関西支部連絡協議会「京都大学宇治川オープンラボラトリー研修会」を開催

 7月2日(土)、京都大学宇治川オープンラボラトリーにおいて、NPO法人日本防災士会の関西支部連絡協議会主催研修会を開催しました。
 講師の京都大学の平石哲也教授は沿岸域土砂環境研究領域で水際の地盤安定性について研究されています。ラボラトリーは水と土に関する災害の防止・軽減を目的とした実験研究を行うため、多くの観測・実験装置群を擁する、世界有数の規模を誇る総合実験施設です。この度は教授のご厚意により、講義と実験施設の見学と体験をさせて頂きました。
 地震・津波・浸水のメカニズムと対策の講義を頂いた後、参加者が4グループに分かれて実験施設へ移動し、「津波再現装置」の実験見学、「降雨実験装置」で200mmの降雨体験をしました。「浸水ドア実験施設」では、20cm40cm50cm浸水時のドア開閉を体験、「流水階段」では地下街に流れ込む20cmの流水の中、階段を上る難しさを体験しました。35℃を越える猛暑の中、全国から来て頂いた参加防災士にも、貴重な体験となりました。
 日本防災士会関西支部連絡協議会は兵庫県から大阪府へ引き継がれ、本年度より奈良県が幹事県を受け持ちました。奈良県防災士会の活動はもちろん、関西支部連絡協議会でも、奈良らしい特色のある研修会を企画します。今回はおかげさまで大人気の企画となり、定員オーバーで参加頂けなかった方にはご迷惑をおかけしました。
<末田政一 防災士>
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