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令和3年度ナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)の実施について

令和3年度ナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)の実施されます。

個人でも団体でも参加できます。一緒に参加しましょう。

詳しくは、下記の奈良県のホームページ並び添付チラシをご参照ください。

令和3年度ナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)の実施について/奈良県公式ホームページ (pref.nara.jp)

シェイクアウト訓練とは
2008年にアメリカで始まった地震に備える防災訓練で、ホームページなどを通じて防災の普及啓発を図り、決められた時刻に一斉に参加者全員が机の下に隠れるなど身の安全を図る行動を実践していただき、自宅や地域、職場などでの日頃の防災対策を確認するきっかけづくりにしていただく訓練です。

■目的
県民の皆さんが地震の発生を想定し、訓練日の同時刻、いっせいにそれぞれの場所において、地震から身を守る行動の確認を行うことにより、県民の皆さんや事業者の皆さんの防災意識を高め、地震災害のリスクや地震発生時の安全確保行動に関するご理解を促進し、自助、共助の観点での防災対策に取り組んでいただく契機とすることを目的とします。

■主催 奈良県
■協力 シェイクアウト提唱会議(http://www.shakeout.jp/外部サイトへのリンク)

■実施日時
令和3年7月9日(金曜日)  午前10時30分

※ナラ・シェイクアウトは、いっせい参加が基本ですが、ご都合に合わせて「奈良県地震防災週間」(令和3年7月3日(土曜日)から7月11日(日曜日)まで)の間で日時を変更することができます。

■参加費
無料

■参加予定者
訓練参加を希望する個人、学校・企業などの団体

■訓練内容
大規模な地震の発生を想定して、訓練を実施します。

(1)事前の学習
参加者の皆さんは、地震に関する知識、身の回りの環境、安全確保行動などについて自ら(組織単位や個人で)考えてみましょう!
また、当日実施する訓練内容についても、計画してみましょう!

下記のサイトを参考に地震・防災に関する知識の習得をお勧めします。

・ The Great Japan Shake Out外部サイトへのリンク(日本シェイクアウト提唱会議)
・ 防災マニュアル~震災対策啓発資料~外部サイトへのリンク(総務省消防庁)
・ 緊急地震速報リーフレット外部サイトへのリンク(気象庁)

(2)安全確保行動の実施
訓練開始時間になりましたら、参加者の皆さんは、ご家庭、学校、事業所などで、いっせいに安全確保行動(「1.DROP!=まずひくく」→「2.COVER!=あたまをまもり」→「3.HOLD ON!=うごかない」など)を実施しましょう!

(3)安全確保行動の検証
参加者の皆さんは、実施した安全確保行動などを検証し、職場などの環境整備や災害時の安全確保行動に活かしましょう。

(4)プラスワン(+1)
より実践的な訓練とするために、参加者の皆さんが、ご家庭、地域、職場、学校などで、独自に安否確認訓練、初期消火訓練、避難訓練などをあわせて実施してみましょう!

■訓練実施にあたっての注意事項
1.周囲の状況をよく確認し、ケガのないように訓練を実施してください。
また、訓練の実施に際し、危険を感じた場合はただちに訓練を中止してください。
2.訓練実施前や当日の気象状況等により、主催者の判断で訓練を中止する場合があります。

R#NARAシェイクアウト

令和2年7月豪雨、現地レポート(熊本県球磨村)

熊本県球磨村の実家を「安否確認」で訪れた大坂間防災士から報告が届きました。
大坂間防災士は、実家が被災し大変な状況ですが奈良県防災士会から会員への情報共有としてご協力を願いました。

以下、原文のまま掲載します。

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母親が避難している避難所に行き面会してようやく安堵しました。今いる避難所は 旧高校の校舎、体育館です。撮影NGでしたので新聞切り抜き画像を添付。教室に6名で避難所の環境としては、良い方です。現在では段ボールベッドが用意されてます。同じ部屋には近所の方2名が同居しています。部屋環境やトイレについては今の所心配していませんが 情報が全く入らない、共同TVとかも無いです。 携帯ラジオ持っていったので良かったです。電波環境は悪く、AMラジオ、NHKのみで携帯も3Gで普段の環境には程遠いです。

