奈良県手をつなぐ育成会研修会

1月17日(月)、奈良県社会福祉総合センターにおいて、一般社団法人奈良県手をつなぐ育成会主催の研修会が、44名の参加のもと、行われました。知的障がい者相談員さんが対象の研修会で、奈良県防災士会の植村が講師を務めました。講演のテーマは、「先手防災、どう動く」“時系列の防災行動計画 タイムライン”です。相談員のみなさんは、タイムラインは初めてなので、ハザードマップから学んでもらいました。今回は、水害(台風)編でしたが、退避計画が無事、完成しました。2月の2回目は、地震のタイムラインを学んでいただきます。  (報告:板垣防災士)

 

『マイ・タイムライン研修会』

日本防災士機構主催の国交省マイ・タイムラインのオンライン研修会

日時:2021年10月9日(土)10:00~12:00
開催方法:zoomによるオンライン会議
申込方法:下記フォーム

防災士の方はこちらから

https://questant.jp/q/A7X8Y6NN 」

防災士以外の方はこちらから

https://questant.jp/q/CFMXOBOZ 」

奈良県をメインにした研修会です。ご参加よろしくお願いします。

詳細は、添付ファイルを確認の上、各自直接主催者へ申し込みください。

 

+++【講演1】++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「マイ・タイムラインの普及に関する取組と展望」について

講師:国土交通省水管理・国土保全局河川環境課
課長補佐 西川 雅規 氏

+++【講演2】++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
大規模水害に備える ~マイ・タイムラインの普及~
(河合町の洪水ハザードマップを使用し、河川は大和川等で解説)

講師:一般財団法人河川情報センター
参事 鮎川 一史 氏
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主催:認定特定非営利活動法人日本防災士機構
共催:国土交通省 水管理・国土保全局
協力:特定非営利活動法人日本防災士会

 

防災士への講習会(奈良県)①

三郷町災害ボランティア養成講座第2回目

 

令和3年8月21日、 生駒郡三郷町の福祉保健センターにおいて三郷町社会福祉協議会が主催する「災害ボランティア養成講座第2回目」が行われ、三郷町内から民生委員など11名が参加されました。

NPO法人奈良県防災士会から小山防災士(奈良市在住)が講師として「三郷町の災害リスクを知ろう」というテーマで講話をされました。第1章洪水について、第2章土砂災害についてでは、小山防災士がこれまで実際に三郷町内で水害や土砂災害のあった地域を取材され、また浸水予想地域の予想深度を動画で再現するなど、受講者にとって身近な地域でのシミュレーションを行いました。第3章安全な避難のためにでは、避難情報や普段からの家族などでの取り決めなど、第四章地震についてでは、危険予測問題なども交えて約2時間におよぶ講習会となり皆が熱心に聞き入っていました。

受講者アンケートでも「身近な場所での例などが紹介され分かり易かった」「災害について普段から意識する重要性をあらためて感じた」などのご意見がありたいへん有意義な講習会となりました。

近隣府県で新型コロナの緊急事態宣言が延長され奈良県下でも新規感染者が増加傾向の状況下での実施でしたが、感染防止対策も講じた上でなんとか終えることが出来ました。当該連続講座は9月に残る2回が予定されています。無事継続実施が出来る事を祈るばかりです。  (報告:北村防災士)

地区防災計画学会シンポジウムのお知らせ

地区防災計画学会のシンポジウムがオンラインで開催されます。
参加ご希望の方は、下記より各自で直接申し込み下さい。
https://gakkai.chiku-bousai.jp/ev210821.html

●地区防災計画学会シンポジウム(第37回研究会)

コロナ時代の避難の在り方
―静岡県熱海市の土石流災害等を踏まえて―

2021年7月に記録的な大雨によって静岡県熱海市で大規模な土石流が発生する等水害が続いています。
また、特別警報や緊急安全確保が出される中、新型コロナウイルス感染症の流行下での避難の在り方も問題になっています。
このような状況で、コミュニティは、どのように災害に立ち向かうべきでしょうか。
想定外が続く中での避難の在り方等について検討を行います。

日時 2021年8月21日(土) 13:00~15:30(予定)
※オンライン開催(YouTubeによる同時配信・再放送なし)
参加費無料・地区防災計画学会HPから申込必要

シンポジスト(調整中)
室﨑益輝 兵庫県立大学減災復興政策研究科長・地区防災計画学会会長
矢守克也 京都大学防災研究所教授・地区防災計画学会副会長
加藤孝明 東京大学生産技術研究所教授
鈴木猛康   山梨大学工学域土木環境工学系教授
田中隆文 名古屋大学大学院生命農学研究科准教授
モデレーター
西澤雅道 前福岡大学法学部准教授(内閣官房企画調整官)

奈良県地域婦人団体連絡協議会主催で「防災学習会」

去る12月5日、奈良県地域婦人団体連絡協議会主催で「防災学習会」が開催されました。この協議会からの要請を受けて、奈良県防災士会から植村防災士が招かれ、「今の防災」として講演を行いました。講演では、地震・水害に備えて自分でできることを中心に話を行いましたが、後半では、新型コロナウイルスが猛威を振るっている今日、日頃の生活や、避難所での感染症対策について重要なことを提案する形となりました。質疑では、参加者から「自分の周りは高齢者ばかりです。どうすれば良いでしょうか?」「コロッと死ねるなら、それはそれで良いかも」等の意見が出されました。「まず、自分の命をまもることから始めませんか?」「全てはそこからです」と答えましたが、今後、高齢化社会の中での防災を突き付けられたひと時になりました。

(報告:植村防災士)