三宅町で防災総合訓練

平成30年2月25日(日)、三宅小学校において三宅町総合防災訓練(主催:三宅町)が行われ、三宅町の住民約260名が参加しました。今回の訓練は、奈良県防災士会が企画・立案段階から支援するものとして三宅町からから委託事業として受託し講師を派遣したもので、植村理事長を始め12名の防災士が参加しました。
訓練は、「住民手作り型訓練」をめざして町内の各種団体がそれぞれのブースにおいて住民に指導するスタイルで行われ、①石見自主防災会が簡易担架、②三宅町社会福祉協議会が車椅子体験、③町職員が三角巾、④三宅消防団が放水体験、⑤家具転倒防止を奈良県防災士会が担当しました。また、実際の避難所運営を想定して参加者を受付にて各グループに振り分ける体験を町自主防災会や町職員が行いました。
これまでは、全て町が準備を整えての訓練でしたが、今回は災害時には自分たちでなんとかするということを目指す第一歩となった訓練となりました。

(報告:植村信吉防災士)

災害ボランティア養成研修

奈良県社会福祉協議会の主催で、平成30年2月12日と24日の2日間で、「災害ボランティア養成研修 ~災害につよいまちづくりと、地域での支え合いをめざして~」が開催され、2日目の講師として、奈良県防災士会が協力(11人の防災士が見学も含め参加)しました。午前中は、植村理事長が「奈良県防災士会の災害ボランティア活動について」講演しました。午後からは、高岡防災士が「わがまちでの災害対応を考える」を講演し、その後、避難所運営ゲーム(HUG)を行いました。34名の受講者のみなさんは、災害ボランティアを目指すだけあり、熱心に(熱くなって)HUGを行っていました。HUG終了後の修了式で、無事、終了証書をもらっていました。(報告は、板垣防災士)

都祁防災訓練(ドクターヘリ&流水歩行体験)

 平成30年2月18日(日)大和高原都祁地域において防災訓練が実施され、都祁住民の他、県内各地から250名の参加を頂きました。奈良県防災士会からは6名の防災士が応援に駆けつけました。
 今回の訓練は都祁地区自主防災防犯会と都祁消防団が主催で、六郷地区、並松地区、吐山地区の自主防災会及び奈良市東消防署の協力参加をいただき、他に奈良市消防局、危機管理課や県の安全安心まちづくり推進課、地域医療連携課、広聴広報課も巻き込んでの公民協力体制での訓練となりました。
 災害時には街ばかり意識されて山間部はほったらかしになる実情から、目立つことが山間部の有力な防災と考え、訓練でも毎回初めての試みを行っています。ドクターヘリ誘致・流水歩行体験・豪雨体験は大盛況でした。
 今年度奈良市自主防災協議会で推奨している避難所運営マニュアルを元に、実際に避難所が開設できるかの検証も行いました。ドクターヘリが実働のため着陸時間が遅れましたが、村山防災士による新聞紙スリッパ、ロープワーク、ヘリコプターの講義も急遽入れてもらい、待ち時間も臨機応変に対応した有意義な訓練となりました。
<末田政一 防災士(都祁)>