母親はガラケーなので電話操作する事が精一杯。
スマホとかタブレットとか情報ツールが使え無い事は、今の時代に避難生活するには厳しい。

コロナで余計に人との接触が制限されているので、個々人が情報も得るための術を身につける事が必要と感じてます。

避難所ですが、玄関に入ると受付ですが、手指の消毒、面会受付、体温測定を行い避難場所の教室を教えて頂き入室。

廊下には携帯の充電コーナーがあり、ほんのわずかですが「ご自由にお取りください」のカップ麺とか置いてありました。

掲示情報は、病院紹介、ペットの世話、部屋の掃除、トイレ掃除について書いてあるだけで、他は目には入りませんでした。

避難しているところは部屋側玄関近くなので、他の部屋や体育館など状況は全く不明です。

避難者への支援としては、食事の提供(基本弁当で、金曜日にカレーがでた)、飲料水、マスクなどです。

自分が持参、購入したもの、常温保存可能な羊羹、野菜ジュース、果物ジュース、栄養補助食品、その他ラジオ、爪切り、老眼鏡(度が合わず没)、目薬、アルコール指手消毒液 (ジェル)、消毒液綿棒、冷えピタ、ホットアイマスク、袋、乾電池、ライト、筆記用具、小さいテーブル。

面会して頼まれたものは、薬(胃腸薬)、便秘薬、時計、顔剃り、手提げ袋など。

被災地の様子。
警報も出ていたので、行ける所までとなりましたが、連日のTV報道の映像通り、人吉市街は必死に片付けされていました。瓦礫などそこら中、山積みです。車を走らせ地元へ向かうもいたるところ悲惨な状況で道路は抉られ、寸断し、橋も流され立ち入る事も出来ませんでした。

最後地点で自衛隊さんに止めたれUターンする事に。
実家は残ってる事は情報得てますが数ヶ月は戻る事はできないと思います。

令和2年7月豪雨への災害復興支援について

 九州を始め岐阜県等に甚大な被害を及ぼしている「令和2年7月豪雨」の被災状況が明らかになるにつれ、会員各位におかれましても「なにか出来ることはないのか」と心を痛めておられることと推察いたします。
 奈良県防災士会としても、現在、どのような復興支援ができるのか協議しておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止もあり、もどかしさや歯がゆさを感じているところであります。
現在、被災地では自衛隊や消防、警察、自治体などが懸命の活動を行っている最中であり、今後の天気予報から判断して未だ災害は発生中であると考えます。
会員の皆さまにおかれましては、ご家族や知人・友人の「安否確認」以外の情報収集及び個別での被災地での活動はお控え頂きますようご協力下さい。
当会としての今後の支援活動については決まり次第報告すると共に、引き続き現地情報などは随時ホームページにて報告いたします。
ご理解ご協力をお願い申し上げます。
  
※これまでは熊本県・鹿児島豪雨と記載してましたが、以後は「令和2年7月豪雨」と記載

参考資料
全国社会福祉協議会「令和2年7月豪雨 災害特設ページ」
https://www.saigaivc.com/202007/

【速報】熊本県・鹿児島県豪雨

 7月4日(土)未明から熊本県、鹿児島県、宮崎県を中心に激しい雨が降り続き、熊本県、鹿児島県では特別警報が発令されました。熊本県球磨川が複数個所で氾濫し、死者20名、行方不明者14名との報道(7/5現在)もされておりますが、未だ被害の全容が掴めていないのが現状です。
 奈良県防災士会では、被害全容がわからない状況を踏まえて、当面は情報収集を中心に進めます。

