危機管理対策本部における「テーブル訓練」 奈良工業高等専門学校

令和6年9月6日(金)奈良工業高等専門学校において、危機管理対策本部による「テーブル訓練」が行われました。災害想定は南海トラフ地震で、授業中の午前10時に発災したとして、危機管理対策本部に従事する教職員8名が訓練に取組みました。ファシリテーターは奈良県防災士会の植村防災士が務め、発災直後からその次、更にその次と、時系列に一人一人がどう動くのかを考えて頂きました。発災直後の安全確保、安全な場所への避難、学生及び教職員の安否確認、本部立上げ以降を考えるだけでも、その日の天候や被害状況に拠っては選択肢を複数用意しておくべきであること、学生を校内にとどめておくべき条件と帰宅させる判断基準を状況に応じて何段階か設定しておくこと、周辺住民が避難してきた際の対応方針を地元自治会と予め共有しておくことの必要性等が浮き彫りになりました。奈良高専でのかつての取組みや現状、他の高専における参考事例なども話題に供され、参加者全員で意識を共有することが出来ました。   <報告:小山防災士>

防災訓練への協力要請

10月の訓練に応援参加いただける方を大募集します。
出来る範囲で大丈夫ですのでお手伝いをお願いします。

10月6日(日)事前訓練については、定員に達しましたので募集終了します。沢山のご協力ありがとうございました.
なお、10月20日(日)奈良県総合防災訓練は募集中です。

①避難所開設の事前研修(奈良県防災総合訓練の事前訓練)

日時:10月6日(日)13:00~15:00
場所:旧六郷小学校 (奈良市都祁)
内容:リアル避難所開設訓練
募集数:20名→25名→28名→募集終了

②奈良県防災総合訓練(避難所開設・運営訓練)
日時:10月20日(日)9:00~11:30
場所:都祁生涯スポーツセンター(駐車場は都祁行政センターで一緒にシャトルバスで会場に行きます)
内容:避難所開設訓練、医療アセスメント訓練
募集数:20名→30名→43名(募集中)

協力参加いただける方は、奈良県防災士会メール「mail@bousainara.com」まで、「住所、氏名、年齢、メールアドレス(FAX番号)、携帯番号、参加希望イベント名」を記載して各訓練の2週間前までにお申し込み下さい。
メールができない方のみFAX「050-3488-8178」でも申込みできます。

★携帯メールご使用の方は返信がとどかないことがありますので、必ず「mail@bousainara.com」が受信できる設定(アドレス許可)をお願いします。

「家具転倒防止について」 天理市蔵之庄町自治会

令和6年9月1日(日)第5回天理市蔵之庄町自主防災避難訓練が行われました。夜間の地震発災を想定されており、蔵之庄町自主防災委員が中心となり、各組毎にまとまって避難場所である高井病院西館まで避難されました。避難場所到着後は住人リストを作成し避難者数を把握する内容で進められ、計106名の方が訓練に参加されました。奈良県防災士会より八木沢防災士が「能登半島地震」及び「蔵之庄地区の災害リスクと耐震診断」を説明した後、「家具転倒防止」について木造モデルを用いて講演しました。天理市ハザードマップより、水害・地震のリスクの説明、能登半島地震での家屋倒壊が多かった理由、南海トラフでは地震の揺れが2~3分続く事も説明させて頂き、家の耐震や家具の転倒防止について関心を持って頂ける内容だったと思っております。講演最後に「災害の時に頼りになるのは隣近所」、「自治会、自主防災会の活動を通じて、顔の見える関係になっておく事が何より重要」だと説明させて頂き、講演を締めくくりました。  <報告:八木沢防災士>