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防災訓練お手伝いの募集

会員スキルアップと会員相互のネットワークづくりの機会として、多くの自治体や団体から訓練派遣依頼を頂いている中から、下記防災訓練の参加者を募集します。出来る範囲で大丈夫ですのでお手伝いをお願いします。ご希望の方は申込先に連絡の上ご参加ください。参加の際には訓練の円滑な進行にご協力をお願いします。
11月23日(祝)13:30~15:30
関西支部連絡協議会研修会「スフィア基準」原田菜穂子教授(研修会に参加頂けます)
大阪駅前第2ビル
申込締切り10月28日まで、先着順定員7名

11月27日(木)10:00~12:00
災害ボランティアセンター設置・運営訓練(主に避難者役として)
宇陀市総合体育館
申込締切り11月13日まで、先着順定員20名

11月29日(土)14:00~15:30
災害ボランティアセンター設置・運営訓練(主に避難者役として)
トーク安堵カルチャーセンター多目的ホール
申込締切り11月13日まで、先着順定員10名

12月7日(日)8:30~12:00
奈良市都祁地域合同避難所開設訓練(主に避難者役として)
都祁小学校・都祁中学校・都祁公民館
申込締切り11月13日まで


申込方法
必要事項を記入の上、必ずメールにて申込下さい。
e-mail  mail@bousainara.com
・記載必要事項「住所・氏名・年齢・メールアドレス・携帯番号・参加希望イベント名」

関西広域連合協議会

さる9月23日(火)、大阪市「NCB会館」松の間にて令和7年度関西広域連合協議会が開催されました。関西広域連合の委員(防災)を拝命しておりますので協議会へ出席しました。協議会では公募委員や各分野からの選ばれた委員から様々な意見が出され、今後の協議会のあり方や各府県において取組まれている活動の紹介がありました。防災分野から選出されている事から私からは、①災害時の受援力の強化②避難所の改善としてスフィア基準について意見を述べました。最後に、分野別で協議会の担当(知事、副知事、市長、副市長様)から出た意見に対しての回答があり協議会を終えました。

<報告:植村信吉防災士>

 

令和7年度 奈良県防災士会 研修会「スフィア基準」

5月25日 王寺町リーベルホールにおいて、令和7年度奈良県防災士会総会後に岡山大学教授 原田奈穗子氏をお招きして研修会が行われました。

テーマは【スフィア基準】(災害や紛争の被災者が尊厳ある生活を営むための人道支援活動における最低基準のこと)。私たち防災士会のように防災に携わる者としては、災害対応における基本原則と普遍的な最低基準として、世界中で最も広く認識されており、内閣府防災が避難所の生活の質を上げるために参考にすべき資料と定められているということを認識する必要があるものです。本研修では人の形をしたイメージイラストを基に分かりやすく教えていただきました。

様々なお話が合った中で印象に残ったのが、避難所で支援を行う際に〔支援を受ける人(受益者)のニーズに合った支援をしているか〕についての調査を行った場合、支援する側の肯定的回答は90%以上であるのに対し、受益者側の回答は10%足らずであるということ。支援する側は自分のできることを精一杯行っているという事実があっても被災して様々な課題や疲労を抱えながら支援してもらっているというありがたさの中でなかなか自分が思う支援をしてもらえていないという数字の乖離があることに改めて気づかせていただきました。だからこそ、「人道支援の必須基準」の九つのコミットメントに含まれる〔支援を受ける人の意見を受けたか〕、〔支援を受ける人のクレームに対応しているか〕など、このスフィア基準を徹底することが必要であることを感じました。災害列島で防災活動に取り組む私たちにとって、とても意義深い研修となりました。  <報告:岡本防災士>