 今回、会員の八木沢防災士(王寺町)から被災直後の写真提供がありましたので掲載します。八木沢防災士の知人(熊本県人吉市)からの情報提供です。


なお、この民家の方は、無事避難されたとのことです。

<会員へのお願い>
被災地では被害の全容が掴めていません。家族、知人、友人など心配される方も多数おられると思いますが、個人的な情報収集のために電話を入れるのは控えて下さい。避難者や、救助活動中の方にとって携帯電話は貴重な情報源です。「安否確認」以外の災害ボランティア等の情報収集は控えて下さい。
今は、避難や救助活動が迅速に行えるようにご協力をお願いします。
また、「新型コロナウイルス」感染が懸念される状況下です。災害ボランティア活動を進めることで感染を拡大する恐れがあります。感染の拡大が住民の“命”
を脅かします。
「新型コロナウイルス」感染の状況下での災害ボランティア活動については、後日あらためて報告いたしますが、全国社会福祉協議会が示す指針に基づきたいと思います。https://www.saigaivc.com/covid19/
                          (文責:植村信吉)

斑鳩町避難訓練

 平成29年7月9日(日)斑鳩南中学校において、「大和川の氾濫に備えた避難訓練」が行われました。法隆寺第三団地、目安地区の皆さん約130名が参加され、一時避難場所で安否確認をしたのち中学校まで、用水路などの危険個所の確認をしながら避難訓練を行いました。
本会から植村理事長、末田政一、川口均、柏田勝幸、北村厚司、北村しおり、大北容子、修田智道、板垣伴之、堀進、大坂間弘明、吉岡彰、湯口登美子、村山央防災士が参加し、川口防災士が「斑鳩町南部地域の水害時避難訓練のために」と題して講演しました。
九州北部豪雨の直後でもあり、皆さん熱心に取り組まれました。 <村山 央 防災士>
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広陵町真美ケ丘第二小学校区避難訓練

平成28年7月30日(土)、広陵町真美ケ丘中学校において、真美ケ丘第二小学校区自主防災連合会による避難訓練が行われ、地区の皆さん198世帯324名、中学生70名、先生10名が参加しました。一次避難所で安否確認の後、中学校に集合、植村校長による避難所開設宣言、AED、熊本被災地支援活動報告、はしご車による救出訓練、具だくさんのカレーの炊き出しが行われました。<村山 央 防災士>
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東日本大震災レポートNo3(事務局通信)