天理手話サークルで防災研修

平成30年2月17日(土)、10時~12時30分にかけて天理市障害者ふれあいセンターにおいて防災研修会(主催:天理市手話サークル)が行われました。この研修は、「聴覚障がい者自身の手で避難所運営(HUG)研修をやってみたい」との依頼を受けて実現したもので、奈良県防災士会からは植村防災士(県理事長)が講師として参加しました。
研修は、①地震への備えとHUGの進め方、②HUG研修、③振り返りという形で進められました。サークルの方が全体手話通訳と各グループ単位で手話通訳を準備されたこともあり、聴覚障がい者の方が避難所運営を進めるというスタイルで進みました。
参加者からは、「トイレ問題」「プールの水の活用」「ペットへの対応」などの課題が出され、「こんなことまで対応するの?」という意見もよせられました。
研修では、緊急地震速報が鳴った時どうするのか?も体験しましたが、聴覚障がい者は“緊急地震速報”が聞こえないので、周りにいる人が伝えることが重要となりました。伝え方として、行動(シェイク・アウト)で示して聴覚障がい者へ伝えるというのが有効であると認識した研修となりました。
植村防災士からは、「障がい者自身が避難所運営に関われるようになれば・・」と問題提起を行いました
最後に、参加したサークルの方々からの感想を聞いて研修を終えましたが、「今日は良い勉強になった。」「けど、実際に災害が起こって避難所生活になったら、耳が聞こえない私は避難所でじーっとしているだろうな」「そうならないように、また研修をしたい」との意見が出されました。あらためて、継続した取り組みの必要性を感じながら、自分が避難所を運営する側になった時、障がい者が生活しやすい避難所運営ができるのかを問われた一日でもありました。

(報告:植村信吉防災士)

奈良地方気象台見学会

 平成30年1月27日(土)奈良県防災士会冬の定例研修会として「奈良地方気象台見学会」を開催、70名の防災士に参加頂きました。。
 地域ごとに4班に分かれて気象台見学と台長の業務説明があり、参加者皆さんが寒い中熱心に質問され、貴重な体験をしていただきました。定員の都合で申込は郵送先着順としましたので、大好評の結果、残念ながら参加頂けなかった方もありましたが、今後も有意義な研修会を企画していきます。
 終了後は恒例の懇親会(新年会)を行い、46名の防災士がざっくばらんに語り合いました。奈良県防災士会は防災士同士のコミュニケーションが重要と考えています。研修会や訓練見学はもちろん、懇親会へもお気軽にご参加下さい。

<末田政一 防災士>

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

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奈良県避難所運営に関する実務研修

平成30年2月9日(金)、奈良県総合庁舎において奈良県避難所運営に関する実務研修(主催:奈良県)が行われました。この研修は、奈良県防災統括室から委託事業として奈良県防災士会が受託し講師を派遣したもので、県下の市町村災害担当者や避難所運営担当職員29名が参加し熱心に研修を行いました。防災士会からは植村理事長、杉村防災士、板垣防災士が講師として参加しました。
午前の部では、11時~12時まで、講義「避難所運営について」を植村理事長が、午後の部では、13時~14時40分まで「避難所運営ゲーム(HUG)」を板垣防災士、杉村防災士が行い、続いて、14時50分~15時40分を「参加者事前アンケ―トの考察」として植村理事長が講義を行いました。
今回の研修は、昨年10月22日、台風接近に伴う災害対策で衆議院選挙投票日と重なったこともあり、自治体では災害対応に苦慮した経験なども踏まえての研修となりました。
参加者からは、避難所運営での対応に不慣れであることや、避難者を戦力とするには?などの課題が出され有意義な一日となりました。
また、自治体職員の避難所運営への熱意と不安、経験不足が伝わってくる研修となりましたが、私たち防災士会(防災士)も、大規模災害発生時に避難所運営でどれだけ中心になれるのかが問われた研修でもありました。

(報告:植村信吉防災士)

曽爾村防災訓練

 平成30年2月10日(土)曽爾村振興センターにおいて、曽爾村9地区自主防災会主催の防災訓練が行われ、曽爾村自主防災会役員70名が参加されました。
 奈良県自主防災支援事業として奈良県防災士会から7名の防災士が参加。非常食アルファー化米に水を入れて食べてもらうサポートを行い、避難所講話の後、2班に分かれ三角巾と簡易担架を練習してもらいました。
 当初は避難訓練後の第二部として行う予定でしたが、台風21号と22号の影響で延期となり短い時間の中でしたが、曽爾村として実質初めての訓練にもかかわらず、皆さん熱心に取り組まれ次に繋がる有意義な訓練となりました。
<末田政一 防災士>

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