さる5月20日、防災士会奈良県支部磯城郡ブロック主催で野迫川村応援「温泉ツアー」を行いました。このツアーには、磯城郡在住の防災士の他、県内の防災士、主旨に賛同した方々17名が参加し野迫川村へ向かいました。
野迫川村では、まず仮設住宅を訪問し、地元の中本区長さんから仮設住宅の現状や皆さんの様子などを聞かせて頂きました。
この後、被災地(北股地区)へ向かいました。
偶然、農作業をされていた地元の方から、当時の様子や今の暮らしぶりなどを聞くことができました。
ただ、この北股地区は、今も避難指示が発令されたままで、住民の方は朝から夕方までは地区へ入れますが、夜は立ち入り禁止制限があるそうです。
この後、ホテル野迫川で昼食・入浴を済ませて、ホテルの支配人から少しお話を聞かせて頂きました。
支配人からは、「風評被害で観光客が激減しています。今日来ていただいた皆さんから、野迫川村は大丈夫!ぜひ野迫川へいきましょう・・」と、話して頂ければ嬉しいですとの言葉がありました。
ホテルでは、訪問記念として参加者がそれぞれの思いを寄せ書きに書き込み支配人に手渡しました。
支配人からは、「一番目立つ所に貼ります!」と大変喜んで頂きました。
この後、被災地の北股地区を一望できる場所があると聞いて、龍神スカイライン方面へハードな林道を上って土砂くずれの様子を視察しました。
右下の方が北股地区になります。
こうして見ると、いかに土砂くずれの規模が大きかったのかが良くわかります。
今回は、通常考えられるボランティアと違いますが、比較的高齢な方でも、家族でも気楽に復興・復旧支援行動ができるということを実感した一日となりました。