  防災士会本部より、事務局通信(臨時号No3)が届きました。
全文を以下のとおり掲載します。
なお、今回から「東日本大震災レポート」として報告されるようです。奈良県支部も名称を本部に統一してホームページへ掲載します。
また、奈良県支部としてもできる限り情報収集を行い新しい情報をホームページへ掲載するつもりですが、諸事情により、掲載日時が遅れる場合がありますのでご理解をお願いします
<東日本大震災レポート No3>
東日本大震災に関しては事務局通信臨時号vol1、2でお伝えしてきましたが、このお知らせより「東日本大震災=レポート」としてお届けいたします。ナンバーは通して、今回を№3とさせていただきます。
事務局からは、代表幹事、常任幹事、幹事、監査委員、支部宛に送信いたします。支部会員や身近な会員の方々にお伝えしていただければ幸いです。
■ 安否情報
宮城県支部長は無事(間接情報)、茨城県支部事務局長も無事。茨城県支部では会員の安否確認が終了していないとのこと。
■ 「近傍支援」始まる
千葉県支部では、黒川支部長(市会議員)は勝浦市において災害復旧活動中のほか、川崎副支部長(研修委員長)、大島事務局長たち5名ほどが、被害の大きい千葉県旭市に入っての支援活動を実施する予定です。
このような「近傍支援」は、状況が許す範囲において実施すべきかと思います。
しかし、岩手、宮城、福島の3県ではガソリンが不足しており、遠隔地からの現地入りは控えた方がよいと思われます。
ボランティア団体の先遣隊も、車を替えつつ、ぎゅうぎゅう詰めで山形方面から現地入りし、なるべく移動しないようにしているとの連絡がありました。同先遣隊による、名取市避難所における炊きだし支援が始まっています。
■ 被災地支援の準備を
いずれボランティアは必ず必要になります。ボランティアの種類としては重機によるがれき処理や道路啓開(有償の場合あり)、避難所支援、炊きだし、足湯、物資仕分け搬送、仮設住宅への引越、子守り・・・等々、あらゆる生活支援が必要になります。
被災地に入ってボランティア活動をする予定の方々は、ここ一週間程度の内に準備を整えておくことが望ましいと言えます。仕事の計画、服装・持ち物、地図や携行品など、くれぐれも迷惑ボランティアにならないよう、2次災害に遭わぬよう、心がけましょう。
現地自治体は、対応限界を遙かに超える状況にあります。ボランティアに関する指示、案内も不完全になることは避けられません。
?迷惑をかけない(道路渋滞、ガソリン、宿泊、現地での食料調達等々)
?自己完結・自己責任を徹底する
?危険防止(津波警報、緊急地震速報への対応。チームに情報係おく等)
の3つを守るようにいたしましょう。
一般ボランティアが入れるのは、今月下旬~末頃ではないかと思われます。
■ 本部は情報拠点となるよう心がけます
防災士会本部事務局は、各支部、防災士会会員、一般防災士に対して、できるだけ情報提供できるよう努めます。
皆様からの情報もお寄せください。
■ 保坂松男常任幹事よりの情報です
昨日より故郷の栄村(長野県)が今回の災害に遭遇し、色々と連絡を取っておりますが新聞紙上には東北の地震による記事が掲載されておりますが長野県北部の記事は記載されておらないため真の情報が伝えられておりません。
村の高位の方の話では全村学校及び公民館(一部避難所の公民館は倒壊)に全員が避難をしております。
特に村落に通じる千曲川をわたる橋が傾いため通行が出来ずまた国道117 号線のスノーガードが崩落し通行が不能でありまた津南からきても途中の青倉橋が崩落し通行が出来ない状況です。
またJR 飯山線も線路の土石が崩れて不通であり全くの孤立状況であります。
一部村落においてはヘリで救出されたとのことであります。
千曲川を渡らなければならない村落の村民は全員が公民館及び学校に避難し家は全く留守で電話も通じない状況です。
【全村が避難の状況です】
特に村役場周辺と千曲川を渡った奥まった泉平という村落では住宅の傾きがあるとのことであります。今も雪解けとは言え2m ありその中では車は使用できず昔のように足に頼り家の確認をしているとのことです。
昔は水も山から流れてくるもので燃料は山の間伐材でしたが今は総て水道、とそれもガス、電気もこない状況とのことです。
村役場には避難所の架設電話を通じてこちらに知人より連絡を頂いている状況です。
東北地震の記事に隠れて報道されておりませんが死者が出てない事もありますが被害は甚大であり一説には内陸地震では中越地震に匹敵するのではないかとも言われております。
身動きの出来ない状況です。
以上ご連絡まで。
保坂 松男
■ 問い合わせ相次ぐ
一般防災士からボランティア活動に関する問い合わせが多数入っています。
メディアからの問い合わせも多く、出演依頼も4件ありました。うち2件に対応し、以下の番組で被災地支援、避難所生活、余震見通し、物流等について意見を述べました(生番組・電話出演)
TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」
TBSラジオ「小島恵子のキラ☆キラ」
-以上-

東日本大震災レポートNo4(事務局通信)

