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天理市西長柄町防災訓練

令和4年11月20日(日)天理市西長柄町公民館及び長柄第1公園において、西長柄町自治会・自主防災会主催による「西長柄町防災フェア」が開催されました。第5回となる今年の防災活動フェアは奈良県の「地域防災力支援ワークショップ・自主防災訓練支援事業」の支援を得て行われ、約180人が参加しました。

自主防災会の班員は所属する「総務避難誘導班」「水防消火救護班」「給食給水班」のそれぞれに定められたテーマに沿って訓練を行いました。総務避難誘導班は「安否確認用シート」を用いて全世帯の安否確認を行い、その集計を災害対策本部へ報告しました。水防消火救護班は安否確認のサポートと、天理市消防分団の指導による「初期消火訓練」を行いました。給食給水班は「レトルトカレーの提供」を150食行いました。防災倉庫の備品をすべて搬出して「防災備品展示」も実施されました。

参加者は奈良県防災士会の板垣防災士と村山防災士による「安否確認の取組みについて」の講演を聴講した後、奈良県防災士会の指導による「簡易担架」「ロープワーク」「簡易トイレの使用方法」などを体験しました。

(報告:南上防災士)

「災害多発時代の消防団と自主防災組織の在り方」

11月26日(土)、奈良県コンベンションホールにて「地域防災力充実強化大会 in 奈良 2022」が開催されました。このイベントの目玉の一つでもであるパネルディスカッションに奈良県防災士会から植村信吉副理事長がパネラーとして参加しました。「災害多発時代の消防団と自主防災会の役割」をテーマに、MCに吉本興業のペナルティー ヒデさんを迎えて、仲川げん(奈良市長)、中室貞浩(奈良市消防団長)、伊藤俊子(奈良市女性防災クラブ連合会会長)、植村信吉(奈良県防災士会副理事長)、菅磨志保(関西大学社会安全学部准教授)の5名がMCヒデさんの質問に答える形で、それぞれの立場からの「防災の取組の紹介」、「自助・共助の必要性」「消防団と自主防災組織との連携」について意見を述べました。このような大きなイベントに県防災士会の代表として呼ばれることに、県内で防災士会が認められ期待されていることを実感した日となりました。  (報告者:植村信吉防災士)

くらしに活かす防災講座 第5回「平群町の豪雨災害リスクを知ろう」

令和4年11月19日(土)、平群町総合文化センターにおいて「くらしに活かす防災講座 第5回」が行われました。最終回のテーマは「平群町の豪雨災害リスクを知ろう」で、受講生10名、奈良県防災士会から1名、平群町防災士ネットワークから3名がそれぞれ参加しました。

先ず小山防災士から令和4年8月豪雨による新潟県関川村・村上市の被災の様子や、令和3年7月に熱海市で発生した土石流の映像などが紹介され、平群町が豪雨災害に見舞われたらどのようになるのかを想像していただきました。続いて受講生の皆さんに「超大型台風が平群町を直撃したら」という想定で、「マイ・タイムライン」の作成に取り組んでいただきました。後半は平群町防災士ネットワークの中戸防災士より地元の自主防災会の「災害時初期行動マニュアル」について説明がなされました。総括は平群町防災士ネットワーク会長の堀田防災士からお話をいただき、最後に全5回の締めくくりとして平群町中央公民館の森田様よりご挨拶を賜りました。

受講生アンケートでは「水害のリスクを考えていなかったので、視野が広がりました。」「自分ごととして防災を考えられるかが課題だと思っているので、今日のワーク「マイ・タイムライン」の取組は大変役に立った。」「椿台のマニュアルは参考になった。自治会に提案する。」などの感想が寄せられました。コロナ禍で始まった本講座も多くの方々に支えられて3年目を終えることができました。「来年も受講したいと思います。」とのお声も頂戴し、改めて気の引き締まる思いです。

(報告:小山防災士)

20221119 平群町防災講座(第5回)_活動報告書

斑鳩町校区別防災訓練

2022年11月13日 第1回斑鳩町校区別防災訓練において、講演、物資搬送訓練及び災害住民意識調査が行われ、町内自主防災会などから約60名が参加されました。奈良県防災士会からは川口、小野、板垣、及び杉村防災士がご支援をさせていただきました。 (報告者:川口防災士)

