防災学習会

令和4年12月17日(土)葛城市中央公民館において、奈良県地域婦人団体連絡協議会の主催により「防災学習会」が実施され、婦人会から50名の方が勉強会に参加されました。奈良県防災士会からは末田防災士が講師として講演を行いました。地域婦人団体連絡協議会の防災学習は2020年に続いて2回目になります。

主催者からは「防災でまず一番気をつけなければならないこと」をということで、命を守る行動と準備についての講演を行い、参加者の皆さんが主となる題材として「家族会議」を提案しました。当初参加者は「防災学習は面倒だけど、やっておかなければいけないこと」と言われていましたが、無理のない範囲でご自身の得意なことや、やりたいことからコツコツ進めることと、防災の話は誰から聞くかが大事なので、自分はなかなか実行できなくても、家族や友達に教えてあげたら、その方は実行される可能性が高いので、思いついた方の名前をメモしておいてくださいと話しました。また非常食についても実行しやすい方法を提案しました。期限切れになっても食べる気がしないような非常食は、災害時に食べるのもしんどい。普段食べているもののローリングストックも推奨されているが、なかなか実行できないことなので、いっそのこと自分が食べたい、テンションが上がるもので賞味期限が比較的長いものを買っておけば、例えば1年後に食べるのも楽しみになるし、災害時に頑張っていく糧になります。

最初は「眠らないように頑張って話を聞きます」と言われていましたが、皆さん眼を輝かせて聞いていただけたので、少しはお役に立てたかと思います。

<末田政一 防災士>