大震災レポート4号(事務局通信)が届きました。
全文を掲載します。
 
■ 安否情報
宮城県支部長からメールが返ってきました。ご本人は無事とのことですが、多くの会員の皆様との連絡はまだ取れていないそうです。心から無事をお祈り申し上げます。
■ 危機管理教区研究所・国崎信江さん(防災士養成講座常任講師)からのメッセージをお伝えします
(以下、国崎さんのメッセージ。原文ママ)
この度の東北地方太平洋沖地震・大津波で被害に遭われた被災者支援のために、弊社(株式会社危機管理教育研究所)では、NPO国境なき技師団やNGOと連携を検討し、岩手県助産師会からの依頼を受けて大船渡社協から各避難所への支援活動にむけて準備をしております。
政府はボランティア担当に辻衆議院議員を任につけたと報道がありましたが、いまだ具体的な動きが見えません。
下記のとおり被災地からは悲鳴があがっており、支援の隙間がたくさんあり、一刻を争う事態です。4日目になると避難所にいる被災者の疲労は相当なものになります。
現在、弊社のHPから活動募金や下記の物資の支援をお願いしております。本日午後より第一陣として被災地に赴きます。何卒、被災地に皆様の善意が届くよう、現地での活動がスムーズに行えますよう可能な限りのご支援をどうか宜しくお願いいたします。
お知り合いの方にもなにとぞご周知、ご協力を呼びかけていただければ幸いです。
参考までに昨日付の被災地の情報をお知らせいたします。
●岩手県
盛岡市で助産師をされている被災者の女性から被災地の情報と支援のお願い情報が入っておりますのでお知らせいたします。
1、高台の民家に沢山の住民が避難しており、布団や暖房が不足している。ストーブが不足しており、たき火をしているが、燃やすためのマキが不足している。がれきは水を含んでいるために薪にならない。
体育館に避難したひとの中には、ステージの幕やカーテンを切り分けて毛布代わりにしている所もある。
2、避難者は高齢者が多く持病をもっている方も多い。携帯電話を持っていない。人が多く、安否確認が困難。
3、道路は亀裂や段差があるところも多く、沿岸に向かう道路の一般車両の乗り入れはできない状況。沿岸は道路もめちゃくちゃで、ガソリンもない状況。
4、食事は、全く取れない避難所、一日おにぎり1 個程度の避難所など。食事・水・オムツ・ミルク・衣服・薬(胃薬・風邪薬など)・寝具などすべてが不足している。
5、子どもたちに「噛みつき」や「興奮」などの症状が目立ってきた。
6、保育園ママの間で「福島原発のキノコ雲が、風で仙台や岩手に流れ被ばくの可能性あり」とのメールが流れています
7、携帯の基地局もやられて圏外だし、公衆電話もないし、ラジオだって聞けないし、「とにかく、無事を知らせたくても無理!手段がない!」のです。
※こちらの情報は、大槌町・山田町より個人の自宅に避難した方からの声がほとんどです。(避難所ではなく個人の民家に避難している地域住民の方には支援が届いていないということです)
陸前高田・釜石地域の方は、比較的まとまって公共施設に避難しているのかもしれません。行政機関がマヒしているといわれている大槌の状況が悪い様です。今朝も早くから、自衛隊が孤立している方の空輸を開始したとの放送がなされています。
●福島県
相馬市、浪江町での救援活動をされている方からの情報です。
被害は甚大ですが、救援が岩手や宮城に集中してこちらに入ってこない。水は入ってくるが食事が足りない。おにぎり1個で過ごしている。毛布もない。避難者のストレスは大きく、医療関係者が入ってくることを希望している。救援者が入ってくることに感謝して涙を流している。PTSDの症状も出始めている。早急な食事とメンタル面の支援が必要。携帯電話もつながらず、被災者はほとんど正確な情報を得ていない。ぜひ力を貸してほしい。支援物資は全く足りていない。ここからが被災者の本当の勝負になる。
被災地から支援していただきたいもの
1、長靴、運動靴(どちらも未使用なものをお願いします)
