王寺町議会が防災研修を実施
令和2年10月22日(木)、王寺町いずみスクエアをメイン会場として王寺町議会が防災研修を開催しました。この研修は、王寺町議会の全議員(12名)が参加して開催されたもので、奈良県防災士会からは植村副理事長が実技研修のアドバイスと「コロナ禍での避難所」と題した研修の講師として参加しました。メイン会場となったいずみミスクエアでは、町議会議員の全議員(12名)が実際に段ボールベッドの組み立てやテントの設営を体験するという実技訓練と、「コロナ禍での避難所」と題した講演を聞き、町内で大規模災害が発生した際には避難者自身が避難所を運営することの必要性や、議員は「町民のお手本」となる行動が大事であることの学習を積みました。
王寺町議会は、全議員に占める女性議員の比率が50%で、女性の議会進出比率が日本一です。今回、王寺町議会が行った避難所開設訓練は議会としては奈良県下では先進的な取組みです。県内市町村ではコロナ禍での避難所開設訓練が始まったばかりの現状を踏まえて、議会議員が自らの手で避難所を開設・運営するという研修が県下の市町村議会に広がることを願いつつ、私ども奈良県防災士会もより一層地域防災力向上に向けた取組を強めて行かなければならないと決意を新たにしました。 (報告者:植村防災士)