防災に関する住民意識調査報告書_斑鳩町20221115

「地域防災力充実強化大会 in 奈良 2022」のご案内

消防 団を中核とした地域防災力の充実強化を図るとともに、地域住民や自主防災組織をはじめ、教育、医療、福祉関係者等を含めた各界各層の連携を深めることを目的として「地域防災力充実強化大会 in奈良 2022」が開催されます。

『災害多発時代の消防団と自主防災組織のあり方自然災害から身を守るために』をテーマにパネルディスカッションが開催され、本会より植村副理事長がパネリストとして登壇されます。

会員の皆様におかれましては、ご多忙中と存じますが、ご参加、ご聴講をお願いするものです。

******地域防災力充実強化大会 in 奈良 2022******

日時:令和4年 11 月 26 日(土) 13 時 00 分~16 時 45 分(予定)
場所:奈良県コンベンションセンター

-プログラム―

①『文化財を保有する社寺が期待する防災について』 生駒 基達 氏
② 事例発表1 『紀伊半島水害から 10 年 消防団と地域住民との連携』大垣 祥造 氏
③ 事例発表2 『未来へ繋げる地域防災力 -私たちが担います-』池口 光隆 氏

④パネルディスカッション ※15時25分頃~
『災害多発時代の消防団と自主防災組織のあり方 -自然災害から身を守るために-』

<パネリスト>
仲川 げん 氏(奈良市長)
中室 貞浩 氏(奈良市消防団長)
伊藤 俊子 氏(奈良市女性防災クラブ連合会 会長)
菅 磨志保 氏(関西大学社会安全学部 准教授)
植村 信吉 氏(奈良県防災士会 副理事長)

⑤防災クイズイベント
⑥総括 松田 浩之 氏(奈良県危機管理監)
⑦ 閉会挨拶 西里 利昭 氏(奈良県消防協会 会長)

詳細は、案内チラシを参照ください。

<案内チラシ>
https://fdma-chiikibousai.jp/

三郷町北小学校防災研修

令和4年10月5日(水)生駒郡三郷町の町立三郷北小学校4年生の「奈良県の災害について学ぶ」という授業のひとつとして「行政と地域の取り組みについて」の授業が行われました。1限目は、4年生131名が体育館に集まり、役場総務課の職員から行政の取り組みとして避難所や防災備蓄倉庫の紹介、ハザードマップの見方や大和川が増水したときの画像などを見ました。次に地元の防災士から自治会や自主防災での訓練の様子や防災かまどベンチなどが紹介され、「いざというときの助け合いの輪をつくる」という活動の目的が説明されました。続けて行ったシェイクアウトではみんなよく訓練しているようで、しっかりと身を低くして頭を守る行動が出来ていました。休憩を挟んで2時限目は4クラスに分かれて「非常持ち出し袋」「新聞紙スリッパ」「段ボールのブロック塀体験」「危険箇所クイズ」という4つのブースを、10分ごとにローテーションしながら学んで回りました。各ブースには指導担当として三郷町自主防災ネットワークで呼びかけた有志の皆さんのほか、NPO法人奈良県防災士会からも講師の方に来ていただきご指導いただきました。参加した児童たちはみな元気で、活発に各ブースを楽しみながら学んでいて、指導した防災士諸氏も終わった後に「子供たちに元気をもらって自分たちも楽しかった」と感想を述べていました。小学校での防災訓練や授業のお手伝いは、地元の防災士にとっても念願であったので、今回は初めての取り組みでしたが、教える側と学ぶ側両方にとってたいへん有意義な行事になったと思われます。(報告:北村防災士)

平群町連続講座第四回

令和4年10月1日(土)、平群町総合文化センターにおいて「くらしに活かす防災講座 第4回」が行われました。テーマは「災害ボランティアについて」で、受講生8名が参加し、平群町社会福祉協議会から3名、奈良県防災士会から4名、平群町防災士ネットワークから4名がそれぞれ参加しました。

前半は平群町社会福祉協議会の本多主任と岩上係長より「災害ボランティア活動について〜わたしたちに何ができるのか考える」をご講演頂きました。令和4年8月豪雨で被災された新潟県村上市の方々や、災害ボランティアとして駆け付けた地元高校生などへのインタビューが紹介され、被災者が元の生活に戻るためには多くの人たちの助け(ボランティア)が必要であることが説かれました。後半は山﨑防災士がご自身やご家族の体験談から「災害は忘れなくてもやってくる」こと、「共助」は大切だけど、初対面の人を助けるのは難しいので、日頃からの「助けて」と言える関係作りや「助けてもらえる」仕組み作りが重要とのお話をいただきました。受講生からは「話がよく実感できて、人ごととは思わなかった。」「町内で災害が起こればボランティアに参加したい。」「自主防災活動での要配慮者の実態調査を行ったばかりで、個別家庭訪問で面談出来た事で少しでも面識が出来て良かった。」などの感想が寄せられました。