気のみ着のまま逃げたので、裸足に近い状況。片づけをするのに長靴・手袋が必要。報道では「オムツ・ミルク」と強調されていますが、いのちからがら抱っこして来た様子の母子の姿が映し出され、裸足やサンダル履きの母も多い状況です。
2、おんぶ紐、スリング
おんぶ紐・スリングなどは、母子が避難している場所ではもれなく不足している様です。
3.毛布、カイロ、水、食料、ウエットタオルなど
今朝、テレビでは「食事に不足は無い」「物資は足りている」というリポートが流れていましたが、個人の家を避難所にしている方は、食料や暖に欠ける様です。しかし、これは避難所が特定できずに救済が受けがたいと思われます。そして、これらの避難所には通信の手段もない現状です。
以上です。何卒お力添えをお願いします。
〈以上、引用終わり〉
■「エフエムいずみ797」の阿部清人さんからの“緊急メッセージ”です。
日本防災士会会員・高嶋三男さんからの紹介です。仙台市泉区のコミュニティFM「エフエムいずみ797」の阿部さんから緊急メッセージを紹介します。
〈以下、引用〉無事です!
fmいずみは壊滅。放送機器を運び出し、泉区役所の3F の会議室をかりて、臨時のスタジオを開設。翌日の午後1時から放送を再開しました。午前10時から午後5時まで放送中です。
あいているお店など、生活情報を中心に取材、収集し放送しています。
お願いがあります。お知り合いの方によびかけていただけないでしょうか。
ラジオリスナーむけに、励ましのメッセージをいただければ、放送します。
メールは mail@fm797.co.jp
局員は無事ですが、友人、知り合いで消息がつかめない人が多数います。
fmいずみ阿部
kiyoto@fm797.co.jp
〈引用、終わり〉
■ 千葉県支部ボランティア活動始まる
千葉県支部では、川崎副支部長(研修委員長)、大島事務局長たちによるボランティア活動が始まりました。
また県社協との打合せも進んでおり、近日中にボランティアの受け入れが開始できそうだということです。
大島事務局長が送ってこられた旭市内の被害写真を紹介します。
■ 首都圏、「計画停電」で事業に支障
首都圏では交通機関のダイヤが乱れ、出勤・帰宅困難が続いています。コンビニエンスストアの食品も品薄です。日本防災士会、日本防災士機構の職員も泊まったり、長時間をかけて出勤・帰宅しています。食べ物、飲み物のビニール袋を下げて歩いているサラリーマンの姿も数多く見られます。物流が機能するよう願うばかりです。
■ ボランティア活動の見通し
阪神・淡路大震災以来の長い活動歴を持つ「震災がつなぐネットワーク(震つな)」は山形市を拠点に宮城県入りしていますが、通行止め、水没でなかなか海岸近くの被災地にたどりつけない状況です。山形と仙台が非常に近いということが今回実感されました。山形県米沢市では、原発の不安から福島県内に避難している人が100 人規模でおられるとのことです。本来ならば東京に本部を置き、栃木県に前線拠点を設けて北上してい
くのがいいのですが、福島県が原発問題で避難指示が出ているため、山形から入るルートを模索しているわけです。しかし、ガソリン不足、通行止め等のため、陸路でボランティアが海岸沿いの町へ入っていくのはきわめて困難な状態です。
震災5日目なので、ボランティア活動の「点」があちこちに出来て、「面」になろうとしてもおかしくない
時期なのですが、まだまだ日数がかかりそうです。避難者が50 万人を超えるという災害になっているのです
から、避難所のサポートなどニーズは無数にあるはずです。食べ物も乏しく、寒さに苦しんでいる皆様に、一刻も早く援助の手を差し伸べることができますよう願って止みません。
通常の災害では「救援物資」はお断りですが(今回も公式にはお断りです)、ボランティア団体がトラックをだす計画を進めており、数日中に情報をお伝えできると思います。
■ メディアから取材協力要請相次ぐ
日本防災士会宛に情報提供、取材依頼、出演依頼がきています。できるだけ協力し、少しでも被災者の皆様のお役に立てばと思っています。
-以上-