(報告:小山防災士)

221001 平群町防災講座(第4回)_活動報告書

平群町連続講座第三回

令和4年9月10日(土)、平群町総合文化センターにて「くらしに活かす防災講座 第三回(避難所開設講座)」が開催されました。町内防災士や自主防災役員など16名の方に受講頂きました。第1部は、コロナ禍における避難所開設の資料動画を視聴頂き、第2部は、南海トラフによる地震が発生した想定で、発災時の避難行動から避難所開設まで要点や多様化する避難所運営での留意点について大坂間防災士より講話がなされました。受講者からは、「避難所開設の実際について全般的に知識を深めることができました」や「講座の内容が具体的になってきて、分かりやすくなってきた」とのお声を頂いた一方で、テーマとなっている「くらしに活かす防災講座」から外れていると厳しいご意見も頂きました。昨今、豪雨等による自然災害も増加傾向で被害も甚大化しており、避難(難を避ける)の対応力も防災の一つであると考えております。今後も、ご意見は真摯に受け止め、よりよいニーズに合った研修が出来るように工夫してまいります。 ( 報告:大坂間防災士)

220910 平群町連続講座(第3回)_活動報告書

三郷町連続講座第三回

令和4年9月3日、三郷町社会福祉センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第3回目「災害ボランティアとは?」が実施され、町内防災士や自主防災役員、役場職員など18名が受講しました。前半は、三郷町在住の北村防災士より熊本地震や西日本豪雨災害などの被災地での災害ボランティアの体験と活動の実態などが多くのスライドを用いて解説されました。後半の講演では県防災士会相談役の植村防災士による、ボランティアセンターの開設と運用の仕組み、行政や地域の諸団体、住民との関わりのあり方などが詳しく解説され、受講者は皆とても真剣に聞き入っていました。受講者の中で災害ボランティアの経験のある方は18名中3名と少なく、支援する側としてだけでなく三郷町で災害が起きた場合の受け入れ側の対応についても学ぶ大変有意義な機会になったと思います。当該講座は三郷町の社会福祉協議会が主催する連続講座として令和3年度より実施されており、少しでも多くの地元の方々に学んでいただきたい内容となっています。次回第4回では連続講座の締めくくりとしてボランティアセンター開設訓練が行われる予定です。災害が起きないことが一番望ましいことですが、いざ災害が起きたときに行政でも民間でも多くの人材が手を取り合って助け合うことが出来る三郷町になれるよう今後も頑張りたいと思います。  (報告:北村防災士)

三郷町連続講座第二回

令和4年8月20日、三郷町福祉保健センターにて三郷町社会福祉協議会主催防災連続講座の第2回目「三郷町の災害リスクを知る」が実施され、奈良県防災士会より植村顧問が講演し、町内防災士や自主防災役員など14名が受講しました。今回は過去に水害が起きた明治団地およびため池ハザードマップに掲載されている「大池」という溜め池の、現地見学会を中心とした内容で進行しました。今回、受講者はまず社協の車に分乗し現地へ向かいました。明治団地では57災害と呼ばれる昭和57年の台風10号の時と、平成29年の台風21号による地域の水害の様子について、明治団地自主防災会の代表の方による語りとまち歩きでの案内がなされ、当時の様子やそこから地域で始めた取り組みなどが紹介されました。特に大和川の水位が上がってから、樋門が閉じられるタイミングが地域に知らされないことに、行政や大和川工事事務所との連携を強く求められている事や、高齢者の避難への対応に苦心されていることなどをお話しくださいました。また次に訪れた「大池」では、社協担当者よりため池ハザードマップと連動した情報の説明があり、受講者一同熱心に耳を傾けていました。そのあとは福祉保健センターに戻り、奈良県防災士会の小山防災士による「三郷町の豪雨災害リスクを知ろう」という題目で講演がありました。水害や土砂災害、避難の方法や避難情報の活用などについて講演されました。  (報告者:北村防災士)